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竹内涼真初舞台 ミュージカル『17 AGAIN』製作発表開催!

『セブンティーン・アゲイン』ブルーレイ ¥2,381+税/DVD特別版 ¥1,429 +税 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
© 2009 New Line Productions, Inc. Distributed by Warner Home Video. All rights reserved.

「セブンティーン・アゲイン」(原題:17 AGAIN)は、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのザック・エフロンが主演し、
2009年4月17日に公開されるや北米における興行収入ランキング初登場1位を記録(日本では同年5月16日公開)
その後、映画会社主導によりミュージカル化され、この度、日本で世界初演を迎えます。
負け組として、人生を甘んじて受け入れていた35歳の男が、バスケットボールのスター選手だった
17歳の頃の姿に戻り、もう一度人生をやり直そうと奮起する姿を描いたコメディー・ドラマ。

(左から)竹内涼真、ソニン、エハラマサヒロ、桜井日奈子、福澤希空(WATWING)、有澤樟太郎、水夏希 ©ホリプロ

出演には、今回が初舞台となる竹内涼真をはじめ、ソニン、エハラマサヒロ、桜井日奈子、
福澤希空(WATWING)、有澤樟太郎、水夏希 他、様々なバックグランドを持つ実力派キャストが集結。
翻訳・演出を手掛けるのは近年ますます注目を集めている谷賢一。
エネルギッシュなポップ・ロック曲に乗せてお贈りする、エンターテイメント作品が幕を開けます。

2021年5月からの開幕に先立ち、2020年11月30日(月)に東京都江東区のZepp Tokyoにて
公演の製作発表が行われました。

【製作発表の様子】

『歌唱披露』
平年よりも強く冷え込んだ11月末の東京江東区の青海エリア。しかし、世界初演となる
本作の会見には事前応募による約190人のオーディエンスと多数の報道陣が来場。

定刻になると客電が落ち、生演奏のバンドメンバーが登壇。そして
パワフルな演奏に載せておくる歌唱披露の1曲目は「#Brandnewday」。
本作の女性アンサンブルキャストである、森莉那さん、坂口杏奈さん、佐藤彩香さんの3名が
救世主の如く、現れたスターであるマイク(竹内涼真さん)に首ったけになる様子を歌い、
竹内さん演じるマイクは35歳の父親の身から一気に17歳の若さ全開のバスケのスター選手に戻り、
文字通りの真新しい日々の到来を喜び歌う約2分40秒のナンバー。

続いてのパフォーマンス2曲目は 「The Greatest Prize」。
17歳に戻れた時は栄光の日々を取り戻すチャンスが訪れたと喜んで浮かれていた自分の愚かさに気づき、
運命である家族の絆を取り戻すことを決意する、男性アンサンブルキャストの鯨井未呼斗さんと共に
歌う約3分間の骨太なロックナンバー。今回が初披露となる2つの劇中ナンバーに会場からの拍手が鳴りやみません。

『製作発表』
沸きに沸いた歌唱パフォーマンス終了後、MCを務めるフリーアナウンサーの淵澤由樹さんの進行の下、
最初に主催者を代表し、株式会社ホリプロ代表取締役社長の堀義貴氏より挨拶が。
堀社長「『17 AGAIN』は映画が原作で、今回の日本公演が世界で初めて上演される機会となります。
若い竹内涼真が初めての舞台、初めてのミュージカルという事で、スタッフが探してきた作品になります。
演劇界はこの3月から6か月位、殆ど活動を停止していて、ホリプロもこの9月から半年ぶりに公演を再開しています。
このコロナ禍の中で、色んなタイミングで人生を見つめ直す機会が恐らく、皆様にもあった様に思います。
そういう中で来年の5月、皆様の気持ちをもっとハッピーに出来る、そういう相応しい作品だと思います。
どうか、来年の上演をご期待頂いて、竹内涼真初舞台・初ミュージカルを皆様で応援して頂きたいと思います」
と今作品、そして竹内さんにかける期待を話されました。

続いて主人公のマイク役を演じる竹内涼真さん、マイクの妻、スカーレットを演じるソニンさん、
マイクの親友、ネッドを演じるエハラマサヒロさん、マイクの娘、マギーを演じる桜井日奈子さん、
マギーの彼氏、スタン役を演じる有澤樟太郎さん、マスターソン校長を演じる水夏希さん、
そして今作の翻訳・演出を務める谷賢一さんが登壇。

