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ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞稽古場公開取材開催!

2012年より集英社発行の「週刊少年ジャンプ」に連載中の高校バレーボール漫画「ハイキュー!!」。
2014年から2016年かけてはTVアニメが放送し、2020年1月からは第4期が放送予定です。
2015年11月には主人公の日向翔陽役に俳優の須賀健太を向かえた、「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」」を初演。大きな話題となりました。

そして2019年11月、烏野高校排球部に新キャスト陣を向かえた、「新生烏野」が始動する第8作目となる新作公演「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞」が公演されます。
11月からの公演に先立ち2019年10月17日(木)、関東某所にて稽古場公開が行われました。

【稽古場公開の様子】

関東某所にある稽古場では「新生烏野」メンバーを含む演劇「ハイキュー!!」のカンパニーが全力で稽古を行っています。この日は20名以上のキャストが参加。
報道陣が稽古場に入ると早速、キャスト陣のウォーミングアップが行われています。先日の〝飛翔〞製作発表と同じく、演劇「ハイキュー!!」の約4年の歴史の中で今回が初めての稽古場公開となります。

今回披露されたのは物語のオープニング部分と烏野対伊達工の練習試合の前半部分。

稽古開始前に演出を務めるウォーリー木下さんから烏野メンバーキャストにフォーメーションの細かい動作順番と掛け声のタイミング、視線移動の方向等、細部にまで至る指示が飛びます。
そしてオープニング部分の稽古が開始。

キャストの動き、舞台装置の動作、音楽面、あらゆる点でこれまで行われてきた演劇「ハイキュー!!」とは異なる印象を受けます。

続いて伊達工業高校との練習試合のシーン。
威圧感タップリに登場し、持ち味である鉄壁のブロックで烏野の闘志をどんどんと削いでいく伊達工。

そして試合の中で赤名竜之輔さん演じる影山飛雄が北澤優駿さん演じる西谷夕に冷静ながらも尋常ではない眼つきで物言いをつけ、舞台上の空気が一気に硬くなるシーンを迎え、45分程に及んだ公開稽古はここで終了となりました。

【囲み取材の様子】

公開稽古終了後、日向翔陽役の醍醐虎汰朗さん、影山飛雄役の赤名竜之輔さん、そしてウォーリー木下さんの3名が登壇しての囲み取材が行われました。

実際に稽古が始まっての感想をお願いします。

醍醐さん「僕は今、少し焦っています。新しい物というか、今まで体験した事の無い未知の世界であったりとか、動きであったりだとか、今まで自分がやって来なかった体の使い方とかを今、一からやっている状態なので。凄くワクワクしているのと同時に、最初の内は焦りみたいな物は無かったんですけど、「ヤバイ、もう意外と時間が無いんだな」という風に思っています。」

赤名さん「僕も焦りは有って、今日、見て貰った通り、一場面をガッツリと通しでやるのも数回目でこんなにキツいんだというのと、日向と影山の関係性も凄い深い物ですけど、僕達も稽古期間が1~2ヶ月という間で深めないといけないので、そういう部分でも焦りは有ります。本当に後2週間位で、本番が始まるので、もっともっとこれから気を引き締めて頑張りたいと思います。」

新キャストに稽古をつけた感想はいかがでしょうか。

ウォーリーさん「今まで無かったメソッドを取り入れているので、僕もゼロから手探りでやっていますが、パフォーマンスや芝居って、割と一定の停滞をして、ある瞬間にガッと出来上がったりするダンスと同じなんです。ある瞬間を越えると出来る様になるので、今はまだ、そこには行っていないと思うんですけど、でも、きっと行くと信じて作っております。」

劇中の運動量が多い事で有名ですが、実際に演じて感じた部分はありますか。

醍醐さん「疲れる事には疲れます。やっぱり動いている量が多いので。けど、前回の日向の須賀君から「キツイ方を選んでいたよ」と言われて、「キツイ方が面白い」と言われたので、しんどいという理由でコレはできませんというのは出来るだけ、使わないようにしていて、でも荒通ししたらどうなっちゃうんだろうな…というのは凄く思っています。」

赤名さん「僕も今、少し通しをやってこんなにキツいんだとビックリしました。稽古中もどんどん疲れてきてガタがきたりするんで、やっぱり自分のメンテナンスはちゃんとしないとな…って思います。」

今回ダンスの振付や舞台セット等を含め
これまでの演劇「ハイキュー!!」と違う印象を受けますがいかがでしょうか。

ウォーリーさん「同じ「ハイキュー!!」ですけど、違う視点で描きたいなと思ったので、舞台美術と振付に関しては、視点を変えるという意味では大きく変わるので変えました。勿論、意図は沢山あるんですけど、烏野は全国大会が決まって、その中で一個出来上がったチームが世の中に出て色んなチームに出会って行く話なので、そこを大事に描こうと思って、振り付けやセットを考えて作っております。物語的に烏野が大きな舞台に立つ事になって、今本当にそれだけの実力があるのかって考え出して悩んで、最後飛び立つ事を選択するんですけど、その姿と新キャスト達が今やろうとしている事はとてもシンクロするので良かったなと思います。」

