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東京2020パラリンピック1年前当日イベント開催!~みんなのスポーツ×ファンフェスティバル~編

東京2020組織委員会は、東京2020パラリンピックの開催まで1年前の節目となる2019年8月25日(日)に、大会開催機運を盛り上げるため、東京2020パラリンピック1年前当日イベントを開催しました。
東京都渋谷区のNHKホールと代々木公園にて行われたイベントの様子をお伝えします。

【東京2020パラリンピック1年前カウントダウンイベント~みんなのスポーツ×ファンフェスティバル~ ~Sports&Fun-festival for All~】

NHKホールに隣接する代々木公園内のサッカー・ホッケー場と陸上競技場を使用して行われたのは、「東京2020パラリンピック1年前カウントダウンイベント~みんなのスポーツ×ファンフェスティバル~」。
1年後に開催される東京2020パラリンピックに向けて、期待感を高めようと、会場ではアスリートによるエキシビション、競技体験、東京2020パートナーによるブース出展が行われ、沢山の来場者がパラリンピックの魅力を体感しています。

11:05より行われたオープニングステージには、お笑い芸人の小島よしお氏とお笑いコンビガリベンズの矢野正樹さんが登壇。

小島さんはパラリンピックを応援する気持ちを体現する為、この日の為にパラリンピックロゴ「スリーアギトス」の赤・青・緑の三色を使った水着を披露。来場者の笑いを誘い楽しませていました。

『競技デモンストレーション』

続いて11:30より陸上競技場エリアにて陸上競技デモンストレーションとして、走り幅跳びと100mスプリントが行われました。ワールドクラスのアスリートによるデモが行われるとあり、観覧エリアは鈴なり状態。

「ワールドレコードチャレンジ―ロングジャンプ supported by meiji」

まずは走り幅跳びから。タレントで元陸上十種競技日本チャンピオンの武井壮さんがゲストMCに加わり、呼び込みで早速登場したのは、パラ走り幅跳びのパラリンピアンでリオデジャネイロ2016大会で金メダル(T44クラス)を獲得、8m48cm(T64クラス)という世界記録の現保持者である義足のスーパージャンパー、マルクス・レーム選手。

レーム選手「皆さんこんにちは。今日は此処に来れてとても嬉しく思っています。今週月曜日に日本に来てから皆さんに本当に暖かく迎えて頂きました。今日は素晴らしいスポーツイベントにしていきたいと思います。」とコメント。

今回のデモの特別ルールとして、踏み切り位置の直前に2台の大型扇風機が進行方向を向いて設置され、追い風の力を借りてのジャンプ(非公認記録)になるとMCから告げられ、自信の程を問われると
レーム選手「もう自信はタップリです。今シーズンは凄く調子良く迎えましたし、今日は扇風機の助けも有ります。またファンの皆さんの助けもありますので、世界記録を破りたいと思っています。」
と楽しそうに話すレーム選手ですが、トラックに立つと表情が一変。競技者の顔つきになります。

観衆が見つめる中、一本目は8m39cm、2本目は失敗ジャンプを記録。そして3本目、会場の大きな手拍子を背に渾身のジャンプを決めるレーム選手が叩き出した記録は8m50cm。非公認ながらの世界新記録に観覧エリアから歓声が上がります。

雄叫びを挙げる程興奮したレーム選手は「間違い無く来年も楽しみにしていますけども、その前に今日の応援、本当に有難うございました。本当に楽しかったです。そして来年のパラリンピックの際には是非、こちらにお越し下さい。我々は全力を尽くします。是非それを目撃して頂きたいと思います。」と2020東京パラリンピックへの意気込みを力強くコメント。

そしてイベントサポートをする株式会社 明治より、記録達成の「meiji賞」として明治ミルクチョコレート100日分が贈られ、上機嫌のレーム選手は観覧エリアのファンへの握手やサインに元気に答えていました。

