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ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』本公演いよいよ開幕!

2000年公開の映画「リトル・ダンサー」を、エルトン・ジョンの作曲で2005年にミュージカル化した「Billy Elliot the Musical」。
ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』の日本公演版タイトルで、2017年の日本初演では東京&大阪で16万人を動員し、
国内の演劇賞を数々受賞する話題作となりました。そして再演となる2020年、応募総数1,511名の中から厳しいオーディションを経て
選ばれた4人の新しいビリー達は、バレエ、タップ、器械体操などのレッスンを1年以上続けていましたが、4月に緊急事態宣言が発出され、
2か月間の活動自粛を余儀なくされました。しかし彼らは自宅にてリモートレッスンを続け、6月にレッスンを再開、
当初予定であった2020年7月~8月の東京公演前半の73公演が止む無く中止となり、約2か月遅れとはなったものの、
2020年9月11日(金)にオープニング公演が開幕。絶賛の嵐が彼等に降り注いでいます。

9月16日(水)からの東京本公演を目前に控えた2020年9月14日(月)、東京都港区のTBS赤坂ACTシアターにて
報道向けプレスコールと質疑応答が行われました。

【プレスコールの様子】

プレスコールでは本編より第一幕の5つのシーンが抜粋して公開されました。

最初に披露されたのは「The Stars Look Down(星は見ている)」。
ビリー・エリオット役を中村海琉さん、お父さん役を橋本さとしさん、トニー役を中井智彦さん、
マイケル役を菊田歩夢さん、トールボーイ役を高橋琉晟さん、スモールボーイ役を豊本燦汰さんが演じます。

2シーン目は「Shine(シャイン)」。
ビリー役を中村海琉さん、ウィルキンソン先生を安蘭けいさん、デビー役を森田恵さんの配役で上演。

3つ目の「Expressing Yourself(自己表現)」はこのプレスコールで最も長い約3分30秒のシーン。
ビリー役を利田太一さん、マイケル役を佐野航太郎さんが演じます。

4番目は「Angry Dance(怒りのダンス)」。
ビリー役を川口調さん、お父さん役を益岡徹さん、マイケル役を菊田歩夢さんで上演。

そして最後となる5つ目は「Solidarity(一致団結)」。
ビリー役を渡部出日寿さん、ウィルキンソン先生役を柚希礼音さん、トニー役を中河内雅貴さん、
オールダービリー役を大貫勇輔さん、デビー役を小林桜さんが熱演。

【質疑応答】

約25分間のプレスコールが終わると、主要出演者が登壇しての質疑応答へ。

登壇したのは、ビリー・エリオット役の川口調さん、利田太一さん、中村海琉さん、渡部出日寿さん、
お父さん役の益岡徹さん、橋本さとしさん、ウィルキンソン先生役の柚希礼音さん、安蘭けいさんの8名。

Q:オープニング公演を終えていよいよ東京本公演だが、今の気持ちと、どんなビリーを演じたいのか?

川口さん「先ず、本番を迎えられた事が本当に嬉しいです。自粛期間中にもしかしたら公演が出来ないかもと
言われた時は、どんな状況になっても良いから公演をして欲しいなという気持ちだったんですけど、
(使用する)客席は半分なんですけど、こうしてお客さんが入って舞台が出来るというのは嬉しいです。
これからは、自分の特技は演技なので、観に来て下さったお客さん達にビリーは今、どういう気持ちなのかとか、
相手にどうして欲しいのか?というのが伝わる演技が出来るビリーを目指したいです。」

利田さん「コロナ禍で公演回数が少なくなっちゃったけど、少しでも公演が出来る事を嬉しく思います。
本番をやっている時に楽しく演じている事がお客さんに分かる様になれば良いと思います。」

中村さん「僕は本当に(公演を)出来た事が凄く嬉しくて、自粛期間中に出来るか出来ないかは、
自分では決められないから、兎に角、練習をして公演が出来る事を祈るだけだったので、
公演が出来た事が凄く嬉しいです。僕はタップダンスが得意なので、お客様にタップで楽しんでいる所とか、
感情を出せる所とかを見てもらえればよいなと思います。」

渡部さん「僕も皆と一緒で、公演回数は減ってしまったけど、公演が出来る事がとても嬉しいです。
僕はビリーの心の移り変わりをしっかり表現出来る様に頑張りたいです。」

Q:初演からの続投組は2017年と何処が変わったのか?再演からの参入組が感じる本作品の見所は?

