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SHY BOY プロデュース 「ザ・フォーリナー」稽古場取材開催!

世界で愛される翻訳劇を推奨するユニット「SHY BOY プロデュース」がお送りする大好評の後に幕を閉じた「キャッシュ・オン・デリバリー」に続く第2弾は、ラリー・シューの「ザ・フォーリナー」。
主演を務めるのはジャニーズJr.内のユニット「宇宙Six」のメンバーの江田剛。初主演となる今回の役どころは人見知りが激しく、人一倍の恥かしがり屋で臆病なチャーリー役。
また、ジャニーズJr.であり高い演技力が評価されドラマ等で活躍している高田翔がデイビット役に。
チャーリーの友人であり奇想天外な発想で翻弄するフロギー役には徳山秀典、ヒロインのキャサリン役には小島梨里杏が挑みます。そして、清水順二(30-DULEX)、武藤晃子、ワハハ本舗の我善導といったベテラン陣と共に爆笑ノンストップコメディとして、新たな傑作を創り上げます。

2019年10月16日(水)からの公演に先駆け、2019年10月2日(水)東京都内某所にて
稽古場取材が行われました。

【公開稽古の様子】

稽古にはチャーリー役の江田さんを始め、主要キャスト7名全員が登場。
今回、報道陣に披露されたのは、第1幕の前半部分と後半部分。

先ずは徳山秀典さん演じるフロギー・ルシュアーが雨の中、江田剛さん演じるチャールズ・ベイカーを女主人の武藤晃子さん演じるベティ・ミークスの釣り宿へ連れてくるシーン。
フロギーは人見知りで、極度に会話が苦手であるチャーリーに、誰とも喋りたくないのなら、
いっそ英語が話せない外国人にしてしまおう!と思いつく。
自身が釣り宿へ戻ってくるまでの三日間、誰もチャーリーに話しかける者は居ない。
もし、そうならなかったら、軍での階級を二階級降格になっても構わんと胸を張るフロギーですが…。

そこへやってくるベティ。釣り宿の常連客であるフロギーと会話が弾み、良い空気感になりますが、何やら怪しい不動産鑑定士にこの土地は腐っていて、もう直ぐ軍に接収されると嘆くベティ。

フロギーに幾度と無く聞かされた様々な国の話を聞く内、外国人に興味津々となった彼女にフロギーは「外国人」の”チャーリー”を紹介します…とここで前半が終了。

続いて後半部分へ。
憧れの外国人への接客に大喜びのベティ。彼女が居なくなるとフロギーに「何の真似だ?!」と問うチャーリーですが、失礼な奴だと思われたくないなら外国人のままでいろと話すフロギー。とても自分には外国人の役は無理だと訴えるチャーリーにそれじゃあ、ベティに今までの話は冗談だったと話せ…と部屋を去ろうとするフロギーでしたが、そこへ高田翔さん演じる牧師のデイビッド・マーシャルがやっていきます。
さらに婚約者の小島梨里杏さん演じるキャサリン・シムズ、その弟の我善導さん演じるエラード・シムズ、そして怪しい不動産鑑定士の清水順二さん演じるオーエン・マサーまでもが釣り宿にやって来て…。と、非常に先が気になるのですが、ここで公開稽古は終了。

公開稽古の最中、演出家の野坂実さんからストップがかかり微調整がどんどん加えられてい様子は、正に真剣勝負。
コメディ作品の稽古ですが、流れている空気はピンッと一本糸が張詰めているようです。
また、進行上のキャストの舞台上の立ち位置、台詞のタイミングが極めて細かく決められており、本稽古開始2日目にして立ち位置移動や動きのテンポに違和感を感じないのは役者のスキルの高さ、とキャスト陣を評価されていました。

