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ミュージカル『憂国のモリアーティ』公演スタート!

2016年8月より集英社が発行する月刊漫画雑誌「ジャンプSQ.」にて連載中の、構成/竹内良輔・漫画/三好輝による人気漫画『憂国のモリアーティ』。
コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」を原案に、ホームズ最大の宿敵であるモリアーティ教授の視点で再構築された物語が描かれ、コミックスは現在まで8巻刊行されており、発行部数は累計100万部を突破しています。物語の舞台は上流階級の人間達に支配され差別が蔓延している19世紀末の「大英帝国」。階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとするモリアーティと、宿敵シャーロック・ホームズの戦いを中心に描かれます。

その『憂国のモリアーティ』がいよいよ舞台化。ミュージカル化にあたり、脚本・演出にはダイナミックな物語創りと繊細な心理描写を得意とし、幅広い物語作りの技巧に定評がある劇団「InnocentSphere(イノセントスフィア)」の西森英行氏を迎え、音楽は多数の企業CMを手がけ、演奏家としても多くのアーティストの作品に参加している、ただすけ氏が担当。楽器の生演奏を交えたライブエンターテイメントならではの魅力を楽しんでいただけるミュージカルとなっています。

先日、2019年5月2日の「Hibiya Festival」での公演直前スペシャルイベントも記憶に新しい本作。
初回の公演に先駆け、2019年5月10日(金)東京都品川区の天王洲銀河劇場にて囲み取材と公開ゲネプロが行われました。

【囲み取材の様子】

囲み取材に登壇したのはウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の鈴木勝吾さん、シャーロック・ホームズ役の平野良さん、アルバート・ジェームズ・モリアーティ役の久保田秀敏さん、ルイス・ジェームズ・モリアーティ役の山本一慶さん、ジョン・H・ワトソン役の鎌苅健太さんの5名。

意気込みをお願いします

鈴木さん「バイオリンとピアノの楽器二本の生演奏で届けるので、結構、お芝居であったり、音楽面であったり、いろんなタスクがあって、今日まで稽古場で皆で作り上げて来たので、是非、本番でそれを余す事無く届けられたら良いなとカンパニーで勝負したいなという思いが凄く有ります。」

平野さん「結構”タスク”が多いので…。ミュージカルなのでアンサンブルを含めて全員の熱量が届きやすいので、物語もそうですし、音楽性も素晴らしいので、其処を如何聴かせるか。僕個人的はシャーロック・ホームズは昔から憧れていた人物なので、演じられる事に緊張とワクワクという意気込みです。」

久保田さん「今回の作品は世界的にも有名なシャーロック・ホームズを題材にし、敵役の目線で描いた新しい作り方をしていて、これはコナン・ドイル原作のシャーロック・ホームズを知っている方にもまた新しい目線で見て頂けるんじゃないかなと思っております。それを生演奏でミュージカルとして初上演しますので、皆さんお楽しみにしていて下さい。」

山本さん「『憂国のモリアーティ』という作品自体が凄く空気感があって、雰囲気が僕は好きなんですけども、謎解きだったりも色々とあるので、舞台化した時に緊迫感だったり、緊張の糸が役者として途切れちゃいけないなと思わされる作品でもあるので、其処は気合を入れて一本通して皆さんに届けられたらなと思います。」

鎌苅さん「原作『憂国のモリアーティ』の世界観と、この時代の美しさ、辛さ、醜さ、惨さ、色んな物がこのミュージカルをやるという事の挑戦で、皆さんにお届け出来る様にアンサンブルを含め、僕等は世界を広げるようにやってきましたので、それを届けられるよう、これから大阪まで駆け抜けたいなと思います。」

公演の見所はどこでしょうか。

鈴木さん「漫画が原作ではあるんですけど、今回、階級社会がテーマになっていて、演出家の西森さんを中心に下層の虐げられている人達を結構、稽古でも何回も作っていたりして。その上に立っている貴族達の中で大英帝国を憂いでいる僕達のその思いだったりとか、そこに入ってくる好奇心のままに生きるシャーロック・ホームズという男の生き様であったりとか、色んな物が交錯している瞬間を是非、皆様に見て頂きたいなというのが凄く感じます。」