最初に歌を初披露した気持ちを問われた竹内さんは、
竹内さん「僕、普段は映画だったり、ドラマだったりという現場では全く緊張をしないんですけど、
珍しく、今日の製作発表までの期間、物凄く緊張をして。でもその緊張というのは、
これからの稽古だったりとか、いっぱい練習を重ねていけばちゃんと自信を持って
皆さんの前に立てるんですけど、今日は本当に一番最初だったので、先ず、このZepp Tokyoの
舞台に立ってステージの広さにびっくりしたのと、「…どう使おうかな?」と思ったりとか、
とりあえず、主人公のマイクの再生という気持ちが伝われば良いかな、と一所懸命に歌ったんですけど…
途中、声が出なくなってしまって申し訳ない!という気分です。」と話し、

「今日の本番のちょっと前に谷さんが稽古を見に来て下さって。僕、27歳でダンスも初めてな訳ですよ。
リズもをとるのも最初は危うい感じで、ずっとマンツーマンでダンスの特訓をやらせて頂いて、
最初は振付や歌唱にひっしだったんですけど、1曲目の「#Brandnewday」は凄くハッピーな曲なので、
「もうちょっと楽しんだら?」という事を谷さんが言って下さって、そこから今日にかけてまた少し
変わったのかなという感じです。そして2曲目の「The Greatest Prize」は結構大変で、ステージに立って、
どういう風にお客さんに伝えたら良いのかが僕の中で見えていないんですね。(劇場の)どこへ向かって届けたら良いかとか、
どういう風に歌い上げたら良いのか、身振り手振りは?とか、自分の中でまだ掴めていないので、
とりあえず、今日は気持ちでやったんですけど、本番までにそれも仕上げて、今日見せたステージとは
良い意味で全く違うものを見せられたら良いなと思います。」と、おお初披露の緊張を余す事無く話す竹内さん。

舞台裏で真剣に竹内さんのパフォーマンスを聴いていたソニンさんは、
ソニンさん「凄くノリノリで聞いてました。今、竹内さんがダンスをやった事が無いって言ってたけど、
私、「あっ、ダンスも出来る方なんだ~昔からやってるのかな?」」と思って見ててビックリしました。
今の竹内さんのコメントが、凄く自分を俯瞰で見ていて、客観視しながら分析しているので。
こういう製作発表での歌唱って私達でも何回やってもメチャメチャ緊張するんですよ。
しかも公演本番まで6か月位ある中で、まだ自分の役も入っていない状態での歌唱披露って、
相当なチャレンジなんです。この状態であれだけのパフォーマンスが出来ているというのは、
この先多分、竹内さんはどんどんと吸収をして伸びていくんだろうな…と思うと、ちょっと震えました。」
と初舞台の竹内さんを絶賛。

そして竹内さんと同様、17歳と35歳の1人二役を演じるソニンさんは
ソニンさん「出来れば谷さん、17歳の部分はちょっと短めに…。私、結構若い役を舞台では頂く事が多くて、
今回、やっと歳相応の役が来たなと思ったら、「ああ、私も17歳を演じるのか~」と。
竹内さんは17歳と35歳の丁度、間の27歳という年齢、私は”半分以下”なので、頑張りたいなと思います。
後、竹内さんと私も同じ年齢の夫婦の設定なんですけど、実際にはかなり離れているので、
今作では年齢が凄くキーポイントになっているので、その年齢という部分での立ち振る舞い方等も、
ポイントになってくるかなと思うので楽しみです。」

続いて、登壇者の中で随一の奇抜な恰好をし、SFオタクで大富豪というネッド役のエハラマサヒロさんに話が及ぶと
エハラさん「原作でもかなりふざけているシーンが多いキャラクターで演じるのが物凄く楽しみなんですよ。
僕、ミュージカルを何作かやらせて頂いているんですけど、今まででこんなにやる前から楽しみな役は無い!と。
竹内さん、さっき凄く緊張しているとお話しされてましたが、多分僕は自由度の高い役なので、
舞台上で引っかきまわして、めちゃめちゃ困らしたろうと思ってます。凄い楽しみです。」と一騒動を起こす気満々の様子。

