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東京2020オリンピック「⼀年後へ。⼀歩進む。〜+1(プラスワン)メッセージ〜 TOKYO2020」発信!

東京2020組織委員会は来年2021年7月23日(金)に開会する東京2020オリンピックの開始時刻の20時に合わせ、
「⼀年後へ。⼀歩進む。〜+1(プラスワン)メッセージ〜 TOKYO2020」の動画を世界に向けて発信しました。
2020年7月23日(木・祝)、東京都新宿区のオリンピックスタジアム(国立競技場)にて行われたプログラムの様子をお伝えします。

【当日の模様】

梅雨空の下、朝方より本降りの雨となったオリンピックスタジアム。
本来の東京2020大会の日程であれば、福島あずま球場にて女子ソフトボールの
オープニングラウンドが開幕。開会式を翌日に控える中、東京2020オリンピック聖火リレーも、
14日間をかけて行われる東京都内の聖火リレーの最終盤を迎え、目黒区~渋谷区~港区を多くの観衆が見守る中で
聖火ランナーが疾走し、日本中がこの祭典に沸き立っていたであろう、2020年7月23日(木・祝)。
しかし、2019年末より世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の
感染拡大に伴い、2020年3月24日(火)に東京2020大会の延期が発表。
そして2020年3月30日(月)に「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の
名称はそのままに新たな開催日程として、東京2020オリンピックは2021年7月23日(金)~2021年8月8日(日)、
東京2020パラリンピックは2021年8月24日(火)〜2021年9月5日(日)と決定がなされました。
一年間の延期となった東京2020大会。そこで、大会を目指す全てのアスリートへのエール、
大会を支える全ての人々への感謝・敬意を込め、東京2020組織委員会、東京都が主催者となり、
数々の企業のTVCMを手がけるクリエーティブディレクターの佐々木宏さんが中心となり
制作した動画を世界に向けて発信しようと、開会式が行われるオリンピックスタジアムにて
プログラムが行われる事となりました。

【「⼀年後へ。⼀歩進む。〜+1(プラスワン)メッセージ〜 TOKYO2020」】

すっかり陽が落ち、思いのほか冷え込んだ国立競技場のフィールドでは、19時50分になると
場内に設置されている大型ビジョンにカウントアップの数字が映し出されます。そしてフィールド内には
東京2020大会の聖火が納められたランタンが小さくも煌々とした明かりをともしています。
時刻は20時。場内の照明が落とされ、1964年東京大会の開会式で演奏されたファンファーレ、
そして作曲家の古関裕而氏作曲の「オリンピック・マーチ」が状名に流れる中、大型ビジョンには、
これまでの東京1964大会や、東京2020大会関連のこれまでの名場面が流れます。

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI

そしてフィールドのGATE2よりピンスポットの明かりに照らされ登場したのは、リオデジャネイロ2016大会で
日本人選手最多となる7種目に出場し、女子100mバタフライで5位入賞を果たした競泳選手の池江璃花子さん。
白い抽象的な衣裳を身に着けての登場。一歩一歩ゆっくりながらも力強くフィールドを踏みしめ進む池江さん。

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI

そしてフィールドの中程まで進んだ池江さんが聖火の入ったランタンを拾い上げて高く頭上に掲げると、
国立競技場内の照明が一斉に点灯。一段と白い衣裳の池江さんを輝かせます。
東京2020オリンピックの競泳においても多くの期待をかけられていた池江さん。
しかし、2019年2月に急性リンパ性白血病と診断され、約10ヶ月に及ぶ苦しい闘病生活と東京2020大会への出場辞退を
余儀なくされました。しかし池江さんは驚異的なスピードで回復し、2020年3月には、退院後初のプールへ入ったのを皮切りに、
パリ2024大会を目指し競技復帰の道を直走っています。

なお今回のプログラム出演にあたり、池江さん本人よりコメントが出されています。
「オファーを頂いた時は私でいいのかなと思いました。このような大役を自分にできるのかという不安もありましたが、
話が進んでいくにつれ、こんな機会はもう無いかもしれないと思い、すごく楽しみだなという気持ちで引き受けさせて頂きました。」

