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東京2020オリンピック競技大会聖火採火式開催!

2020年3月12日(木)11:30(現地時間)にギリシャ・オリンピア市の古代オリンピア競技場およびヘラ神殿跡にて東京2020オリンピックの聖火採火式が行われました。

当初多数の観覧者が見守る中で行われる筈であった採火式ですが、新型コロナウイルスの世界的な感染流行に伴い夏季・冬季オリンピックを通じて史上初となる無観客での式典開催となりました。
ギリシャオリンピック委員会(HOC)国際オリンピック委員会(IOC)東京2020組織委員会等の全出席者を合わせても約100名という最小規模での開催へ。

式典開始後はオリンピック讃歌、日本国歌、ギリシャ国歌が演奏され、それぞれの旗が掲揚されるとヨルギオス・ヨルギオプロス オリンピア市長の挨拶の後、遠藤利明東京2020組織委員会会長代行から「神聖なる聖火が東京を目指して走り出すのは1964年以来、56年ぶりとなります。本日採火した聖火を日本に運ぶため、2人目の聖火ランナーとして聖火を受け継ぐのが野口みずきさんです。今回、野口さんは16年ぶりにギリシャの地を踏みました。本日、聖火を掲げて走る野口さんの姿を見て、日本国民はアテネオリンピックと同じように勇気と感動を覚え、その記憶をとどめていくでしょう。ギリシャ国内での聖火リレーによって多くの物語が生まれ、希望がつながることを心から願っております。Sas efharistó pára polí! ありがとうございました。」と挨拶が。

続いてトーマス・バッハIOC会長の挨拶の後、最後にIOC委員でもあり、HOC会長であるスピロス・カプラロス氏からの挨拶では「我々は今日、オリンピズムの発祥の地であるオリンピア、思慮深く、情熱的なこの地に集まり全世界を照らす聖火に炎を灯します。この聖火は、友情、卓越性、団結そして尊重を現すオリンピックムーブメントの伝統と価値の力強い象徴です。ギリシャオリンピック委員会はオリンピック聖火リレーの第一聖火ランナーとして、初めて女性を選出しました。ギリシャ代表金メダリストであるアンナ・コラカキ選手はスポーツにおける卓越性のみならず、我々がオリンピアへ大歓迎するトーマス・バッハIOC会長の常なる信念である男女平等、差別や排除がない社会も表しています。間もなく、日本がオリンピック大会を成功に導いた56年前の1964年と同じ状態で、2020年オリンピックの開催都市である東京のための聖火が灯されます。東京のために太陽と聖火をもたらすアポロへの祈りは、我々に現在の世界的な課題を乗り越え大会に対する熱烈な情熱に変える力をもたらすことを願いましょう。スポーツを愛する全世界と特にオリンピック発祥の我が国は最も成功した夏の大会になるよう日本の主催者にお祈り申し上げます。コウウンヲイノリマス。アリガトウゴザイマシタ。」と語りました。

写真提供:東京2020 / 共同通信社

写真提供:東京2020 / 共同通信社

写真提供:東京2020 / 共同通信社

写真提供:東京2020 / 共同通信社

そして出席者代表がヘラ神殿へ向かい、オリンピック聖火採火の儀式が行われます。

写真提供:東京2020 / 共同通信社

写真提供:東京2020 / 共同通信社

採火を終えると舞踊が行われ、ギリシャ国内のオリンピック聖火リレーの歴史において初の女性第一聖火ランナーとなるリオ2016大会で射撃女子のメダリストであるアンナ・コラカキ選手へとオリンピック聖火が渡されます。
そしてコラカキ選手から聖火を受け取る大会開催国最初の聖火ランナーはアテネ2004大会でマラソン女子金メダルを獲得したオリンピアンの野口みずきさん。
いよいよ灯された聖火が東京へ向けて走り出しました。

 

【聖火採火式概要】

<日時>
2020年3月12日(木)11:30開始(現地時間)

<会場>
ヘラ神殿、古代オリンピア競技場(ギリシャ・オリンピア市)

<主席者>
HOC、IOC、東京2020組織委員会関係者、総勢約100名

<主催>
ギリシャオリンピック委員会(HOC)

【東京2020オリンピック聖火リレー・ギリシャ国内聖火リレー実施概要】

<開催期間>
2020年3月12日(木)~3月19日(木)

<開催場所>
ギリシャ国内

<主催>
ギリシャオリンピック委員会(HOC)

<内容>
31都市・15の古代遺跡を通る約3,500kmのギリシャ国内聖火リレー。
期間中、28の聖火通過式典を実施。参加聖火ランナー数は600名。
※(全て当初の数値)

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