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よみうりランド 川崎市の小学6年生への貸し切り営業「かわさき子ども元気プロジェクト」開催!

株式会社よみうりランドと川崎市および川崎市教育委員会では、2021年3月9日(火)から3月11日(木)の3日間、
川崎市立小学校在学の6年生を対象に遊園地を貸切営業し、中止となった日光修学旅行に代わる
小学校生活最後の思い出を作る、卒業よみうりランド思い出ツアー「かわさき子ども元気プロジェクト」を開催します。

2021年3月9日(火)、貸し切り営業日初日に招待された約4000名の児童達が園内を楽しむ様子が報道公開されました。

【「かわさき子ども元気プロジェクト」初日の様子】

新型コロナウイルス感染症が日本はおろか世界中を駆け巡り、その影響は児童達、取り分け、
卒業を控えた最上級生達にとって学生生活上の重要度が高いイベントである修学旅行も全国的に、
やむを得ず開催中止・延期を強いられてしまった2020年。昭和36年度より続く川崎市立小学校の
6年生の栃木県日光市への一泊二日の伝統ある修学旅行も、令和二年度は6月から12月にかけて実施予定でしたが、
代替日程確保が困難という理由により残念ながら市内の全114校の旅行が中止に。
年が明けた2021年も依然としてコロナ禍においてこどもたちが抱えている「漠然とした不安感」を軽減するため、
こどもたちが「元気になる」「楽しみにできる」ことなどを目的として実施されるのが「かわさき子ども元気プロジェクト」。

午前9時、読売ランドの臨時駐車場には多数の貸し切り観光バスが。実に119台のバスに分乗した
川崎市中原区・高津区の市立小学校34校の小学6年生児童約4000人(教員・引率者等を含む)が来園。
新型コロナウイルス感染症に対する一都三県に発令されている緊急事態宣言に対応する為、
3日間に渡り行われる「かわさき子ども元気プロジェクト」は1日あたりの入場者数を約4000人に制限。

園内へと続くスロープには「卒業おめでとう」の大きな横断幕が取り付けられ、
児童達のテンションが上がっていくのが感じられました。
入園時には勿論、アトラクション入口、店舗入り口等、接触が考えられるポイントには、
必ず消毒液が配置され、児童と引率者は通常の授業時の様に念入りに消毒を行っていました。

『園内の様子』

『特別演出』
「かわさき子ども元気プロジェクト」が行われる3日間の限定の園内演出として、園内の至る所に
「卒業しない証明書」やギャグセンスの高いポスターが飾られており、思わず吹き出してしまいそう。
中でも園内中央に位置する太陽の広場にあるランドドッグの像の足元には今プロジェクトに来園した証として、
よみうりランド特製の卒業証書が児童達に配布。
その裏面には、川崎市長の福田紀彦氏を始め、俳優の東山敬之さん、東京読売巨人軍監督の原辰徳さん、
女性お笑いコンビの阿佐ヶ谷姉妹等、川崎市やよみうりランドに所縁のある著名人19組から、児童達へのエールが書き込まれています。

そして今回のプロジェクトの為に読売新聞が発行している週刊新聞、読売中高生新聞との
コラボレーションイベントとして、川崎市の様々な情報をクイズにした全10問の「KAWASAKIクイズラリー」が
園内の様々な場所に仕掛けられ、クイズラリーを制覇した児童にはよみうりランドから記念品が贈られました。

そして実際にモノづくりを体験出来るエリア「グッジョバ」では川崎市消防局が梯子型消防車による記念撮影や
起震車を体験展示。東日本大震災発生時の揺れの体験を児童達は身をもって体感。

園内を貫くフラッグストリートに長ーく出来上がった児童達の列。その先には、惜しくも中止となってしまった
修学旅行先である栃木県日光市の日光温泉旅館協同組合の協力の元、日光名物のお土産コーナーを
よみうりランド内にそっくり再現し児童達に販売。よみうりランドのグッズと合わせ、
児童達は購買意欲を爆発させて店頭の商品は瞬く間に消えていきます。

『昼食「日光カレー」』
そしてアトラクションと並ぶ貸し切り営業の花形が昼食。午前中から精力的に園内を周った児童達が
目を輝かせながら園内各所のレストラン及び昼食エリアへと集まります。

「日光カレー」※サンプル

今回、児童達に提供されたのが「日光カレー」。これは修学旅行で日光市を訪れた川崎市立の小学6年生が
旅程最終日のお昼に必ず食べるという、何年も続いている恒例のメニューとの事。
そのレシピをよみうりランドで完全再現。各キッチンエリアでカレーの入った容器を受け取った児童達は、
換気設備が整えられたエリアにて、一方方向を向いて食べる等の感染症対策をしながら舌鼓を打っていました。

【代表者囲み取材】

今回のプロジェクト担当者を代表し、川崎市教育委員会事務局教育政策室担当課長の二瓶裕児さんと
川崎市立小杉小学校校長で川崎市立小学校校長会の会長を務める佐藤公孝さんの囲み取材が行われました。

Q:今回、どの様な思いでこのイベントを計画されたのか?

