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ミュージカル『ファントム』製作発表会見開催!

フランスの小説家ガストン・ルルーのベストセラー小説「オペラ座の怪人」を原作としたミュージカル『ファントム』は、脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンの黄金コンビにより、怪人ファントムの人間像に焦点をあてたストーリーと独創的な音楽で、高い評価を得て以来、世界中の観客を魅了しています。

2004年の日本初演から国内でも大ヒットを遂げている本作が、15年の時を経て、この度、
新たな『ファントム』として生まれ変わります。新演出を手掛けるのは、2014年にファントムを演じ、作曲家モーリー・イェストンが期待を寄せる城田優。今回は主演ファントム役と演出に挑戦。この試みはミュージカル『ファントム』初となります。そして、もう一人の主演ファントムを務めるのは加藤和樹。怪人ファントムと純真無垢な人間エリックという二面性を持つ繊細な役どころにWキャストで挑みます。
ヒロインのクリスティーヌ役には、宝塚歌劇団月組トップ娘役を経て退団後の活躍に目が離せない愛希れいかと、抜群の歌唱力で大作ミュージカルの主要な役を務め、躍進を遂げている木下晴香のWキャスト。ファントムの恋敵となるシャンドン伯爵役には、ミュージカル界で活躍が目覚ましい廣瀬友祐と木村達成がWキャストで登場。
人気実力を兼ね備えた注目の出演者が顔を揃えます。

2019年11月からの公演に先立ち2019年7月22日(月)、東京都千代田区の東京會舘において制作発表会見が行われました。

【制作発表会見の様子】

場内が暗転、会場スクリーンに本作のプロモーション映像が流れます。
その後早速、歌唱披露が開始。

本作の音楽監督の森亮平さんがピアノ演奏を行う中、劇中曲「You are music」が、ファントム役の加藤和樹さん、城田優さん、クリスティーヌ役の愛希れいかさん、木下晴香さんのこの制作発表会見でしかみられない4人の重厚かつ繊細な歌唱に会見参加者は聴き入ります。

歌唱披露が終了すると続いて制作発表へ。

加藤さん、城田さん、愛希さん、木下さん、そしてフィリップ・シャンドン伯爵役の廣瀬友祐さん、木村達成さんが登壇。

初めに主催者を代表し、株式会社梅田芸術劇場代表取締役社長の木村有裕氏より挨拶が。

木村社長「このミュージカル『ファントム』でございますが、1991年にアメリカで初演をされて、後に2004年に宝塚歌劇宙組で上演されてから昨年の雪組まで4度の上演がなされ、大いに盛り上がっている事はご承知の通りです。一方で梅田芸術劇場プロデュースのこのバーションについても2008年から初演を行いまして再演を重ねて参りました。そしてこの度5年ぶり4度目の上演を出来る事となりました。前回ファントム役を務められた城田さんが、今回は演出も務めて頂ける事となりまして、世界で初めてこの作品の演出と主演を務めるという挑戦をして頂きます。ファントム役を努めたという経験がファントムに対する世界観を城田さんなりにイメージされていて、それを元に今回ロンドンで活躍されている若手衣裳美術デザイナーのトム・ロジャースを招聘いたしましてセット・衣裳等を一新して素晴らしいデザインになるという事で今続々とデザインが上がって来ています。城田さんとWキャストでファントムとエリック、怪人と人間の二面性を表現する役に新しく加藤さんがチャレンジするという事、そして愛希さん、木下さんという今をときめくお二人がクリスティーヌ役を務めてくれる事、そして廣瀬さん、木村さんというカッコイイ二人がシャンドン伯爵役を務めるという事で色んな組み合わせで『ファントム』という公演を皆様に御覧頂けるのではないかと思います。」

次に場内スクリーンに本作の劇中歌の作詞・作曲を手掛けるモーリー・イェンストンさんから初演出に挑戦する城田さんへのコメント映像がスクリーンに流れます。
そしてモーリーさんからのコメント文がMCより代読されます。
「『ファントム』がこうして日本で愛され、新たな演出で進化して行くのは光栄であり、喜びです。今まで見た事が無い、城田優ならではのオリジナリティが活きた『ファントム』を期待しています。」

