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『デスノート THE MUSICAL』カウントダウンイベント開催!

2003年集英社「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画「DEATH NOTE」(原作 大場つぐみ 漫画 小畑健)。
世界累計発行部数3000万部を超え、2006年には、映画「デスノート」が公開。数々の興行記録を打ち立てその人気は日本だけにとどまらず海外にも広がっていきました。

2015年には世界的クリエイター陣のコラボレーションから本ミュージカルが誕生。日本ミュージカル界に漫画原作×ブロードウェイミュージカルという革命を起こします。
初演以来熱狂的な作品ファンを生み出し、『デスノートTHE MUSICAL』は、通称“デスミュ”として愛される作品となり、2017年の再演では日本国内を飛び出し、海外公演でも大成功をおさめました。

そして2020年1月、オール新キャストでの上演が東京都豊島区の東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) にて開幕します。
開幕を直前に控えた2020年1月12日(日)、東京都豊島区の池袋西口公園野外劇場グローバルリングにて開幕直前カウントダウンイベントが行われました。

【カウントダウンイベントの様子】

寒空の下、多数のファンが池袋西口公園野外劇場に来場。
そして1月6日(月)より都内各地を走行していた作品のPRトラック「デスミュトラック」が一同に介し、貴重な光景にスマートフォンで写真に収めるファンの姿も。

夜神月役の甲斐翔真さん、エル役の髙橋颯さん、弥海砂役の吉柳咲良さんの3名がステージ上へ。
最初にキャストの挨拶から。

甲斐さん「寒い中、こんなに沢山の方に来て頂いて本当に嬉しいです。皆さん、ちゃんとカイロ貼っています?防寒して風邪引かない様にして下さいね。」

髙橋さん「緊張していますので、お手柔らかにお願いします。今日は雨が降らなくて本当に良かったです。」

吉柳さん「初めてこんなに沢山のお客様の前でデスノートの楽曲を歌うので、凄く緊張をしているんですけど、ちょっと天気も”デスノートっぽく”って歌いやすいなと思ったので、沢山お話出来たら嬉しいです。」

続いてトークへ。

原作のデスノートのどんな所に魅力を感じますか。

甲斐さん「漫画が原作ではあるんですけど、良い意味では漫画とは思えない位の本質的な所を突いて来る、人間の社会の構図を凄くしっかり映し出しているなというのを、演じてみて余計感じてますね。愛と犠牲の表裏一体さや、死、社会が上手く保たれている理由というのを凄く感じる作品ではあると思います。」

髙橋さん「魅力的な作品ですよね。僕も原作を勿論読んでいますし、本当に誰もが引き込まれる作品ですよね。もしかしたら、只のエンタメとしてだけじゃなくて白熱した心理戦や頭脳戦というのが、月とエルの対峙のキーワードになってくるじゃないですか。その白熱した部分にワイルドホーンさんの楽曲というのは、素晴らしい程に体現している。だからそこに負けない様にという気持ちではいますね。」

ミュージカル版ならではの魅力はありますか。

吉柳さん「やはりミュージカルなので、歌が入ったり、音楽が有るとこれだけ演技をしている中で音楽で凄く説得力のあるモノになっていく気がします。台詞とかも大事だけど歌に入ると自分が今まで伝えたかった思いというのが台詞以上に伝わる物があるなと思ったりするので。海砂の楽曲は是非聞いて欲しいなという曲ばっかりです。」

今回はオール新キャストでの公演だが、役が決まった瞬間の心境はいかがでしたか。

甲斐さん「今回僕はオーディションで夜神月をやらせて頂く事になったんですけども、これだけ熱望した物が叶う瞬間ってこんなに想い溢れるんだと思う位、胸一杯になりました。それと同時に全く実感が湧かなくて「・・・僕が夜神月?」みたいな。あの夜神月に僕がならないといけないというのは、凄く責任も感じましたし、それこそ世界中でデスミュは人気なので、本当に成功させないといけないなというのはずっと思っています。」

髙橋さん「デスノートは色々作品化がなされているじゃないですか。アニメ・ドラマ・劇場版と。僕は2006年の劇場版の藤原竜也さんと松山ケンイチさんが演じられた作品を観ていました。僕は当時8歳で小学2年生だったんですけど大ファンで子供ながらにエルに憧れて、ずっと家で一人Gパンを履いて。エルのGパンの色って、ちょっと特徴的じゃないですか。当時の僕にはそういうGパンが無くて、ブルーに近い色のを持っていたら、お母さんに洋服店にいって買って貰った位、好きな作品だったので本当に嬉しかったです。」

