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舞台「魔法使いの嫁 老いた竜と猫の国」公演スタート!

2014年の連載スタートと同時に話題となり、2015年には数々の漫画賞を受賞。2017年のテレビアニメーション化で
その人気を不動の物とした漫画家のヤマザキコレによる異類婚姻幻想譚『魔法使いの嫁』。
2019年10月には、自らも劇団を率い、アニメ『魔法使いの嫁』で脚本を手掛けた高羽彩の脚本・演出、
アイドルグループのモーニング娘。の元メンバー、工藤遥の主演により、東京都豊島区のあうるすぽっとにて
遂に舞台化が実現。チケットは全日程を即完売の大成功を収めました。そして初演から約1年となる2020年10月、
ファン待望の舞台化第2弾公演が東京都新宿区の紀伊国屋ホールにて幕を開けます。

2020年10月16日(金)、初日の公演に先駆けて記者発表会、ならびに公開ゲネプロが行われました。

【記者発表会の様子】

記者発表会に登壇したのは、羽鳥チセ役の工藤遥さん、エリアス・エインズワース役の神農直隆さん、
マシュー役の伊藤裕一さん、ミナ役の愛原実花さん、そして脚本・演出を務めた高羽彩さんの5名。

Q:昨年に引き続き、チセ役を演じる事が決まった際、プレッシャー等を感じたのか?

工藤さん「有り難い事に昨年の初演を沢山の方が観て下さって、評価をして下さった御蔭で
今回があると思いますので、(舞台上演の)大事な瞬間に立ち会える事もそうですし、
チセを演じられる事も、先ず有り難いな、光栄だなという気持ちが大きかったので、
プレッシャーというのは、稽古をしていて本番が近づくにつれて徐々に湧いて来たかなという感じです。

Q:エアリスを演じてみて昨年と大きく違う所は?

神濃さん「(頭部ワイヤー造形の変化により)顔が出てきたかな~。僕等目線では余り変わっていないんですけど、
高羽さんと話していて、人間の表情が何処まで見せて良いのかとか、むしろ、中身の僕の顔が
エリアスの頭骨の様な感じでやればよいのか、エリアスの心の動きを表現したら良いのか、
稽古場で色々と考えながら僕の中では今も試行錯誤中で何が効果的かなと毎日考えていますね。
チセと相対する事が多いので、チセに対する印象が、良い印象だったらいいし、
そこは見たくない”神濃さん”とかあるよね?」

工藤さん「いやいや、そんな事ないです。表情が見え易くなった事でまた印象が変わりました。
エアリスの感情を読み取り易くなったのもあるし、昨年一緒にやっている分、
私達自身の距離も近いじゃないですか。だから私は逆に”知りすぎちゃいけないな”と
ワザと壁を作って、今回は臨んでいますね。」

神濃さん「オレ、今日朝初めて「はるちゃん」って言っちゃった。」

Q:宝塚歌劇団雪組トップ娘役を経験した身として、今作の稽古で大変だった、または遣り甲斐があったシーンは?

愛原さん「やはり原作がある作品は、原作漫画のファンの方がいらっしゃると思うので、
その世界観を大切にしたいなと思いながら、いつも意識してやっているんですけども、
「魔法使いの嫁」は初演が大成功しているというのを聞いていたので、プレッシャーもあったんですけども、
スタッフの方、キャストの方、皆様が本当にこの時期だからこそ、皆で頑張ろうという団結力が
本当に今まで感じた事の無い様なパワーを私も感じて何とか一緒に頑張る事が出来たので、
千秋楽まで走り続けていけたら良いなと思っています。」

Q:自身は猫好きとの事だが、猫が多数登場する本作の見所は?

伊藤さん「自分は猫が凄く好きで飼っているんですけど、今作の猫の国である「ウルタール」が
本当に有ったら移住したい位の場所であります。今回、見所は本当に沢山有って、中々絞り辛いんですけど、
やっぱりチセとエアリスのお話だと思うので、それぞれにずっと魅力を感じながら稽古に挑んでいまして、
工藤さんは目のお芝居が凄く魅力的なんですね。そして神濃さんは声が物凄くて、
稽古で悪口を言われてそれにツッこむシーンがあったりすると、声が良過ぎて全く悪口として受け取れないんですよ。
そして何といっても愛原さんとは相手役でやらせて頂いて、凄く稽古場でも仲良くして下さって、
色んな事を相談しながら、関係も作れたと思っていますので、僕等のシーンに注目して頂ければと思います。

Q:アニメ版の脚本を手掛け、初演に引き続き脚本・演出を手掛ける自身が原作を舞台化する上で気をつけた事は?

