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KABUKI×OPERA「光の王」Pre​sented by ENEOS 発表会開催!

東京2020組織委員会は、東京2020参画プログラムの集大成として、2020年3月下旬から大会に向けた機運を最大化し、国内外へ日本の様々な文化をPRするため、「東京2020 NIPPON フェスティバル」を展開。
世界の注目が日本・東京に集まる2020年3月下旬から9月にかけて実施される、東京2020大会の公式文化プログラムです。

東京2020 NIPPON フェスティバル主催4事業、『大会に向けた祝祭感』『参加と交流』『共生社会の実現に向けて』『東北復興』のうちのひとつ、テーマ「大会に向けた祝祭感」として、2020年4月18日(土)に開催予定の、『KABUKI×OPERA「光の王」Presented by ENEOS』について、公演概要およびチケット発売に関する発表会を2020年1月29日(水)に、東京都千代田区の東京国際フォーラム ホールD5にて開催しました。当日の様子をお伝えします。

【発表会の様子】

最初に主催者を代表し、古宮正章東京2020組織委員会副事務総長からの挨拶が。

古宮副事務総長「東京2020 NIPPON フェスティバルは2017年から行われて来た文化オリンピアードの集大成で世界の注目が東京に集まる3月中旬~パラリンピックが閉幕する9月までの期間を国・自治体・文化団体等と連携して全国で展開するプログラムです。今回、組織委員会が主催する主催4事業のトップバッターとして『KABUKI×OPERA「光の王」Presented by ENEOS』を発表します。副題として「挑戦とは、なんだ。」と付いていますが、今回のプログラムはいろんな意味で”挑戦”であると伺っています。考えますと、歌舞伎とオペラは当然、違う文化領域で育って来ています。それが今回、融合して新たなるステージに進む。組織委員会だけでは無く、色んな方が参画をして東京大会を盛り上げて行くその場面においての祝祭感というのを醸し出してくれるのではないかなと私共は期待して、主催プログラムとして進めている所でございます。」

続いて、本公演のプレゼンティングパートナーである、ENEOSの中原俊也JXTGエネルギー株式会社 取締役常務執行役員の挨拶。
本日は同社のイメージキャラクターである「エネゴリ」もスーツでばっちりキメて一緒にステージに登壇。

挨拶をする中原取締役とテンションが上がってドラミングをするエネゴリ

中原取締役「弊社は全ての人に熱いエネルギーをお届けする様々な活動を展開しており、その領域はスポーツに留まらず、文化の分野においても長きに渡り活動して参りました。『KABUKI×OPERA「光の王」Presented by ENEOS』は歌舞伎とオペラが融合する世界初のイベントとして記念すべき貴重な公演となります。今公演をより多くの方に体験して頂きたいという思いから「50組100名様へのチケットプレゼントキャンペーン(※)」を実施いたします。また、日本の伝統文化である歌舞伎を次世代まで継承する事を目的とした「歌舞伎教室」へのご招待(※)も行います。弊社は NIPPON フェスティバルをエネゴリくん共々、全力でサポートして盛り上げて参ります。」
※2020年2月14日(金)にプレスリリース予定。

続いてステージ上のスクリーンに約1分間の公演概要映像が流れます。

そして本日のスペシャルゲストである、十一代目市川海老蔵丈が登壇。
今舞台をどの様に捉えているのか?という質問に
海老蔵さん「私も微力ながら、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化教育委員の一人として並ばさせて頂いた上で、このようなNIPPON フェスティバルという、オリ・パラに向けて機運を高めるフェスティバルのキックオフに参加させて頂き、歌舞伎という物、オペラという物、そして様々な方々と共演出来る機会を
頂戴した事に改めて感謝を申し上げたいと思います。」

次に今舞台をどの様にして行きたいか?という問いには
海老蔵さん「今回のオリンピックのテーマが「レガシー」「多様性と調和」という事で、多様性という部分でオペラ、歌舞伎、そして様々な芸能が多様的であるという中で、それを調和していく事も一つのテーマかなと。オリンピックの言葉の中にも多様性と調和、レガシーという言葉を作品の根核に入れた中で製作が出来て行ったのならば、良いのではないのかなと思いますし、大変大きなお仕事だという緊張感の中でそれを感じている次第です。」とコメント。