「ワールドアスリートチャレンジ―100mスプリント suppprted by meiji」

続いては100mスプリントのデモンストレーション。パラ陸上男子100m・200m(T64クラス)のアジア記録保持者の井谷俊介選手、ドバイ2017アジアユースパラ競技大会(T64クラス)陸上男子100mで3位入賞の吉田知樹選手、そしてリオデジャネイロ2016大会陸上男子200m(T62クラス)銅メダル、400m(T62クラス)銀メダル、400mリレーで金メダルを獲得したパラリンピアンのダービット・ベーレ選手の3名がそれぞれの自己ベスト記録へ挑戦。各選手より
井谷選手「しっかりとベストを尽くして先程のレーム選手に負けない様に盛り上がりをみせる走りをしたいと思います。」
吉田選手「今日は一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願いします。」
ベーレ選手「皆さんにお会い出来て本当に嬉しく思っております。今日、こちらに到着しました。頑張ります!」
と意気込みが話され、いよいよ1本限りのデモランへ。

静まりかえったトラックに号砲一発、3名が自己ベストに向けて飛び出します。

50m地点付近から井谷選手とベーレ選手の一騎打ちに。3人は凄い速度のままエンドマットへもんどり打ってゴールイン。

井谷選手「ちょっと風が横向きで・・・でも良い感じだったと思いますね。目標に近い位のタイムはいっていると思います。」
吉田選手「そんなに悪くなかったと思います。全力を出し切れました。」
ベーレ選手「少し風がありましたし、今日此処へ初めて来たんですけども、東京は非常にパワフルで、そのパワーを感じて走る事が出来ました。本当にありがとう。」と全力を出し切った様子。

そして発表されたタイムは井谷選手が11秒43、吉田選手は13秒68、ベーレ選手は11秒57とそれぞれの目標タイムを大幅に超え、井谷選手に至ってはアジア記録をも更新・・・しかし、公式審判員が配置されていない今回は公認記録とならないのが残念です。
目標タイムを超えた井谷選手と吉田選手には明治ブルガリアヨーグルト100日分ギフト券がベーレ選手には明治ミルクチョコレート100日分が送られました。

最後に各選手から2020東京パラリンピックへ向けて
井谷選手「来年の東京パラリンピックでは金メダルを獲れる様にしっかりと頑張って行きたいとおもいます。今日も走って行く中、皆さんの歓声が凄く聞こえていました。走りながら声援が僕に力をくれる、来年の新国立競技場で何万人の歓声の前で走れると思うと、凄くワクワクしますし皆さんの声援がきっと後押しになると思いますので、チケットを申し込んでください。引き続きパラ陸上・パラスポーツの応援を是非宜しくお願いします。」
吉田選手「東京パラリンピックでメダルを獲れるようにまず出場権を目指してこれからの練習を頑張っていくので応援の程をよろしくお願いします。」
ベーレ選手「ビッグなパワーを来年のパラリンピックで感じられる事を確信しています。来年、東京でお会いしましょう。」
意気込みをコメントされました。

「車いすテニス・一年前・イベントスペシャルマッチ」

13:00よりサッカー・ホッケー場では、車いすテニス女子シングルス/リオデジャネイロ2016大会で銅メダルのパラリンピアンの上地結衣選手と、同じく車いすテニス男子シングルス/リオデジャネイロ2016大会で銅メダルのパラリンピアンの国枝慎吾選手と小島よしおさん、 ガリベンズ矢野さんが車いすテニスのスペシャルマッチを実施。

4ポイント先取のダブルス対決が行われ、上地選手と小島さんが、国枝選手と矢野さんがペアを組みます。
両選手にレクチャーを受けつつも真剣勝負なお笑い芸人組。前半は国枝・矢野ペアが圧倒。

しかし上地・小島ペアが巻き返し見事勝利。試合後4人はガッチリ握手を交わします。

車いすテニスを体験したお笑い芸人の2人は
矢野さん「目茶苦茶楽しかったですし、知らないルールが沢山あるから思いの外、楽しめると思いましたし勉強になりました。」
小島さん「試合を見ているよりも、実際に車椅子に乗った時に動かすのが難しいんですね。車椅子をコントロールして自分の行きたい場所に中々行けないです。ラケットを振るというのは出来るんですけど。自分で体験すると選手2名のパフォーマンスの凄さが分かりました。」と話しました。

