舞台「文豪とアルケミスト異端者ノ円舞(ワルツ)」東京公演開幕!
DMMGAMESが手掛ける累計登録者数100万人を超える大人気ブラウザ・アプリゲーム「文豪とアルケミスト」。
人々の記憶から文学が奪われる前に「アルケミスト」と呼ばれる特殊能力者が文学の持つ力を知る文豪たちを転生し、文豪と共に敵である”侵蝕者”から文学書を守りぬくことを目指す、2016年より配信中の文豪転生シミュレーションゲームです。
このアプリゲームを原作とした2舞台化第2弾、舞台「文豪とアルケミスト異端者ノ円舞(ワルツ)」では志賀直哉と武者小路実篤らにスポットライトを当て彼らの深い絆と友情そして自分の作品が“侵蝕”されるのを食い止めようとする姿を描きます。
本作は志賀直哉役の谷佳樹、武者小路実篤役の杉江大志がダブル主演を務め、芥川龍之介役の久保田秀敏、坂口安吾役の小坂涼太郎が第1弾に続き出演。また新キャラクターとして萩原朔太郎役を三津谷亮、有島武郎役を杉山真宏(JBアナザーズ)、国木田独歩役を斉藤秀翼、島崎藤村役を小西成弥が演じます。
2019年12月の大阪公演が好評の内に終幕し年が明けた2020年1月8日(水)、初回の公演に先駆け東京都品川区の品川プリンスホテル ステラボールにて囲み取材と公開ゲネプロが行われました。
【囲み取材の様子】
登壇したのは、志賀直哉役の谷佳樹さん、武者小路実篤役の杉江大志さん、有島武郎役の杉山真宏さん、坂口安吾役の小坂涼太郎さん、国木田独歩役の斉藤秀翼さん、島崎藤村役の小西成弥さん、萩原朔太郎役の三津谷亮さん、芥川龍之介役の久保田秀敏さんの8名。
自身の役の見所をお願いします。
谷さん「僕に限ってじゃないんですけど、前作に比べると凄く殺陣のシーンが増えています。前作はほんわかするシーンの方が多かったと思うのですが、今回はずっと戦っているなというのがあってそこも見所なんですけども、今回新しく登場したキャラクターが半分、前作に登場していたキャラクターが半分という事で、全体の空気感というものが前と違った物になっていて、新しい風を吹きこんでくれている4人が見所ですね。見所は満載です。」
杉江さん「今回は有り難い事に志賀と武者小路にスポットを当てて頂いたので、どこが見所というよりは、この作品を全編通して出来上がった物が二人の見所になる様に作って頂いたと思っております。ここだけを見て欲しいという厳選はこの二人に対しては出来ないと思っておりますので、全体で何かを受け取って帰って頂けたらなと思います。一個ピックアップするならば、志賀のダサいポーズをお楽しみに。」
久保田さん「僕個人としましては前作でお話の内容的に僕は太宰治に生かされた、太宰に生きろ!と言われて「生」に希望を見出したという所で、今回はその逆で前回の太宰のポジションとして僕は生きる事を強くメッセージとして出す役まわりではあるので、前作から見た人はここまで芥川が生きる事に対して希望を持って前向きに明るく未来を突進んで行こうという、中身が変わった様子が感じ取って頂ければ凄くうれしいなと思います。」
三津谷さん「僕は朔太郎自身が信じる事によって凄く恐怖をしているのが背景にあって、「信じる」って、目にも見えないし、自分自身で思う事しか出来ないんですね。それを信じるって、大事なんだなという風に感じられる作品になっているんじゃないかと思っております。目に見えないけど、自分自身をコントロールするのは自分なんだという事を含めて、皆さんが感じて頂けたらそこは見所になっていくんじゃないかと思います。」
杉山さん「僕が演じる有島は、生きる事を諦めてしまったという役柄なんですけど、再び転生され、自分を見つめ直す時間が出来て生きる事について考えさせられる、自分と向き合う瞬間があるので、その有島の葛藤等をお客様に伝えられたらなと思っております。」