続いて登壇者からの挨拶。

城田さん「率直に楽しみでしかないです。先程の木村社長のご挨拶の通り、プレッシャーといいますか、責任感も非常に重要なんですけども、そこをどうにか、ここに居る出演者の皆様と支えて下さるスタッフの皆様に引き続きサポートして頂きつつ、この『ファントム』という僕自身思い入れのある作品をより素晴らしい舞台に出来る様、これから初日へ向けて精一杯、日々取組んで参りたいと思っております。」

加藤さん「今回、この城田優の下でこの『ファントム」という作品に携わるという事は自分にとっては凄く大きな意味を持つ事だと思っています。僕の初舞台で彼とご一緒してそんな彼とダブルキャストで、僕を知っている彼だからこそ一緒に作り上げられる役があると思います。これは僕だけでは無く他の役者さん達に対しても彼独自の見方、見え方という物で演出して行くと思います。これは自分へのプレッシャーにもなってしまうんですが「今までで一番、加藤和樹が良い」と言わせる作品にすると言いました。なのでそこを皆でああでもない、こうでもないと言い合ってとことん演出家城田優に向かい合って最後まで着いて行きたいと思います。ご期待下さい。」

愛希さん「この『ファントム』という作品そしてクリスティーヌという役には、ずっと憧れがありました。今回演出をして下さる城田優さんを初めとする素敵なキャストの皆さんと一緒にクリスティーヌ役で出演出来る事、本当に幸せに思っています。Wキャストの木下晴香ちゃんと一緒に精一杯務めて参りたいと思います。」

木下さん「城田さんの演出の下で沢山お話させて頂いている中で、ここまでこの作品に対して凄く熱い思いを持った演出家さんの下でこの作品に携わるという事が出来るという事に凄く幸せを感じていますしとても光栄に思っています。私自身の姿としても新しい一面を見せて、衝撃的なクリスティーヌをお届け出来る様に精一杯務めて行きたいと思います。」

廣瀬さん「城田優演出版の『ファントム』に出演出来る事を本当に光栄に思いますし、嬉しく思いますし、とても楽しみにしていました。この作品が新しいより魅力的な作品になる様に(その)ONEPIACEとして頑張って行きたいと思います。」

木村さん「まずこの座組の一員として選んで頂いた事を本当に嬉しく思います。そして今回、城田優さんの演出という事で僕からしたら、自分の役を演じるだけでも精一杯なのに城田さんはファントムを演じながら、そして演出もする。こんなに勉強させて頂ける座組は中々無いので、色々な事を吸収しながらこの作品の一員として素晴らしい作品に出来る様に頑張って行きたいと思います。」

続いて質疑応答へ。

現時点で具体的にどの様な演出プランを考えていますか。

城田さん「演出プランに関しては、全部話してしまうと僕的にとっておきたい部分もあるのですがテーマと言いますか、ミュージカルを作る上で一番大事なのは、お芝居の歌だと僕は思っています。それで言うと以前他作品で僕が一度演出をさせて頂いた時も、同じテーマを大前提に掲げていたのですが歌を歌い上げるミュージカルを作りたい訳ではなく、心情を訴えかけるミュージカルを作りたい。そんな中でこの『ファントム』という素晴らしいミュージカルの中の楽曲も本当に心打たれる涙無しでは見られないようなシーンも沢山出てくるんですが、それを如何に心に届けられるかという事が一番大事だと僕は思っているので、出演者の皆様には「こんなに歌の感情を言われた事が無い」という位、しかしたら僕から注文があるかもしれないですね。一番大事にしたいのは音楽で心を訴えるという事が、ファントムの僕の第一のテーマです。勿論、他にも城田優ならではの演出だったりとか。正直僕は、何か誰も思いつかない事を思いつく様な素晴らしい才能を持っているとも思いませんし、自分なりに一生懸命考えたり、一所懸命考えずに浮かびあった事をどれだけ面白く具現化出来るか。それはスタッフの皆さんと一緒に今、つめている作業をしているんですけども、全て一人でやる、というよりは、キャストの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に寄り添いながら作っていける事が、自分自身、役者をやっているので、そこは一番大事にしたい所でもあります。」

