歌劇派ステージ『ダメプリ』ダメ王子vs偽者王子 開幕!
NHN JAPAN株式会社が2016年3月にリリースしたソーシャルゲームアプリ「DAME×PRINCE(デイムプリンス)」。
弱小国家イナコに姫として生まれ、貧しいながらも平和に暮らしてい主人公、アニ・イナコ。ある日、隣国の武力国家「ミリドニア」が侵攻。王は負傷、国力の差も歴然。そんな中、母である王妃に呼び出され「なんとかしてきて♪」と放り出され、当の武力国家ミリドニア、そして勢力を二分する宗教国家「セレンファーレン」へ向かうアニ。その先々で出会う王子たちは一筋縄ではいかないクセ者ばかり。特産品をつめ込んだ“キャラバン”と、母からもらった謎の“心略図”を携え、”ダメ王子”との恋愛物語を繰り広げるという、「ダメ王子を愛で育てる恋愛ADV」というジャンルに属する本作。2018年1月にはTOKYO MX他にてTVアニメが放送され、話題となりました。
その「DAME×PRINCE(デイムプリンス)」を舞台化したのが「歌劇派ステージ『ダメプリ』」通称:ダメステ。物語は舞台オリジナルストーリーとなり、歌劇派の題名に相応しくミュージカル仕立て。ダメ王子達とまるで対極の新国家の”完璧王子”ルオーシュとの対決で盛り上がった初演から約半年、ダメステ第二弾作品「歌劇派ステージ『ダメプリ』ダメ王子vs偽者王子(フェイクプリンス)」が開幕します。
初回の公演に先駆け、2019年5月17日(金)、東京都千代田区の大手町よみうりホールにて公開ゲネプロと囲み取材が行われました。
【公開ゲネプロの様子】
武力国家「ミリドニア」に、大人気の芝居小屋が立った。
連日大入りのこの一座、実は看板役者が「ミリドニア」のナレク王子にそっくりとの噂が……!?
興味津々のナレク王子は、ヴィーノ公爵、騎士のリオットらとともに接触をはかる。
時を同じくして、宗教国家「セレンファーレン」からは第一皇子リュゼ、第二皇子メア、宰相のクロム。
山間の弱小国家「イナコ」からは、王家名代として騎士のテオと守護獣のグリまる。
それぞれが、それぞれの事情をかかえて「ミリドニア」に集結。
果たして、これが国を揺るがす大問題に発展するとは、この時はまだ、誰も予想していなくて……。
「ミリドニア」で興行を行う「シルク・ド・ミリドレイユ」一座。
その座長であるベレクは、ナレクと瓜二つの顔立ちで一挙手一投足にいたるまで完璧に同じ。さらにはメアに酷似してる役者、ニアも居るという。
「俺様で程ではないが、お前も中々だな」とベレクの”王子様”ぶりを評価するナレク。
その日の夜、ナレクは城を抜け出しベレクと接触、舞台を降りたベレクの雰囲気に戸惑いつつも、「僕はナレク様みたいになりたい」と言うベレクに、愛用のもさもさを渡し、「俺と入れ替わらないか?俺様の日常を体験し芸を磨け」とベレクを誘う。
あくる日、入れ替わった”ベレク王子”の働きに城内は騒然となり、ナレクの俺様王子ぶりとの余りの違いに評価を鰻登りに上げる者もいれば、ニセモノと気付き始める者も。当のナレクは城下を散策するも常識知らずぶりが災いし、トラブルだらけ。
そして時が過ぎ、二人が落ち合おうと約束した場所に向かうナレク。しかし、建国記念式典開始前の約束の時間を過ぎても姿を見せないベレクに焦り始める一同だったが・・・。
公開ゲネプロで公演されたのは「LOVE」ルート。
初演を経て成熟した(?)王子達が繰り広げる物語は、前作を大幅に上回ります。パワーアップしたアクションシーン、そして殺陣が満載、もちろん歌劇に相応しい歌唱シーンも沢山。そして「LOVE」ルートでは、”天の声”として光臨する「ゲスト」も必聴です。
【囲み取材の様子】
公開ゲネプロ終了後、劇場ロビーにて囲み取材が行われました。
登壇したのは、ナレク役の滝澤諒さん、リュゼ役の大見拓土さん、クロム役の汐崎アイルさんテオ役の橘りょうさん、グリまる役の齋藤彩夏さん、ベレク役の後藤望さんの6名。
本作への意気込みをお願いします
