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ナイスコンプレックスN31『キスより素敵な手を繋ごう』開幕!

作家・演出家のキムラ真が2007年に旗揚げし、主宰をつとめるのが劇団ナイスコンプレックス。
その中で、2010年に初演が行われ、2011年に再演、そして2017年に再々演と、過去3度の上演がなされている、
主宰のキムラ真自身、劇団史上最高作品と自負する『キスより素敵な手を繋ごう』が2021年2月、
劇団ナイスコンプレックスの第31回本公演作品として4度目の上演が東京都豊島区のあうるすぽっとにて行われます。
2021年2月20日(土)、初回の公演に先駆け、囲み取材と公開ゲネプロが行われました。

【囲み取材の様子】

囲み取材に登壇したのは、倉持裕樹役の中村誠治郎さん、玲子役の早野実紗さん、沙那役の杉本有美さん、
雨宮静流役の斉藤秀翼さん、今田聖夜役の秋沢健太朗さん、長谷川由美役の竹内心さん、長谷川一恵役の竹内夢さん、
米倉明菜役の林千浪(おとな小学生)さん、磯口麻衣役の山崎静代(南海キャンディーズ)さん、
木場敦士役の加藤良輔さん、赤沼仁志役の片山浩憲さん、そして河崎健太郎役の谷口賢志さんの12名。
登壇者より、自身の役所や開幕に向けた意気込みが語られます。

林さん「役柄は演劇人の役ですので、改めてこのご時世で演劇というものが、とても素敵な物だと
思って頂ける様にキャストの皆さん、そしてスタッフの皆さんと精一杯感謝を込めて頑張りたいと思います。」

竹内心さん「下宿に暮らす作家という設定なんですけども、勿論、私自身は小説が大好きというのもあって、
この様な役を頂けて有難いというのと、妹と暮らしている設定ですが、実の妹と共演出来るという事で、
妹を溺愛する身としても、とてもぴったりな役で有難いと思います。」

竹内夢さん「姉とは初共演なので、姉妹ならではの長谷川姉妹を観せられたらと思います。」

加藤さん「僕は沙耶を愛する真っすぐな恋人役をやらさせて頂きます。全身全霊で頑張りたいと思います。」

杉本さん「下宿の娘の役なんですけども、沙耶という役を演じられて毎日幸せを感じています。
一日一日を大切に最後まで皆と一緒に頑張りたいと思います。」

早野さん「この作品は2010年に初演を迎えて(今回で)4回目の上演となるんですけど、今回は更に
この素晴らしいキャストの皆さんと素晴らしい作品により良く仕上がっていますので、
是非、皆さんに楽しんで頂きたいと思います。今回私は、下宿を切り盛りするおばちゃんという役所ですが、
10年前も同じ役をやったんですけども、10歳、歳をとったので、おばちゃんが板についてきたら良いなと、
また10年後も出来たら良いな、と思えるそんな役所になっております。」

谷口さん「人間というのは良くも悪くも”忘れてしまう生き物”だと思っていまして、それと同時に
思い出す事が出来る生き物だとも思っています。この演劇作品を観ている2時間、辛いことだったり、
抱えている事を忘れられる時間にしたいですし、それと同時に大切な事を思い出させてくれる、
そのな作品にしたいと思って皆と稽古をしてきました。届いたら良いなと思っています。」

山崎さん「コロナ禍で舞台とかも中々難しいのに、初日を迎える事が出来て凄く有難いなと思っています。
何回も再演をされているお話で、私が参加させてもらう事によって、新たな見せ場みたいなのを作って頂いたりして、
有難いなと思ったりしています。キスより大事な…(一同からタイトル間違いを突っ込まれる)
「キスより素敵な手を繋ごう」というお話なんですけど、手を繋ぐって素敵だな、いいな~、と思って、
子供の頃とかを思い出すんですけど、私は小学校の遠足で隣の男子と手を繋ぐという強制的なシーンがあって、
その時に手を繋いでちょっとドキドキしていたんですけど、その前に私バス酔いをしていて、
メチャクチャ気持ち悪いのを我慢出来ずその男子に吐いてしまって、最悪な思い出がありました。
あとは最近手を繋いだのを思い出せるのは水族館のオットセイ位かな。人間と手を繋ぎたいと思います。」

斉藤さん「静ちゃんの後で非常に話しずらいな~というのもあるんですけど、特にこの一年はコロナもあって、
明日というものが、良くない意味で何が起きるか分からない、明日が怖い、というニュアンスで、
過ごしている日々というが凄く多かったと思うんですけど、逆に言うと、明日を迎えるというのは、
今日予想だにしなかった良い事も起きたりとか、奇跡が起きたりとか、そういう事に出会えるかもしれないという事で、
今回12公演ありますが、最高な今日を過ごしていく事で最高な明日を迎えられる様に過ごしていきたいなと思っています。」

秋沢さん「「キスより素敵な手を繋ごう」というタイトルで、この色々と大変な状況が続いている中で、
手を繋ぐ、というタイトルが付いている作品をやらせてもらえるというのは凄く意味がある物なんだなと感じています。
作品をご覧になって頂く方々の心に触れられる様な作品になる様に僕は携わって尽力したいなという風に
考えていますし、出た後にやっぱり人との繋がりとか関わり方って凄く素敵なんだなって、
また改めて思ってもらえる様な作品になればなという風に思います。あと、オットセイと手を繋いだ次は、
人とも繋がる様になれば良いなと聞いていて思いました。」

片山さん「僕は脱獄犯で妹の復習に燃える兄貴の役なんですけども、この下宿に大きな事件を巻き起こせる様に
努めたいと思います。またこの素敵なカンパニーの皆さんとここに立っていられる事がとても幸せに思います。
一日一日、一瞬一瞬のその時を大切に最後まで全力で駆け抜けたいと思います。」