そして「挑戦とは、なんだ。」のキャッチコピーについては
海老蔵さん「昨今、どんな方も感じているかもしれないんですが、挑戦しづらい世の中になってきている気がしますし、挑戦をすると周りから何か言われるような風潮が強いかなと思います。ですからこれを機に何を言われても動じない様な
事に挑戦して行く、己もそうですし、オペラの方、歌舞伎の方、裏方さんやスタッフも新しい事に挑戦する事になる訳ですね。ですからそれは各々の挑戦にも繋がるし、それが大きく羽ばたく事を願って制作に入るという事は物凄く挑戦という言葉に合っているのではないかなと個人的には思います。」と話します。

また、稽古に関しては?との質問には
海老蔵さん「正に只今中身を制作中です。出来た次第で稽古に入ります。多分、3月中半~位かな?アンナさんとアーウィンさんが来日しての稽古も、ですね。実は、過去にもこのオペラ×歌舞伎は父(十二代目市川團十郎)も挑戦していまして、オペラと歌舞伎は実は発祥は大体同じ時期なんですね。オペラはオペレッタ、歌舞伎は新歌舞伎の時代が大体同じ時代に来ましたけど、そういう意味で父も凄く興味を持ってやっていた部分もありまして。私もオペラの方とは度々共演させて頂く事もございますので、今回、新しい作品が出来る事が本当に楽しみですし、物凄い声量で迫力満点なので。それを計算に入れた上で構成が出来るというのはちょっと楽しみだと思います。」とお父様の話を交えます。

そして今回海老蔵さんと共演する、二人のオペラ歌手から届いたビデオメッセージがスクリーンに流れます。

ソプラノ歌手:アンナ・ピロッツィ
「今回、私は初来日し、芸術を愛する皆様の前で初めてパフォーマンスします。歌舞伎界の高名な演出家のもと、名作オペラのアリアを歌うことにとても興奮しております!今回の重要な文化イベントに参加することができて大変光栄ですし、幸せです。歌舞伎の演出と教えを重んじ、最高のパフォーマンスを皆さんにお楽しみ頂きたいと思います。ビバ!オリンピック・パラリンピック!ビバ!東京2020。日本でお会いしましょう!」

バス・バリトン歌手:アーウィン・シュロット
「この度、オリンピックとパラリンピックに向けてひらかれる東京2020NIPPON フェスティバルの歌舞伎×オペラプロジェクトで皆様にお会い出来るのを大変楽しみにしております。メトロポリタンのオペラと国立歌劇場の日本公演以来の来日になりますが、今回は偉大な歌舞伎役者でおられる十一代目市川海老蔵さんと共にオペラと歌舞伎ファンの皆様の為に公演出来ることを光栄に思います。このエキサイティングなプロジェクトをとても楽しみにしていると共に、オリンピックとパラリンピックの東京組織委員会の方々に特別な感謝を送りたいと思います。では4月に東京でお会いしましょう!」とのメッセージが流れました。

続いて、質疑応答へ。

オペラの公演は何回観た事がありますか。
またオペラに対するイメージはいかがでしょうか。

海老蔵さん「数える程度…3、4回ですね。オペラのイメージとしては、非常に歌舞伎に似ている部分があるんですよね。物語が重要である事と歌うじゃないですか。歌舞伎も「歌・舞・技」という字の通り、似ている所があり、先程の通り、場所は違いますが、オペラと歌舞伎が発祥した時期と発展の過程が似ていると。実は私、オペラの方との舞台というのを結構観ていまして、世界劇というものですとか、日本のオペラ歌手の方のもですし、父が実は「鳴神」という歌舞伎十八番をオペラの形で演出をした事が随分前にございまして、やはりオペラという事に関しては歌舞伎に近い感覚があるというが私の思いです。」