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI

続いて、大型ビジョンにアスリート、そして新型コロナウイルス感染症と日々戦う医療従事者等のバックグラウンド映像が流れる中、
「〜+1(プラスワン)メッセージ〜 TOKYO2020」のメッセージの生朗読を行います。以下、池江さんの朗読の全文です。

「池江璃花子です。

今日は一人のアスリートとしてそして一人の人間として少しお話をさせてください。

本当なら、明日の今頃この国立競技場ではTOKYO 2020の開会式が華やかに行われているはずでした。

私も、この大会に出るのが夢でした。

オリンピックやパラリンピックはアスリートにとって、特別なものです。

その大きな目標が目の前から、突然消えてしまったことは、アスリート達にとって、
言葉に出来ないほどの喪失感だったと思います。

私も、白血病という大きな病気をしたから、よく分かります。

思っていた未来が、一夜にして、別世界のように変わる。それは、とてもキツい経験でした。

© Tokyo 2020 / 東京都

そんな中でも、救いになったのはお医者さん、看護師さんなど、たくさんの医療従事者の方に、
支えていただいたことです。

身近で見ていて位階に大変なお仕事をされているのか、実感しました。

しかも今は、コロナという新たな敵とも戦っている。

本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

2020年という、特別な年を経験したことでスポーツが、決してアスリートだけで
出来るものではない、ということを学びました。

さまざま人の支えの上にスポーツは存在する。本当に、そう思います。

© Tokyo 2020 / 東京都

今から、1年後。

オリンピックやパラリンピックができる世界になっていたら、どんなに素敵だろうと思います。

今は、一喜一憂することも多い毎日ですが、一日でも早く、平和な日常が戻ってきて欲しいと、
心から願っています。

スポーツは、人に勇気や、絆をくれるもだと思います。

私も闘病中、仲間のアスリートの頑張りにたくさんの力をもらいました。今だって、そうです。

練習でみんなに追いつけない。悔しい。そういう思いも含めて、前に進む力になっています。

© Tokyo 2020 / 東京都

TOKYO 2020

今日、ここから始まる1年を単なる1年の延期ではなく、「プラス1」と考える。

それはとても、未来志向で前向きな考え方だと思いました。

もちろん、世の中がこんな大変な時期に、スポーツの話をすること自体、否定的な声があることもよく分かります。

ただ、一方で思うのは、逆境からは這い上がっていく時には、どうしても、希望の力が必要だということです。

希望が、遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても、前を向いて頑張れる。

私の場合、もう一度プールに戻りたい。その一心でつらい治療を乗り越えることができました。

世界中のアスリートと、そのアスリートから勇気をもらっているすべての人のために。

一年後の今日、この場所で希望の炎が輝いていて欲しいと思います。

© Tokyo 2020 / 東京都

競泳選手
池江璃花子」

 

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI

そして池江さんが朗読を終える大型ビジョンの方を向くと、今回のメッセージを込めた
「⼀年後へ。⼀歩進む。〜+1(プラスワン)メッセージ〜 TOKYO2020」の3分間の映像が流されます。
(動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=ui4NKt-Z5Ks)

『映像概要』
「2020年という特別の年は、さまざまな試練の中で、あらためて、スポーツが、
人々に希望の光を灯すものであることを教えてくれる出来事があった年です。
「一年後の今日、オリンピックやパラリンピックができる世界になっていたら、どんなに素敵だろう。」
これは、一年後の開会式の日に向けて、一歩前へ、進むために、ひとりのアスリートからの心のメッセー
ジです。一年後のオリンピック・パラリンピックのために努力している世界中のアスリートたちが、いま、
どのような思いでいるのか、アスリートの視点に立った映像です。」

そして映像が流れ終わると、国立競技場内2層部最前部に設置された全周約640mのリボンボードに
「TOKYO 2020」と、「+1」の文字が交互に流れ、大型ビジョンには1964大会の聖火が映しだされ
約10分間のメッセージ発信プログラムは終了となりました。

