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『デスノート THE MUSICAL』いよいよ開演!

2003年集英社「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画「DEATH NOTE」(原作:大場つぐみ 漫画:小畑健)。
世界累計発行部数3000万部を超え、2006年には、映画「デスノート」が公開。
数々の興行記録を打ち立てその人気は日本だけにとどまらず海外にも広がっていきました。

2015年には世界的クリエイター陣のコラボレーションから本ミュージカルが誕生。
『デスノートTHE MUSICAL』は、通称“デスミュ”として愛される作品となり、2017年の再演では日本国内を飛び出し海外公演でも大成功をおさめました。

そして2020年1月、オール新キャストでの上演が東京都豊島区の東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) にて開幕します。
2020年1月12日(日)のカウントダウンイベントに続き、初日公演の前日となる2020年1月19日(日)に開幕前日プレスコールと囲み取材が行われました。

【プレスコールの様子】

今回、報道陣に公開されたのは計5つのシーン。

1曲目は「ゲームのはじまり」。
エルが犯罪者を次々に裁いていく犯人”キラ(夜神月)”を必ず見つけ出し、逮捕する事を誓うナンバー。
髙橋颯さん演じるエルの不気味ながらも絶対にキラを逃さないというエルの天性の負けず嫌いが静かにあふれ出てくる様子が見て取れます。

2曲目は「恋する覚悟」。
人気アイドル歌手のミサミサこと弥海砂は両親を強盗に殺され、その犯人をキラが裁いて以来キラを崇拝している。
そのミサミサが自分の自分のコンサートでキラに捧げる曲として歌うナンバーです。

若干15歳の吉柳さんが可愛らしくしかもパワフルに歌い踊るアップチューンでありますが……その傍らで見物したり、一緒に踊りだす横田栄司さん演じる死神リュークの存在が会場の笑いを誘います。

曲が終っても歌いながら舞台袖にはけて行くリュークに場内から笑い声が止まりませんでした。

3曲目は「秘密と嘘」。
月の父親である夜神総一郎はキラ対策本部のリーダーとしてキラを捕まえようとするが、キラ捜査は困難を極め一方の月は突如現れた名探偵エルの存在をけむたく思い、リュークと手を組みエルの正体を突き止めようとする。月、エル、総一郎、それぞれの複雑な思いが交差するナンバー。

夜神月役を村井良大さん、夜神総一郎役を今井清隆さんが演じるシーンで、それぞれの側の対比が色濃く映し出されます。

4曲目は「哀れな人間」。

パク・へナ演じる死神レムと死神リュークが死神界から人間界を見下ろし、人間達を嘲笑い歌うナンバー。
リュークが”退屈”しのぎに人間界へと落とした一冊のノートから全てが始まるシーン。

人間達の無意味な足掻きや忍耐、努力を見て退屈してこっちは退屈で死にそうだ!と叫んだリュークが奴等で遊んでみるか…と片手に持っていた”ノート”が人間界へと落とされる時の横田さん演じるリュークの表情たるや……是非、劇場でお確かめを。

そして最後は「死のゲーム」。
先日のカウントダウンイベントでも披露された劇中でも屈指の重要ナンバー。
原作コミックでも有名なシーンである「私はエルです」と初めて月とエルが対峙するもお互いに疑念を抱きつつ、ふたりの心理戦が一気に加速していく場面。夜神月役を甲斐翔真さんが演じます。

登場人物の思惑や信念がぶつかり合い、一つの歌へと昇華していく様は圧巻です。
本番が実に楽しみ、と思った所で約17分間のプレスコールは終了しました。

【囲み取材の様子】

プレスコール後に場所を移し、村井さん、甲斐さん、髙橋さん、吉柳さんが登壇しての囲み取材が行われました。

初日を明日に控えた今の意気込みをお願いします。

村井さん「いよいよ始まるというのが率直な感想で、凄くこの時をワクワクしながら待っていたので今から楽しみです。」

甲斐さん「稽古が始まったばかりの頃は、まさか自分が本番が凄い楽しみだと思えるとは思ってもいなくて、こんなに楽しみだと思っている自分にビックリします。」

髙橋さん「僕も同じ様な思いで、稽古始めの時に本当に何も出来なくて、沢山の先輩達やスタッフさんにお世話になってここまで成長する事が出来ましたので、精一杯初日にぶつけたいと思います。」