マスターソン校長を演じる水夏希さんは
水さん「パッと見、怖くて厳しい校長先生が意外な趣味を持っているという設定があるんですけども、
”パッと見怖くて厳しい”は楽勝で出来ているかなと思うので、そのマニアックなプライベートの趣味の方を
研究して、エハラさんとのコンビという設定なので、さっきの舞台袖で「ここでワチャワチャしながら
空気を作っていけたら良いね」と話していました。コメディに華をそえられたら良いなと思っています。」と話し、

以前、竹内さんと共演歴がある桜井さんは、今回は親子という設定について
桜井さん「前回はバカップルで今回は娘に嫌がられるお父さん。でも、前回も現場でムードメーカー
だったというか、良い雰囲気を作られていたので、今回は竹内さんが座長という事で、
稽古から本番までずっと楽しい現場なんだろうなというのが今から楽しみで仕方ないですね。」と期待をよせています。

桜井さん演じるマギーの彼氏、スタンを演じる有澤さんは、映画では嫌なヤツとして描かれているスタンに対し、
有澤さん「思春期真っただ中というか、この物語を搔き乱す役なので、先程の竹内さんの
素晴らしいパフォーマンスと張り合わないといけないので、心身共に今から鍛えて負けない様に
頑張っていきたいと思います。」と意気込み十分。

そし今作の魅力的な部分をMCより問われると、谷さんは
谷さん「キャストの皆さんが言う通り、本当に楽しくハッピーで、ちょっと悪ふざけも入った非常に愉快な作品なんですね。
凄く自分の身近に有るものの価値を再発見したり、自分はこんなに沢山の大切な物を持っていたんだなという事に
気がついていくような作品なんですけど、1~2年前から準備をしていたんですが、この時期にやれるという事は
”凄く良い時期にあたったな”という気がしています。僕もクサクサする事が多い日々を送る中で、
作品の中だけは、違う世界を見たりしたいなと思っていたし、家族と過ごす時間が増えた分だけあって、
身近な物の大切さがわかってくる時期だと思うんですね。来年の5月も世の名はもしかしたら、まだ暗いかもしれないですが、
劇場の中だけは、明るく出来るんじゃないかなと思うので、そういう所を楽しみにしております。」
と作品のパワーやメッセージ性を説きます。

更に竹内さんに今作の魅力をMCが問うと
竹内さん「谷さんが凄く言ってくれたんですけど、普段毎日生活している中で忘れちゃっている事とか、
本当は恵まれているのに、そこに気づけなかったり。そういう小さい事をこの物語のスタートから最後にかけて
主人公が気づいていって、家族との絆を取り戻す。凄く気持ちでお芝居を見せるのと、パフォーマンスで
ショーを見せる部分と、観ている人も一緒になって楽しんで行ける作品になるんじゃないかなと思っています。」
と話す竹内さん。

そして竹内さんへのアドバイスは?とのMCからの問いかけにソニンさんは
ソニンさん「私も初舞台の時に凄く緊張をして、色々とプレッシャーに感じる事もありましたけど、
初舞台って1回だけなので、本当に勢いで竹内さんだけが持っている自分の武器だと思ってやって下されば、
それに私達は絶対に勝てる事は無いので、それについていくだけだし、言って頂ければサポートをしますので、
言って頂けるような信頼関係を作り上げたいと思っています。」と初舞台の貴重さを力説。

そして、初舞台を踏む竹内涼真をどう料理したいかとMCから問われた谷さんは
谷さん「さっき裏で「もうボコボコにして下さい」と言っていたので、ボコボコにしようと思っています。
凄く前向きに真面目に稽古に取り組んでいて、歌稽古は歌唱指導の林絵里先生と一緒にしっかりやっていて、
(竹内さん曰く、この製作発表の為に3か月程)凄く下積みの所からしっかりと稽古をしているので。
でも稽古場に入ると当然、それぞれが持っている”武器”を並べて、どんな事が出来るかな?って、
セッションをしあう時間になるし、今回幸いな事にじっくりと稽古が出来そうなスケジュールになっているので、
こういう実力派のキャストが揃っていますので、台本から出発してどんな事が出来るのかな?と
皆で色々実験をするような稽古場に出来たら良いなと思います。」