益岡さん「今年の再演にまた出させて貰うという事で、非常に嬉しかったです。それがコロナ禍で期間が
順延をしたりしたんですけども、公演を実現するに当たっての関係者の努力というのを存じ上げているので、
本当に頭が下がる思いでいっぱいです。3年前のかつての「自慢の息子達」。その思い出の上にこの新たな
息子達が加わって、カンパニーの信頼出来る仲間達、そして新たな力強い仲間達と一緒にこれから11月まで
この宝物の様な時間をこの舞台で実際に立って過ごせるというのが僕にとっては掛け替えの無い、
忘れられない時間になるだろうなと今から思っております。」

柚希さん「私も2017年ぶりにまた「ビリー・エリオット」に関われる事を本当に幸せだなと感じております。
初演の時も毎日が幸せで、舞台袖から観ていても毎日毎日感動しておりましたが、今回、また新たな最高のメンバーが
集まっていまして、それに参加出来るのも幸せですし、自分自身の3年間で色々と変わった所も有り、
同じ様に「何か変えたい」と思って演じている所は無く、より丁寧により深く、ウィルキンソン先生を
追及していこうと思っております。毎回新鮮に、そしてこんなコロナ禍の中、劇場にいらして下さる
お客様に感謝の気持ちを持って演じたいと思います。」

橋本さん「こうしてプレスコールをさせて頂く事自体、本当に奇跡の様な気持ちです。
初演の時に僕は客席でこの作品を観させて頂いたんですが、見所というか全てのシーンが
本当に名シーンで、何回号泣したかな?という位、泣きました。その時はまさか自分が出るとは
思わないで、凄く手放しでただひたすら感動して「こら最高の作品やな!」って、
こうして自分がそう感じれた作品に実際参加出来たという事、本当に夢の様というか、
初日も無事に迎える事が出来まして、本当に無我夢中というんですか我を忘れる位、
夢の中にいる様な気持ちで楽しく感動しながら。そして本番を迎えるにあたり、色々な方のご尽力があって、
こうして集まって下さるお客様への感謝の気持ちも大事にしながら、演じさせて頂きました。
これから先もまだまだ油断をせずに、毎回僕等も感動しつつ、お客様も感動して頂ける様な
「ビリー・エリオット」にしたいなと思っております。」

安蘭さん「私も初演を観た時に本当に感動して、もしも自分にチャンスがあるならば、再演で
出演をさせてもらえないかな・・・?と思っていたんですけども、その夢がビリーの様に叶いまして、
こうして今、舞台に立っております。本当に毎日毎日幸せです。
公演日数が半分になってしまいましたけども、その半分を出来るという事が奇跡だと思うし、
とても大切に1回1回を演じたいと思っています。そして見所は橋本さんの通り、全部なんですよ。
ただ、あえて言うなら一番最後のシーン。ビリーがロンドンに行って、それを炭鉱夫の人達が見送る場面で、
炭鉱夫は石炭を掘りに「下」に、ビリーはロンドンへと「上がっていく」という対比が、
この作品は多分、そこへ向かっていると思うんですけども、私はそこが一番好きですね。
何ならウィルキンソン先生も炭鉱夫として出たい位(笑)。物語がそこへいくまでの過程を
是非、観て頂きたいと思いです。」

Q:応募総数1511人の中からビリーに選ばれた時の気持ちは?