公演を通じてどの様な”エネルギー”を観客に与えたいですか。

海老蔵さん「やはり、今回フェスティバルとして、組織委員会主催のが4本ございまして、その一番最初のイベントが今公演です。そしてその後にオリンピック期間が始まりまして、その後にパラリンピック期間が始まる訳でございます。そして勿論、両開閉会式がございます。その中で今公演が組織委員会として一番最初のイベントであるという事は、非常に重要な役割のひとつを担うという事でございますので、勿論、多くの方々に観て頂くというエネルギーも大事なんですけども、今回の大会に向けて日本人の方々に、より「オリンピックが来る!パラリンピックが来る!」という気持ちが高まる様なエネルギーになっていく事がこのキックオフイベントに対して託された一番強い関わる方々の願いではないかと思います。そこがまず最初のステップでして、それが認められればより多くの方々に公演が広がっていって、そこからまた新たなエネルギーが出てくれば良いのかなと思います。」

東京2020大会で楽しみにしている事や観たい競技はありますか。
お子さん達も期待されているのではないでしょうか。

海老蔵さん「ウチの子達はオリンピックが初体験に近いので、そもそもオリパラがなんなのか、さほど理解はしていないかと…。今後、お子様達が東京2020大会を観て、「これは素晴らしいな」と思って、そこから次のオリンピックに向けてこういうモノが見たいとか、国際大会が観たいという気持ちになればそれがレガシーになると思います。僕は正直、時間がある時は大会全部を観たいなと思います。幸せな事に自国開催な分、時差が無いので、海外で開催された時は夜中に競技が始まったりで中々仕事中には観れないんですけど、日本の東京でやるという事ですから、全部観れるなら見たいなと正直、思っています。個人的には陸上100m走なんか、世界記録が出たら面白いなと感じています。」

そして最後に海老蔵さんより
「古宮副事務総長が仰った通り、今公演がオリンピック・パラリンピックが盛り上がる一つの起爆剤になれば良いなと思いますし、そして多くの方に観て頂きたいなと。そして様々な挑戦をしていく。日本人として東京2020オリンピック・パラリンピックに向かっていくという事を皆さんに見て頂きたいなと思います。そしてそれが結果としてレガシーとして残ってもらえたならば、公演に関わった人間、観て頂いた方、そしてオリパラに関係して下さった皆様が喜んで貰えると思う次第ですので、どうぞ宜しくお願い致します。」
と挨拶があり、発表会は終了しました。

一夜限りの奇跡の祭典、チケット発売は2020年2月14日(金)からです。

 

【東京2020 NIPPON フェスティバル主催プログラム 『KABUKI×OPERA「光の王」Presented by ENEOS』公演概要】

東京2020 NIPPONフェスティバルの公式サイトはこちら

<公演名>
KABUKI×OPERA「光の王」Presented by ENEOS

<公演日時>
2020年4月18日(土)17時~(予定) ※1回限り

<会場>
東京体育館

<公演時間>
未定

<内容>
オペラを迎えた歌舞伎公演

<料金>
SS席 25,000円(アリーナ前方)
S席 18,000円(アリーナ、2階スタンド)
A席 12,000円(アリーナ後方・サイド、2階スタンド)※車いすエリアを含む
B席 10,000円(3階スタンド)
Z席 2,020円(※)(2階・3階スタンドのステージサイド)
※Z席はステージの見切れ席となっており、3 月7日の一般販売から販売開始。

<販売スケジュール>
抽選販売:2020年2月14日(金)10:00~2月24日(月)23:59(予定)
※申込者の中から抽選で当落決定。
※当落はお申し込み時のメールアドレスに通知。(2月28日(金)発表予定)
※期日を過ぎても届かない場合は申込状況照会ページにてご確認ください。
※クレジットカード決済を選択の場合は当選と同時に決済完了。
※現金決済は当選後、期日までに入金がなければキャンセル扱い。
◆購入経路:インターネット受付
◆枚数制限:1人1回まで申込み可/1回のお申込みにつき最大4枚まで
◆受付対象:未就学児は入場不可
◆入力項目:氏名/生年月日/住所/電話番号/メールアドレス/
◆クレジットカード情報(カード決済選択の場合)/申込状況照会用パスワード
◆受付希望:第4希望まで申込み可(SS席、S席、A席、B席を選択可)
◆当落通知:申込時のメールアドレスに個別通知(期日以降に確認画面で確認)
◆決済方法:クレジットカード決済(Visa決済のみ)
◆現金決済(コンビニエンスストア:セブンイレブンおよびファミリーマート)
※現金決済の場合は13桁の払込み票番号を付与。その払込み票番号を持って所定の期日までにコンビニエンスストアにて現金入金
◆引取方法:チケットを申込者宛てに配送(配送料等は別途必要です)
菱その他:本公演のチケットは特定興行入場券となります。(海外からも購入いただけますが、チケットは会場渡しです)