そして舞台の先輩として水さんから竹内さんへのアドバイスとして、
水さん「さっき舞台袖で「舞台に立ったらどこに向かって歌ったら良いか分からない」と仰っていたのが、
私にとって凄く新鮮で。私は舞台からスタートしたので、「舞台に立ったら客席に向かって歌えば良い!」と
私は思うんですけども、リアルにそこにカメラや相手の方がいるという、映像の世界で培ってきたものが
本物のリアルなお芝居は実は舞台にも凄くそれが必要で、客席のお客さんを向いて歌っているけれども、
そこには誰か相手、帯状の人が居て、漠然と空間に向かって歌うのではなくというのがあるので、
そのベースに芝居のハートを持っている竹内さんがこの舞台の空間の使い方を手に入れたら、
怖いものは無いと思いますし、初日までにきっとそれを手に入れられると思うので、それが凄く楽しみですし、
ソニンさんの通り、1回きりの初舞台を大いに盛り上げる事が出来たらなという風に思います。」

ジャンルは違えど楽しいアドバイスを、とMCから振られたエハラさんは、
エハラさん「こんなそうそうたる面々の中でおこがましい位ですが、とりあえず、大きな声とオモロイ顔です。
僕的には楽しい所の雰囲気と関係性を作っていきたいので、竹内さんが普段見せへん崩れた顔とかを
見せれる様に、舞台上で崩していきたいなと思ってますね。」と、もはや”クラッシャー”宣言。

スタンの様に嫌がらせをするという体験が実生活には無い有澤さんに、その要素を
何処から持ってくるのか?とMCが問うと
有澤さん「一番の課題だと思っているんですけど、先ずは遠慮をしない事かなと思うので、
舞台上で稽古をやる上で、本当に真正面からぶつかっていける様な変な遠慮とかは無しで
僕、年下なんですけど、ぶつかり合えるような稽古場に出来たら良いなと思います。」

有澤さんからガツンときたらどうする?役者さんによっては険悪な仲の役だと普段から
あまり喋らない等あるが、とのMCの問いに竹内さんは
「マイクとスタンの二人がバチバチすればするほど面白いと思うので、”良い関係”を
作り上げたいと思いますね。」と、座長の度量の片鱗を早くもみせる竹内さん。
そして「分からないんですけど正解が無いので、意識した事が無いんですね。僕は最初に
コミュニケーションを取って、お互いの事を知っていた方が思い切りぶつかれるかなと思いますけど、
ただ、舞台上で”そういう関係に見えれば良い”ので。でも、嫌じゃないですか。すげぇずっと目を合わせないみたいな。
ちよっとメンドクサイよね。ちゃんと僕はコミュニケーションをとりたい方です。」とコメント。

『質疑応答』
続いて、報道向けの質疑応答へ。

Q:身近にあるものや、大切な物の価値を再発見する今作になぞらえ、実生活でそのような経験をした事は?

ソニンさん「パッと思い浮かぶのは、このパンデミックの状況の中で実際にやれなかった舞台もありましたし、
この間私、久しぶりに舞台に立って終えたばかりですけども、当たり前の様に役者が居て、スタッフさんが居て、
お客様が居て、という事が出来ていたのは、それが本当に貴重な事なんだというのを身に染みて、毎日毎日
舞台に立っていた事が本当に自分の中で欠かせない一部だった筈なのに、何て言うんでしょうか、
こんなにも割れそうなガラスを常に抱えている様な、でもそれが本当に愛おしくてという感覚を
今年、凄く体験をさせて頂きました。この状況がまだ続くとは思いますけども、一瞬一瞬が奇跡なんだという事を
感じたので、その感覚をこの作品にも活かせられたらなと思っております。」

Q:原作映画に対する感想は?

竹内さん「僕、映画を観させて頂いた時に、何というか凄くあっという間に終わって、劇中では主人公が
挫折したり、苦悩したりするシーンが有るんですけど、凄く前向きにハッピーエンドで最後まで突き抜ける
という印象だったんです。それをミュージカルでやろうと見つけ出してきてくれたホリプロスタッフさんに
感謝ですし、去年、僕がロンドンにいった時に「レ・ミゼラブル」を観させて頂いて、凄く感動して
自分が思っていたよりもあっという間に終わったんですね。その感覚が僕としては忘れられなくて、
『17 AGAIN』を観た自分が抱いた気持ちみたいのを、自分が舞台で演じてお客様も同じ様な気持ちに
なって欲しいなという風に思ったのと、色々なジャンルの舞台が有る中で、この『17 AGAIN』こそ、
会場と一つになってスタートからゴールまで”持っていける”作品なんじゃないかなと。
「いやぁ、面白かった、楽しかったね…!」という気持ちになってもらえると嬉しいかなって思います。」

Q:初めて観客を前にしての歌唱の感想は?

