『THE BANK ROBBERY！〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』開幕！

軽快なテンポの中で巧みな言葉遊びと計算されたストーリー構成、意表を突く演出で人気を博し、数々の演劇賞を受賞してきた、今イギリスで最も勢いのある頭脳派コメディ劇団”Mischief Theatre”（ミスチーフシアター）の最新作である「The Comedy About A Bank Robbery」。
2016年4月のイギリス・ロンドンでの開幕から4年目に突入し、2019年8月、満を持して日本初上陸を果たします。
主演に、自身の単独舞台初出演となる宇宙Six/ジャニーズJr.の原嘉孝が大抜擢。そして、乃木坂46の桜井玲香、元木聖也はじめ、尾上寛之、しゅはまはるみ、ラブレターズの溜口佑太朗・塚本直毅、大堀こういち、市川しんぺー、田中要次といった実力派俳優たちが名を連ね、また翻訳を谷賢一、演出を小林顕作が務めます。

2019年7月の公開稽古から約1ヶ月、いよいよ本公演の幕が上がります。
初回の公演に先駆け、2019年8月2日（金）東京都渋谷区の新国立劇場中劇場にて公開ゲネプロと囲み取材が行われました。

【公開ゲネプロの様子】

1958年夏。アメリカ合衆国ミネソタ州。

ミネアポリス都市銀行はハンガリーの国王子から非常に高価なダイヤモンドを預かることになり、その街のスリ、脱獄囚、泥棒、詐欺師たちが、それぞれダイヤモンド窃盗の陰謀を図る。

互いの騙し、騙され合いが重なり、身元が取り違えられたり、
恋の三角関係が巻き起こったり、事態は奇想天外の方向に・・・

果たして誰がダイヤを手に入れることができるのか・・!?
ハラハラドキドキのサスペンス喜劇！

【囲み取材の様子】

公開ゲネプロ終了後、劇場ロビーにて囲み取材が行われました。
登壇したのはサム・モナハン役の原嘉孝さん、カプリス・フリーボーイズ役の桜井玲香さん、ミッチ・ラスチッティ役の元木聖也さん、ランダル・シュック捜査官の田中要次さん、そして演出を務めた小林顕作さんの5名。

自身の役所をお願いします。

原さん「僕が演じるサムはミネアポリスに住むスリの名人。他の登場人物に比べ、意外と普通の男の子というかついつい癖で財布を盗んじゃう…位の感覚で僕は演じているんですけど、普通に恋もしますし、お母さんの事が大好きだし…というのが、他とは違う面を演じられたらなと思っております。」

桜井さん「私はカプリスという結婚詐欺師の役で、可愛らしい部分もありつつ詐欺師らしい、素の出る瞬間もあったりというのを、上手く強弱を付けて表現できたら良いなと思います。サムとの関係性は恋に落ちる相手役なんですけど、」

原さん「最初、僕がカプリスに一目惚れしちゃって、彼女は近寄ってデートとかしてくれるんですけど、最初は彼女は僕の事を騙そうとしていて、物語が進むにつれて本当の恋に変わって行く関係性が出来ていくという感じです。」

田中さん「私はみてくれの通り、FBI捜査官のシュックという役です。多分、この格好は「ルパン三世」の銭形幸一警部に憧れている人なんじゃないかと思いますね。カプリスや他の出演者は夏らしい格好なのに、何でコートを着ているのか謎ですね。僕がお願いしたんじゃないですよ。」

元木さん「僕はミッチという役です。この作品の中でも一番ワルい役だと思います。本当に簡単に人も殺しちゃうし、今回、イヤモンドを盗むという事にあたって、目的の為なら人を殺す事も厭わない様な極悪人ですね。原君との関係性は彼をサムだという事も分かっていない位、この人は修理工の人としか思わない位。ミッチは腕に手錠が付いているなら、その腕切り落とせば良いじゃんみたいな事を普通に思っちゃう。その位ワルい奴です。」

原さん「ただただ僕は怖がっています。彼が目の前で人を殺そうとしているのを見ているので。それでダイヤモンドの強奪に巻き込まれていく。」

いよいよ初日ですが、ゲネプロを終えて今日の出来はいかがでしょうか。

小林さん「自分が思っていたよりテクニカルな部分も含めて良かったです。場面転換が凄く多くてロンドン版よりも製作が急で何日間かしか用意が出来ないので、色々大変だろうなと
思ったんですけど、スタッフを含めてキャストチームも凄くチームワークが良いので自画自賛する訳じゃ”あります”けど、今日のゲネプロの出来ならお客様にもちゃんと見せられるなという風に仕上がりました。」

単独初主演だがプレッシャーはありますか。

原さん「勿論、お話を頂いた時はプレッシャーを感じていたんですけども、お稽古をするにつれて、稽古場の雰囲気が凄く良くて、笑いの絶えない稽古場で顕作さんも（前述の通り）こんな感じなので、緊張が解れるというか、皆本当にラフな感じで。」

小林さん「緊張が解けて来るのは良いんですけど、段々と「保育園」みたいな感じになってきて、いう事を聞かなくなって来るというんでしょうか、こっちから呼ばないという状況にはなってました。稽古時間が始まっているのにウワ~ッと何処かへ行っちゃっていて、やるよ～！！と言わないと。」