吉柳さん「稽古初日とかは不安が凄く大きかったんですけど、稽古を重ねて行く内にどんどんと色んな事を吸収して自分に自身が持てるようになってきたというのがあるので、皆さんと一緒で今は楽しみだなと思います。」

デスノートといえば心理戦ですが、その点での見所はありますか。

村井さん「見所は沢山有り過ぎてどこを選んで良いやらという感じだったんですがこのデスノートという作品をミュージカル化したというのが一つの大きな題材になっています。こんなにもミュージカル化をして凄く作品として出来上がった物って中々無いなと思っていて、音楽を含め、物語は勿論面白いですし、全てが詰まったエンターテイメントという感じがします。」

甲斐さん「舞台化することにより、生の人間が漫画の中の人物を演じる事により、よりデスノートの本質的な所を見る事が出来たり、人物の中で渦巻く感情を空気で感じれる。そしてその心理戦のヒリヒリとした感じが本当に曲に現れているので、生オケの曲の良さも感じて頂きたいと思います。」

髙橋さん「心理戦は中々の白熱ぶりだと思います。心理戦ですから月とエルは直接言葉を交わさないで、心の中で戦いが挑まれている訳である意味で相手に聞こえない言葉、独り言で戦いをしているような感じでそれを眼の奥で感じあってという、凄く緊迫した所が見せられるんじゃないかと思っています。」

吉柳さん「月とエルの心理戦は何時も海砂として、月側についている人間としてみていると、「やっぱり、私には無理だ…」っていう、海砂としても味方する事しか出来ないし、言わないで黙っている事しか出来ないというか、応援する事しか出来ないんですけど、その中で一つ海砂という存在がちょっと心理戦とは外れた所から輝ければ良いなと思います。」

初舞台組の感想はいかがですか。

甲斐さん「最初は右も左も、稽古って何?!っていう所から始まったので、日々約2ヶ月間、稽古で一所懸命頑張ってきて、今本当に早く皆さんにお届けしたいというのが、2ヶ月前の僕からしたら不思議です。そんな事を思えるとは本当に思ってもいなくて。デスノートの魅力を早く皆さんに伝えたいんだという気持ち100%です。」

ベテラン勢との共演はいかがでしたか。

村井さん「パク・へナさんは2015年からデスノート THE MUSICALの韓国版をやられていて、今回で3回目なので、デスノートの作品に関しては一番の先輩なんですけど、とてつもなくチャーミングで明るい方で優しいんですよ。日本語も色々と「教えて~」って言ったりとか、本当に壁無く話して下さって皆がへナさんの魅力に”ヘナヘナ”になっているというか。でも死神レムになると一気に空気感が変わるというか。」

甲斐さん「能有る鷹は爪を隠す?」

甲斐さん「横田栄司さんは僕等お世話になりまして、「横田塾」の名の下、僕等はお芝居や舞台に立つ事、そして喋る事というのを凄く学んで、台本も一緒に読み合わせをしたりとか、本当に勉強になりました。横田さんの存在は大きいです。」

村井さん「ミッチリやったよね。「…見事だ」とかの台詞でも「み」が聞こえない!とか、本当にミッチリとやりました。それこそお金払って良いレベルです。」

吉柳さん「私は一番、へナさんとのシーンをいっぱいやっているので、へナさんの凄さを肌で感じますし、やっぱり対等な立場に立ってお芝居をしなきゃいけないのにどうしても引っ張っていって貰っている様な感覚になる時があります。そこは私が負けじとグイグイと行って、へナさんがこの子を守りたい助けたいと思える様な海砂にならなきゃいけないなというのは、日々感じていたので、本番はそれが出来ているんじゃないかと自身をもって言えるかなと思います。」

最後に公演に向けての意気込みをお願いします。

村井さん「デスノート THE MUSICAL2020、本当にこの作品に携われた事がとても幸せです。本番最後まで怪我の無い様に頑張りたいと思います。」

甲斐さん「今回、夜神月という役をやらせて頂くんですけども、舞台でやる事で、より残酷に感じていて、最後にリュークが言う言葉があって、「何も残らねぇ、何の意味もねぇ」って。これだけ怒涛の人生を生きて来たのに何の意味も無いのかというその残酷さ、じゃあ何に意味があるのと考え出すとワァァァッてなるんですけど、デスノートって、きっと答えが無くて、お客さんに考えて感じてもらう作品なので、いかに僕等が色んな引き出しを開けるかにかかっていると思うので、是非、素晴らしい音楽と共に劇場で感じて頂きたいです。」