両選手からは
上地選手「今日初めて車椅子テニスを初めて見て頂いた方も多かったと思うんですけども、本番ではもっともっと楽しい試合をお見せ出来る自信があるので、ぜひ会場に足を運んで頂きたいですし。でも、まずは今日、レジェンドの国枝選手に小島さんの御蔭で勝つ事が出来たので。男子と女子が一緒に試合をするという事が無いですけども、皆さん憧れの国枝選手なので、今日勝てたのを自信にこれからも練習を頑張りたいと思います。これまでやって来た練習を来年のパラリンピックでしっかりと出せる様にこれから一年頑張っていきたいと思います。」
国枝選手「東京パラリンピックでは勿論、金メダルを目指して頑張りますので、皆さんの応援で1ポイントでも多く後押しして頂いて、東京の舞台で輝きたいと思います。」
と来年への決意を話されました。

「『新しい地図』車いすテニス体験」

そしてこの日13:50から行われたのが、国際パラリンピック委員会特別親善大使兼日本財団パラリンピックサポートセンタースペシャルサポーターを務める、俳優でタレントの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3名からなるユニット「新しい地図」による、車いすテニスの体験イベント。
一切の事前告知が行われない完全なサプライズでの3人の登壇に来場者からは歓声が上がります。

MCより車いすテニスまたはテニス経験があるかと問われると、
稲垣さん「車いすテニスの経験はありませんが、僕は中学1年の時に男子テニス部に入りまして。ただ髪を切らなければいけなくて、1週間で辞めちゃいました。今日は車いすテニスという事でまた新しいスポーツを楽しく体験させて頂ければと思っております。」

草彅さん「僕は残念な事に経験が無いんですよ。テニスって、今凄く注目されているじゃないですか。なので今日は頑張ります。」

香取さん「慎吾さんは、「(国枝)慎吾さん」とコートに立った事があります。国枝さんの凄い球を受けたんですけど、国枝さんは「今のは数%の力です。」って言ってました。」
とコメント。

ここで日本車いすテニス協会ナショナルチーム監督の中澤吉裕さんが登壇し3人にレクチャーを開始。

まずは車いすに乗る所からですが、稲垣さんと草彅さんが難なくセッティングを完了したのに対し、香取さんが「ベルトが全然とどかなくて締まりません!」と背筋が効かないパラ選手用のベルトに苦戦。

次にラケットの持ち方をレクチャーされ、試しに車いすを動かします。

本来不整地である場所にプラスチックマットを敷いただけの少々凸凹な簡易特設コートであるにも係わらず、利き手にラケットを持っての操縦を難なくこなす3人。特に経験者である香取さんはクイックターンをカッコ良く決めました。

そして中澤さんの指導の下、いよいよ実際に車いすを動かしながらの試打へ。

車いすテニスのルール上、相手コートへは2バウンドまでの返球が許されていますが、3名はいきなり1バウンド、もしくはノーバウンドで勢い良くスマッシュ。慣れてくると場外までボールが飛ぶような一場面も。

しかし、体重の軽い稲垣さんは輪荷重が上手くかけられず、タイヤが空回りし立ち往生するシーンもちらほら。

と、ここでイベント視察をしていた国際パラリンピック委員会(IPC)のドゥエーン・ケール副会長が登壇。

1996年アトランタ大会水泳男子で6個のメダルを獲得したパラリンピアンでもあるケール副会長がラケットを手に、予定に無い飛び入り参加で3人と共に豪華な試打ルーレットを形成します。

稲垣さん「楽しかったです。やっぱり車いすのコントロールが凄く難しいんですけども、何か楽しいし、見ていても凄く分かりやすいですよね。基本的には普通のテニスと変わらない見た目なので、楽しめるんじゃないかと。」

草彅さん「来年のパラリンピックが楽しみになりましたね。チケットも発売開始されているので、今日ここに居る皆さんも絶対チケットを買ってくれると思うので。とても楽しい車いすテニスです。一所懸命していきたいと思います。」

香取さん「明らかに僕が一番上手かったと思います。ありがとうございます!(二人からそんな事無いとツッコミ)」
草彅さん「なんか安定感があっただけでしょ…重量か。来年に向けて重量を調整しないと。」
稲垣さん「下が不整地で僕は体重が軽くてタイヤが空回りしちゃったんですけど、香取君は”重量バランス的”に良かったんじゃないでしょうか?」
香取さん「重量の事言い過ぎだろ!パラスポーツは見るのも楽しいんですけど、自分達で経験すると初めての感覚も味わえるから、こんなパラスポーツの楽しみ方もオススメです。」
と、感想を述べました。

