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「新たな出発 東京2020大会実施本部」発足

東京2020組織委員会は、来年の大会開催に向けて必要な諸対応の検討を行うため、2020年3月26日(木)に「東京2020大会実施再スタート本部(仮称)」を発足します。
同日、第一回会議を東京都内某所にて開催しました。

【会議冒頭の挨拶の様子】

マスクをつけて会議室に現れた森会長

最初に新組織発足に先立ち、森喜朗公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック
競技大会組織委員会会長からの挨拶が。

森会長の挨拶に聞き入る室伏広治スポーツディレクター

森会長「組織名は「新たな出発 東京2020大会実施本部」でありまして、この名称の会議を只今から発足させたいと思います。今朝の新聞でIOCのバッハ会長は「かつて無い挑戦だ」という事を仰っておられました。我々はそのかつて無い挑戦にこれから臨む事になる訳であります。私共というか、日本に課せられたテーマというのは2つあって、一つは新型コロナウイルスをどうクリアをしていくか。私共の準備が整い、素晴らしい受け入れが出来ても、世界各国がこれに参加出来なければオリンピックは成り立たないという事であります。その問題を解決する為の一つの突破口が東京2020であろうと私は思います。端的に言いますと、足掛け7年かけて準備して来た事を目の前でストップがかかった訳です。そして再度、改めて作りかえるという事になります。7年掛けた事を半年程度で思う一度挑戦をするという難しさがあると思います。ラグビーで言えば「展開戦」です。どんどん展開をしながら大変に難しいお仕事になるんだと思います。私は会長として皆さんのこれまでやってこられた事を信頼をして、皆さんが一層その上に上乗せをして努力をされる事に期待をしたいと思っております。」

続いて武藤敏郎公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
事務総長からも挨拶が。

武藤事務総長「私達はオリンピック史上、誰も経験をした事の無い、大会の延期という仕事に立ち向かわなければならない。今までも様々な試練がありましたけど、一つ一つを乗り越えて来たその先にこんな大きな試練があるとは正直な所、予測しておりませんでした。この試練に打ち勝ち、来年東京にオリンピック・パラリンピックの聖火を灯す。これが我々事務方の使命であると思っています。いずれにせよ、会長、遠藤代行の下、この何曲を乗り切っていけば、今までIOCは東京2020組織委員会の活躍ぶりは「オリンピックレコードだ」という風に行っていただいた訳ですけども、この再スタートにあたり、オリンピックレコードを作ろうじゃあありませんか。そういうつもりで一致団結して「ONE TEAM」になって仕事に取組んでいきたいと思います。」
と会議冒頭の挨拶を述べました。

東京2020大会延期発表後、新たなる一歩を踏み出した東京2020組織委員会。
その動向に注目が集まります。

【「新たな出発 東京2020大会実施本部」第1回会議概要】

<日時>
2020年3月26日(木)14:00開始

<会場>
東京都内某所

<出席者>
森喜朗:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長
遠藤利明:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長代行
武藤敏郎:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会事務総長
その他公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会幹部職員30名

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