一般販売:2020年3月7日(土)10:00~3月17日(火)23:59(予定)
※決済と同時に確定
※3月15日まで現金・カード決済、3月16日~17日はカード決済のみ
※現金決済は申し込み後、翌日23:59までに入金がなければキャンセル扱い
※2月25日0:00から3月7日9:59まではチケットの購入手続は出来ません

※公演チケットは、チケットぴあ専用ウェブサイトにて販売します。
※東京2020公式チケット販売サイトとは異なります。
※TOKYO2020IDの登録は必要ありません。
※Z席は、設営機材の影になるなど、演出の一部、出演者の一部が
見えづらい見切れ席を含みます。予めご了承の上、お申し込み下さい。
※車椅子でご来場の方は、車椅子用の鑑賞スペースにご案内致します。
A席相当のスペースへのご案内となりますので、予めA席をご購入いただき、
公演日前に必ずチケット販売事務局までご連絡ください。(同伴者の方も、チケットは必要です)。
米チケットリセールに関して公式チケットトレードリセール「チケトレ」連携を予定しています。

<出演者>
十一代目市川海老蔵丈:歌舞伎俳優
アンナ・ピロッツィ:ソプラノ歌手
アーウィン・シュロット:バス・バリトン歌手

『演奏』
指揮者:ジョルディ・ベルナセル
オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団

演出:藤間勘十郎(宗家藤間流八世宗家)

『公演の見所』
善と悪の対決を壮大に描いた物語。伝統的な歌舞伎の数々の名作をベースとしながら、
東京2020大会の公式イベントにふさわしい祝祭感ある物語を新たに創作。
その新たな歌舞伎のストーリーの中に、日本人にとっても馴染み深い
オペラ楽曲を随所に織り込んでいくことで、歌舞伎とオペラが一体となって
盛り上げる舞台を創り出します。また、歌舞伎俳優とオペラ俳優が物語上で
調和していく姿も東西文化の融合の一環として描き出していきます。
歌・ダンス・立ち回りといった圧巻のパフォーマンスで歌舞伎とオペラが融合する夢の舞台。
東京フィルハーモニー交響楽団が奏でる荘厳なオーケストラにも注目。
国境・性別・文化の垣根を超える、一夜限りのスペシャルエンターテインメントです。

『キャッチコピー「挑戦とは何だ」』
歌舞伎とオペラという”生身の身体の可能性”を表現する舞台芸術、
その異なる2つの芸術を融合するという挑戦。それを東京体育館という
巨大な舞台で行うという挑戦。歴史ある芸術をどのように現代的に
または未来に向けて、新しい形につくりあげるのかという挑戦。
通常、歌舞伎やオペラに出演されないような分野や世代の表現者の方々の出演、という挑戦。
など、この催しにはさまざまな「挑戦」が設定されています。
歌舞伎とオペラを融合し、そこにさらに異なる様々な分野の表現を
融合させていくこの舞台には、東京2020大会のコンセプトである
「多様性と調和」を実践するという意味も込められています。また、
世代や年齢を超えた表現者の方々の出演や物語のテーマには、同じく
東京2020大会のコンセプトである「未来への継承」という意味も込められています。
これらの「挑戦」を通じてこの舞台は「挑戦し続けることの素晴らしさ」や
「スポーツ・文化に留まらず挑戦し続ける全ての人々への称賛」を表現していきます。

【東京2020 NIPPONフェスティバル主催プログラム 『KABUKI×OPERA「光の王」Presented by ENEOS』
公演概要およびチケット発売に関する発表会概要】

<日時>
2020年1月29日(水)10:30開始

<会場>
東京国際フォーラム ホールD5

<登壇者>
十一代目市川海老蔵:歌舞伎俳優
中原俊也:JXTGエネルギー株式会社 取締役 常務執行役員
古宮正章:東京2020組織委員会副事務総長

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