甲斐さん「彼はエルにぴったりなんですよ。御覧の通り、メッチャ変わってるんですよ。ステージ裏でも面白い事をしてたし。勿論、これは褒めているんですよ。それが凄くエルに活きていて、稽古していても凄く良いなと思います。」

髙橋さん「ある友達に「お前は素でエルだな・・・」と言われて。役作りというよりは、ミュージカルの舞台に立つ上での演技やメソッド、発声の括舌とかを中心にやっていたのはありますね。」

少年役から一転し、可愛らしい女性アイドルの役作りは難しかったですか。

吉柳さん「正直言えば難しいなと思いました。やはり3年間、男の子として空を飛んでいたのでそこから180度違う役というか、アイドルとして皆の前に立って笑顔で凄い可愛らしい女性な反面、物凄く色々な事を抱えている二面性であったりとか、今までに無い位難しい役に挑戦させて頂いているなというのは凄く感じたんですけど、海砂という人物を通して物凄く新しい事を経験しているなというのは稽古をしていて感じたので、本当に素敵で”ありがとうございます”という感じですね。」

髙橋さん「本当に海砂役を咲良ちゃんが演じると凄く説得力があるんですよ。勇敢だったり、前向きさだったり、その溢れているものがそのままミサミサの二面性のもう片方の愛に対して凄く深くコミットしているというか。」

甲斐さん「凄く切ないんですよ。若さゆえに月という悪い奴に引っかかっちゃう。若さゆえに真っ直ぐ、というのが凄く彼女から出ているので”可哀想”だと思いました。」

演じる役と自分と、何か共通点は感じられますか。

甲斐さん「サッカーをずっとやっていてゴールキーパーだったので正義感という意味では凄く分かるし、月の考え方も凄く分かるんですけど、それを行動に移すか否かというのは凄く大きいと思うんですね。月は”移しちゃった”訳では無く、そういう人生を歩むしかなかったという解釈に僕の中ではなっているんですけど、難しい所ですね。共感出来るのは正義感、悪い事に対して「どうにかならないものか」という考え方は凄く分かります。」

髙橋さん「ミュージカル版には、ワタリという登場人物が出てこない等、エルの背景が描かれていなくて、ちょっと役を作るのが難しいなと思っていたんですけど、何かオタク的な所は似ているかなと。一つの事に凄く熱中したり、ミサミサの事が好きだったりとかという所は似ているのかなと思いましたね。僕もアイドルのオタクをしたりするので。」

稽古場の雰囲気はいかがですか。

甲斐さん「僕と颯君は初ミュージカルなので、最初に稽古って何をどう始めていくのか?というそこから始まったので、本当に周りのキャスト、アンサンブルの方々を含めベテランの方やミュージカルに沢山出られている方の中でやらせて頂いたおかげで物凄く毎日が勉強の連続でした。今作は栗山民也さんが演出をされるんですけども、栗山さんが演出をする稽古の時って、稽古時間が凄く短いんですね。というのも本当に短期集中型で、やるならやるでガッとやって、その後にダメ出しがバンッとあって、それを僕等が自分で考えるという時間が凄く長くてそれが凄く良かったです。」

吉柳さん「ヒントを与えて下さって答えは自分で導き出して下さいというスタイルなので、自分で沢山考えるし、色んな事を毎日発見出来る様になりました。」

甲斐さん「本当に稽古が楽しいんです。」

高橋さんはミュージカル初挑戦ですが、いつもの仕事とは違うという所はありますか。

髙橋さん「僕はシンガーというか歌を歌ったりライブをしたりという経験もあるんですけど、その経験が悪い意味で”経験”になっていたというのもあったんです。と言うのは、全然歌い方が違ったんです。最初、歌稽古から入りますので歌を歌う訳ですけども、最初に栗山さんが稽古に来た時にその歌稽古通りに歌ったら、「君はミュージカル・演劇は歌を歌っちゃいけないんだよ」と言われました。ホントにそういう次元からスタートして、周りのキャストの皆さんもやさしくしてくれて、全員が応援して下さっていて、一個一個丁寧に全部教えてくれて・・・という環境で出来たので、本当に僕も期待に応えようと頑張っていました。」