醍醐さん「ありがたいタイトルだなと思って。今回の一発目から試合のシーンが沢山あったりだと、会話が台本上に無い分、見えない部分で沢山のやり取りをしなくちゃいけなくて、けど実際、今台本の部分で追われている人も結構居たりだとか、関係性であったり、烏野の長きを共にしている「チーム感」みたいなものを今回の〝飛翔〞というタイトルだと、烏野の全員が停滞している時期で機械のバネで言ったら丁度、縮まっている時期で飛び立つ前なので、ウォーリーさんがおっしゃっていた通り、僕等とリンクして、凄くやり易い環境から入れさせて貰ったんじゃないかなと凄く思うので、感謝しながら稽古を頑張っていきたいと思います。」

赤名さん「サブタイトルが〝飛翔〞という、影山飛雄の「飛」と、日向翔陽の「翔」。その時点で僕も凄く嬉しくて気合が入っているんですけど、虎汰朗の言う通り全員が大きな挫折を一回は味わって大きな壁にぶち当たるんですけど、それを2時間から3時間の舞台の中で、どう表現するか。人間味を伝えるにはどうすれば良いのかを日々考えながらやっているので、最終的には新しい烏野の飛雄と日向が新しい烏野の11人で良かったね、と思える様に頑張りたいと思います。」

公演を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

ウォーリーさん「今まで演劇「ハイキュー!!」を好きだった方も、今回から初めて興味を持って観に来る方も、間口は広く作っているつもりですし、物語もシリーズ物ではあるんですけども、今回から、一から理解出来る内容になっているので是非ここから演劇「ハイキュー!!」ファンになって貰えると嬉しいなと思いますし、きっと驚く仕掛けも沢山ありますので是非、それを楽しみにして下さい。」

赤名さん「オーディションで「ハイキュー!!」という作品を知ったんですけど、自分もこの作品の虜になってしまったので、それと同じ様に僕達も演劇「ハイキュー!!」で沢山の人を虜に出来る様に頑張りたいと思います。楽しみにしていて下さい。」

醍醐さん「本番まで残り2週間なので、ちょっとこの辺からガッと気合を入れなおして、喝を入れて稽古に臨んで行きたいなと思いますし、必ず面白い物が出来ると思いますので、あと2週間程お待ち下さい。」

 

【ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年11月1日(金)~11月4日(月・祝)
大阪公演:2019年11月9日(土)~11月16日(土)
宮城公演:2019年11月22日(金)~11月24日(日)
東京凱旋公演:2019年12月6日(金)~12月15日(日)

<会場>
東京:TOKYO DOME CITY HALL
大阪:大阪メルパルクホール
宮城:多賀城市民会館大ホール(多賀城市文化センター内)
東京凱旋:日本青年館ホール

<公演時間>
未定

<料金>
東京・東京凱旋公演
:S席9,000円 A席7,000円
大阪・宮城公演
:9,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
『烏野高校』
日向翔陽:醍醐虎汰朗/
影山飛雄:赤名竜之輔/
月島蛍:山本涼介
山口忠:織部典成
田中龍之介:鐘ヶ江洸
西谷夕:北澤優駿
縁下力:中谷優心
木下久志:長田翔恩
澤村大地:日向野祥
菅原孝支:一ノ瀬竜
東峰旭:福田侑哉/

『烏野高校 マネージャー』
清水潔子:大久保聡美
谷地仁花:山本樹里/

『烏野高校 顧問・コーチ』
武田一鉄:鎌苅健太
烏養繋心:小笠原健/

『青葉城西高校』
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:神田聖司/

『白鳥沢学園高校』
天童覚:加藤健
白布賢二郎:佐藤信長
五色工:菊池修司/
鷲匠鍛治:川下大洋/

『伊達工業高校』
青根高伸:新井將
二口堅治:木村敦
作並浩輔:廣野凌大
黄金川貫至:羽富琉偉/

『井闥山学院高校』
佐久早聖臣:つわぶき峻/

『鴎台高校』
星海光来:輝山立/

『稲荷崎高校』
宮侑:松島勇之介

『新山女子高校』
天内叶歌:橋爪愛

<STAFF>
原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
振付:梨本威温(EMPTY INC)
共同脚本:入江おろぱ
美術:柴田隆弘
照明:佐藤公穂
音響:大木裕介
映像:大鹿奈穂
衣裳:小林菜摘(ダダグラム)
ヘアメイク:松下よし子(アトリエレオパード)
演出助手:溝端理恵子
振付助手:田野邉拓哉(EMPTY INC)
舞台監督:小林広道(DDR)
デザイン:江口伸二郎/告原小百合(SENRIN)
宣伝写真:三宅祐介
票券協力:サンライズプロモーション東京
制作:ネルケプランニング
監修:集英社(「週刊少年ジャンプ」編集部)
協賛:ファミリーマート
協力:一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会/モルテン/ミカサ
主催:ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会(TBS/ネルケプランニング/東宝/集英社/キューブ)

Ⓒ古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

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