最後に来年の東京2020パラリンピックに向けて3人からのメッセージが。

稲垣さん「丁度、今日で後1年を向かえる事になります。僕等3人はこのパラリンピックのスペシャルサポーターとして、ここ1年位活動させて頂いているんですけども、残り後1年なので、一枚でも多くチケットが売れて、皆さんに会場に足を運んで頂けると選手の皆さんも励みになると思いますし、3人で心を一つに、サポーターとしてパラリンピックまで盛り上げて行きたいと思いますので、皆さんも是非会場へお越し下さい。」

草彅さん「開催まで後一年という事で、9月9日までチケットを発売していますので、沢山の皆さんの応援が選手の力になると思いますので、僕等も来年応援に行きますので皆さんも一緒に応援しましょう。」

香取さん「色んなパラスポーツを体験させて頂いたり、沢山の選手のお話を聞かせて頂いて、僕はパラスポーツ、パラリンピックを知る事がちょっとずつ出来ています。僕を通じて皆さんにパラスポーツの魅力をちょっとずつでも感じて頂けたらなと。そして来年2020年にパラリンピック東京大会が行われますが、そこがゴールではなく、来年のパラリンピックが始まりとして、スタートとしてパラリンピックと共に日本が良い方向に素敵な笑顔が沢山生まれる大会になったら良いなと思っております。チケット抽選販売始まっています。皆さんは勿論、買ってくれましたよね!?今、うぅ~~んって言った人買ってください。ちょっとだけ手を挙げてくれた人、是非とも抽選販売に申し込んで頂いて、来年の大会が皆さんの声援でいっぱいになる事を僕は本当に願っています。皆さんの応援でパラアスリートの皆さんの笑顔が生まれるように、そして僕等も皆の笑顔が生まれるようになったら良いなと思っています。

「1Year to Go!」」

「『ボッチャアカデミー』supported by meiji」

15:40分過ぎからは、東京2020 組織委員会の森喜朗会長と、遠藤利明会長代行、菅義偉内閣官房長官、そしてケール副会長のボッチャの体験会がこちらも事前告知無しで行われ、注目を集めていました。

4人は日本ボッチャ協会の新井大基さんにルール説明とレクチャーを受けながら赤チームと青チームに別れ、6球の持ち球を使い対戦します。ボッチャ団体でリオデジャネイロ2016大会で銀メダルを獲得したパラリンピアンの杉村英孝選手と廣瀬隆喜選手がチームメイトに加わって先ずは試投が行われますが、かなり個人のセンスが出る様で投げた結果は様々。

その中でもケール副会長は素早くコツを掴んでボールをコントロールしていました。

最終的には廣瀬選手の好投で赤チームが2-0で勝利。青チームの森会長は諦めきれないのか”更にもう一投”し、2-2に得点を「修正」して両選手や登壇者と握手を交わしていました。

会場内ではその他、陸上の山本篤選手、兎澤朋美選手そして吉田選手によるランニングのレクチャー会、「『ランニングクリニック』supported by meiji・Ottobock」や、アーティストのKREVAさんやアイドルグループAKB48のチーム8の岡部鱗さん、吉川七瀬さん、大西桃香さんが登壇した『ボッチャチャレンジ』、2005年に結成されたボーカル&パフォーマンスグループ「HAND SIGN」のライブが行われ、大いに来場者を楽しませていました。

「『新しい地図』&ケール副会長囲み取材」

13:50からの代々木公園での車いすテニス体験に先立ち、渋谷区内某所にて「新しい地図」の3人とドゥエーン・ケール国際パラリンピック委員会(IPC)副会長の囲み取材が行われました。