高羽さん「ヤマザキさんの作品が持つファンタジーの世界観というのは、ただただ綺麗で夢の有る世界、
という事だけではなくて、しっかりとこの世界が如何に残酷であるか、自然の厳しさ等もちゃんと
同等の価値観の中に描かれている物だと思っています。なので、舞台上にただ美しいもの、
綺麗な物、人を傷付けない物だけをあげるのではなくて、ちゃんとこの世界の良い面、悪い面
併せ持って一つの美しい世界なんだというのを意識してあえて、美しくし過ぎず、優しくしなかったりするような形で
脚本・演出を纏めさて頂きました。」

最後に来場者へのメッセージを。

© 2020 ヤマザキコレ/マッグガーデン・舞台「魔法使いの嫁」製作委員会

工藤さん「いよいよ明日から始まるという事で、今日も本当にギリギリまで詰めてより良いものをと、
一所懸命やってきましたので、今までやってきた事をキチンとお客様にお届け出来れば良いなと思っていますし、
配信という形でお芝居をするのが私は初めてなので、どんな形で伝わるのかな?というのがまだちょっと
未知な所があるんですけど、画面を通して変わらず魔法使いの嫁の素晴らしさが伝われば良いなと、
一所懸命、チセを演じてゆけたら良いなと思っております。」

神濃さん「各セクションそうなんですけど、皆割と頑張っている状況なので、明日の初日に向けて
この勢いのままいってより良い物になる様に邁進したいと思います。
勿論、お客様を楽しませる為に全力投球をやれるカンパニーだと思っているので、
僕は僕でそこを目指したいなと思っています。」

愛原さん「稽古初日からとっても楽しくて夢の世界にとっても浸る事が出来ました。
観に来てくれたお客様が私が感じた幸せと同じような幸せを一時でも感じて頂けたらと思う様に
一所懸命頑張りたいと思います。」

伊藤さん「先程も申し上げた通り、本当に魅力的なキャラクターが沢山登場する作品だと
思っておりますし、もうこれだけの人達がいて、実はその倍以上のキャラクターが登場するという。
僕等も含め、凄く直向にがんばっているカンパニーだと思いますので、その僕達の思いが
伝わっていけば良いなと思っております。」

演出家から出演者へメッセージを。

高羽さん「やっぱりこのコロナ禍において演劇を作り上げるという事が如何に困難であるかという事が
稽古が始まった頃からひしひしと感じながらも、それでも稽古場で誰も弱音を吐く事無く、
こうやってこの日を迎えられたのが本当に奇跡的な事ですし、本当にスタッフの皆さんの御尽力と、
キャストの皆さんのご理解があって、今ここにこうして居られるんだなと思っております。
なので、キャストの皆さんもここに今居られる事の奇跡を十分に楽しんで、
客席に来て頂けるお客様、来られなくともこの作品を気にして下さるお客様に素敵な物を
届けようという気持ちを新鮮に忘れずに最後まで楽しんでこの世界を演じて頂ければなと思います。」

【あらすじ】

羽鳥チセ、15歳。彼女は、帰る場所も、生きる理由も、その術も何も持ち合わせていない。
ただ一つ、生まれ持った特別な力を除いて。
そんなチセを、「弟子」として、そして将来の「花嫁」として迎え入れたのは、ヒトならざる異形の魔法使いだった…。

【生配信決定】

舞台「魔法使いの嫁〜老いた竜と猫の国〜」東京公演2020年10月24日(土)18:30の回の生配信が決定。

詳しくはこちら

【舞台「魔法使いの嫁 老いた竜と猫の国」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2020年10月17日(土)~10月25日(日)
大阪公演:2020年11月7日(土)・8日(日)

<会場>
東京:紀伊国屋ホール
大阪:サンケイホールブリーゼ

<公演時間>
約2時間30分(15分間の途中休憩を含む)

<料金>
通常:8,800円
特典付きチケット:12,000円
※特典付きチケットと通常チケットで座席の優劣はございません
U-20チケット:4,400円
※ご来場の際に身分証による年齢確認を行います。
(全席指定・税込)

<出演者>
羽鳥チセ:工藤遥
エリアス・エインズワース:神農直隆

シルキー:広川碧
ミハイル・レンフレッド:結城洋平
アリス・スウェーン:齋藤明里
カルタフィルス:櫻井圭登
五十嵐愛
大上のの
七瀬彰斗

リンデル:三上俊
リカ・バーレイ:西丸優子

マシュー:伊藤裕一
ミナ:愛原実花

<STAFF>
原作:ヤマザキコレ「魔法使いの嫁」(ブレイドコミックス刊)
脚本・演出:高羽彩
音楽:松本淳一 /アニメ「魔法使いの嫁」サウンドトラックより
音楽制作:フライングドッグ
振付:増田ゆーこ
舞台監督:牧野剛千
美術:稲田美智子
造形:加賀谷静(TASKO Inc.)
音響:田中亮大(Paddy Field)、
照明:南香織(LICHT-ER)
映像:浦島啓
衣装:小泉美都
ヘアメイク:sleep
演出助手:相田剛志
宣伝協力:樽見亜紀子(マッグガーデン)
制作:半田桃子、渡辺みどり、村田紫音、柴田紗希
AP:宮寺加奈(MMJ)
票券:北野ちづる(サンライズプロモーション東京)、
配信協力:ジュピターエンタテイメント株式会社/株式会社エニー
原作監修:新福恭平(マッグガーデン)
プロデューサー:長谷川 博哉(WIT STUDIO)
企画:和田丈嗣(WIT STUDIO)、東圭介(MMJ)
制作:WIT STUDIO/MMJ
主催:舞台「魔法使いの嫁」製作委員会

© 2020 ヤマザキコレ/マッグガーデン・舞台「魔法使いの嫁」製作委員会

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