竹内さん「何か月間か稽古をしてきたのとは全く違う感触というか、今日僕がステージに立って感じたのは、
もっと本番に向けて自分の不安要素とか、ここをもっとこうしたいというモノを全部通り越して、
その状態でステージに立たないと、良い物というのは皆さんに届かないんじゃないかなというのが、
今一番、会見中にもずっと頭で考えていたんですけど、冒頭に言った通り、自分は映像のお仕事をやる時は
全く緊張しないんですね。自信を持ってカメラの前に立っているし、それと同じ状態をやっぱり
ミュージカルでも作らなければいけないなと凄く実感をしていて、これから共演をするキャストの皆さんよりは、
やっぱり僕は遅れているので、早くその溝を稽古で埋めて、自分が引っ張っていける様に
準備をしなきゃいけないな~、大変だな……という今の感じです。」

最後に座長の竹内さんよりファンへのメッセージが。
竹内さん「今日、キャストの皆さんと会えて凄く嬉しかったし、こういうトークをしている感じも何か、
凄く良いスタートを切れたんじゃないかなと思っています。これから稽古に入って本番まで皆さんと一緒に
一所懸命、素敵な作品を作り上げていきますので、どうか、会場に足を運んで下さると嬉しいです。
応援して下さい。宜しくお願いします。」

【竹内涼真さん合同インタビュー】

製作発表終了後、マイク役の竹内さんの合同インタビューが行われました。

Q:今作のミュージカルの主演の話が来た時の第一印象は?

竹内さん「1年半位前に2021年にやるという事を聞いて遠い先の感覚だったので、話を聞いた時には
「あっ、俺、普通にやるんだな」という感覚だったんですけど、そこから映画やドラマの撮影が入ったりしていたので、
中々、舞台の方に気持ちが向けてなかったんですけど、今年に入って少しずつ歌の練習とか、ダンスの練習を
僕がやらせて下さいという事を言って、稽古をやっていく内に段々と「おれは来年ミュージカルの主演をやるんだ」
という気持ちになっていったというか、最初、自分の歌えなさとか技量の無さに結構ショックを受けて、
これは一刻も早くやらないと先ず、製作発表に間に合わないという事で、先生と本当に時間が無い中一緒にやったんです。
今日、キャストの皆さんにちゃんとお会いするのも初めてで初対面なんですけど、凄く会話も弾んで
スタートとしては良かったと思いますし、これからもずっと全国を一緒に周っていくので、
素敵な仲間に出会えて良かったなと思います。」

Q:映像の世界で長くやって来た自身が、舞台に立つという意義は?

竹内さん「これは自分の気持ちなんですけど、映画やドラマをやっていて、そこにチームが集められて
公開までに一所懸命、どうにか面白いと思ってもらう為に頑張るじゃないですか。
舞台もミュージカルも皆、こういう気持ちは同じだと思うんですけど、僕一個人の気持ちとしては、
今、この仕事を7年やってきて沢山、映画やドラマに出させて頂いていて、不意にもっと自分の
キャパというか、色んな引き出しが多かったらもっと色んな事が出来るのにな…って、思うんですよね。
現場でお会いするキャストの方で舞台やミュージカルをやっている方とお仕事をすると、
自分に無い物を持っている感じがするんですよ。そういった面で生でやっているという緊張感と
客席にいるお客様に伝えるという表現の仕方を経験をしてみたいなというのはあったんですよね。
それは僕は、舞台でもミュージカルでもどちらでも良かったんですけど、今回ミュージカルの方を
やらせて頂ける事になって、一つ2021年の自分の挑戦としてぶつかっていきたいなという気持ちですね。
全公演を終えて乗り越える事が出来たら、自分が新たにどうなっているのかというのも楽しみです。」

Q:現時点で得意な所、逆に不得手な所は?

