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大相撲東京2020オリンピック・パラリンピック場所開催決定!

公益財団法人日本相撲協会は本年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を機に「大相撲東京2020オリンピック・パラリンピック場所(以下オリパラ場所)」を東京2020大会の公式文化プログラムである「東京2020NIPPON フェスティバル」の共催プログラムとして、2020年8月12日(水)、13日(木)の2日間で行います。

8月からの開催に先立ち、2020年2月4日(火)東京都墨田区の両国国技館にて記者発表が行われました。

【記者発表の様子】

開式に先立ち、約40秒間のオープニング映像がスクリーンに流れます。

続いてMCを務める芝田山康日本相撲協会広報部長の呼び込みにより、本日の登壇者が拍子木の音と共に登場。

最初に主催者を代表し、八角信芳日本相撲協会理事長の挨拶。
八角理事長「この度、東京2020オリンピック・パラリンピック場所を両国国技館で開催する事になりました。この期間は世界中の目が東京に注がれ、日本の文化がこれまでにない注目を浴びる事になります。日本の文化・伝統である大相撲を体感して頂ければ幸いです。そしてオリパラ場所では、世界との友好、親善、国際文化交流に寄与出来る様、願っております。」

続いて共催者である公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会を代表し、遠藤利明会長代行の挨拶。
遠藤会長代行「いよいよ、オリンピックまで後171日、パラリンピックまで203日まで迫りました。私自身、国務大臣をしておりました時に相撲協会の八角理事長、大沼弘親方等々と色々な話をしながら、折角、海外から大勢の皆さんがおいで頂けるんだから、東京2020大会期間中に是非、オリパラ場所として、この東京で多くのお客さんに観ていただきたい、そんな機会が出来ないだろうか?と、そんな話をさせて頂いて、相撲協会の御尽力の下、今回大会が実施される事に大変嬉しい思いであります。国内の相撲ファンは勿論、来日した多くの外国の皆様にも、相撲の良さ、日本の伝統の良さを味わって頂けるものと確信しております。」

次に協力の平田竹男内閣官房東京2020オリンピック・パラリンピック推進本部事務局長の挨拶。
平田事務局長「オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典であるだけでなく、文化の祭典でもあります。2020大会の文化発信の中にどうしても大相撲を入れたいと考えておりました。そして、障がい者への理解を促進するのが東京2020大会の理念でもあります。試行イベントでは大相撲を普段、生であまり観る機会が無かった障がい者の方々にも相撲を観て頂いた訳であります。国技館の入り口から土俵までの会場内に入り難い方を相撲協会の好意で若い力士の方に担いで案内して頂きまして、障がい者の方から「大相撲の力士に触れ合う事が出来た。こんなに感激した事は無い。」という声が寄せられました。試行プロジェクトを2回重ねて来ましたが、いよいよ今年が本番です。2020年のオリパラが様々な日本文化の発信に繋がる事様、頑張ります。」

そして力士代表として、力士会会長の横綱鶴竜関から挨拶が。
鶴竜関「東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される事を力士として大変光栄に存じます。この機会に全力士が全力で取り組み、皆様をおもてなししたいと思います。世界中から多くの方がお越し下さる事を心よりお待ち申し上げます。」と全文を英語でスピーチします。

続いて代表質問の質疑応答へ。

本イベントを通じ発信したい相撲の魅力とはなんでしょうか。

八角理事長「やはり大相撲の伝統文化、土俵入りから四股の意味、そういう物を知って欲しいと思っています。大相撲は単なるスポーツでは無く、伝統文化であるという事を知って欲しいです。」

本イベントは具体的にどの様な内容でしょうか。

芝田山広報部長「相撲の取組はトーナメント形式を予定しており、2日間の優勝者が優勝決定戦を行い、優勝者を決めます。場内放送は臨場感溢れる日本語と英語の同時放送を行い、海外のお客様に相撲を理解頂ける様な内容になっております。また、力士の触れ合いを予定しており、身近に大相撲を感じて頂くイベントにする予定です。」

東京2020 NIPPON フェスティバルとして大相撲をどの様に発信していきたいですか。

遠藤会長代行「先程の通り、オリパラはスポーツの祭典というだけでなく、日本の伝統文化の素晴らしさを世界の皆様に知って頂きたい、そういった事を発信する大きな目的がありますので、そういった意味での今回のオリパラ場所を通じて日本の伝統の象徴である大相撲を組織委員会として発信をして行きたいと思っています。同時に、この国技館の周辺には、江戸東京博物館、すみだ北斎美術館等、色々な施設がありますので、そうした相撲を通じて周りの連携を取りながら色々な日本の文化を是非、発信していきたいと思っています。」

過去「大相撲Beyond2020場所」が行われましたが
本番である今回はどの様な所に期待しますか。

平田事務局長「この大相撲という文化、これが無くして日本の文化発信は無いんだという事を世界に印象付けたいと思っています。その為には観て頂く事も然る事ながら、それを英語で”深さ”をきちっと発信出来る事、その事が大事だと思っています。もう一つ期待しているのは、大相撲の文化の発信に加えて、日本が新しくバリアフリーの国になったんだという事を世界中に印象付ける事です。東京2020大会決定後、あらゆる交通手段でバリアフリーの工事が進んでおりまして、今年の夏には東京の基本的に殆どの場所でバリアフリーを達成する見込みです。大相撲という世界が注目する大イベントに障がい者の皆さんと一緒になってこのイベントが成功するという事になれば、日本がオリパラを契機にバリアフリーの国になっている、障がい者と共生している社会になっているという事を発信出来ると思います。」

注目している競技種目はありますか。

白鵬関「私はスポーツは何でも観るのが好きで色んな種目に興味がありますが、特にその中ではレスリングを観たいなと思っております。何故、レスリングかというと、56年前の1964年の東京オリンピックで父(ジグジドゥ・ムンフバト)がレスリング選手で出場しまして、7位を獲得し、その4年後のメキシコオリンピックでモンゴルに初のメダル(銀)を齎した、そういう意味でこの東京で生で素晴らしい試合を観たいと思っております。」

鶴竜関「自分もスポーツが大好きで色々と観るんですけど、その中でも小さい頃からバスケが好きで、自分もバスケ少年だったので、アメリカ代表「ドリームチーム」のスター選手を一堂に観れる機会はあまり無いと思うので、是非、オリンピックで観たいなと楽しみにしております。」

貴健勝関「自分はボクシングが凄く興味が有って観たいと思っています。何故なら、ボクシングの競技会場が、普段、僕達が戦っているこの両国国技館でやるという事もありますし、ボクシング自体は祖父もやっていましたし、普段から非常に好きなので、観てみたいです。」

世界から東京に注目が集まる今年、大相撲がまた大きな一歩を踏み出します。

【大相撲東京2020オリンピック・パラリンピック場所開催概要】

日本相撲協会の公式サイトはこちら

<開催日時>
2020年8月12日(水)・13日(木)

<会場>
両国国技館

<料金>
未定

<出場予定力士>
未定

主催:公益財団法人日本相撲協会
共催:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
協力:内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局

【大相撲東京2020オリンピック・パラリンピック場所記者発表概要】

<日時>
2020年2月4日15:30開始

<会場>
両国国技館

<出席者>
八角信芳:公益財団法人日本相撲協会理事長
遠藤利明:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長代行
平田竹男:内閣官房東京2020オリンピック・パラリンピック推進本部事務局長
白鵬:大相撲力士・第六十九代横綱
鶴竜:大相撲力士・第七十一代横綱
貴景勝:大相撲力士・大関

MC:芝田山康・日本相撲協会広報部長

©Tokyo 2020

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