世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

News

第32回東京国際映画祭開幕!

1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生し、第32回を迎える東京国際映画祭
(以下 TIFF)は日本で唯一の国際映画製作者連盟*公認の国際映画祭です。

日本およびアジアの映画産業、文化振興に大きな足跡を残し、アジア最大級の国際映画祭へと成長しました。いまや最も熱気溢れるアジア映画の最大の拠点である東京に世界中から優れた映画が集まり、国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、交流する場を提供しています。その開幕を華々しく飾るオープニングイベントである、レッドカーペットが東京都港区の六本木ヒルズアリーナにて行われました。
アニメ及び、キャラクターの参加者の様子を中心にその様子をお伝えします。
*国際映画製作者連盟:世界の映画産業、国際映画祭の諸問題を改善し、検討する国際機関。
パリに本部を置き、世界31ヵ国(2018年9月現在)が加盟している。

【レッドカーペットイベントの様子】

今年もレッドカーペット沿いのサウンドバイツエリアは、株式会社サイバーエージェントのクラウドファンディング、「Makuake」に参加した支援者がレッドカーペット参加者を待ち構えます。

先ず最初に会場に到着したのは、第32回東京国際映画祭フェスティバル・ミューズの女優の広瀬アリスさん。

広瀬さん「本当に晴れて良かったなと、とりあえずホッとしております。この映画祭で皆様にとって素敵な一本という映画に出会えますよう、そして映画がもっと身近な物になります様、
沢山の方に映画の素晴らしさを届けていきたいと思っております。皆さん楽しんでいって下さい。」
とステージ上で話し、満面の笑顔を振りまいていました。

特別招待作品「HUMAN LOST 人間失格」からは声優の宮野真守さん、花澤香菜さん、木崎文智監督、ストーリー原案・脚本を手掛けた沖方丁さんが登壇。

主演の宮野さんは「この作品は、太宰治の有名な小説「人間失格」を原案に、日本が打ち出す「ダークヒーロー」モノです。かなり激しいアクションです。エンターテイメント作品になっております。
皆さんの心に突き刺さる事間違い無しです。是非、御覧下さい」と力強く作品をプッシュしました。

ジャパニーズ・アニメーション「THE EVOLUTION OF JAPANESE ANIMATION/VFX」より、「海獣の子供」の渡辺歩監督、秋元賢一郎CGI監督、青木正貴アニメ-ションプロデューサー、田中栄子プロデューサー、氷川竜介プログラミング・アドバイザー、井上伸一郎東京国際映画祭実行委員会副委員長、そしてウルトラQ登場怪人のケムール人、ウルトラQ登場怪獣のガラモンとカネゴンが登壇。

レッドカーペット観覧者を相手にやりたい放題のウルトラQチーム。しかし、報道陣のレンズの砲列にはやたらと愛想が良いのが印象的でした。

特別招待作品「この世界の(さらにいくつもの)片隅に[特別先行版]」からは、主演を務める女優ののんさん、片渕須直監督、真木太郎プロデューサーの3人が登壇。

「今日はこのような映画の祭典に呼んで頂いてとても嬉しいです。私の中でとても大切な作品になっているので、こうして片渕監督と真木さんと観て頂ける機会が出来てとても嬉しく思います。」
と話すのんさん。

そして片渕監督は「3年前の今日、東京国際映画祭で「この世界の片隅に」が初めて一般の前に登場した訳なんですけど、それから3年かかってまた新しい映画になって戻って来る事が出来ました。実は、映画はまだ完成していないんですね。今晩、この後編集室に行って完成します。皆さん、どうかお楽しみに。」とギリギリいっぱいまで作品作りに拘る姿勢を話されました。

カーペットイベントも終盤に差し掛かると、コンペティション部門の審査員が登壇。

今年の審査委員長務めるのは、女優のチャン・ツィイー。続いてプロデューサーのビル・ガーバー、俳優でプロデューサーのジュリー・ガイエ、監督のマイケル・ノアー、そして廣木隆一監督。

チャンはステージ上で「皆様にお会い出来て今晩は本当に嬉しく思っております。そして最高の映画祭になる事を願っています。」と話し、レッドカーペット来場者のサインに対応していました。

そしてカーペットイベントのハイライトを飾るのは特別招待作品であり、今映画祭のオープニング作品の「男はつらいよ お帰り 寅さん」。説明不要の日本を代表する映画シリーズであり、1997年11月公開の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、約23年ぶりの新作となる、シリーズ50周年・50作目の本作がカーペットイベント後にワールドプレミアされるとあって、山田洋次監督、女優の倍賞千恵子さん、俳優の吉岡秀隆さん、女優の後藤久美子さん、俳優の前田吟さん、女優の夏木マリさん、浅丘ルリ子さんのそうそうたるメンバーが登壇。