川口さん「まさか自分が1500人の中から選ばれた4人に入るなんて、最初は思ってもいなかったので、
選ばれた時はビックリしました。でも日にちが経つにつれて、「僕は選ばれし者なんだな・・・」という
感じがしました。なんか自分に自信がちょっと持てました。」

利田さん「僕は選ばれた事に凄く驚いているし、嬉しいです。「受かったかな・・・受からなかったかな・・・」
というのが(当時)まだ解決出来なかったから凄くホッとしました。僕は2017年の時にもビリーの
オーディションを受けたんですけど、その時には落ちてしまったので、2020年のビリーで受かれたのが嬉しいです。」

中村さん「僕も1500人の中で受かった時には凄く驚いて。初演のビリーを観た時に「凄いなぁ」という気持ちが高くて、
もしあんな風になれたら楽しいだろうなと思っていたんですけど、まさか今、ここでビリー・エリオット役を
出来ている事が本当に嬉しくて、本当に驚きました。太一君と同じで、結果発表の日に緊張して電車の中で
凄く心臓がドクドクしていたんですけど、本当に受かったと聞いた時は、喜びを抑えられなくなりました。」

渡部さん「僕はまさか自分が受かるとおもっていなかったので、驚いたというのもあるんですけど、
オーディションで受かったか、受からなかったかというので凄く頭の中がモヤモヤしていたので、
受かったという事を聞いて、凄くスッキリしました。」

Q:稽古が一部リモート実施だったとの事だが、苦労した部分は?

川口さん「リモートの時は、本番の代わりになる小道具を、自分の家にある物で用意して、
それを使って稽古をしていたんですけど、リモートの時はそれで大丈夫だったんですけど、
本当にスタジオで稽古が始まるとなった時に、家と稽古場で使っていた小道具の違いに
スタジオ稽古での最初の1週間位、慣れていくのが大変でした。」

利田さん「僕はリモート稽古は殆ど演技部分の稽古だったんですけど、最初に台詞を覚えなきゃいけないんですけど、
台詞を覚えるのは大変だったけど、いざココでやってみると、覚えた台詞がどんどん頭の中に入って来て、
台詞を言い易かったので、リモート稽古の御蔭で台詞をスラスラ言える様になりました。」

中村さん「調君と同じで僕も家にある物でリモート稽古をやったんですけど、まず、似た家具や小道具を
探すのに一苦労で、そこからいざ稽古場に来てやると、家にあった小道具とは全然違って、
家で使っていた小道具を思い浮かべてしまって、最初は稽古場で思い通りに出来なかったんですけど、
でも今は慣れてしっかりと出来る様になりました。」

渡部さん「僕は小道具の扱いも勿論なんですけど、リモート稽古を部屋でやっていたので、稽古場の広い空間で
レッスンをやるとなった時に声が稽古場全体に響き渡らなくて、聞こえなかったりとかが多かったので、
そこを直すのが大変で今は大分大きな声が出る様になりました。」

益岡さん「そもそも舞台関係を公演していく事自体が稀有な感じになって来て、どんどんと公演が中止になった中で、
この状況の中、リモートでいくという決断をされた事は素晴らしい事だなと思いました。
稽古自体はブロック毎に小さな稽古場で小さなシチュエーションの中から始まったので、ひょっとしたらリモート向きかな?
とも感じたんですけども、全体的に組み上がった中での大きなスケールでの、ロンドンのクリエイティブスタッフが
時差がある中、細かい所まで気がつくというのは、凄い可能性を今回は見たなと感じました。
ただ、実際に空気感を五感で感じながら、演出家と舞台上の役者が関われるというのが理想の形なので、それは絶対に
崩れないと思うんですけど、それが不可能な状況の中、このリモートをやったというのはすごく貴重だなと改めて思っています。」

