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ミュージカル『ラ・マンチャの男』大阪公演囲み取材実施

初ミュージカル主演舞台『王様と私』(1965年4月)以来、二代目松本白鸚は50余年に渡り
日本のミュージカル界を牽引。帝劇公演中の8月19日に日本公演での通算上演1,200回を達成。
今回の『ラ・マンチャの男』では、白鸚演じるドン・キホーテが想い姫と慕うアルドンサ役に、2009年に宝塚歌劇団を退団後、数々の大作ミュージカルに出演、2012年には「第37回 菊田一夫演劇賞」「第3回 岩谷時子・奨励賞」を受賞した瀬奈じゅんがこの舞台に挑みます。

公演開幕を前に、幕開けの地・大阪 フェスティバルホールで囲み取材が開催され、演出・主演を務める松本白鸚さん、今回作品初参加となるアルドンザ役・瀬奈じゅんさん、そして1995年から作品に出演し、ラバ追い、床屋を演じ、2009年からはサンチョ役を務める駒田一さんが登壇しました。

【登壇者コメント】

松本さん「『ラ・マンチャの男』を含め1作、1作大事に一生懸命やってきたつもりですが、あっという間に初演から50年経ってしまいました。本当に感無量です。「あるがままの人生にただ折り合いをつけて、あるべき姿のために戦わないこと」というのが作品のテーマ。夢とは、夢をかなえようとするその人の心意気、 あるべき姿のために戦う思いを胸に秘めた方が僕は素敵だなと思います。この作品は私の亡き父と、亡き菊田一夫さん、という二人の男の「見果てぬ夢」なんです。50年前の日本では、ミュージカルは年間に数本しか上演されていませんでした。お二人はミュージカルがもっと多くの人から愛されるようにと夢を抱いていた。私は「見果てぬ夢」を歌う時、お二人へのレクイエムと思い、感謝と祈りを込めて50年間歌い続けてきました。これからも『ラ・マンチャの男』のともしびが絶えず灯されるようにしたい。皆さんに見ていただく価値がある、良い芝居だと思うから、今まで50年間上演してきました。ぜひ今回の舞台をご覧になって、『ラ・マンチャの男』を愛していただきたいと思います。」

瀬奈さん「2か月間お稽古を積み重ねてきましたが、毎日があっという間に過ぎていきました。この役をいただいたことは私の女優人生の中で本当に大きな出来事だと思います。今回初めて参加させていただき、白鸚さんをはじめ、出演者の皆さんが、常に新しい発見をされようと挑戦している稽古場で、とても良い刺激をいただきました。私は初めてなので分からないことが多かったのですが、皆さんが同じ目線で一緒に戦ってくださいました。カンパニーの空気が素晴らしく、出演者、そしてスタッフの皆さんから沢山の影響を受けました。」

駒田さん「私は24年前に初めて出演させていただきました。役者人生の中で『ラ・マンチャの男』の比重がとても大きく、出演させていただくたびに身が引き締まる思いです。今、興奮と緊張と色んな思いが駆け巡っています。役者でいる旦那様と演出でいる旦那様が二人いらっしゃって。旦那様(松本白鸚)から演出を受けているときは、誰よりも一つ先を行こう、新しいことをしようと挑戦されている姿を見ると、自分も頑張らなくてはと絶えず思わせてくれる日々です。カンパニー一丸となって皆様にお届けできればと思います。」

 

【ミュージカル『ラ・マンチャの男』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年10月4日(金)~10月27日(日)
大阪公演:2019年9月7日(土)~9月12日(土)
宮城公演:2019年9月21日(土)~9月23日(月)
愛知公演:2019年9月27日(金)~9月29日(日)

<会場>
東京:帝国劇場
大阪:フェスティバルホール
宮城:東京エレクトロンホール宮城
愛知:愛知芸術芸術劇場大ホール

<公演時間>
約2時間5分(途中休憩無し)

<料金>
大阪:S席13,500円 A席9,000円 B席5,000円 BOX席16,000円
宮城:S席13,500円 A席11,000円
愛知:S席14,000円 A席11,000円 B席8,000円
東京:S席13,500円 A席9,000円 B席4,500円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
セルバンテス/ドン・キホーテ:二代目松本白鸚
アルドンザ:瀬奈じゅん

サンチョ:駒田一
アントニア:松原凜子
神父:石鍋多加史
家政婦:荒井洸子
床屋:祖父江進
ペドロ:大塚雅夫
マリア:白木美貴子
カラスコ:宮川浩
牢名主:上條恒彦

隊長:鈴木良一
ギター弾き:ICCOU
ムーア人の娘:真田慶子
フェルミナ:北川理恵

美濃良
山本真裕
小川善太郎
山本直輝
宮河愛一郎
照井裕隆
市川裕之
佐々木誠
斉藤義洋
下道純一
楢原じゅんや
宮川智之
北村圭吾
飯田一徳
堀部佑介
齋藤信吾
高木勇次朗
島田連矢
大塚紫文
髙田実那

<STAFF>
脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
音楽:ミッチ・リー
訳:森岩雄、高田蓉子
訳詞:福井崚
振付・演出:エディ・ロール(日本初演)
演出:松本白鸚
演出スーパーバイザー:宮崎紀夫
プロデューサー:齋藤安彦、塚田淳一
振付:森田守恒
装置:田中直樹
照明:吉井澄雄
音響設計:本間俊哉
衣裳協力:桜井久美
音楽監督・歌唱指導:山口琇也
音楽監督・指揮:塩田明弘
歌唱指導:櫻井直樹
振付助手:萩原季里、大塚雅夫
演出助手:坂本聖子
舞台監督:菅田幸夫
制作助手:村上奈実
製作:東宝

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