滝澤さん「第二弾を迎えさせて頂けるというのは、第一弾の頃から原作の「ダメプリ」であったり、舞台化になった「ダメステ」を応援して下さった皆様が、沢山パワーをくれた御蔭だと思っているので、まず、今日こうして初日を迎えられた事、そして第二弾を迎えられた事に対して、皆さんに本当に感謝の気持ちでいっぱいです、という事を伝えたいのと、今回の第二弾で凄く大事にしている事があって、それは第一段で作り上げたお客さんとの絆なんですけども、今回の僕達の「ダメステ」というのは、お客さんとの一体型舞台というのをテーマにしておりまして、それ故、僕達、ダメ王子と他のキャストとかの距離とかも結構近かったり、観に来て下さっているお客さんに色んな姿や物だったりとかになって頂けるものを第一弾では用意したんですけども、そういう風にして僕達だけではなく、皆さんも一緒に楽しんで行けるような世界観や作品作りというのをキャスト全員が大事にしてやってきているので、引き続きパワーアップしたものをお届けしたいのと、座組としてもチームワークがとても良いので、日頃からお互い仲良く切磋琢磨している素敵なカンパニーの空間というのを、上手く作品にのせていけたらよいなと思っております。」
大見さん「”前の方”が完璧すぎて喋る事が有りません。諒が言う通り、第一段で築き上げたお客さんとの絆だったり、第二弾を迎えるという事で、期待して下さっている方がいらっしゃると思うので、その期待を大きく超えられるようにリュゼとして宰相を信頼し、メアを愛し、セレンファーレンを愛せる様に頑張ります。」
汐崎さん「「続き物」では無く、ちゃんと”重ねた時間”であるという所ですね。舞台上で僕達は「このお仕事に向かう」という事であったり、「この作品に向かう」という事であったり、そういったモノを一挙手一投足に集中して込められたら良いなと思いますし、毎日が初日で毎日が千秋楽というのを僕は大事にやっているのですが、その様に一回として同じ公演はありません。なので、毎回同じお客様がいらっしゃる訳ではありませんが、毎回が新鮮でちゃんと熱量の伝わる作品になれるように、僕も色んな方を支えながら、僕自身も頑張れたらなと思います。」
橘さん「初演を終えて第二弾という事で、凄い沢山の大人の方達が携わっております。凄い事だなと思うのと同時にこれを第三弾・第四弾と繋げていくには、今回の第二弾を必ず成功しなければいけないという事で、各々の役割を全うしつつ、初日から熱量をガンガン上げていって頑張りたいと思っています。」
齋藤さん「今ここに居ないメンバーも、凄く一緒にやって誇り高いメンバーなので、皆とお客さんも一緒に、ガツガツ「ダメプリ」の世界も「ダメステ」の世界も愛してもらえる作品になるよう頑張りたいと思います。」
後藤さん「初舞台で出演させて頂いたんですけど、カンパニーが凄くやさしくて、スタッフの方も皆さん親身になって一から「ダメステ」を作ろうというか、今作も気合を入れるぞ!という、気持ちが凄く伝わって来て、カンパニーってこういうものなんだなという、凄いアットホームな感じと言いますか、やる気に溢れているけど、皆さん凄く暖かくて、とてものびのびと色々な事を吸収出来たんじゃないかなと思います。この一ヶ月半で暖めて来た「ダメステ」の大好きさ、カンパニーの大好きさを皆さんにぶつけて行きたいと思います。」
見所はありますか
滝澤さん「見所は「LOVE」「DAME」共にアレク様です!……冗談で、アレク様も勿論なんですけど、今回、「偽者王子(フェイクプリンス)」という事で、原作に無い、新しいオリジナルキャラクターを迎えて、僕達やっているんですけども見ての通り、大分格好が似ていまして、一人で凄いハードルの高さを感じているんですけども、なので「ナレク大した事なくね?」と言われない様に本当に頑張りたいと思います。」
大見さん「宰相、見所は何でしょう?」
汐崎さん「勿論、リュゼ王子でございます。」
大見さん「ニコッ♪……勿論冗談で、今回は「LOVEルート」と「DAMEルート」で、前回とは大きく差が出来たので、そこがまず見所かなと思っていて、「LOVE」の楽しみ方、「DAME」の楽しみ方が夫々であると思うので、其処を楽しんで頂ける様に頑張りたいと思います。」