城田さんの言葉を聞いて加藤さんは
加藤さん「今回の制作発表のリハーサルをしたんですけども、その時にも演出の注文を城田優がして下さって。とても共感出来ますし、今までに経験した事の無い現場になるのではないかなという期待はあります。」

『ファントム』にどの様な思い入れがあり、
今回主役に加えて演出家に挑もうとしていますか。

城田さん「「オペラ座の怪人」という戯曲に関しては、ミュージカルとしても世界中で色んな作品が世界中で上演されていますが、僕も恐らく、有名な所ではほぼほぼ全てのバージョンを観ております。が、このモーリー・イェンストン版の素晴らしさというのはやはり家族愛。エリックという名前が付いている怪人の人生といいますか、このファントムというオペラ座に住んでいる「お化け」という物がどうして誕生したのか、彼が如何してそうならなければならなかったのか、そこのストーリーが非常に心を打たれ家族の物語が凄く重要になっている所がこの作品の魅力だと思います。モーリーの音楽がそれを凄く丁寧に、かつ色々な切り口といいますか、ナンバーも様々で曲によって全く違う世界に連れて行ってくれる所は凄く好きですね。物凄く派手な演出の「オペラ座の怪人」があったりしますが、このモーリー・イェンストン版の素晴らしさは、その音楽においてもただただ派手なだけは無く、哀愁やことにするのも凄く難しい程の凄く細やかな感情をしっかりと描いている印象を僕はもっています。物語に関しても一緒で2014年にファントムを演じさせて頂いた時に、「正直、この作品まだ良く出来るな、もっと出来たな」と悔いがありました。そこも再び再演をさせて頂きたい。そして演出のお話を頂けた時に自分なりにこの世界を、自分が思う最大限の魅力をしっかりとお客様に伝えられるのではないかと思い、不束者でまだ一本しか演出はしていませんが、そんな思いがあり、演出・主演という非常に難易度の高い事を引き受けました。」

自身の役柄で演じ甲斐がありそうな部分はどこでしょうか。

城田さん「エリックという役は人間なんですね。怪人と言われていて、空想的なイメージを持たれているファントムというものには実は心があって、生い立ちから凄く複雑な環境で育ち、今にいたるという所が作品の魅力なんですが、同時にエリックの狂気性を僕は今回描きたい部分なんです。ただただ可愛そうな人なのでは無く、ここで育ったからこそ色んな事を知らない無知が故の残酷さ、子供にもよくある部分というのをより描く事で人間の複雑な心模様の映り方といいますか、エリックに関しては僕はそこを今回も掘り下げて行けたらなと思っております。」

加藤さん「今回の『ファントム』に関していうと、やはり城田が言うような歌をお客さんに届ける、音楽を届けるという事を、やはり音楽と共にある彼にとっては凄く重要なことかなと思います。あとは人との係わり合いの仕方という物が凄くやりがいがあるのではないかと、今現時点では思っている所でございます。なぜファントムがそうなってしまったのかと先程、彼が述べましたが、やはりそこの部分を彼と共にもっと追求していきたいなという思いがあります。」

愛希さん「クリスティーヌは真っ直ぐで夢を見て純粋な少女なんですけども、その中にエリックが感じる、お母さんを思わせる母性という物が私は彼女の魅力だなととても思うので。ただ、そのバランスが凄く難しいんですけども、遣り甲斐があるなと思うのでしっかりとお稽古をして母性を感じられる人物に成れたら良いなと思います。」