二瓶課長「新型コロナウイルス感染症の影響で昨年は市立小学校6年生の修学旅行は全校中止になってしまいました。
そういった中、何か代替イベントが出来ないかと検討し昨年8月頃に福田市長や、各校の校長先生と相談しながら
よみうりランドさんに打診をした所、全面的に協力を頂ける事になりまして、今回、3日間貸し切りで
本イベントを行うことが出来ました。修学旅行が中止になった為、学校現場から卒業アルバムの写真等も
中々数が少ない…という声も聞いています。是非今日は天気も非常に良く、これからどんどんと
各校が来ると思いますので、思いっ切り楽しんで記念の一枚を沢山残して欲しいと思います。」

Q:いつ頃イベントの開催を決めたのか?

二瓶課長「昨年8月頃に福田市長や、各校の校長先生と相談しながらよみうりランドさんに打診をした所、
全面的に協力を頂ける事になりまして、今日、実施が出来る運びとなりました。」

Q:一都三県の緊急事態宣言が延長となった中、今イベントを開催するにあたった悩み等は?

二瓶課長「宣言下ではあるんですが、川崎市の学校では、宿泊を伴わない事・公共交通機関を利用しない事・
感染防止対策に万全を期す事で校外行事を実施しています。具体的には来園前後の児童の検温・健康チェック、
マスク着用に四指消毒、よみうりランドさん側も遊園地・テーマパークにおける感染防止ガイドラインに
乗っ取り運営していただき、3日間貸し切りにして頂いた事と、児童達は貸し切りバスでの
来園する等の安全対策により今イベントを実施しています。最も大変だった事は「晴れてくれないかな」という事でした。」

Q:今日こうしてイベント開催となったが、校長会の会長としての気持ちは?

佐藤校長「自分の学校だけではなく、川崎の6年生の子供達はあと一週間で卒業になるんですが、
今年は色々な事がありました。ただ、6年生の最後に川崎市の114校の子供達がこういうイベントが
出来るという事を本当に喜んでいます。特に今日に至るまで色んな方が支えて頂いていますので、
その事にまず感謝を伝えたいなと思っています。」

Q:元々のイベントの発案はどの様な経緯で?

佐藤校長「(川崎市立小の)修学旅行も今年で丁度60周年を迎えるんですけども、緊急事態宣言で
中止をせざるを得ない状況の中で、何か最後にイベントが出来ないかなという事で、
川崎市内の施設を利用する等、ありとあらゆる事を考えてきました。その中でよみうりランドの皆さんが、
よみうりランドの皆さんやJTBの皆さんが是非、子供達の為に、というのがスタートだったんです。」

Q:本来の修学旅行とは違う部分もあるかもしれないが、校長として子供達にどの様な思い出を作って欲しいか?

佐藤校長「やっぱり子供達を日光へ修学旅行として連れて行きたかったという思いは今でもあります。
ただ宿泊が無くても友達との交流や繋がりは出来ますから、そういう中で子供達が卒業までに
「やっぱりいい思い出だった!」「よみうりランドが忘れられない」という一日になってくれると嬉しく思います。

川崎の小学校6年生を卒業前の目一杯に笑顔にするよみうりランドの取組はきっと大きな意味を持つ事でしょう。

 

【「かわさき子ども元気プロジェクト」開催概要】

よみうりランドの公式サイトはこちら

<日程>
2021年3月9日(火)~3月11日(木)
営業時間:9時~19時

<対象者>
川崎市立小学校全114校の6年生 児童数12,282名(各日4,000人程度)

<利用可能施設>
よみうりランド全域、ゴンドラ「スカイシャトル」、HANA🌼BIYORI
※年齢・身長制限により一部アトラクションは運休

[貸切日の感染対策について]
・密を避けるため、12,282名を3日に分け、1日あたりの入園者を4,000名前後にします。
・密を避けるため、9時から10時30分までの間で4回に分けて時差入園を行います。
・児童の移動は公共交通機関を使用せず、貸し切りバスを使用します。
・児童・学校職員は出発前の検温、体調チェックを行います。
・入園時や昼食前など、園内各所で手指消毒を行います。

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