小坂さん「谷君が殺陣が多いと言ってましたが殺陣が多いからこそ、僕は「鍋のシーン」なんです。あんご鍋というシーンがあって、そこは朔太郎以外の全員が出るんですけど、心温まるというか、最近寒くなってきたし、観に来るお客さんも鍋を食べたくなるんじゃないかな?って、思っております。そこが見所です。」
斉藤さん「今回、国木田独歩と島崎藤村は「自然主義」というカテゴリーに分かれていて、取材をやりたいとか、自分達の目的の為なら…って見られがちな部分があるんですけど、そんな中で人間らしさとかが出る。志賀と武者小路と同じ様に一瞬垣間見える藤村と独歩が二人で自分達の当時生きていた頃とかをポロッと話す所が有るんですけど、そこに僕等の
主義を貫く動機であったり自分達の罪の意識であったりとかが入っていると思っているので、そのシーンは一番お芝居として観て頂だけたら嬉しいです。」
小西さん「僕も個人としては本当に少しなんですけど、「自然主義」の二人の過去だったりとかが表現出来るお芝居が出来る所があるので、そこを観て頂きたいというのと、志賀と武者小路からどのように影響を受けてどういう風に変化するのかという所を観て頂けたら嬉しいです。」
大阪公演を経て変化はありましたか。
谷さん「稽古が始まる前から沢山の媒体から取材をして頂いて、色々とお話をさせて頂きました。今回は大志と支え合ってやっていこうという話をしていて、稽古期間を含め本当に本番の幕が開くまで自分達も不安の中やっています。大阪公演5公演を終えて僕達もそれぞれ自信が付いたというか、確信を何か一つ掴んで「勝負出来る」というのは、お客さんの前で見せて初めて自信が確信に変わるというか、そんな感じがあります。この後東京公演が9公演あるんですけども、
大阪公演が始まる時は不安だったん気持ちも今は楽しみだし、楽しんで貰いたいし、楽しませるという攻めの姿勢でいけるというのが心境の変化になっています。」
今回は谷さんとのW主演だが、苦労した点は何かありますか。
杉江さん「今、谷やんが言ってくれた様に支え合って二人で頑張ろうねって始まる前に凄く言っていたんですけど、支えあうという事が凄く難しい事だというのを今回改めて感じまして、支えるとか支えて貰うって進む道がハッキリしていて分かり易かったです。ただ、支え合うってとても繊細な事で、どちらかの力が強いと支え合っていた筈なのにバランスが取れなくて倒れそうになったりなんて事も、稽古の中では少しあったなと思いますし。元々、谷やんとは凄く近い距離を感じていて不安は無かったんですけど、いざ稽古に入ってみると支えあうというのは凄く難しい事だと痛感しました。ですが、その稽古を乗り越えたからこそ、大阪で初日が開けた時の達成感というか出来上がった完成感みたいなものに繋がったのかなと思うので、そこが大変な所であり、乗越えられたからこそ出来上がった今回の作品かなと思います。」
最後に東京公演への意気込みをお願いします。
小西さん「大阪公演で積み上げて来た物を更に上を目指して東京でやっていけるように精一杯頑張ります。是非、楽しみにしていて下さい。」
斉藤さん「新年の駆け出しを素敵な時間をお客様に感じて頂ける様に精一杯頑張りますので、是非劇場にお越し頂ければと思います。」
小坂さん「心温まる作品になっています。寒いですがお気をつけていらしてください。」
杉山さん「大阪公演でお届出来た物を今度は東京でしっかりと皆さんにお届け出来たら良いなという風に思っています。全身全霊でカンパニー一同頑張ります。」
三津谷さん「是非、僕達の図書館に遊びに来て、心の1ページに刻んで頂ければと思います。」
久保田さん「文学って言葉で聞くとちょっと堅苦しい感じもするんですけど、この「文豪とアルケミスト」という作品を見て、また改めて文学に興味を持って頂ければ凄く僕等も幸いですし、もっともっと人生が豊かになるんじゃないかなと思います。是非、お楽しみ下さい。」