木下さん「先ず、クリスティーヌが歌う楽曲は難しい曲が多い中で如何に言葉を届ける事が出来るかというのは凄くチャレンジなんですけど、挑戦する事に対してワクワクしている自分も居ます。お芝居のクリスティーヌのキャラクターに関しては、2014年版の映像を拝見した時に印象的だったのは、「彼女は無邪気過ぎた」という台詞があって、そこが私にとって印象に残った台詞で、シャンドンに対してもエリックに対しても恋をしたりとか、お顔を見せて下さいという思いと顔を見てしまった時の複雑な思いと、全てを成り立たせる為に必要な部分が「無邪気」というのが彼女なのかなと漠然とはしているんですけど、思いが今あるので、そこを大切に演じて行きたいと思います。」

廣瀬さん「え~、どうなんでしょう?(城田さんから台本もらってないもんね。と一言)歩き方を気をつけようかなと思っています。僕ちょっとガニ股気味なので、歩き方から直してやって行きたいと思うんですけど、プレイボーイでもあるシャンドンがクリスティーヌに惹かれて行く純粋な所とかも魅力なんじゃないかなと思いますがどうなんでしょう?」

城田さん「その通りです。プレイボーイである彼がクリスティーヌに惹かれて内心、何を感じているのか是非そこを見せて下さい。」

木村さん「ファントムの恋敵の役ですので二人の魅力に負けない様、しっかりとした魅力を舞台上で出していければなと思うんですが。」

城田さん「しっかりとした魅力とはどういう?」

木村さん「二人は顔立ちも素晴らしいですし、身長も高いですし、歌も演技も最高なので、そこら辺を負けないよう頑張って役者として舞台上で戦っていければなと思います。」

Wキャストのお互いの感じている魅力はありますか。

城田さん「僕と加藤は19と20の頃に舞台で一緒しまして、そこから7~8年の時を経まして、
今度は「ロミオ&ジュリエット」のティボルトという役でまたWキャストとなり、そして今回初めて演出をさせて頂きます。彼の魅力は兎に角、ひたすら真っ直ぐで不器用な所が魅力だと思っています。不器用が故にひたすら真っ直ぐに役柄とか作品を探求して行く姿は非常に感心させられますし、今回、エリックという人間は不器用です。そこが彼の武器になると思っているので、僕は割と器用な方なのでそこでも色が全く違うエリックが出来るのではないかなと思っていますし、その不器用な彼を「絶対にこれまで一番素敵な加藤和樹を作っていくから色々嫌いになる事もあるかもしれないけれど、信頼して付いて来て下さい」とメッセージをおくりました。同じ役を演じる相手に対して凄く求める物も上がっていくので、何よりも僕は仲良くやりたいので嫌われたく無いという思いがありまして。この10数年ミュージカルをやってきている彼の経験地と才能を信じ、新しい加藤和樹にしか出来ないエリックを是非やって貰いたいなと。そこが魅力だと思います。」

加藤さん「城田優最大の魅力は、僕は負けず嫌いな所だと思います。「鼻」を含め、全部魅力的なんですけども、昔からとてもとても負けず嫌いでそれを隠さない所が凄く僕は魅力的だと思います。出来なくても何としてでもやってやるという負けん気というのが彼のエネルギー源なのかとも思っています。だから彼に出来ない事など無いんじゃないかなと思わせてくれる位。でも感情の部分はただ虚勢を張るとかだけでは無く、やはり人としてちゃんと弱い部分を見せてくれたりとか彼は人が好きなんですね。人を愛するという所が彼の魅力だと思いますし、そんな彼だからこそ惹かれて今回信頼して付いていこうと。愛のある人だなという所が魅力です。」

愛希さん「晴香ちゃんは初めて会ってから3回目なんですけども、これからどんな子なんだろう?って楽しみなんですけど、彼女の歌っている姿を何度も拝見して音楽とか歌に対する愛情とか情熱というモノを凄く感じて本当に素晴らしいなと何時も思っていたのでそこが魅力的だなと私は勝手に思っているんですけど、普段は本当に可愛らしいのに、歌っている時の眼の強さとか凄いなと何時も思っています。」