竹内さん「難しいというと、どのジャンルの歌も踊りも自分的には全然思っている様にいかなくて、
難しい事だらけで、ダンスに関しては、最初自分で本当にショックを受ける位にヘタクソで、
鏡を見て踊りながら自分を嫌いになっていく位にキツくて、ただ、時間が無くて、
一から全部コツコツ…という訳にもいかないので、今日まで色んな事をすっ飛ばして、
立てなくなる位疲れるレッスンをしたりして、自分がここは通用するなと思った所は殆ど無くて、
全部一から先生の言う事に向かって一所懸命にやってきたんですけど、一つだけ言えるとしたら、
普段、カメラの前で人と演技をしている時の内側から出る気迫とか気持ちの表現という物は、
僕は歌にもダンスにも乗っけられるなというのはあります。どうしても最初は台詞を忘れる、
歌を歌うという感覚に囚われてしまっていて、でも先生は「貴方がいつもやっている事と同じで
台詞がメロディに乗っかっただけ」一番根本的な、気持ちを台詞に乗っけるという事は、
ちゃんと表現出来るという所位ですかね。」

Q:35歳の子持ちの父と17歳の青年を演じ分ける醍醐味は?

竹内さん「2役という事で、35歳と17歳という分かりやすい変化があるので、そこは見ているお客様に
楽しんで貰えるかなと思うし。17歳は勿論、経験した事があるので、そこの経験した部分と
役の設定とかを自分に取り入れて作っていくんですけど、35歳はまだ経験した事が無いので、
そういう部分は、経験をした事がが有る人の話を聞くとか、色々と日常に情報は溢れているので
そこから色々と引き寄せて自分の中で調理をしていけば良いかなと思います。
どの役も難しいんですけど、本番を披露した時に”そう見えれば良い”ので、その過程で
自分がどうやったらその35歳を掴めるのかというのは常日頃模索をしていると思います。
だから自分の父親でも良いし、色んな話を聞いたりとか凄くリアルな教科書がいっぱい有るので、
そこから取り入れようかなと思います。勿論、映画が元となっているので、そこからも色々と情報を貰って、
尊重をしつつ僕が演じるので、また新しい主人公が出来ても良いんじゃないかなと思うので、
本番までに一所懸命作り上げなきゃな…という感じです。」

Q:アップのカット等、映像表現が通用しない舞台で、主人公の成長や葛藤をどの様に表現するのか?

竹内さん「それは僕が今一番考えている所で、映像でのアップというは凄く親切だし、
自分では分からない距離での表現を切り取ってくれるので、凄く助かってる部分もあるんですけど、
今回の製作発表の2曲目は特にどうしようかなと思って。台詞を言ってその感情をマシマシにした時に
どういう風になるかなと思って考えたんですけど、だからちょっと(ステージ上を)動いたんですね。
リハーサルまではマイクが前に立っていたんですけど、それだとあんまりしっくりこなくて
ヘッドセットにしてもらったんですけど、分からないんです。
気持ちが高ぶって身振りが動いたのが正解なのか、そこは我慢して歌を聞かせなければいけないのか、
それが正解が僕には分からないのでずっと考えているんですけど、先ずは自分の内面で
ちゃんとそう思っているかというのが大事で、ちゃんとそういう気持ちになっていれば表情もそうなるし、
その表情を観たお客様がもっと汲み取ってくれるかもしれないし、何か正解か分からないんですけど、
そこは本番に向けて谷さんと研究してやっていけたら良いなと思いますね。」

Q:コロナ禍で来年公演時の状況が見通せないが、初舞台の座長として責任や想いは?

竹内さん「今、来年一月からの放送のドラマの撮影をやっていて、その気持ちと変わらないというか、
自分がやるからには絶対に面白くなければいけないと思っているし、世の中がこういう風に
なっているからこそ、エンターテイメントに飢えている方って、凄く増えて来ていると思っていて、
だからこそ自分の中での妥協とかは本当に細かくチェックをして捨てていかなければならないし、
せっかくやるなら面白くしたいので、僕がミュージカル初めてだとか関係無く、
そこは、映画をやっている時もドラマをやっている時も今回のミュージカルもずっと一緒で、
そこはブレずにいきたいし、今日ステージに立って分かったんですけど、テレビで自分を見てもらうよりも
明らかに色んな物がバレるし、自分のダメな所とかが明らかに出るなと思ったんですね。
そこが今回分かる事が出来たというのが僕の中では良かったと思っていて、
初めてこういう場に立ったので、だからこそ今日やった事で、また次からの稽古の感じも変わると思うし、
一歩一歩着実に成長はしていると思うので、折角この厳しい中、全国を周らせて頂くので、
良いチームで最後まで駆け抜けたいと思いますし、こういう明るい作品だからこそ、
「凄く楽しかった!二回目はライブ感覚で行きたいな~」といってもらえると良いですよね。」
中々お客様が拳を振り上げて盛り上がれる舞台って、僕は余り見た事がなくて、
僕等のチームワークがあればある程、お客様を巻き込める舞台になっていくのかなって思います。」