平野さん「登場人物が皆、キラキラしておりますので、魅力という極上の謎を提供出来るのではないかなと思っております。」

久保田さん「今回の作品は僕等モリアーティ陣営3人が主になっているんですけども、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズのお話の中では敵役として位置付けられているんですけども、
敵には敵の正義があったり、シャーロックにはシャーロックの正義があったり、見えない正義同士の戦いを見て頂ければなと思います。」

山本さん「モリアーティ側とホームズとの駆け引きだったり戦いというのは、演じている僕自身、
舞台上で見ていて、凄くワクワクしたり心を躍らされる所があるので、そこかなと思いますね。」

鎌苅さん「僕はワトソン役なので、先ずは平野良のシャーロックは見所は沢山あるんですけども、
ウィリアムとホームズの二人が双璧なので、その二人が如何なっていくのかや、特に鈴木勝吾を軸にしてカンパニーとしてもギュッと固まってやってくれてますので、何処も手を抜く事無く、何とか人が生きようとしている所が、何か現代と繋がれば良いかなと思います」

最後に来場者へのメッセージを。

鈴木さん「『憂国のモリアーティ』という素晴らしい原作をミュージカル「憂国のモリアーティ」として改めて皆さんにお届け出来るのが非常に楽しみです。モリアーティ陣営からすると、体制・時代に反旗を翻すというか、一色単にする訳ではないですけども、演劇というのは常にそういう歴史もあったのかなと感じますし、階級社会の中に生きる人達へのテーゼだったりもするので、観に来て下さるお客様も、何か今の時代に反映して投影して観て頂けたら良いかなと凄く思いますし、今の日本における色んな事というのを僕達もこの舞台を通してお客様に問題定義をして。勿論、お芝居だったり、楽曲だったりも有りますが、そういう大きなテーマという所を是非、劇場で感じて頂ければ嬉しいと思います。」

【公開ゲネプロの様子】

時は19世紀末、大英帝国最盛期(パクス・ブリタニカ)のロンドン――。
古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。

生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、必然的に人間同士の差別を生んだ。
そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。

これはジェームズ・モリアーティ、
或いはシャーロック・ホームズの敵(かたき)の話――。

【Blu-ray&DVD発売決定】

ミュージカル『憂国のモリアーティ』のBlu-ray/DVDが2019年9月11日(水)に発売決定。
詳しくはこちら

 

【ミュージカル『憂国のモリアーティ』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年5月10日(金)~5月19日(日)
大阪公演:2019年5月25日(土)・26日(日)

<会場>
東京:天王洲 銀河劇場
大阪:柏原市民文化会館リビエールホール 大ホール

<公演時間>
約2時間30分(10分間の途中休憩を含む)

<料金>
一般席 ¥7,800(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:鈴木勝吾
シャーロック・ホームズ:平野良
アルバート・ジェームズ・モリアーティ:久保田秀敏
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:山本一慶
セバスチャン・モラン:井澤勇貴
フレッド・ポーロック:赤澤遼太郎
ジョン・H・ワトソン:鎌苅健太
ミス・ハドソン:七木奏音
ジョージ・レストレート:高木俊
レニー・ダブリン男爵:山岸拓生
ジェニファーソン・ホープ:山﨑雅志
ブリッツ・エンダース伯爵:小南光司

安島萌
荒木栄人
伊地華鈴
大澤信児
貴嶋美愛
今野晶乃
佐々木駿也
下道純一
白崎誠也
藤井竜也
堀部佑介
松谷嵐

『演奏』
ピアノ:境田桃子
ヴァイオリン:林周雅

<STAFF>
原作:構成/竹内良輔 漫画/三好輝『憂国のモリアーティ』(集英社「ジャンプSQ.」連載)
脚本・演出:西森英行
音楽:ただすけ
振付:MAMORU
殺陣:六本木康弘
舞台監督:野口岳大
美術:松本わかこ
照明:大波多秀起
音響:ヨシモトシンヤ
映像:ワタナベカズキ
衣装:三浦志穂
ヘアメイク:中原雅子
小道具:羽鳥健一
歌唱指導:水野里香
演出助手:國重直也
宣伝・グッズデザイン:尾花龍一
宣伝・グッズ撮影:遠山高広
宣伝・グッズディレクター:鈴木幸、中嶋竜
制作進行:麻田幹太
主催:マーベラス/TCエンタテインメント

©竹内良輔・三好 輝/集英社
©ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト

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