木下さん「凄く活躍されている女優さんなので、初めてお会いする時にどんな方なのかなって、ドキドキしていたんですけど、凄くお姉さんなんですけどチャーミングというか、可愛らしいお姉さんという第一印象で、制作発表のお稽古の時に凄く凄く真剣に楽譜と向き合われている姿とか見て、やはり努力あっての今の姿が有るんだなという風に感じていますし、存在感とか舞台で放つ輝きとか、そういう所は沢山学ばせて頂きたいなと思っています。」

廣瀬さん「僕はミュージカル「ロミオ&ジュリエット」という作品で木村君とは共演させてもらっているんですけど彼の最大の魅力は多分「眉毛」かなと。本当に明るくて愛嬌があるというか、誰からも愛される様な人間力でそれが僕は羨ましくて魅力だと思っています。ステージに立つ時に必用な技術的な物というよりかは、何か人として魅力を常に放っている人間力をもった人なんじゃないかなと思っています。」

木村さん「僕も「ロミオ&ジュリエット」で一緒だったんですけど、何か淡々と廣瀬さんは面白い事が言えるじゃないですか。僕はお笑いの師匠だと思っていて、本当に面白い方ですし、いつも楽屋で笑い合いながらふざけたりしていて、本当に良き先輩だし。舞台上で僕が彼を突き飛ばさなければいけないシーンがあったんですけど、本当に全力で突き飛ばさない限り、突き飛んでくれないという。「俺の気持ちをちゃんと動かせてくれよ」という本当にリアルな御芝居を表現してくれる方なのでとても熱いハートを持った方だと思います。」

最後に城田さんからのメッセージをお願いします。

城田さん「ただ今絶賛製作中と言いますか、頭の中身を具現化する形を今、取っている最中なのでまだ100%の自信で皆様に届けられる状態では無いので、これからスタッフとキャストが心を一つにこのファントムという最高のミュージカルをより素晴らしいオリジナルな「世界でこんな『ファントム』見たこと無い」という、やった事の無い事を沢山散りばめていけたらなと思います。是非是非、ご期待下さい。そしてこの作品を通して何か、愛や生きる上でのポジティブなエネルギー、何か素敵なメッセージをしっかり届けられる様キャストスタッフ一同、頑張って行きたいと思います。」

【囲み取材の様子】

制作発表会見終了後、舞台上囲み取材が行われました。

各人が感じている今作の魅力をお願いします。

廣瀬さん「ミュージカル「オペラ座の怪人」とはまた違い、エリックという名前のある怪人が家族愛とかどうしてそうなってしまったのかという所を掘り下げている所はやっぱり魅力だなと思います。」

木下さん「私は色々な愛の形が描かれている所だと思います。凄く自分の好きなポイントでもありますし。」

加藤さん「やはり音楽の力だと思います。それは芝居があった上での音楽になってしまいますが、ちゃんと伝えられる心が届く音楽というものがモーリーが創り出す楽曲達というものが、凄く魅力の一つなんじゃないかなと思います。なので、プレッシャーもあります。(笑)」

愛希さん「皆さんの仰った事は勿論なんですけど、悲劇だと思うんですけど、感動的でドラマティックな部分が色んなシーンで盛り込まれているのが凄く魅力だなと思います。」

木村さん「愛というものがあるからこそ、全世界でこの作品が愛される事の一つでもあると思いますし、僕はよく海外に行くんですけども、その時に自分を知ってもらう一つとして「この作品に出ていたよ」と、しっかり名刺として出せるような作品なので、全ての、全世界の人が持っている「愛」というのがそこに詰まっている物だと思います。」

城田さん「作品としても幻想的な部分と現実の凄くおどろおどろしいエリックの狂気性だったりとか純粋さだったりとかが他の『ファントム』や「オペラ座の怪人」で表現されていない所がこの作品の魅力ですかね。」

