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東京2020ロボットプロジェクト マスコットロボットの遠隔操作初実演!

東京2020組織委員会は、大会ビジョンである「史上最もイノベーティブで世界にポジティブな改革をもたらす大会」を目指し、「東京2020ロボットプロジェクト」を展開しています。
本プロジェクトの一環として2019年7月に発表した「東京2020マスコットロボット」(技術提供:トヨタ自動車株式会社)が2019年11月18日(月)、東京都品川区の品川区立豊葉の杜学園を訪問しました。

【当日の様子】

2019年7月に東京2020オリンピックマスコットのミライトワのマスコットロボットが2019年8月に東京2020パラリンピックマスコットのソメイティのマスコットロボットがお披露目されてから早数ヶ月。
今回マスコットロボットの2体が訪問したのは、2018年2月28日(水)に東京2020マスコットの小学生投票結果発表会を行った会場である品川区立豊葉の杜学園。

投票結果発表会と同じく、校内2階のメインアリーナには学園の児童649名がベールを掛けられたマスコットロボットのお披露目を待っています。
ミライトワの競技アニメがスクリーンに流れ、品川区立豊葉の杜学園校長の二宮淳氏からの挨拶が。

二宮校長「東京2020オリンピック・パラリンピック大会のマスコットの発表を行ったのがこの豊葉の杜学園だったんです。そういった事でマスコットのロボットを皆さんに最初に見て頂こうという事になりました。来年開催されるオリンピック・パラリンピックの沢山の場面でロボットが裏方として活躍すると聞いています。今日はミライトワとソメイティのロボットはどんな事が出来るのか、是非皆さん楽しみに沢山学んで頂きたいと思います。」

続いて校長先生と生徒全員でマスコットの名前を呼ぶと、後方入り口からミライトワとソメイティが登場。子供達からの歓声に迎えられます。

壇上前にマスコットが到着したらいよいよアンベール。
二宮校長、堀之内真理子副校長、そして4人の代表児童が一斉にベールを取るとマスコットロボットの2体が児童の前にお披露目されます。

次はマスコットロボットのアクションクイズ。それぞれのマスコットロボットが一体何の競技のアクションをしているのか児童達に答えて貰うコーナー。
先ずはミライトワロボットが何かを抱えて走り出すポーズを見せると、横に立つミライトワも同様のポーズで児童達に伝えます。その答えはラグビー。

次はソメイティロボットの番。ロボットにアイマスクが着けられ、大きくキックするフォームを見せるロボット。アイマスク装着という所で児童から「ゴールボール!」の声が上がりますが、キックフォームを見て出た答えはブラインドサッカー(5人制サッカー)。

更にバレーボール、車いすバスケットボールのアクションも披露されました。

続づいてはマスコットロボットの機能デモンストレーション。
2名の代表児童がそれぞれのロボットの前に立ちます。

先ずはソメイティロボットに名前を呼びかけると、音声認識により児童に挨拶。
そして「こんにちは」と話しかけると綺麗なお辞儀の姿勢を取ります。

続いて英語で「Let`s Dance」と話しかけるとモンキーダンスを踊りだすロボットとソメイティ。

続いてミライトワロボットの表情認識機能のデモンストレーションへ。
児童がミライトワロボットに微笑むと、表情認識が働き、目の部分がハートマークや、輝くデザインに。
続いて、泣く表情をロボットに向けると、同じ様にロボットも泣く仕草を見せます。

体験した児童代表の村松小夏さんは「ミライトワとソメイティのロボットは動くだけでは無く、私達の声に反応して踊ってくれたり、表情で私達を元気づけてくれる所が凄いと思いました。」と話し、品川悠翔君は「言葉だけでなく、表情にもしっかりと反応して慰めてくれたりとか、同じ気持ちになってくれた所が凄い。」と感想を話していました。

そして最後は2体のマスコットロボットの遠隔操作の実演。マスコットロボットは大会に訪れた人へのおもてなしだけでは無く、会場に行く事の出来ない遠方の方のサポートも想定。
今回が初の遠隔操作の実演という事で担当する堀之内副校長も緊張の様子。

掘之宮副校長がソメイティロボットの後ろに立ち、腕や頭を動かすと、完璧なシンクロ動作を見せるマスコットロボの2体。児童からも驚きの声が上がります。

そしてフォトセッションの後、マスコット2人は児童達に見送られながら退場し、スクリーンにはソメイティの競技アニメが流れ、今回の訪問イベントは終了しました。

最後に児童を代表して、6年生の井口泰智君と森花廉さんが囲み取材に応じました。

今日の訪問イベントはいかがでしたか。

森さん「私達が選んだ平面(の絵)だったマスコットが立体になり、動き出した事にとても驚きました。」
井口君「選んだマスコットがロボットになっていて、凄く動き等が細かく再現されていて素晴らしかったです。」

今日、マスコットロボットが見せた表情の中で一番印象的だったのは?

森さん「日本が誇る最新技術を使って開発されたこのロボットを見て、(表情が)細かく再現されていて素晴らしいと思いました。」
井口君「人の表情や気持ちを読み取って自分の表情に表しているのが凄かったと思います。」

来年の本番大会ではマスコットロボットにどんなおもてなしをして欲しいか?

森さん「来た人が笑顔になって海外の人達とスポーツで繋がれる様なそんな大会を盛り上げて欲しい。」
井口君「開会式等、大勢の人達が集まる場で皆を盛り上げられる様にして欲しい」

と、それぞれ答えました。

【遠隔操作機能】

今回のデモンストレーションにあたり、2体は背面から有線結線されており動作を見た限り操作の遅延はほぼゼロの様子。

遠隔操作をされる側のロボットも風船等の柔らかい物体でも難なく持ち合わせています。
そしてミライトワの表情認識に関しては、7月のデビュー当時よりも反応の仕方の幅を広げたとのお話でした。

約250日後には開幕する東京2020オリンピック。
マスコットロボットの活躍に期待が掛かります。

©Tokyo2020

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