特別親善大使の「新しい地図」の3人にパラリンピック1年前にどんな事を期待されますか

ケール副会長「先ず皆さんご存知の通り、大会の準備は非常に順調に進んでいると思います。それに加えてこちらにいる「新しい地図」の皆さんは本当にこのパラリンピックの認知度をさらに上げて頂けるという風に確信しております。一つ、何が証明出来るかと申し上げますと、この御三方がいらっしゃるという事は既にパラリンピックのプロファイルが上がっている、更に今日、日曜日の昼なのにこれだけのメディアが集まって頂けているという事が証明しているからです。「新しい地図」の皆さんは現在、ソーシャルメディアを通じてパラリンピックの認知度を上げてくださっています。それに加えて非常にIPCとしてありがたいのが、今まで無かった観客層にリーチして頂いているという事。今までパラリンピックを知らなかった方達もパラリンピックを認知し興味を始めているという事があると思います。来年「新しい地図」の皆さんには更にアスリートおよび、一般の方達等にリーチして頂いて更にパラリンピックの認知度を上げて頂きたい、というのを期待しています。御三方の御蔭でチケットのセールスも更に上がると思いますし、慎吾は去年の冬季平昌大会に来て下さいまして、実際に慎吾からピョンチャンでの体験が非常に人生観を変えたというコメントを頂いていまして、このコメントは本当に間違いが無いと思っておりますので、是非、皆さんに来て頂いて人生観が変わる様な経験をして頂きたい。どれだけお礼を言っても言い切れない位、心より御三方には感謝しています。ありがとう。」

それを聞いて「新しい地図」の3人はいかがでしょうか。

香取さん「嬉しいですね。こう言って頂けて本当に光栄ですし、今お話して頂いた平昌パラリンピックに僕は行ったんですけど、その前からパラリンピックを沢山の人に知って頂きたく、自分も知ろうとしていたんですが、実際に平昌でパラリンピックの大会を見た事が一番大きくて、本当に人生観が変わるというか「こんなスポーツがあるんだ、こんなにハッピーで楽しい事があるんだ」というのを凄く知れたんですね。2020年に向けて皆さんに知って貰いたいと発信して来ましたけど、全部を知らなくても来年、実際の東京大会を見た事によって変わって其処から”更なる先”が繋がるかなと思っていますね。」

草彅さん「慎吾が平昌に行って今、副会長が人生観が変わったと仰ったんですけど、来年のパラリンピックに向けて僕等も色んなイベントで選手の方と接する機会だったりとか、取材とかで対談させてもらって、選手の方のエネルギーとか、勇気とかそういう物で、人生観というのはその都度その都度変わって行く自分がいたりするので、来年のパラリンピックにはそういう瞬間が沢山あると思うので、僕等も応援していきますので皆さんたくさんチケットを買って一緒に応援して貰いたいです。」

稲垣さん「この一年位取材や実際に試合会場に見に行かせて頂いたりとかしながら、パラリンピックの事を少しずつ勉強をさせて頂いている最中ですね。本当に魅力が沢山でスポーツとして最高で本当に楽しいなと思います。色んな競技、ラグビーにしろテニスにしろ水泳にしろ、元々の競技は僕等は僕等分かっているので子供の頃から知っているスポーツなんですけども、このパラリンピックの競技になる事によってちょっとルールが違ったりとか、細かく細分化されて楽しめる本当に新しいスポーツという感じで僕は今楽しくて夢中になっている感じですね。いよいよ今日で後1年を向かえる訳ですけど、多くの方々に会場に足を運んで頂きたいと思いますし、来て下さった皆様に、人生の希望を感じて貰える様なそんな大会になるように僕等も出来る限り、全力でサポートして応援させて頂きたいなって思っておりますので、是非、チケットを買って会場にお越し下さい。」

残り後一年だが率直な気持ちをお願いします。

草彅さん「選手の皆さんは本当に過酷なトレーニングを頑張って試合に向けて行く訳なんですけど、僕等も一年間あるので、チケットも9月9日まで発売されているので、沢山の方の応援が選手のパフォーマンスに繋がると思うので、選手の皆さんはトレーニングに励んで、僕等は応援してくれる皆さんが沢山来てくれる様にがんばって行きたいと思います。」