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI

プログラム終了後、フィールドより退場する際、ハンカチを手に目に込み上げる熱いものを
感じられていたの池江さん。その表情がとても印象的でした。

【東京スカイツリー®特別ライティング・レーザーマッピングを実施】

そして同日、東京都墨田区の東京スカイツリー®では、特別ライティングおよびレーザーマッピングを実施。

©TOKYO-SKYTREE

©TOKYO-SKYTREE

18:45~20:00には、新型コロナウイルス感染症対策に従事する全ての医療従事者の方々への敬意と感謝を込めて、
地球をイメージした青色の特別ライティングと「TOGETHER WE CAN ALL WIN!」のレーザーマッピングを実施。
20:00~24:00には、1年後に開幕を迎える東京2020オリンピックに向け、全てのアスリートへのエールと
大会への再スタートを表現するオリンピックシンボルカラー(青・黄・黒(深紫)・緑・赤)の特別ライティングに、
オリンピックスタジアムより世界に向けて発信された「⼀年後へ。⼀歩進む。〜+1(プラスワン)メッセージ〜 TOKYO2020」と
「東京2020オリンピックまで、あと1年!」のレーザーマッピングが行われました。

【大会1年前に寄せたコメント】

東京2020大会開幕1年前に際し、各方面よりコメントが出されています。

森喜朗:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会⻑
「史上初の延期となった東京2020大会について、大会の主役であるアスリートの皆様の気持ちは
いかばかりであったかと思います。会場自治体やホストタウンの方々、最高峰の熱戦を楽しみにしていた
子供達、実に様々な方が支え、応援し、参画を予定していました。
この難局において、アスリートは明日を見据えて鍛錬し、前線で社会を支える方々も日々闘っています。
人々の連帯によって、この⻑いトンネルを抜けて世界中のアスリートが大会の舞台に集う、
尊く純粋な喜びの瞬間、世界の人々はスポーツの持つ力に心を動かされ、励まされると信じています。
本日、国立競技場に灯った希望の光を胸に、新たな日常の下、大会がコロナ禍を乗り越えた人類の団結と
共生の象徴として、末永く人々の記憶に残るものとなるよう、組織委員会は、一年後の大会に向け、
日々努力し、前に進みたいと思います。これからも是非、ご協力をお願い致します。」

小池百合子:東京都知事
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開幕まで、本日であと1年となりました。
新型コロナウイルス感染症対策は、人類共通の課題です。都はこの闘いに引き続き全力を尽くし、
安全・安心な大会の実現に取り組んでまいります。また、都⺠・国⺠の皆様のご理解が得られるよう、
知恵を絞ってコストを抑制しつつ、大会の成功を将来の東京・日本の発展につなげてまいります。
来夏に向けて練習に励むアスリートや、将来を担う子供たちにとって、東京2020大会は大きな希望です。
自治体、地域の皆様も準備を整えてくださっています。
世界が一丸となってこの難局を乗り越え、人類がその絆をさらに強めた象徴となる、
そんな希望溢れる大会を実現し、成功に導けるよう、関係者と手を携えて準備に邁進してまいります。」

橋本聖子:東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会担当大臣
「困難を乗り越えた先、大きなレガシーが得られる。私自身が7回のオリンピック出場から得た信念です。
今も、世界中で、新型コロナウイルスという未曾有の感染症との戦いが続いています。しかし、このよう
な時であるからこそ、この困難を乗り越え、スポーツの持つ力、オリンピック・パラリンピックの持つ力で、
日本から世界に、夢や希望、感動、勇気を届けたいと思います。
世界のアスリートが万全のコンディションでプレーを行い、観客の皆様にとっても安心で安全な大会を、
人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として、来年開催する。そして、来年が10年の節目となる
東日本大震災の被災地が復興しつつある姿を、復興オリンピック・パラリンピックとして世界へ発信する。
このため、大会組織委員会や東京都はじめ関係の皆様と連携し、来年の大会に向けた準備を全力で進めていきます。」