橋本さん「正にやれば出来るんだ!みたいな。今回みたいな状況は初めてなので、勿論不安は有りましたけど。
ただ、画面越しでも海外のクリエイティブチームの「ビリー・エリオット」という作品への情熱とか、愛だとか、
本当に細部に亘るまで僕達の演技を観てくれて、的確なアドバイスをして頂けたので。
リモートって、手っ取り早くと言うと語弊があるかもしれませんが、画面越しだと直ぐ”来日”出来るんですよ。
遠くにいるんだけど、すごく近くに感じる事がありました。忘れてはいけないのが、僕達と海外のクリエイティブスタッフの
間に入ってくれている日本チーム。本当に初演に負けず劣らず「ビリー・エリオット」を海外の作品に劣らないレベルまで
持ち上げてくれたスタッフに感謝しております。」

安蘭さん「全くその通りで時差を感じずに海外のスタッフとやり取り出来るのは本当に凄い今の技術だし。
ただ、向こうのスタッフさんも、実際にここにいればもっと教えられるだろうに・・・というもどかしい思いは
やっぱりあっただろうし、我々ももっと細かい事を聞けたのにな・・・と思った所もあったんですけど、
そこを本当に上手く日本チームの方々や、この「ビリー・エリオット」を何とかして盛り上げて良い物にしようという
皆さんの思いの御蔭でこうやって作れたんだなと思います。特に私と橋本さんは今回初めて入るんですけど、
2017年の初演があったからこのリモートが実現を出来たんだと思うんです。もし、2020年が初演だったら
ちょっと難しかったのかもしれないな、と思いますね。」

柚希さん「初演の時に、その後、リモートの再演が有るって分かっていたんじゃないかと思う位、
日本チームのスタッフが余りにも事細かく「ここは後ろを通る」とか、「このタイミングでココを向く」、
そういうのを全部分かってらっしゃっていて、感動したのと、リモートでオーストラリアやイギリスからも
”いらっしゃりながら”、凄く勇気を持たせて下さるレッスンなので、「ここをこうしたらもっとやり易いよ」
という事を教えて下さり、全体的な大きなダンスナンバーとかでも一言(アドバイスを)頂くだけで
随分と違ってくるのを肌で感じながら、やはり日本チームのスタッフの方々も最高にすんばらしい仕事を
して下さいましたし、そしてリモート稽古があった事により沢山のスパイスも頂き、今回、何とか公演が出来たんだなと思います。」

Q:舞台公演はTVや映画と違い、コロナ禍という状況下での実施が最もハードルの高い
エンターテイメント業種かと思うが、舞台役者としてどの様に希望を持っていたら良いのか?

益岡さん「殆どの舞台が公演中止になったり、世界中でも同様の状況で、人をこうやって大勢集めて行う事が「不要不急」とか、
そういう言葉の中に入れられて凄く悔しい思いをした時期もあり、ただ、今回こうやってまた一歩を踏み出せるというのが、
「ビリー・エリオット」のテーマの一つである「希望」みたいなものを語る舞台だと思うんですけども、それに丁度
重なる感じがしますし、そもそも、舞台や演劇という世界はそういう部分を担っている物だと信じていますし、
これからもそうであって欲しいし、こういった業界なり世界が現実世界の中では脆い物だと自覚をした部分があるけれども、
そうではないんだ!という皆さんからの力を感じていますし、僕自身も今そういう気持ちになっています。」