杉江さん「殺陣が満載だとか、二人の友情に亀裂が…とか、そんな話が出ていると思いますけど、全体を通したら、ホッコリと楽しく、心に何かが届いたら良いなと思いながら作った作品です。「うわっ、楽しかったな」というのと、「何かしら、心に一つ」を持って帰ってもらえる作品になっていると思いますので、その「何かしら」を受け取りに来て頂けたら嬉しく思います。」
谷さん「前作は明日から生きる為の活力やメッセージがダイレクトに届く作品だったんですけど、今回も志賀と武者小路との友情であったりとかそれぞれの関係性が凄く掘り下げられている話でして、それは現代に生きている僕達にも通ずる物があって友情とは何なのか?大切な人はどういうものなのかというのを、改めて認識させられるモノだと思っております。素敵な作品になっていますので、生きる事の価値を前作で見出しそして生きている上で大事な物は何か?という物をこの作品で受け取って頂けたらと思います。」
【公開ゲネプロの様子】
文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。
侵蝕者との戦いは新しい仲間も加わりながらも続いていた。
そんなある日、有島武郎の作品『カインの末裔』が侵蝕される。
有島武郎と同じ白樺派である志賀直哉と武者小路実篤は、 仲間の作品を救うべく潜書するが――
【Blu-ray&DVD発売決定】
舞台「文豪とアルケミスト 異端者ノ円舞(ワルツ)」Blu-ray&DVDが2020年6月10日(水)に発売決定。
詳しくはこちら
【東京千穐楽日公演ニコ生配信決定】
2020年1月13日(月・祝)に上演される東京公演千秋楽日の昼・夜2公演をニコ生配信決定。
詳しくはこちら
【舞台「文豪とアルケミスト異端者ノ円舞(ワルツ)」公演概要】
公式サイトはこちら
<公演期間>
大阪公演:2019年12月27日(金)~12月29日(日)
東京公演:2020年1月8日(水)~1月13日(月・祝)
<会場>
大阪:森ノ宮ピロティホール
東京:品川プリンスホテル・ステラボール
<公演時間>
約2時間(途中休憩無し)
<料金>
指定席8,400円
サイド指定席7,400円(東京のみ)
(全席指定・税込)
※サイド指定席は、一部舞台が見えづらい場合がございます。
※サイド指定席は東京公演のみとなります。
※未就学児童入場不可
<出演者>
志賀直哉:谷佳樹(W主演)
武者小路実篤:杉江大志(W主演)
有島武郎:杉山真宏(JBアナザーズ)
坂口安吾:小坂涼太郎
国木田独歩:斉藤秀翼
島崎藤村:小西成弥
萩原朔太郎:三津谷亮
芥川龍之介:久保田秀敏
『アンサンブル』
佐藤優次
仲田祥司
町田尚規
多田滉
船橋拓幹
acre
山口渓
山内大輔
<STAFF>
原作:「文豪とアルケミスト」(DMM GAMES)
監修:DMM GAMES
世界観監修:イシイジロウ
脚本:なるせゆうせい(オフィスインベーダー)
演出:吉谷光太郎
音楽:坂本英城(ノイジークローク)・tak
アクション監修:奥住英明(T.P.O.office)
アクション指導:藤澤アニキ
振付:MAMORU
美術:池宮城直美
照明:加藤学(ブルーモーメント)
音響:原田耕児(オフィス新音)
衣裳:千葉美希
ヘアメイク:西村裕司(earch)/杉田智子
演出助手:國重直也
舞台監督:弘中勲
制作:ポリゴンマジック
主催:舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会
© DMM GAMES/舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会