中村さん「この作品はキムラさんからの声を受けて、「この役は誠治郎さんにしか出来ない」と仰って下さって、
しかも僕が仲良くさせて頂いている滝川英治さんの後という事で、なんか僕は真逆の人間だと思っていたので、
なんで俺なんだろう…と。こんなに女々しい俺に男の中の男と言って下さって。しかも殺陣が得意で
芝居にあまり自信が無かった僕を。そして賢志さんが、お前が出るなら…といって出て下さったりとか、
良ちゃん(加藤さん)とかも皆、誠ちゃんが出るなら…といってくれて、自信が無いままの自分じゃいけないなと
思ったし、だからこそ自分に出来る事を100%やらなきゃいけないなと思ったし、しかも今、
こうやって舞台を観に来る事が大変な世の中で凄い勇気を振り絞って観に来て下さるお客様がいらっしゃるので、
僕に出来る事はただ真摯に全力で板の上で生きる事なので、一所懸命やります。」

【あらすじ】

「私の最愛の⼈は毎朝私に⼀⽬惚してくれる」
極度のストレスにより一日しか記憶を保てなくなった刑事と、その夫を支え愛し続ける妻の物語。
記憶障害になった夫は、毎朝起きると妻と出会ったその日に戻る。
妻は一日で夫に愛される為、その日を過ごす。
「忘れられる事が⾟いんじゃない。あなたの中の私じゃなくなるのが⾟いの」
「愛」という力を「時間」が崩す。【愛】がテーマの感動作。
あなたなら、どうしますか?

時は2016年。とある一軒家の下宿を舞台に、ストレスにより1日しか記憶を保持出来ない短期記憶障害を発症した刑事、
倉持裕樹を主人公に裕樹が暮らす下宿を切り盛りする女将の玲子、そして玲子の娘である沙那を主軸に、
作家、パソコンオタク、バンドマン、裕樹の部下など、様々な事情や思いを抱えた人物が
下宿にて悲喜こもごもを繰り広げる本作。物語が進行していくにつれ、裕樹や下宿に集う人物の人生の転換点となる
出来事が起こる時代へと幾度も年月が引き戻されていき、来場者は真相を知る事に。

特にキーポイントである、裕樹の記憶に問いかけるべく行われる劇中ミュージカル『パルムと光のお姫様』は
作中の見所の一つ。劇中の4つの配役は日替わりとなっており、何度観ても新しいメンバーによる演技で発見も多いはず。

そして「愛」と共に作中で大きな意味を持つのが、昨今のコロナ禍で”触れる”ということが許されない今だからこそ
伝えたい「手を繋ぐ」「触れる」ことの特別さ。見る・聞くだけでは決して伝える事の出来ない触覚という感覚を
来場者に強く問いかけます。

カーテンコールにて倉持裕樹役の中村誠治郎さんは、
「この大変な時期に余り声を大にして観に来てくださいとは言えないんですけど、劇場が一番安全なので、
観に来て下さいと声を高らかに言いたいと思います。初日、突っ走って行きます。」と意気込みを話されました。
4度目の幕を開ける愛の形を突き詰めた約2時間。是非劇場でその行く末を目に焼き付けて下さい。

【ライブ配信決定】

『キスより素敵な手を繋ごう』2021年2月22日(月)19時開演の公演のライブ配信が決定。
ライブ配信終了後、~2021年2月28日(日)23:59までのアーカイブ視聴も可能。

詳しくはこちら

【ナイスコンプレックスN31『キスより素敵な手を繋ごう』公演概要】

劇団ナイスコンプレックスの公式サイトはこちら

<公演期間>
2021年2月20日(土)~2月28日(日)

<会場>
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

<公演時間>
約2時間20分(途中休憩無し)

<料金>
Nシート:10,000円(前方2列/お土産付き)
※お土産=非売品キャストプロマイド/六切りワイド版/サイン&コメントのプリント入り
※お土産はチケット購入時にお選びいただいたキャストのものとなります
※新型コロナウィルス感染症予防対策としまして、A列は不使用となります。
Nシートは、B列C列の2列となっておりますので予めご了承下さい。

一般席:6,500円
(全席指定・税込)

<出演者>
倉持裕樹:中村誠治郎
玲子:早野実紗(ナイスコンプレックス)
沙那:杉本有美
雨宮静流:斉藤秀翼
今田聖夜:秋沢健太朗
長谷川由美:竹内心
長谷川一恵:竹内夢
米倉明菜:林千浪(おとな小学生)
磯口麻衣:山崎静代(南海キャンディーズ)
木場敦士:加藤良輔
赤沼仁志:片山浩憲
河崎健太郎:谷口賢志

<STAFF>
作・演出:キムラ真
脚本補佐:大久保悠依
歌曲原案・歌唱:紅林里美
音楽作曲:橋本啓一
振付:美木マサオ
朗読劇担当:マサオプション
舞台監督:今泉馨(P.P.P.)
舞台部:赤眞秀輝/濱仲太
舞台美術:齊藤樹一郎
照明:仲光和樹(E-FLAT)
音響:須坂あゆみ
演出助手:日高信乃
衣装:ナイスコンプレックス
ヘア&メイク:平林純子(P³Garage)
宣伝グッズ写真:宮坂浩見
宣伝美術:emmy
舞台写真:鏡⽥伸幸
運搬⾞輌:明和運輸
制作:佐藤希(アンデム)
協力:アイエス・フィールド/アトリエレオパード/エルビス・エンタテインメント/おとな小学生/
SOSエンターテイメント/テアトルアカデミー/bamboo/吉本興業
SPECIAL THANKS:彩未理加
主催・企画制作:ナイスコンプレックス

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