橋本さん「私自身も春先に舞台(偽義経冥界歌)が公演期間の途中で終わってしまうという経験をしまして、
今までの役者人生でそういう事というのは本当に無かった事で、一所懸命に稽古をして、兎に角、
お客様に感動して頂きたい、楽しんで頂きたい一心で積み上げて来た物が未知の状況によってスパッと
切られてしまうという、やり場の無い気持ちというのを経験しましたが、当時、本当に状況が把握できないまま
ただ「やっちゃダメ」と公演中止になったわけですけど、こうして時を経て何とか努力をすれば、
何とか皆で協力しあえば、エンターテイメントはお客様にお届け出来る。ただ、まだ油断は出来ませんが、
その状況の中でも僕達はエンターテイメントの力という物を信じていて、僕等は人々の空腹を満たす事は出来ないけど、
心を満たす事は出来ると思いますので、是非、お客様も僕達も協力し合ってエンターテイメントはずっと続けていくものだと
決意がまた新たになった。そこでこの「ビリー・エリオット」という作品で皆と一緒にスタート出来たというのは
僕の役者人生の中で宝物の様な瞬間で、皆さんとその宝物を分かち合いたいなと思っています。」

柚希さん「4月に私も舞台(ミュージカル『ボディガード』日本キャスト版)がとまった時は、
あの時は本当に世界中が大変な事でしたので、やはり人間の命と健康があってこそ、とは思いますし、
納得し、今、自分の足りない所を勉強しとこうと思って過ごしておりました。
そして今漸く公演が出来るという事は本当に感謝なんですけど、明日、何が起こるか分からないという事で
今の一公演一公演がどれだけ大切かという事を感じながら公演をしております。そしてこういう世の中だからこそ
お客様の心を満たす明日への活力になる様な舞台が出来たらと思っております。」

安蘭さん「ただひたすら願うしかなかったですね。こういう空間で演劇が観たいという思いは絶対に
消えないと思っていたし、いつかは出来ると思っていたんですけども、下手をしたら今年いっぱい、
NYのブロードウェイでも今年1年間はやらないと決めていたし。日本もそれに倣ってやらなくなったり、
再開するにしても来年だったりするのかな・・・ビリーのお稽古をしていても、もしかしたら幕が開かないかもという
不安を持ちながら実際は稽古をしていたのもあるんですけど、今、こうやって舞台に立てているという事が
本当に奇跡に思っていて、明日もしかしたら公演が無くなるかもしれないという危機感を持ち、
万全を期しながら、立ちたい・・・・んです。ただ。勿論、立ちたいという思いだけでは出来ないので、
演劇の火は絶対に絶やさないぞ!という思いで過ごしています。私もコロナ禍では自粛しながら
舞台配信を観たり、生配信の落語を観たりとか、少しでもエンターテイメントに関わっていたいという
思いで観ていたんですが、それはそれで楽しいんですけど、やはり劇場という空間で役者と共に
演じるという事がやっぱり私は好きなので、その思いだけは忘れないでいたいなと思います。」

実に数多くの困難を乗り越え、公演に漕ぎ付けた3年ぶり2度目の『ビリー・エリオット』。
益岡さんの通り、宝物のようなビリー達の姿を是非劇場で御覧になってみては?

【あらすじ】

1984年、炭鉱労働者たちのストライキに揺れる、イギリス北部の町ダラム。
主人公ビリーは、炭鉱労働者の父と兄、祖母の4人暮らし。幼い頃に母親は他界してしまい、
父と兄はより良い労働条件を勝ち得ようとストライキに参加しているため、収入がなく生活は厳しい。
父はビリーに逞しく育って欲しいと、乏しい家計からお金を工面し、ビリーにボクシングを習わせるが、
ある日、バレエ教室のレッスンを偶然目にし、戸惑いながらも、少女達と共にレッスンに参加するようになる。
ボクシングの月謝で家族に内緒でバレエ教室に通っていたが、その事を父親が知り大激怒。バレエを辞めさせられてしまう。
しかし、踊っているときだけはツライことも忘れて夢中になれるビリーは、バレエをあきらめることができない。
そんなビリーの才能を見出したウィルキンソン夫人は、無料でバレエの特訓をし、イギリスの名門
「ロイヤル・バレエスクール」の受験を一緒に目指す。一方、男手一つで息子を育ててきた父は、
男は逞しく育つべきだとバレエを強く反対していたが、ある晩ビリーが一人踊っている姿を見る。
それは今まで見たことの無い息子の姿だった。ビリーの溢れる情熱と才能、そして”バレエダンサーになる”
という強い思いを知り、父として何とか夢を叶えてやりたい、自分とは違う世界を見せてやりたい、と決心する。