【囲み取材の様子】

公開稽古終了後、江田さん、高田さん、徳山さん、児島さん、武藤さん、我さん、清水さん、
そして野坂さんの8名が登壇しての囲み取材が行われました。

自身初の単独主演ですが、いかがでしょうか。

江田さん「宇宙Sixを背負って初めて主演を張るという事で凄く楽しみでもあり、挑戦でもあり、それがまた今後、繋がって行ければなと思います。顔なじみの方も頼もしい先輩方も一緒ですし頼れる人がいっぱいで、凄く楽しく毎日稽古させて頂いています。コメディ作品に挑戦するのが初めてなんですけど、ずっと笑っているというか人のお芝居を見ていても二コニコ出来るというか、本当に飽きが無く一日が終わるのが本当に速いなと。」

コメディとはいえ、難しさは感じませんか。

江田さん「海外の戯曲も初めてですし、一人一人の台詞量が凄いので、それが上手く笑いとして伝わればと。」

清水さん「チャーリーは前半は静かな役なんですけど、後半は目茶苦茶喋りだしますから。二幕に到っては一人で台本2~3ページ分、延々と一人で喋っているシーンもありますね。後半怒涛の様に2万語以上の台詞があります。」

江田さん「この作品は1幕が「1の1・1の2」、2幕が「2の1・2の2」で構成されているんですが、その「1の2」位から、それぞれのキャラクタがー凄く出て来て、「この人はこういうキャラなんだ」と凄く分かり易くなって、そこも見所の一つではないかなと思います。」

それぞれ自身の役所をお願いします。

高田さん「僕の見所は2幕の最後ら辺ですね。勿論、”全部”なんですけど、辿っていって最後に…みたいな。」

清水さん「高田君はハニ~!とか、はぁ~いとか凄く言い慣れているんですよ。そういう胡散臭い芝居が上手いという。「高田翔、胡散臭い」でお願いします。」

江田さん「翔は凄く勉強熱心で、稽古が終わってからの自由時間も小島さんと二人で話し合って。」

小島さん「婚約者の役だったので、どうやって出会ったのかとか、本編では決して描かれないそういう背景を二人で想像して作り上げました。私が演じるキャサリンは普段の自分とは全く違って特に1幕の一場がキャサリンが出てくると「おぉぉ…何だコイツ」という瞬間が凄く詰まったシーンだと思うんですけど、実際にやってみると怒り方が日本人と海外の人では、文化の違いというかそういう物で結構迷ったりしていましたが、こういう方向かなというのは掴んで来た段階です。」

野坂さん「どうしても、僕等日本人と海外の人って、テンションの上げ下げが全然違うんですね。なので、日本人のテンションでしゃべっていくと、”流れて行っちゃう”。テンションを上げて欲しいんだけど、そうするとヒステリックに成り過ぎちゃうと面白くないからヒステリックにならないで上げてくれという事を全員が苦しみながら、序盤からずっと言い続けながら
作ってきたので。」

野坂さん「あと今回、物凄く豊かだなと思うのが、舞台稽古って大体、1ヶ月~1ヶ月半で作って行くんですけど、最初の稽古そのものが2ヶ月前から本読みはしているんですね。なので、皆それぞれが2ヶ月以上かけて役作りや、役と向き合う時間が今回のこのメンバーにはあって、中々日本で演劇を作る状況でこんな豊かな時間の持ち方は無いよね、というのを僕等で話し合ってやっているんですよ。なので、何時もは本番の幕開ける前に「ヤバイ、まだ追いつかない、まだ役が落ち切っていない!」という状態で初日を向かえる事が多いんですけど、このメンバーは自分達がそれぞれ話し合ったり、自主稽古をしながら役を深めていってくれているから、物凄く頼もしいメンバーだなって今回は思っています。」

我さん「僕は38歳にして子役に初挑戦させて頂きます。子役ですけど、偶に「オッサン出たよ」というダメ出しを頂いて、ずっと子供でいるのも難しいなと思いながら、皆さんの力をどんどん借りて稽古を頑張りたいと思います。」

