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SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』開幕!

漫画家・那須雪絵が1986年から1991年まで白泉社発行の少女漫画雑誌「花とゆめ」に連載されていた少女漫画「ここはグリーンウッド」。1991年~93年にかけてOVAとしてLD・DVDとして発売され、2008年にはTOKYOMXにてTVドラマが制作される等、世代を超えて愛されている本作。
いよいよ、満を持しての初舞台化となります。

初日の公演に先駆け、2019年7月19日(金)東京都品川区の天王洲銀河劇場にて初日会見と公開ゲネプロが行われました。

【初日会見の様子】

登壇したのは、蓮川⼀也役の⼩⻄成弥さん、如⽉瞬役の⼤平峻也さん、⼿塚忍役の影⼭達也さん、池⽥光流役の⻑妻玲央さん、そして脚本・演出を務められたほさかようさんの5名。

開幕に向けてのコメントをお願いします。

小西さん「約1ヶ月、皆で稽古をして来たんですけども、これから始まる「入学する時」の様なドキドキとワクワクと緊張が入り混じっているような感じです。お客さんに楽しんで頂ける様に僕達、全力で突っ走りますので、是非、楽しみにしていて下さい。」

大平さん「凄く単純に今日の初日が来るのが待ち遠しくて、凄く嬉しいなという気持ちで
今日の朝起きました。この座組は凄く良いなと思っていて、それこそ稽古終わりに皆でご飯に行ったりとか、稽古場でも結構ワチャワチャしていて、本当に男子校みたいな所も有りつつ、でも、稽古中はちゃんと締める所はキッチリとやって。ほさかさんの下、今日幕が上がるという事でこれから千秋楽まで皆で力を合わせ全力でお客様に届けていければという風に思っております。」

影山さん「約1ヶ月の稽古でしたが、本当に楽しく濃密な稽古だったと思います。お客様に観て頂くのが本当に楽しみでした。本当に多くの方に愛されている作品で、魅力的なキャラクターが多くいるんですが、魅力的な役者が舞台には揃ったと思うので、是非そちらを楽しみにして頂ければと思います。」

長妻さん「最初、キャストの皆さんに会った時は緊張して、僕自身がやっていけるか不安でしたが皆優しくて、演技についてもしっかりと教えて頂きました。このままずっと稽古をしていたいなと思ったんですけど、やはり本番が来てしまったので良い意味で稽古場と同じ様に本番もやっていけたら良いなと思います。緊張しますけど、僕達ならやっていけると思います。」

見所はどこでしょうか。

ほさかさん「今回の舞台化にあたりまして、基本的にどこまで原作に忠実に行くか、現代においてそれをどの様に再現するかというような事を考えました。一番思ったのが、この作品は
基本主役は蓮川一也なんですけども、物語の後半になれば成る程、群像劇の側面が強く出て来て、少しだけ出てくる寮生達にもドラマがあったりとか、「実はこんな事を考えていたんだ…」とか、実はこんな生い立ちなんだ…という部分が徐々に明らかになっていくという、ちゃんと生きている一人の人間として描かれている作品なので、演出においても、舞台の端っこに居たり、ちょっとだけ出てくる子達にも何かしらのドラマがあって、ちゃんと御芝居の中で一つの物語になっているという所を重点的に見させて頂きました。もし何度か観て頂けるのでしたら一也だけじゃなく瞬や忍、他の寮生の子達を中心に見ていってもまた別の物語が浮かび上がって来ると思いますので、そちらを楽しんで頂ければと思います。」

稽古中のエピソードはなにかありますか。

影山さん「何でか毎日、怜央が「ラーメン食べる」。」

小西さん「「成弥君、ラーメン食べる?」「いや…大丈夫」…これを一ヶ月位続けていましたね。」

大平さん「しかも朝、カップラーメン食べてるしね。」

影山さん「岡田あがささんという共演者の方がいるんですけど、そのあがささんが凄い量のラーメンを差し入れしてくれていたので、それを僕は毎日食べていました。僕だけ食べてしまうのは申し訳ないので、成弥君も食べますかっ?って聞いているんですけど、何故か食べない。」