稲垣さん「もっともっと盛り上がりが必要なんじゃないかなという。やっぱりオリンピックが
終わってからの事なのでオリンピック同様、盛り上がりを見せて欲しいですし。なんかドキドキしますね。今日もここに来る途中、新国立競技場の前を通ったんですけど、本当に後一年なんだな~って凄く実感が湧いて来て。僕等を応援してくれるファンの方々も僕等が発信する事に影響を受けて皆さんも本当に色々と勉強して凄く楽しみにして下さっているという、そういうムードみたいな物は凄く感じていますし、この勢いでもっともっと盛り上げて行きたいなと思います。」

香取さん「沢山の方にパラスポーツを知って頂き、興味を持って頂きたく、ここまで応援して来たんです。その皆さんの声援が欲しい。それは2020年の東京大会。その会場で皆さんの声援を貰うにはチケットを買って頂かないと。それが「今」なんですよね。9月9日までが抽選販売なので、この結果が僕に全部返って来るので、ここにきて緊張しています。今まで僕が皆さんにこれだけ楽しいんだよとか、こんなスポーツが有るんだよと言ってきたモノが、きっとそれが実って興味を持ってくれた方がチケットを買って頂けて実際に来年会場で声を出してくれるかなと思っています。」

改めてパラリンピックの魅力はなんでしょうか。

香取さん「経験したことの無い、凄く熱い熱量と思いを感じられる。子供の頃からやっていたりとか、やった事があったり、見た事があったりするのがスポーツだと思っていたんですけど、パラスポーツは知らないスポーツが沢山あって、やっぱり幾つになっても知らない事を新しい事を知るというのは、自分にとって凄く刺激的な事だと思うので、パラスポーツにはそんな魅力が沢山詰まっていると思うんですよね。」

草彅さん「選手の皆さんにお会いすると目茶苦茶に明るい方達で、ハンデを抱えているから僕自身が「大変なのかな・・・」という意識があったんですけど、全くそういう事が無くてむしろ、目茶苦茶に明るいエネルギーでこっちが圧倒されてしまう所がありまして、夫々のハンデによって、種目のルールも変わってきたりするんですけど、細かいルールとかもやっていて「そうなんだ」と思ったりする所が楽しかったり、そういった所でメンタル的にもこっちを強くしてくれる様な事が沢山有るので、何よりも選手の皆さんの明るさみたいな所が魅力なんじゃないかなと思っています。」

稲垣さん「先程の通り、本当に新しいスポーツなんですよね。ルールも違いますし、自分のイメージしていた今までの自分のスポーツに対するイメージを覆されたというか、見る方にとっても。スポーツの新しい、未開拓な感じがすると思うんですよね。一緒にそれを学びながら見ていく楽しさもありますし、正しく僕等もそうなので、そういうのが非常に魅力的ですし、スポーツは試合を見るだけではなくて、選手のそれまでの人生やドラマを感じながら、そういったストーリーに見る側も寄り添いながら観戦出来るという。勿論、それはパラスポーツ以外のスポーツも皆そうだと思うんですけども、そのドラマは僕等も取材させて頂いていると、本当に色んな人生があって色んな事を経験しながらやってこられたんだなという事を学びながら見に行かれるとより楽しめるんじゃないかと思いますし、まだ一年ありますので。」

自身が取材して来た中で特にオススメの競技はありますか。

草彅さん「実際にテコンドー、フェイシング等の格闘技なんかも見ましたし、迫力があります。」

稲垣さん「ウィルチェアーラグビーにイベントで僕は少し参加させて頂いて、試合を見て実際に車いすに乗せて頂いて、タックルを受けて僕は吹っ飛んじゃったんですけど、迫力も凄いですしね。ただ、まだ見た事の無いスポーツも多いので、これから僕も色々と観戦して行きたいなと思います。」

香取さん「ゴールボール。声を上げての皆さんの声援が欲しいんですけど、ゴールボールは
声を出してはいけないシーンがあって、其処がちょっと面白い競技というか、シーンとしている中で「ガンバレ!」という思いで、得点が決まったらそこで声を上げて良いという。ゴールボールは視覚に障がいのある選手が行うスポーツなんだけすけど、ボールが1.25kgと硬くて重いんですよ。僕もアイマスクをして経験したんですけど痛くて怖いんですよ。選手の方に「これ、痛いし怖いですよね?」って聞いたら、痛いですよ!怖いですよ!って言いながらやっている選手がとても楽しそうで。」