原さん「この現場で一番遅いのが要次さんでした。ぼんやりしていて。」

田中さん「すいません、バレているか分かりませんけど、まだ仕上がっていません。」

桜井さんはコメディセンスが花開いたようですね。

桜井さん「いやいや、私ちょっと「ゲラ」なので、直ぐに笑ってしまう所があって、それが今回結構…」

小林さん「こんなにゲラな人だとは思わない位。やっぱりコメディだから面白い事をやりたいじゃないですか。」

原さん「最後の方でシリアスなシーンなのに僕の顔を見ると笑っちゃうんですよ。この現場の人達は、僕がジャニーズだという事を忘れがちなんですよ。最近は遂に”ゴリラ”と言いはじめて。」

小林さん「それは要次さんを見ていたら、「要次さんって、やっぱりゴリラなんだな」と思って。そこから原君を見ると、原君もちょっとゴリラに見えてくる。」

原さん「顕作さんはこんな感じだよと手本を見せてくれるので、凄く助かっています。それを物真似して段々と自分に落とし込んでいくのはカプリスも一緒だと思います。桜井さんは最初、もっと可愛い感じで役を作って来たんですよ。それを顕作さんに悉く壊されて。」

演技にアドリブは入るのでしょうか。

原さん「一幕の最後のカプリスの部屋のシーンなんかはその場の空気で。」

元木さん「本当は有っちゃいけない物とかがあったりするんですよ。ゲネプロはズボンが落ちていたんですけど、アレは本当は落ちていないんですよ。結構偶に事件が起きるんですよね。「カプリス、コレ何だ？」って言ったら、「これはこうよ。」って今日は言ってたから。結構起きるんですよ。」

最後に来場者へのメッセージをお願いします。

原さん「遂に今日から初日を迎える訳ですけども、この作品はコメディという事で老若男女、誰でも楽しめる作品になっていると思います。その場のお客さんとの空気のやり取りとかを僕達も楽しみつつ、演じられればなと思っております。是非、沢山の方に劇場に足を運んで頂けたら幸いです。よろしくお願いします。」

【『THE BANK ROBBERY！〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』公演概要】

公式サイトはこちら

＜公演期間＞
東京公演：2019年8月2日（金）～8月12日（月・祝）
大阪公演：2019年8月16日（金）・8月17日（土）

＜会場＞
東京：新国立劇場中劇場
大阪：森ノ宮ピロティホール

＜公演時間＞
約2時間15分（15分間の途中休憩を含む）

＜料金＞
東京：
S席8,900円 A席7,000円（子供 S席･A席共通4,500円）
（全席指定・税込）
◆8月7日（水）12:30回＝夏休みスペシャル
本作ではお子様のご入場に年齢制限を設けさせていただいておりますが、当該公演に限り、3歳以上のお子様からご観劇いただけます。
さらに、小学生以下のお客様には子供料金もご用意しました。また託児のサービス（要事前予約、定員有り）もございますので、
夏休みの思い出に、育児の手を休めてぜひお子様と一緒にお楽しみください。
※子供席は、8月7日(水)12:30回のみ販売（3歳以上小学生以下対象）
※未就学児童入場不可（8月7日（水）12:30回除く）

大阪：
8,900円
（全席指定・税込）
※未就学児童入場不可

＜披露楽曲＞
M1：「バンクロバリーのテーマ」（ミッチ、ロバリー団」
M2：「ABBAZURE」（カプリス、ロバリー団）
M3：「ヒドイオトコとオンナ」（ロバリー団）
M4：「誰かが誰かに恋をする」（シュック、ルース、ロバリー団）
M5：「俺に歌が無かったから」（サム、ロバリー団）
M6：「あなたは何が欲しかったの」（ウォーレン、クーパー）
M7：「エンディング」（全員）

＜出演者＞
サム・モナハン：原嘉孝（宇宙Six／ジャニーズJr.）
カプリス・フリーボーイズ：桜井玲香（乃木坂46）
ミッチ・ラスチッティ：元木聖也
ニール・クーパー：尾上寛之
ルース・モナハン：しゅはまはるみ
溜口佑太朗（ラブレターズ）
塚本直毅（ラブレターズ）
ロビン・フリーボーイズ：大堀こういち
ウォーレン・スラックス：市川しんぺー
ランダル・シュック捜査官：田中要次

『ROBBERY団』
穴沢裕介
広瀬斗史輝
下司尚実
熊澤沙穂

＜STAFF＞
原作：「The Comedy About A Bank Robbery」by Henry Lewis, Jonathan Sayer&Henry Shields
翻訳：谷賢一
演出：小林顕作
美術：土岐研一
照明：倉本泰史
音響：原嶋紘平
編曲：ha-j
振付：足立夏海
衣裳：髙木阿友子
ヘアメイク：伊藤こず恵
小道具：清水克晋
演出助手：友佳
舞台監督：津江健太
宣伝：石橋千尋
票券：河野英明
制作：佐々木康志、小島友希
アシスタント・プロデューサー：都丸聡子
プロデューサー：吉池ゆづる
東京公演主催：エイベックス・エンタテインメント／サンライズプロモーション東京
大阪公演主催：キョードーアジア
制作協力：プラグマックス＆エンタテインメント
企画・製作：エイベックス・エンタテインメント