影山さん「後、意外と成弥君は人見知りって言っていたんですけど、全然人見知りじゃないという。」

大平さん「一番最初の稽古が始まる時に、稽古場に入ると成弥が端っこで台本を開いていたんですよ。流石、座長だな、マジメだなこの子。って思って、後で「凄いね。そうやって台本を開いてるんだ。」って言ったら、「人見知りで人と喋れなかった」って、台本に目を落とすしかなかったんだって、メチャメチャかわいいなと思いました。」

男性からの人気もある作品ですが舞台化に際し気をつけた点はありますか。

ほさかさん「原作はいきなり”飛んで”ファンタジーな設定になったりとか…という所もある作品なんですけども、女性の作家さんが描いたとは思えない位、男子の”わちゃわちゃ感”とか、あの年代の男子達の描き方が細かいんですよね。幾らカッコ良くてモテる綺麗な光流君や忍君とかでも、キラキラしている所だけではなくって闇もあったり、キツい所だったりとか、下品な所とかもあったりして、それが全部において良いバランスだなと思ったので、それを排除するのは辞めようと思いました。「かっこいいけどこういう所もあって良いよね」だったりとか、「可愛いんだけど、ズレている所もあって良いんじゃない?」という所を役者達と話し合いながら作っていったというのが印象ですかね。」

最後に来場者に向けたメッセージをお願いします。

小西さん「この長く愛されて来た作品を僕達が上演させて頂ける事を本当に嬉しく思っております。約1ヶ月間、稽古をしてきて、男子校の男子寮の感じが既にカンパニー全体として出来上がっているので、後はお客さんに楽しんで笑顔になって帰って貰えるような作品になればなと思っております。何か僕は学生時代を思い出すというか、自分の青春を思い出したりなんかもしたんですけれども、是非観に来て頂いた皆様にもなにかこの舞台からでも良いですし、この舞台を観てご自分の青春時代を思い出して頂いたりでも良いですし、何か青春のモノを持って帰って頂けたら良いなと思います。是非、楽しんでいって下さい。」

【公開ゲネプロの様子】

主人公・蓮川一也は、初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい、失恋のショックから全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学を決意するも、入学前日に胃潰瘍を患い、1か月遅れで入学・入寮することに。

しかし、学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」は、寮長の池田光流・生徒会長の手塚忍・同室の如月瞬を始め、“変人の巣窟”と噂される程、一筋縄ではいかない個性派な面子が揃った寮だった!?

一也の前途多難な高校生活が、いま幕を開ける―!!

 

【SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
2019年7月19日(金)~7月28日(日)

<会場>
天王洲 銀河劇場

<公演時間>
約2時間10分

<料金>
チケット料金8,800円
(前売・当日共/全席指定・税込)

<出演者>
蓮川一也:小西成弥
如月瞬:大平峻也
手塚忍:影山達也

池田光流:長妻怜央

羽生:平井浩基
坂口栄也:北乃颯希
青木邦久:森遼
布施直:佐野真白
栃沢弘:笹森裕貴
藤掛達郎:小田桐咲也
渡辺由樹:世古口凌

蓮川すみれ:寺崎裕香
手塚渚:岡田あがさ
如月麗名:内野楓斗
蓮川一弘:山田ジェームス武

冨田ヒカル 前川ゆう

<STAFF>
原作:那州雪絵「ここはグリーン・ウッド」(白泉社)
脚本・演出:ほさかよう
作詞:浅井さやか
音楽:大石憲一郎
振付:泰智(KoRocK)
美術:池宮城直美
照明:大波多秀起
音響:遠藤宏志(アコルト)
映像:荒川ヒロキ
衣裳:摩耶
ヘアメイク:瀬戸口清香
アクション指導:六本木康弘
歌唱指導:宗田良一
舞台監督:今野健一(キーストーンズ)
宣伝写真:宮坂浩見
票券協力:サンライズプロモーション東京
制作:大島鮎美、脇坂兵吾
制作協力:S-SIZE
プロデューサー:荒木田由紀(ネルケプランニング)
エグゼクティブプロデューサー:野上祥子(ネルケプランニング)
協力:一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会
主催:ネルケプランニング

©那州雪絵/白泉社

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