山田監督は「久しぶりに僕は東京国際映画祭に参加しました。多分、15年ぶりじゃないでしょうかね?オープニング上映に僕の作品が選ばれて、大変光栄に思っています。ここにいらっしゃる俳優の皆さん達と懸命に作り上げました。主役の渥美清さんが今ここに居ないのがとても残念ですけど、主役の渥美さんも一緒にこの映画を作ったという思いがしております。それは多分、ここにいらっしゃる皆さんも同じ事だと思います。」

そして倍賞さんは「私は初めて東京国際映画祭に出席させて頂いたんですけど、入って来る時
どこの国かな?と思いながら入って来ました。「寅さん」は50年前に撮影が始まって23年ぶりに50作目として、12月27日に封切されます。生前、お兄ちゃん(渥美さん)がよく言っていたんですけども、「俺は長い長い映画を撮り続けている気がする」って言っていました。でも、私も本当にそう思いました。50年かけて、この「男はつらいよ」を撮り続けて、やっとこの間クランクアップしたなと思っています。途中、私は何時か死んじゃうんじゃないかなと何度も思いながら、自分でも心配しながら青色吐息でこの映画を一所懸命作りました。どうぞ皆さん、映画館に足を運んで観て頂けたらなと思っております。」
と天国の渥美さんへの思いを語られました。

約3時間に及んだレッドカーペットイベント、いよいよ、11月5日(火)まで、六本木を始め、東京が映画一色に染まります。

【第32回東京国際映画祭オープニングイベント レッドカーペット開催概要】

<開催日時>
2019年10月28日(月)15:00開始

<会場>
六本木ヒルズアリーナ

<報道媒体数>
総数:557媒体
スチールカメラ:約200台
ムービーカメラ:249台(海外メディア含む)
ペン記者:108名

<観覧者数>
約2463名(場外を含む)

<登壇者数>
401名

 

【第32回東京国際映画祭開催概要】

公式サイトはこちら

<開催期間>
2019年10月28日(月)〜 11月5日(火)[9日間]

<会場>
六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)、東京ミッドタウン日比谷
日比谷ステップ広場(千代田区)ほか 都内の各劇場及び施設・ホールを使用

主催:公益財団法人ユニジャパン(第32回東京国際映画祭実行委員会)

共催:経済産業省(TIFFプラス)/国際交流基金アジアセンター(アジア映画交流事業)/
東京都(コンペティション部門、ユース部門)

後援:総務省/外務省/観光庁/港区/独立行政法人日本貿易振興機構/国立映画アーカイブ/公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団/一般社団法人日本経済団体連合会/東京商工会議所/一般社団法人日本映画製作者連盟/一般社団法人映画産業団体連合会/一般社団法人外国映画輸入配給協会/モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)/全国興行生活衛生同業組合連合会/東京都興行生活衛生同業組合/特定非営利活動法人映像産業振興機構/一般社団法人日本映像ソフト協会/一般財団法人角川文化振興財団/一般財団法人デジタルコンテンツ協会/一般社団法人デジタルメディア協会/

支援:文化庁

オフィシャルパートナー:木下グループ/日本コカ・コーラ株式会社/アメリカン航空

プレミアムスポンサー:大和証券グループ/株式会社スター・チャンネル/三井不動産株式会社/
一般社団法人日比谷エリアマネジメント/株式会社アニプレックス/株式会社NTTドコモ

スポンサー:株式会社WOWOW/ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社/ソニーPCL株式会社

コーポレートパートナー:松竹株式会社/東宝株式会社/東映株式会社/株式会社KADOKAWA/日活株式会社/森ビル株式会社/TOHOシネマズ株式会社/一般社団法人映画演劇文化協会

メディアパートナー:株式会社J-WAVE/株式会社InterFM897/日本映画専門チャンネル/
松竹ブロードキャスティング株式会社/株式会社ジャパンタイムズ/ウォール・ストリート・ジャーナル/ヤフー株式会社/株式会社GYAO/LINE株式会社/株式会社つみき/株式会社ムービーウォーカー

フェスティバルサポーター:株式会社IMAGICA Lab./株式会社TSUTAYA/セイコーホールディングス株式会社/JR西日本/人気酒造株式会社/テレビ朝日/株式会社クララオンライン/株式会社レントシーバー/ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社/ビー・エム・ダブリュー株式会社

©2019 TIFF

 - life