竹内涼真が切り拓く新たな一面、開幕は2021年5月16日(日)です。

【あらすじ】

主人公マイク(竹内涼真)はハイスクールバスケットボールのスター選手。有名大学のスカウトが見守る試合で、
いつものプレイさえすれば、華々しい未来が待っているはずだった。ところが、恋人スカーレット(ソニン)の
妊娠を知ったマイクは、すべてを捨てて彼女と人生を共にすることを決意する。しかしその後、35歳になった2人の結婚は破綻、
会社では出世コースから外され、娘のマギー(桜井日奈子)と息子のアレックス(福澤希空)からは負け犬呼ばわり。
家を出て親友ネッド(エハラマサヒロ)の家に転がり込むが、ある日不思議な現象に巻き込まれて17歳の頃の姿に戻ってしまい、
子供たちと同じハイスクールに通うことに。マギーの彼氏スタン(有澤樟太郎)の存在や、息子がいじめられている光景を
目の当たりにし、ショックを受ける。一方マイクの父親代わりを務めることになったネッドは、
マスターソン校長(水夏希)に一目惚れしてしまい…。
果たしてマイクは、人生で一番輝いていた頃の自分を取り戻し、家族を再生することができるのか──?

【ミュージカル『17 AGAIN』製作発表概要】

<日時>
2020年11月30日(月)13:00開始

<会場>
Zepp Tokyo

<来場者>
事前応募:約190名

<登壇者>
竹内涼真
ソニン
エハラマサヒロ
桜井日奈子
有澤樟太郎
水夏希
谷賢一 (翻訳・演出家)

MC:淵澤由樹

※製作発表に登壇予定でしたアレックス役の福澤希空さんは先週より風邪による微熱が続いており、
昨日のPCR検査で陰性が確認されましたが、大事をとって欠席となりました。

【ミュージカル『17 AGAIN』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2021年5月16日(日)~6月6日(日)
兵庫公演:2021年6月11日(金)~6月13日(日)
鳥栖公演:2021年6月18日(金)〜6月20日(日)
広島公演:2021年6月26日(土)
名古屋公演:2021年6月30日(水)~7月11日(日)

<会場>
東京:東京建物Brillia HALL
兵庫:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
鳥栖:鳥栖市民文化会館 大ホール
広島:広島文化学園HBGホール
名古屋:御園座

<公演時間>
未定

<料金>
チケット発売日未定

<出演者>
マイク/マーク:竹内涼真
スカーレット/妻:ソニン
ネッド:エハラマサヒロ
マギー:桜井日奈子
アレックス:福澤希空(WATWING)
スタン:有澤樟太郎
マスターソン校長:水夏希

マーフィーコーチ/用務員:角川裕明
ネイオミ:安田カナ
ディーン:大原研二
岡田治己
小原悠輝
松谷嵐
鯨井未呼斗
長澤仙明
松村桜李
熊澤沙穂
坂口杏奈
佐藤彩香
中西彩加
町屋美咲
森莉那
(五十音順)

<STAFF>
脚本:マルコ・ぺネット
作曲・作詞:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー
翻訳・演出:谷賢一
訳詞:高橋亜子
音楽監督:長谷川雅大
美術:土岐研一
照明:原田保
音響:山本浩一
衣裳:及川千春
ヘアメイク:宮内宏明
歌唱指導:林絵理
振付:AKIHITO
演出助手:河合範子
舞台監督:幸光順平
東京公演主催:ホリプロ/キョードーファクトリー
兵庫公演主催:梅田芸術劇場/兵庫県/兵庫県立芸術文化センター
鳥栖公演主催:RKB毎日放送/インプレサリオ/鳥栖市/鳥栖市教育委員会/鳥栖市文化事業協会
広島公演主催:テレビ新広島
名古屋公演主催:御園座
企画制作:ホリプロ

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