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東京2020大会開会式・閉会式アシスタンスキャスト大募集!

東京2020組織委員会は2020年2月7日(金)から2020年2月28日(金)まで東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下オリパラ)の開会式/閉会式のアシスタントキャストを募集します。
アシスタントキャストとは東京2020大会の開会式/閉会式で、選手団の入場時にフィールドで、選手たちの出迎えや入場の誘導等、各選手団のサポートを行うキャストです。

2020年2月7日(金)東京都内某所にてアシスタントキャスト募集の記者会見が行われました。

【記者会見の様子】

最初に中井元東京2020組織委員会チーフ・セレモニー・オフィサー(CRO)からの挨拶が。
中井CRO「昨年12月に行いました、東京2020パラリンピック開閉会式出演キャスト募集では、御蔭様で約2000組、のべ5000名以上の方にご応募頂きました。オリパラの開閉会式の選手入場というのは、各国地域の選手に最も注目が集まりまして、翌日から競技に臨む選手達を歓迎し励ます非常に大切なパートでございます。そこで直接、選手の誘導やサポート等をして頂くアシスタントキャストの方々を今回募集いたします。主役であるアスリートを出演して頂く皆様と一緒にお迎えし、また、式典の基本コンセプトの一つである「参画」に基づいて多くの方が式典に参加して頂ける機会を作る事で、選手達も含め、共に作り上げる式典を目指したいと考えております。」

続いて野村萬斎チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター(CECD)の挨拶。
野村CECD「アシスタントキャストとはどういう事をするのかというと、各国の選手入場時等に、直接選手のサポートをしたり、誘導をしたり、動線を作ったりするという形で式典に携わって頂こうという方を募集します。オリンピックの開閉式は約1000名程度、パラリンピックの開会式は約1200名程度の募集を予定している所で御座います。先日のパラリンピック開閉会式の出演キャスト募集と違う点は、選考がマッチング及び抽選となるという事でございます。オリパラ開閉会式は素晴らしい物になると思います。世界から人が集まるという奇跡の時間にパフォーマーとして参加する方、アシスタントとしてご協力頂ける方、そしてメディアを通して世界中から大勢の方の目が東京の一点に集まる奇跡の瞬間を思う存分、楽しんで頂き、皆で盛り上げるという場所、時間を共有出来る事になりたいと思います。」

そして今アシスタントキャスト募集についての思いを書いたボードを報道陣に見せる野村CECD。
「何度も言いますけど、4年に一度でありますし、東京にこれだけの方達が集まるという事は本当に多種多様な人々へのおもてなしをはじめ、この奇跡の時間を大事にして頂きたいです。是非、多くの方のご参画をよろしくお願いします。」
と話しました。

続いて質疑応答へ。

沢山の方に参加をとの事でしたが、どういう思いを抱いている人に参加して欲しいですか。
また、選考におけるマッチングの意味はなんでしょうか。

野村CRCD「兎に角、日本全体として広く盛り上げられる様に多くの方に…という思いがあります。多種多様な世代というものを皆で盛り上げるというか、支えあうという意味でもそういう場にまず来て頂く、観て頂くという事が重要かなと思っております。今、非常に個人主義も増えておりますし、自分だけの世界で進む場というのが割合多いと思うんですけども、やはりこれだけ多くの世界中の人達が注目し、世界中からアスリートが来るという状況の中で、それを個人としてだけでは無く、皆で受け止めて欲しいですし、世界は広いんだ、地球は一つなんだという思いを受け取って頂けたらありがたいと思います。」

中井CRO「マッチングに関しては、例えば外国人選手と外国語でコミュニケーションをとらなければならないというような役割があるとすると、キャスト募集のサイトの欄に語学が出来ますという解答欄がありますのでご記入を頂くと、そういった方をマッチングさせて頂いて、その中から抽選をするという形になると思います。」

現時点で開閉会式演出で一番難しいと思われる部分はありますか。

野村CRCD「開閉会式の演出は全てが簡単な事ではないですし、色々な方が色々な見方をするのを承知の上で、広くメッセージを伝えていくという事を考えるのは、そんなに一元的にスポッと決まるものでも無いですし、皆が色々とアイディアを出しながら決めていく作業が大変だったと思います。是非、楽しみにして頂きたいと思います。」

アシスタントキャストの具体的な仕事として、選手誘導以外の役割はあるのでしょうか。
また、若い人が中心で歳をいった人間は選考されにくいのではないでしょうか。

中井CRO「アシスタントキャスト選手誘導に大きくウエイトを置いています。実際に採用者さんが会場に入られてから色んな事があると思いますので、そういった所での場所場所での御世話やサポートといった事、あるいは各国の国旗を持っている役で、途中で代わりに持つ方も出てくるとおもいます。今は想定はこういう形でしていますけども、実際にはどうなるかは分かりません。年齢の事につきましては、「共生」のテーマの下、出来るだけ年齢層も考えてその辺はやっていきたいなと思います。ただそれなりに拘束される時間数もありますし、現場でずっと立って頂かないといけないという事もありますので、体力の事もある程度、考えざるをえないのかなという事で、その編はバランスを見ながらという事になるのかと思います。」

今回の募集では障がいの有無について問われてませんが現場での配慮などはあるのでしょうか。

中井CRO「今までの大会を御覧になって頂きますと、障がいのある方でも健常者と同じ役割をやっていらっしゃる方がけっこういらっしゃると思いますので、我々もその辺は配慮しながら是非、参画をして頂きたいなと思います。」

開閉会式で選手達を一番近くで見る事が出来るであろうアシスタントキャスト、是非応募をしてみてはいかがでしょうか。

アシスタントキャスト募集のサイトはこちら

 

【東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開会式/閉会式アシスタントキャスト募集記者会見概要】

<日時>
2020年2月7日(金)10:30開始

<会場>
東京都内某所

<出席者>
野村萬斎:チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター(東京2020総合)
中井元:東京2020組織委員会チーフ・セレモニー・オフィサー(CRO)
高谷正哲:東京2020組織委員会スポークスパーソン

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