登壇の男性陣がクールに見えてとても仲が良さそうだが、それはカンパニーとして作品力がアップしそうでしょうか。

城田さん「その通りだと思います。僕はエンターテイメントを作る上で基本的にピリピリした時間ですとか、ナイーブでセンシティブな時間というのは「そういうシーン」のみ必要だと思っていて基本的には我々が楽しんでこそ相手にも楽しんでもらえますし、そこをあまりプレッシャーに感じたくないですし感じて欲しくも無いので、基本的には和やかに稽古を進めていきたいですし。ただ僕自身、演出となると「ガッ」っとなってしまうのでこのようにバラエティ豊かな色んなジャンルの俳優達が近くに居てくれている事で、恐らく周りの皆に対してのケアとか僕の行き届かない所をやってくれるんじゃないかと。普段僕が率先しておちゃらけて皆の空気を和ませると言いますか、そういう役割をしているんですけども今回は恐らく、僕がピリつかせる要因に成り得るので男性陣に交わして貰って、特にクリスティーヌのお二人をケアして頂きたいなと思っております。」
と登壇者の面々は話されました。

城田優の新たなる挑戦、そしてカンパニーが挑むファントム、開幕まではあと少しです。

【「ミュージカル『ファントム』~もうひとつのオペラ座の怪人~」製作発表会見開催概要】

<日時>
2019年7月22日(月)13:00開始

<会場>
東京會舘3階 ローズ

<登壇者>
ファントム/エリック:加藤和樹/城田優(Wキャスト)
クリスティーヌ・ダーエ:愛希れいか/木下晴香(Wキャスト)
フィリップ・シャンドン伯爵:廣瀬友祐/木村達成(Wキャスト)

MC:TBSアナウンサー 堀井美香

【【「ミュージカル『ファントム』~もうひとつのオペラ座の怪人~」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年11月9日(土)~12月1日(日)
大阪公演:2019年12月7日(土)~16日(月)

<会場>
東京:TBS赤坂ACTシアター
大阪:梅田芸術劇場メインホール

<公演時間>
未定

<料金>
東京:S席13,500円 A席9,000円
大阪:S席13,500円 A席9,000円 B席5,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
ファントム/エリック:加藤和樹/城田優(Wキャスト)
クリスティーヌ・ダーエ:愛希れいか/木下晴香(Wキャスト)

フィリップ・シャンドン伯爵:廣瀬友祐/木村達成(Wキャスト)
カルロッタ:エリアンナ
アラン・ショレ:エハラマサヒロ
ジャン・クロード:佐藤玲
ルドゥ警部:神尾佑
ゲラール・キャリエール:岡田浩暉

安部三博
伊藤広祥
大塚たかし
岡田誠
五大輝一
染谷洸太
高橋卓士
田川景一
富永雄翔
幸村吉也
横沢健司
彩橋みゆ
桜雪陽子
小此木まり
可知寛子
熊澤沙穂
丹羽麻由美
福田えり
山中美奈
和田清香

<STAFF>
脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
原作:ガストン・ルルー
演出:城田優
美術・衣裳:トム・ロジャース
翻訳・通訳:伊藤美代子
訳詞:高橋亜子
音楽監督:森亮平
照明:吉枝康幸
音響:山本浩一
振付:新海絵理子
ヘアメイク:馮啓孝
特殊メイク:ニール・マーツ
アクション:幸村吉也
指揮:小林恵子
歌唱指導:西野誠
稽古ピアノ:太田裕子
オーケストラコーディネーター:新音楽協会
美術助手:トゥーツ・ブッチャー
演出助手:末永陽一、加藤由紀子
舞台監督:榎太郎
宣伝美術:榎本太郎
宣伝写真:森崎恵美子
宣伝コスチューム:石橋瑞枝
宣伝ヘアメイク:馮啓孝
宣伝メイク(愛希れいか、木下晴香):栗原里美
印刷:深雪印刷
東京公演主催:TBS/キョードー東京/梅田芸術劇場
大阪公演主催:ABCテレビ/梅田芸術劇場
企画・制作:梅田芸術劇場

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