11歳の少年が夢に向かって突き進む姿、家族との軋轢、亡き母親への想い、祖母の温かい応援。
度重なる苦難を乗り越えながら、ビリーの夢は家族全員の夢となり、やがて街全体の夢となっていく・・・

【Daiwa House presents ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
オープニング公演:2020年9月11日(金)~14日(月)
東京公演:2020年9月16日(水)~10月17日(土)
大阪公演:2020年10月30日(金)~11月14日(土)

<会場>
オープニング・東京:TBS赤坂ACTシアター
大阪:梅田芸術劇場メインホール

<公演時間>
約3時間(25分間の途中休憩を含む)

<料金>
S席:14,000円
A席:10,000円
Yシート:2,000円(※20歳以下対象・当日引換券・要証明書)
(全席指定・税込)
※4歳以上観劇可(チケットが必要になります)
※膝上観劇不可
※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。

<出演者>
ビリー・エリオット:川口調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿(クワトロキャスト)
お父さん:益岡徹、橋本さとし(Wキャスト)
ウィルキンソン先生:柚希礼音、安蘭けい(Wキャスト)
おばあちゃん:根岸季衣、阿知波悟美(Wキャスト)
トニー(兄):中河内雅貴、中井智彦(Wキャスト)
ジョージ:星智也
オールダー・ビリー:大貫勇輔、永野亮比己(Wキャスト)

森山大輔
家塚敦子
板垣辰治
大竹尚
大塚たかし
加賀谷真聡
齋藤桐人
佐々木誠
高橋卓士
辰巳智秋
茶谷健太
照井裕隆
丸山泰右
倉澤雅美
小島亜莉沙
竹内晶美
藤咲みどり
井坂泉月
井上花菜
出口稚子

マイケル:河井慈杏、菊田歩夢、佐野航太郎、日暮誠志朗
デビー:小林桜、森田瑞姫、森田恵
トールボーイ:石井瑠音、高橋琉晟
スモールボーイ:大熊大貴 豊本燦汰 西山遥都
バレエガールズ:北村栞、下司ゆな、咲名美佑、佐藤凛奈、髙畠美野、並木月渚、新里藍那、古矢茉那、増田心春、柳きよら

<STAFF>
『ロンドンオリジナルスタッフ』
脚本・歌詞:リー・ホール
演出:スティーヴン・ダルドリー
音楽:エルトン・ジョン
振付:ピーター・ダーリング
美術:イアン・マックニール
演出補:ジュリアン・ウェバー
衣裳:ニッキー・ジリブランド
照明:リック・フィッシャー
音響:ポール・アルディッティ
オーケストレーション:マーティン・コック

『演技指導』
バレエ指導:K-BALLET SCHOOL、坂本登喜彦
タップ指導:Higuchi Dance Studio
体操指導:G-Rockets STUDIO
ボーカル指導:宇都宮直高

『日本公演スタッフ』
翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子
振付補:前田清実
音楽監督補:鎮守めぐみ
照明補:大島祐夫
音響補:山本浩ー
衣裳補:阿部朱美
ヘアメイク補:柴崎尚子
擬闘:栗原直樹
演出助手:西祐子、伴・眞里子、坪井彰宏
舞台監督:徳永泰子
技術監督:清水重光
プロダクション・マネージャー:金井勇一郎
特別協賛:大和ハウス工業
協賛:イープラス/こだま印刷/三井住友カード
後援:ブリティッシュ・カウンシル/BS-TBS/TBSラジオ
主催:TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場/WOWOW/MBS(大阪公演のみ)

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