江田さんと高田さんはジャニーズの公演以外で共演するのは初めてでしょうか。

両名「初めてです。」

江田さん「ほぼ初めましてに近くて、一緒の事務所だけど、一緒にお仕事をするという機会もあまりなく、先輩の舞台に出ていても、「あっ、居たんだ…」位なんですよ。」

野坂さん「江田君は今回、初座長なんですけど、彼は結構、役者全員の事を物凄く考えてくれていて、お昼ご飯にピザの差し入れをくれたりとか、そういう事をしながら集団を作ろうと彼がやってくれていて、物凄く助かっています。初座長という割にはキャスト全員が江田君は座長なんだと信頼しきってこの座組は作られているので、凄く安心して見ております。」

最後に意気込みをお願いします。

清水さん「江田君を是非、男にしたいなと。てか、男ですけど。高田君の演技力と他のキャストの皆さんの演技力が相まって、江田君がどんどんと成長していっているし本番の時はトンでもない、後半は大爆笑しますから、是非劇場でお楽しみに。」

江田さん「この作品を観に来てくれた人は勿論、キャストやスタッフさんも笑顔になれる
暖かい作品になると凄く思っていて、ちょっとした幸せとか、温かさが皆に伝われば良いなと
凄く思っています。」

【ストーリー】

アメリカ、ジョージア州のとある田舎町にある古い農家を改造した釣り宿。
そこへ、イギリス人の常連客であるフロギーが、友だちのチャーリーを連れてやってきた。
チャーリーは3日間ここにひとりで滞在して、フロギーの帰りを待つのである。
人見知りが激しく、人一倍恥かしがり屋で臆病なチャーリーは、見ず知らずの人に囲まれて過ごさなければならないことに大きな不安を抱えていた。
誰とも関わらず誰とも話をしないで済む方法はないかと、フロギーに相談するのであった。
そこでフロギーが思いついた奇想天外なアイデア、それは、チャーリーを「フォーリナー 外国人」に仕立て上げてしまおうという作戦であった。宿には女主人のベティのほか、キャサリンとその婚約者デイビット、キャサリンの弟・エラード。さらには、何やら怪しげな不動産鑑定士のオーエンが出入りする。
そんな中、「フォーリナー」として寄宿することになったチャーリーは、無事に3日間を過ごすことができるのか!?チャーリーの運命やいかに!!

【SHY BOY プロデュース 「ザ・フォーリナー」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年10月16日(水)~10月23日(水)
愛知公演:2019年11月9日(土)~11月10日(日)
大阪公演:2019年11月20日(水)~11月24日(日)

<会場>
東京:三越劇場
愛知:東海市芸術劇場
大阪:近鉄アート館

<公演時間>
約2時間15分(15分間の休憩を含む)

<料金>
前売8,200円、当日8,500円
(全席指定・税込)

<出演者>
チャールズ・ベイカー:江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.)
デイビッド・マーシャル:高田翔(ジャニーズJr.)
フロギー・ルシュアー:徳山秀典
キャサリン・シムズ:小島梨里杏
ベティ・ミークス:武藤晃子
エラード・シムズ:我善導(ワハハ本舗)
オーエン・マサー:清水順二(30-DULEX)

『アンサンブル』
小川裕慈
渡井瑠耶

<STAFF>
脚本:ラリー・シュー
翻訳:小田島恒志
演出:野坂実
美術:照井旅詩
照明:田中徹(テイク・ワン)
音響:田上篤志(atSound)、志水れいこ
衣装:nonchi
衣装進行:庭山美保(LIVEDOG)
ヘアメイク:黒田はるな
演出助手:高島紀彦
舞台監督:赤坂有紀子
スチール撮影&デザイン:圓岡淳
webデザイン:加藤浩太郎(プレストック)
プロモーション:キョードーメディアス、サンライズプロモーション大阪
票券:早崎砂絵子
制作:野田麻衣(ミモザ)、西村琴美(ミモザ)
上演ライセンス:シアターライツ
プロデューサー:山田とゐち(LIVEDOG)
協力:atSound/Atelier caprice orchestra/アバンセ/ジェイズプロデュース/ジャニーズ事務所
テイク・ワン/bamboo/ミモザ/レプロエンタテインメント/ワハハ本舗(50音順)
主催:SHY BOYプロデュース

© SHY BOYプロデュース

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