死神リューク役の横田栄司さんをはじめとする
ベテランキャストからのアドバイスは何かありましたか。

甲斐さん「僕等は横田さんに「横田塾」という名の下、特別レッスンをして頂きました。台詞の言い回しや、より「こう言った方が伝わる」とか、劇場でちゃんとお客さんに届くとか。僕、映像でずっとやってきていたんですけど舞台に立つという事、そして喋るという事のも横田さんから凄く学びました。本当に横田さんは素晴らしいんです。」

髙橋さん「昨日の稽古で横田さんのアドリブに合わせてオーケストラピットの人達が演奏してビックリしました。」

甲斐さん「昨日初めてオーケストラ付きで通し稽古をしたんですね。僕等キャストは仕切りというか一回終わって、オーケストラの方々がその後にオケの合わせをしていたんですよ。そこに僕等が勝手に入って行って、オケの皆さんの横で踊りながら歌うというのがあって。まるでブロードウェイのキャスト達がやっている様な、楽しみながらウワァ~って歌うというのをやっていました。それが凄く楽しかったです。」

新劇場での上演開始だが、真新しい劇場で演じるという気持ちはいかがですか。

甲斐さん「もう直ぐ劇場入りするんですけど、待ちに待ってという感じで。とてもキレイという噂も聞いているし、劇場の杮落しでやらせて頂くというこんな光栄な事もないですね。初ミュージカルで杮落しなんて中々無いですから、本当に噛み締めながら一個一個、稽古も含めてやっていきたいなと思います。」

吉柳さん「新しい劇場という事で、オール新キャストで今年デスノートをやらせて頂けるという事で、新しいに新しいが重なって全てがおニューで御座います。デスノートを始めてから新しい事に沢山挑戦しているなというのを凄く感じていたので、新しい劇場で新キャストで、というのが凄く運命だなって思いました。」

デスミュの舞台は特徴的な形だが、もう慣れましたか。

甲斐さん「最初は大変でした。舞台が斜めなので慣れるまでは腰が痛くなったり体の重心がずれるんですよ。歌う時に身体を支える時とか、通常の平面で歌う時と重心が違うので、そこに慣れるまでは時間が掛かりました。斜めになっている舞台を「八百屋」と余分ですけど、最初から八百屋のある稽古場は「無いよ」と皆さんが仰っていたので。これは僕等が本当に成功させなければならないと思うので頑張ります。」

そして登壇キャストによる歌唱披露。
甲斐さん「「死のゲーム」という曲がありまして、第一幕で月とエルは対面しないんですよ。で、二幕でやっとちゃんと会うというシーンがありまして、初めてエルと対面する一番大事な出会いのシーンで「命を賭けた死のゲームを始めるぞ」という曲です。」

いよいよ歌唱がスタート。曲が流れた瞬間、キャスト3名の表情とステージ上の空気が一変。

池袋西口公園があっという間に劇場空間のような世界へ早変わり。

パワフル且つ繊細な歌声による約3分間の3名の熱唱に惜しみない拍手が送られます。

歌唱後のキャスト3名の第一声は揃って「緊張した~」。
甲斐さんは「デスノートの曲をお客さんの前でちゃんと歌うというのは初めてだったので、大丈夫かな・・・?」と心配されますが、客席からは拍手が。

そして公演に向けて登壇キャストからの意気込みを語られました。

吉柳さん「このデスノートという作品は、私が生まれる前から漫画、アニメ、映画、ドラマ、ミュージカルと色んな形で愛され続けてきた作品で、そんなに愛され続けてきた作品をオール新キャストの一人として出来るのが凄く光栄だなと思います。このミュージカルは生演奏なので、生演奏で生身の人間が、人間の見えなかった黒い部分とか本当は思っているけど言えなかった部分とか凄くリアルに描かれていて、生身の人間が演じるとどう写っていて、そのメッセージが皆さんにどう伝わるのか本番が始まるまで凄く楽しみにしています。新しい劇場で凄く緊張するんですけど、皆さん沢山観に来て下さったら嬉しいなと思います。」