汐崎さん「今回、ベレク役の後藤君と同じく、新しく参加されたアンサンブルの皆さんがいまして、その方々が身体能力がとても高いんですね。なのでアクションシーンも前回よりも増えまして、色んな挑戦が舞台上で起こっています。それが「LOVEルート」と「DAMEルート」では曲も違う所もありますし、違った動きであったりとかもしますので、そういった細部まで拘った所もありますので、色んなネタだけではなく、此処が違う…という、間違い探しの様な楽しみ方も出来るんじゃないかなと、思っております。」
橘さん「前回に引き続き、やっぱり「DAME」と「LOVE」の差を見て貰いたいのと同時に、今回、イナコは中立国家としてお互いの国の方々と絡むんです。そういう所も沢山見て欲しいですし、どんどんと熱量も上がって行くと思うので、色々、楽しんで頂けたらと思います。」
齋藤さん「王子達とテオのツッコミが見所です。以上です。」
後藤さん「「DAME]と「LOVE」の違いと言いますか、「DAME」は本当に皆さん、ダメっぽさをMAXに出して、「LOVE」の方はカッコ良さというか、王子らしい姿を皆さんに届けられるとても良い作品なのかなと思います。両方楽しみにしていて下さい。」
大見さん「そう言えば「DAME」ルートの時は、”完璧な方”がいらっしゃいますね。」
汐崎さん「”完璧なあの人”がいらっしゃるような、いらっしゃらないような。」
後藤さん「誰でしょうね?」
大見さん「楽しみです♪」
橘さん「「DAME」は嫌な予感がするぞ。」
最後に来場者へのメッセージをお願いします
滝澤さん「この作品は分かりやすいというのも、勿論、見所として有りますけども、やっぱり、夫々のキャラクターがそれぞれのキャラクターを愛し、その瞬間を生き抜いているという生き様も僕は凄い素敵だなと思うので、初めて観る方はこの作品全体を見て面白いなと思ってもらえると思いますし、原作を愛して下さっている方、初演に続き、第二弾も見に来てくれる方は、パワーアップした王子達の細かい所だったりとか、「LOVE」と「DAME」のストーリーの違いで、王子達がどう成長して行くのかという所も、細かい所まで見て頂ける作品になっていると思うので、幅広い方に楽しんで頂ける作品になっているなというのを凄く感じます。そして第一弾の時に、この作品は色んな物をお届けするという意味で、ジェットコースターに乗った気分でという例えを僕はしたんですけど、何か第二弾は、客席降りのシーンが多い事もあって、「動物園」っぽいかな?と凄く思うんですね。王子達が自由にステージに限らず、この大手町ホール全体を駆け巡って行くという姿が印象に残ると思いますし、個性豊かなキャラクターを目の前で沢山、色んな所から見れる「動物園」みたいな感じで楽しんで頂けたら、嬉しいなと思っているので、是非、一回と言わず、何回も観に来て頂きたいなと思っております。」
【歌劇派ステージ『ダメプリ』ダメ王子vs偽者王子(フェイクプリンス)公演概要】
公式サイトはこちら
<公演期間>
2019年5月17日(金)~5月23日(木)
<会場>
大手町よみうりホール
<公演時間>
約2時間(途中休憩無し)
<料金>
プレミアム席(非売品特典ミニフォトシール付):9,500円
一般席:7,500円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可
※営利目的の転売禁止
<出演者>
ナレク:滝澤諒
ヴィーノ:松本祐一
リオット:進藤学
リュゼ:大見拓土
メア:三原大樹
クロム:汐崎アイル
テオ:橘りょう
グリまる:齋藤彩夏
ハディ:馬庭良介
エイミル:野見山拳太
サンバン:坂下陽春
ベレク:後藤望(CoLoN:)
『ゲスト』
ルオーシュ/天の声:徳山秀典(友情出演)
『アンサンブル』
畑中ハル
髙野真器
古張和貴
及川崇治
高橋玲
今井玲男
矢野秀実
山内涼平
<STAFF>
原作:DAME×PRINCE(NHN PlayArt株式会社)
原案:NHN PlayArt株式会社
演出/脚色:八十島美也子
脚本:眞鍋まり 栗谷雅也 石井綾華
音楽:中村博
歌詞:マイクスギヤマ
振付:田中むねかず
主催:DAME×STAGE製作委員会(ムービック/ サンライズプロモーション東京)
©DAME×STAGE ©NHN PlayArt Corp.