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舞台「憂国のモリアーティ」開幕!

2016年8月より集英社が発行する月刊漫画雑誌「ジャンプSQ.」にて連載中の、構成:竹内良輔・漫画:三好輝による人気漫画「憂国のモリアーティ」。
コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」を原案に、ホームズ最大の宿敵であるモリアーティ教授の視点で再構築された物語が描かれ、コミックスは現在まで10巻刊行されており発行部数は累計170万部を突破しています。

その「憂国のモリアーティ」がストレートプレイ版として舞台化されました。
通称:「モリステ」と呼ばれ公演開幕前より話題となっている本作が、2020年1月10日(金)初回の公演に先駆け東京都港区のEX THEATER ROPPONGIにて囲み取材と公開ゲネプロが行われました。

【囲み取材の様子】

登壇されたのはウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の荒牧慶彦さん、アルバート・ジェームズ・モリアーティ役の瀬戸祐介さん、ルイス・ジェームズ・モリアーティ役の糸川耀士郎さん、ジョン・H ・ワトソン役の松井勇歩さん、シャーロック・ホームズ約の北村諒さんの5名。

今作への抱負、見所をお願いします。

荒牧さん「この「憂国のモリアーティ」という作品はミュージカル版が大盛況で終わり、その後にアニメ化も発表されて、それに続き舞台版も上演されるという事で、これから大変に盛り上がって行く作品だと思っております。内容も凄く面白いですし、僕自身も今後この「憂国のモリアーティ」という作品がどの様に進化して行くのか見守っていきたいと思っております。まずはこの舞台で「憂国のモリアーティ」を知らない皆様に向けて「本当に本当に素晴らしい作品だぞ!」という僕等の思いを込めて皆様にお届けいたします。視覚的にも、内面的にも凄くハラハラドキドキするような内容となっていますので、沢山沢山楽しんで頂けたらと思います。」

瀬戸さん「今回の作品は人間の価値観の深層に凄く迫る作品だなと、僕自身は思っていまして観ている皆さんも自分の価値観と比べ合わせてみるのも面白いと思います。演出の西田さんが凄く作品を理解して下さっていたので、僕等自身も西田さんについて行くのがこの作品を成功させる一番の近道だなと思って細かい所まで作り込んできたので、是非その世界観を堪能して頂きたいなと思います。見所としては、モリアーティチームとシャーロックチームの空気感が凄く違うので、一幕は主に僕達モリアーティ兄弟が話を引っ張っていくんですけど、後半はシャーロック・ホームズ達が入って来てその2つの空気感の違いが交じり合う時の緊張感だったりを楽しんでもらえたら、見所なんじゃないかなと僕自身は思っています。」

糸川さん「僕はこのお話を頂いた時からここに居るキャストの皆様のお名前を拝見して、本当にこの方々と一緒に「憂国のモリアーティ」という舞台を作れる事を楽しみにして稽古に臨みました。荒牧さんの仰る通り、先ず先にミュージカル版が上演されまして、この舞台「憂国のモリアーティ」として、何をお客様に届けるのかというのは僕も稽古前から凄く悩んでいた所ではあったんですけど、完成した作品の場当たりをしてこれは舞台にしかない魅力も沢山詰まっている作品になっているなと思っているので、僕も初日の幕が開くのが楽しみで仕方ないです。誰一人休まず凄く動き回って舞台を作るので、一人も怪我無く千秋楽を迎えられるよう祈って公演をしたいと思います。」

松井さん「この作品は、演劇の良さが存分に詰まりまくった作品になったなというのを場当たりをしながら思っています。「憂国のモリアーティ」は作品自体が割と暗い話がメインだったり事件性があったりなんですけど、僕が演じるワトソンはその中で多分一番明るいキャラというかワトソンの存在意義をしっかりと舞台上でお届け出来ればなと思っております。」

北村さん「舞台「憂国のモリアーティ」という作品が決まって、キャストの面子を見て凄く楽しみになりましたし、演出が西田大輔さんという事で一番ワクワクしたのが凄く人間味がある舞台になるだろうなって、始まる前に勝手に思っていました。実際、稽古を重ねていく中で「憂国のモリアーティ」という作品の登場人物がより人間味を増して、人によっては逆に人間味がある意味で無かったり、という所の部分が凄くハッキリと描かれているなと思ったので、そこを観て頂きたいなと思うのと、モリアーティ兄弟とホームズ達のコントラストは凄くハッキリと出ているのでそこを見所に楽しんで頂けたらと思っております。」