髙橋さん「演出チームも俳優チームも全員で、ファンタジーだけどファンタジーで終わらせないという気概が本当にあって、デスノートがもしこの世界に落ちたら、こうなるんじゃないかというのを本当に考えてみて欲しいと思っています。他にこのデスノートというのがもしかしたらそれに近い何かが日本や世界にあるかもしれない。そういうのをしっかりと感じ取りながら観て貰いたいし、そういう色んなデスノートの要素を届けたいと思っています。」

甲斐さん「本作はブロードウェイのクリエイター、日本を代表する栗山民也さんという最強のタッグを組みまして、生オーケストラでやらせて頂くんですけども、皆で初めて全体の顔合わせをした時に栗山さんが「初演・再演の時は、僕はこれは近未来の劇作品だと思っていたんだけど、今回は現代劇だと僕は思う。」と仰られて。というのもこの数年で時代は代わり、近未来を予定していた作品が現代にズレ込んで来たという時代の流れを凄く感じるので、現代劇だからこそ
凄くリアルに演じて行きたいと思います。颯君も言っていたけど、デスノートが本当に存在したらこうなってしまうんじゃないか。漫画だと台詞しか書いていないけれども、栗山さんの演出で僕が好きだった事があって、「表現でグーが1、パーが100だとしたら、その間が僕らの仕事だ」と仰って、そこを頑張って全て皆さんに伝えられる様に、本番直前まで考え続けて役とデスノートに向かい続けて、誠心誠意全身全霊で頑張って行きたいと思いますので皆さん是非、劇場で生のデスノートを味わいに来て下さい。」

そして来場者をバックに登壇キャスト3名が記念撮影。

最後に甲斐さんより「このデスノート THE MUSICALが成功するように皆さんの観に来て下さるという力も必要なので。是非皆さん、重ねてになってしまいますが劇場でお待ちしております。」と挨拶があり、イベントは終了しました。

提供:ホリプロ

オール新キャストで贈る3度目のデスノート THE MUSICAL、開幕はもう目前です。

【『デスノート THE MUSICAL』が池袋に降臨!開幕直前!カウントダウンイベント開催概要】

<日時>
2020年1月12日(日)11:00開始

<会場>
池袋西口公園野外劇場グローバルリング

<来場者>
約300人(事前応募・立ち見を含む)

<登壇者>
甲斐翔真
髙橋颯
吉柳咲良

 

【『デスノート THE MUSICAL』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2020年1月20日(月)~2月9日(日)
静岡公演:2020年2月22日(土)・23日(日)
大阪公演:2020年2月29日(土)・3月1日(日)
福岡公演:2020年3月6日(金)~3月8日(日)

<会場>
東京:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
静岡:清水マリナート
大阪:梅田芸術劇場メインホール
福岡:博多座

<公演時間>
未定

<料金>
東京:S席13,500円 A席9,000円 B席6,000円 Yシート2,000円(※20歳以下対象・当日引換券・要証明書)
静岡:S席13,500円 A席10,500円
大阪:S席13,500円 A席9,000円 B席5,000円
福岡:A席14,000円 B席9,000円 C席5,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
夜神月:村井良大/甲斐翔真(Wキャスト)
エル:髙橋颯
弥海砂:吉柳咲良
夜神粧裕:西田ひらり
死神レム:パク・ヘナ
死神リューク:横田栄司
夜神総一郎:今井清隆

川口竜也
小原悠輝
金子大介
鎌田誠樹
上條駿
長尾哲平
廣瀬真平
藤田宏樹
本多釈人
松谷嵐
渡辺崇人
石丸椎菜
大内唯
コリ伽路
華花
濵平奈津美
妃白ゆあ
町屋美咲
湊陽奈
森莉那

<STAFF>
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:栗山民也
歌詞:ジャック・マーフィー
脚本:アイヴァン・メンチェル
翻訳:徐賀世子
訳詞:高橋亜子
音楽監督・オーケストレーション:ジェイソン・ハウランド
音楽監督:塩田明弘
美術:二村周作
照明:勝柴次朗
音響:山本浩一
衣裳:有村淳
ヘアメイク:鎌田直樹
映像:上田大樹
振付:田井中智子
歌唱指導:ちあきしん
演出補:豊田めぐみ
舞台監督:加藤高
東京公演主催:日本テレビ/ホリプロ
大阪公演主催:梅田芸術劇場/読売テレビ
福岡公演主催:博多座
東京公演後援:TOKYO FM/WOWOW
大阪公演後援:FM802
企画制作:ホリプロ

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