髙橋さん「一幕の半ばで僕がエルの椅子に座って、その横に小道具があるんですけど、本物の苺が置いてあるんですよ。それを本番中に食べるのが楽しみで。小道具のコーヒーカップの中には何も入っていないんですけど、イチゴは本物なんです。エルはスイーツ好きなので頑張ります!」

吉柳さん「私が今までやって来た役とは正反対の役なので、色々悩んだし、何回も壁にぶつかりはしたんですけど、それを私は乗り越えてこれたと思っています。沢山の方々に観て頂けるのが凄く楽しみだなと思うし、このデスノートという作品の正解の無い正義という物を皆さんで楽しんで頂けたら一番嬉しいなと思うので、是非劇場で生で観て頂けたら私は幸せです。」

遂に3度目の幕を開ける『デスノート THE MUSICAL』。いよいよ開幕です。

【あらすじ】

成績優秀な高校生・夜神月(やがみライト)は、ある日、一冊のノートを拾う。ノートには、
「このノートに名前を書かれた人間は40秒で死ぬ」とあった。それは、死神が退屈しのぎに
地上に落とした“死のノート”(デスノート)であった。犯罪者を裁ききれない法律に、
限界を感じていたライトは、ある日、テレビで幼稚園に立てこもる
誘拐犯の名前をデスノートに書いてみる。すると、誘拐犯は突然、心臓発作で息絶えた。

「自分こそが神に選ばれ、犯罪者のいない世界を創る“新世界の神”だ」と、ライトはデスノートを使い、
犯罪者の粛清を始めていく。世界中で犯罪者が不可解な死を遂げていく事件が相次ぐ中、
インターネット上ではその犯人を「キラ」と呼び、称賛しはじめる。犯罪の数が激減する中、
警察は犯人の手掛かりさえつかめないでいた。そこへ、これまで
あらゆる難事件を解決してきた謎の名探偵L(エル)が事件を解決すべく、捜査を開始する。

 

【『デスノート THE MUSICAL』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2020年1月20日(月)~2月9日(日)
静岡公演:2020年2月22日(土)・23日(日)
大阪公演:2020年2月29日(土)・3月1日(日)
福岡公演:2020年3月6日(金)~3月8日(日)

<会場>
東京:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
静岡:清水マリナート
大阪:梅田芸術劇場メインホール
福岡:博多座

<公演時間>
約2時間45分(20分間の途中休憩を含む)

<料金>
東京:S席13,500円 A席9,000円 B席6,000円 Yシート2,000円(※20歳以下対象・当日引換券・要証明書)
静岡:S席13,500円 A席10,500円
大阪:S席13,500円 A席9,000円 B席5,000円
福岡:A席14,000円 B席9,000円 C席5,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
夜神月:村井良大/甲斐翔真(Wキャスト)
エル:髙橋颯
弥海砂:吉柳咲良
夜神粧裕:西田ひらり
死神レム:パク・ヘナ
死神リューク:横田栄司
夜神総一郎:今井清隆

川口竜也
小原悠輝
金子大介
鎌田誠樹
上條駿
長尾哲平
廣瀬真平
藤田宏樹
本多釈人
松谷嵐
渡辺崇人
石丸椎菜
大内唯
コリ伽路
華花
濵平奈津美
妃白ゆあ
町屋美咲
湊陽奈
森莉那

<STAFF>
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:栗山民也
歌詞:ジャック・マーフィー
脚本:アイヴァン・メンチェル
翻訳:徐賀世子
訳詞:高橋亜子
音楽監督・オーケストレーション:ジェイソン・ハウランド
音楽監督:塩田明弘
美術:二村周作
照明:勝柴次朗
音響:山本浩一
衣裳:有村淳
ヘアメイク:鎌田直樹
映像:上田大樹
振付:田井中智子
歌唱指導:ちあきしん
演出補:豊田めぐみ
舞台監督:加藤高
東京公演主催:日本テレビ/ホリプロ
大阪公演主催:梅田芸術劇場/読売テレビ
福岡公演主催:博多座
東京公演後援:TOKYO FM/WOWOW
大阪公演後援:FM802
企画制作:ホリプロ

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