登壇の5名以外の出演者で、この人が凄いという出演者はいらっしゃいますか。

荒牧さん「個人的に一番僕が好きなのは、演出助手も兼ねてやって下さっている佐久間祐人さんという方が凄くお気に入りです。演出助手をやりながら、役をやるという、頭がこんがらがってしまう様な複雑なものを計算しながらやらなければいけない立場で、西田さんの素晴らしいアイディアをどう舞台に演出したら良いのかというものを、頭を捻って作り出して下さった影の功労者だと思っています。」

松井さん「僕等(ホームズ側)からしたら、ミス・ハドソン役の野本ほたるさん。稽古の一発目の時から全員が「漫画から出てきたそのまんまやん…」と思った完成度の高い女優さんで、同じシーンで出ている時も助けて頂いたりしていますね。」

これぞ「舞台版」だというアピールポイントをお願いします。

荒牧さん「ミュージカル版も”舞台”ではあるので、どっちがこれぞ!という物ではないと思うんですけど、僕等の場合はステージ上でパネルを使った演出だったり、色々な装置が動いたりとか、役者の演技の他にも色々な照明だったり音楽だったり、舞台の様々な物が一体となってステージを動かしているというのがこの舞台「憂国のモリアーティ」の魅力なんじゃないかなと思っています。」

【公開ゲネプロの様子】

時は19世紀末、大英帝国最盛期
パクス・ブリタニカのロンドン――。

古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。

生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、必然的に人間同士の差別を生んだ。

そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。

これはジェームズ・モリアーティ、
或いはシャーロック・ホームズの敵の話――。

2019年5月に公演されたミュージカル版から約6ヶ月、ストレートプレイ版としてファンから大きな期待をかけられていた本作。
第一幕はモリアーティ兄弟が自分達の掲げた正義の下、動き出す描写や、第二幕でのホームズとワトソンを軸に物語が進むという部分の筋はミュージカル版と同一ですが、その見せ方は大分異なっています。

前述の荒巻さんのコメントの通り、階段状の舞台装置、大型パネルによる映像効果等、ミュージカル版に比べ、動きを大きく使った見せ方を取っている印象が強く感じられます。

そして役者陣の本作に対する熱量の凄さは是非、劇場にてお確かめ下さい。

【大千秋楽公演ライブ配信決定】

2020年2月2日(日)17:00開演の大阪大千穐楽公演をDMM.comにて独占ライブ配信決定。
詳しくはこちら

【Blu-ray&DVD発売決定】

舞台「憂国のモリアーティ」のBlu-ray&DVDが2020年6月24日(水)に発売決定。
詳しくはこちら

 

【舞台「憂国のモリアーティ」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2020年1月10日~1月19日(日)
大阪公演:2020年1月31日(金)~2月1日(日)

<会場>
東京:EX THEATER ROPPONGI
大阪:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

<公演時間>
約2時間45分(15分間の途中休憩を含む)

<料金>
8,500円
(全席指定・税込)
※未就学児入場不可
※お席によっては出演者・演出等が一部見え辛い場合がございます。

<出演者>
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:荒牧慶彦
アルバート・ジェームズ・モリアーティ:瀬戸祐介
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:糸川耀士郎

セバスチャン・モラン:君沢ユウキ
フレッド・ポーロック:設楽銀河
ジョン・H ・ワトソン:松井勇歩
ミス・ハドソン:野本ほたる

アイリーン・アドラー:立道梨緒奈
マイクロフト・ホームズ:早乙女じょうじ

シャーロック・ホームズ:北村諒

レニー・ダブリン男爵:佐久間祐人
マグワイア大佐:塚本拓弥
スザンナ:芳賀恵子
ダドリー・ベイル:瑛
ベンジャミン・バートン:一内侑
ルシアン・アトウッド:石井寛人
テイト・パーシヴァル:本間健大
チャールズ・バスカヴィル:早川勇平

『Dancer』
市川絵美
黒沢茉莉衣
佐藤侑愛
脇坂舞美

<STAFF>
原作: 構成/竹内良輔 漫画/三好輝
脚本・演出: 西田大輔
音楽: YOSHIZUMI
舞台美術: 乘峯雅寛
舞台監督: 清水スミカ
照明:大波多秀起(デイライト)
音響:前田規寛(ロア)
映像:横山翼(オーベロン)
衣裳:瓢子ちあき
ヘアメイク:新妻佑子
演出助手:佐久間祐人
振付:富田彩
大道具:東宝舞台
小道具:羽鳥健一/平野雅史
宣伝美術:遠藤嘉人(EAST END CREATIVE)
宣伝写真:渡邉和弘
Webデザイン:EAST END CREATIVE
制作:バンダイナムコライブクリエイティブ/Office ENDLESS
主催:舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会
後援:テレビ朝日

Ⓒ 竹内良輔・三好 輝/集英社
Ⓒ 舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会

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