2020東京パラリンピック大会後にどんな事を社会にもたらしていきたいですか。

ケール副会長「先ず、大会には沢山の家族で来て頂いて、御三方が言った事を是非経験して頂きたい。大会後に期待する事は、レガシーとしてこの大会を通じてかなりパラリンピックの認知度が上がると同時に体の不自由な方に対しての考え方というのを変えて頂きたい。身体に障がいを持っているから出来る事は実は沢山有って、その辺を皆さんにもう少し理解して頂きたいというのがあります。」

平昌・東京・北京とパラリンピックは東アジアで続いていきますが
何かしてみたい事や考えはありますか。

草彅さん「一つ一つのイベントだとか、選手の方と取材を重ねたりとか、一つ一つの積み重ねで沢山の人に知って貰えるなと思っているので、小さなことでも僕等が出来る事があったら、また参加していきたいと思います。」

香取さん「東京で行われるパラリンピックが来年開催されて、閉会したら終わり・・・・・・じゃなくて開催が始まりだと思っているので、そこからの日本が新しく変わるチャンスだと思っているので、その始まりの瞬間を皆で盛大に迎えたいなと思います。」

稲垣さん「日本の後にアジア諸国でやられるのは本当に良い事だなと思いますし、今までやった事の無い所でやっていくのは凄く必要。オリンピックもそうだと思いますし、僕等としては香取君の言う通り、ここからまたスタートなので、その後も応援させて頂ける事が出来ればなと思っていますし、その為には一年後の東京パラリンピックまで心を一つにして三人で頑張って行きたいと思います。」

ケール副会長「御三方が言った事は自分も100%同意します。スタートは来年の東京であっても、北京であってもやはり大会後が実際に社会を変える、そこからがスタートだという風に信じております。個人個人の考え方を変えていく、後は実際に戦う人達も多分色々視点が変わるでしょう。社会ももっと包括的な共生社会という物がどんどんと生まれてくるんじゃないかと思っています。」
と4名は話され、囲み取材は終了しました。

【東京2020パラリンピック1年前カウントダウンイベント~みんなのスポーツ×ファンフェスティバル~開催概要】

東京2020組織委員会のサイトはこちら

<日時>
2019年8月25日(日)11:00~17:00

<会場>
代々木公園サッカー・ホッケー場、陸上競技場(織田フィールド)

<内容>
ステージコンテンツ、アスリートによる競技エキシビション、競技体験、東京2020パートナー企業によるブース出展

<参加アスリート・ゲスト>
『アスリート』
ダービット・ベーレ:陸上競技/リオデジャネイロ2016大会 金メダル
マルクス・レーム:陸上競技/リオデジャネイロ2016大会 金メダル
山本篤:陸上競技/リオデジャネイロ2016大会 銀メダル
井谷俊介:陸上競技
兎澤朋美:陸上競技
吉田知樹:陸上競技
上地結衣:車いすテニス/リオデジャネイロ2016大会 銅メダル
国枝慎吾:車いすテニス/リオデジャネイロ2016大会 銅メダル
杉村英孝:ボッチャ/リオデジャネイロ2016大会 銀メダル
廣瀬隆喜:ボッチャ/リオデジャネイロ2016大会 銀メダル

『ゲスト』
KREVA:アーティスト
小島よしお:お笑い芸人
ガリベンズ矢野:お笑い芸人
武井壮:タレント、元陸上十種競技日本チャンピオン
岡部麟:タレント(AKB48 チーム8 茨城県代表)
吉川七瀬:タレント(AKB48 チーム8 千葉県代表)
大西桃香:タレント(AKB48 チーム8 奈良県代表)
HANDSIGN:アーティスト
ドゥエーン・ケール:国際パラリンピック委員会(IPC)副会長
菅義偉:内閣官房長官

「新しい地図」
稲垣吾郎:タレント、俳優/国際パラリンピック委員会特別親善大使 兼 日本財団パラリンピックサポートセンタースペシャルサポーター
草彅剛:同上
香取慎吾:同上

<主催>
公益財団法人東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会/東京都

<後援>
公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)/渋谷区

<協力>
パートナー企業各社、等

©Tokyo2020

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