トーマス・バッハ:国際オリンピック委員会会⻑
(参考和訳)
「東京2020オリンピック開催までのわずか1年の間に、我々の目の前にはまだやるべきことが多くあります。
安倍晋三首相、組織委員会森喜朗会⻑、小池百合子東京都知事をはじめ、日本にいるパートナーでもあり友人でもある、
アスリート、全ての夏季オリンピック国際競技連盟、各国オリンピック委員会、トップスポンサー、
ライツホルダーに感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼らの結束と支援がなければ、
東京2020オリンピックを延期するという歴史的な共同決定は成しえなかったでしょう。共同延期決定以来、
これまでに行われた大会準備の素晴らしい進捗に深く感銘を受け、感謝しています。
私たちのミッションを明確に示す独自の精神とメッセージを維持しながら、世界的な危機にも対応できるよう、
東京2020オリンピックの計画を適応させることについて合意しました。競技やアスリートについては
これまでの基本を維持しつつ 、運営やサービスの最適化に取り組んでいます。このように、我々は、組織委員会とともに、
延期された東京 2020 オリンピックを人類の団結と連帯の前例のない祭典とするとともに、
くじけぬ力と希望の象徴とすることができます。そして、我々は力を合わせれば、より強くなれることを証明しましょう。」

アンドリュー・パーソンズ:国際パラリンピック委員会会⻑
(参考和訳)
「1年前という節目の日は、東京2020大会に関わる全ての人、特にアスリートに、来年に向けて
目標や志を与えてくれるでしょう。この大会は全世界に希望を与え、IPCは2021年のパラリンピックが
安全で成功した大会となるよう、全てのステークホルダーとともに全面的に協力します。
再び祝うこの節目の日が、グラウンドホッグデー(アメリカの春の訪れを予想する天気占いの行事) のように
感じるかもしれません。しかしながら、東京2020パラリンピックは 1 年延期をしてでも行う価値が十分にある大会です。
この大会は人類の努力、くじけぬ力、希望の世界的な祭典となるでしょう。私は、パラアスリートのパフォーマンスが
世界を楽しませ、日本と世界中のソーシャル・インクルージョンの推進に大きな影響を与えることを確信しています。」

山下泰裕:公益財団法人日本オリンピック委員会会⻑
「コロナ禍において、スポーツは社会の一部であって、平和で安心に暮らせる社会でこそ、
その役割を果たせることを痛感いたしました。一方で、今まさにスポーツが少しずつ再開の道を進み始めた中で、
スポーツが人々にとって希望となること、アスリートが誰かの勇気になること、この純粋で大きな価値に
改めて気付かされたことも事実です。分断された社会がこの困難を乗り越えるときに、スポーツがもたらす、
尊敬、友情、連帯、相互理解という価値はより重要な意味を持つと信じています。来年のオリンピックは、
社会にスポーツの価値を改めて示してくれるでしょう。そのためにも、限られた環境下で
ひたむきにオリンピックを目指すアスリートを引き続き全力でサポートしてまいります。」

鳥原光憲:公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会会⻑
「日本パラリンピック委員会は、今年2月に東京2020大会に向けたスローガン「超えろ、みんなで」を掲げました。
あらゆる違いや昨日までの常識、胸に秘めた目標等を、パラアスリートだけでなく支える人や応援する人を含めた
みんなの力で超えてパラリンピックを大成功させ、共生社会の実現を目指す思いを込めたものです。
コロナウイルス禍で日常が変わり未曾有の苦難に直面していますが、様々な逆境にめげず道を切り開いてきた
パラアスリートをはじめ、みんなの力でこの難局を超え、禍をプラスに変え、1年延期の価値を示せるような大会を目指したい。
私たちは、来年の大会でパラアスリートがベストを尽くせる環境づくりに全力を挙げて取り組みます。」

Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI

一年後、国立競技場で輝く聖火を是非、待ちわびたい所ですね。

【「⼀年後へ。⼀歩進む。〜+1(プラスワン)メッセージ〜 TOKYO2020」発信プログラム概要】

<日時>
2020年7月23日(木・祝)20:00開始

<会場>
オリンピックスタジアム(国立競技場)

<登壇者>
池江璃花子:オリンピアン/リオ2016大会 女子100mバタフライ5位

<STAFF>
制作:佐々木宏・クリエーティブ・ディレクター
主催:東京2020組織委員会/東京都

©Tokyo 2020/東京都
©TOKYO-SKYTREE

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