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ミュージカル『憂国のモリアーティ』公演直前スペシャルイベント開催!

東京都千代田区の東京ミッドタウン日比谷にて開催中の日比谷エリアを中心に繰り広げる観劇フェスティバル「Hibiya Festival」。その中で日比谷ステップ広場に屋外ステージを特設。
街に開かれた天井のない劇場となって、多様なジャンルのステージパフォーマンスを連日無料で公演するHibiya Step Show。その5/2(木・祝) の「2.5次元ミュージカルデー」に、ミュージカル『憂国のモリアーティ』の公演直前スペシャルイベントが開催されました。

【イベントの様子】

GW真っ只中の日比谷ステップ広場は、イベント開始直前まで雷雨に見舞われ、屋外か屋内か開催が危ぶまれましたが、「Mr.自力で晴れ男」井澤さんの御蔭なのか、見事に雨雲が過ぎ去り、屋外ステージにて開催。来場したファンが開始を待ちわびます。

MCを務めるレニー・ダブリン男爵役の山岸拓生さんをはじめ、登壇したのはウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の鈴木勝吾さん、シャーロック・ホームズ役の平野良さんアルバート・ジェームズ・モリアーティ役の久保田秀敏さん、ルイス・ジェームズ・モリアーティ役の山本一慶さん、セバスチャン・モラン役の井澤勇貴さん、フレッド・ポーロック役の赤澤遼太郎さん、ジョン・H・ワトソン役の鎌苅健太さんの7名。

先ずは、原作漫画を読んだ感想や率直な印象は?と山岸さんから問われると、
鈴木さん「普通は、いわゆるシャーロック・ホームズが主人公なんですけど、今回は悪者として描かれている宿敵のモリアーティ教授が何故そうなったのかという、「こんな物語があったよ」という裏側から描いた作品なので、その切り口自体が面白いなと思いました。」
と語る鈴木さん。

今回、赤澤さん演じるポーロックが気になるという山岸さん。色々と変装したり暗躍したりするシーンが多いポーロック。

稽古場での印象を山岸さんが聞くと
赤澤さん「もうね~目茶苦茶オモロイですよ、やっている側が。自分の匙加減で色んな事に挑戦出来るのでとても稽古場で楽しいです。」
そして山岸さんが「一番、遼太郎が楽しいのは、私がレニーダブリン男爵で出演しているんですが、しれっと僕のテーブルの上にオレンジの飴玉を置いていったり、柑橘類の飴玉を置くんですね。原作中で柑橘類系のモノを使ったトリックがあって、それでちょこちょこオレンジを……」
赤澤さん「そうですね~渡しています。」

動きが硬い赤澤さんに山岸さんが緊張してる?と聞くと、「緊張しています。今日の目茶苦茶カッコイイ衣裳と、個人的にこの面子の中に入れるのが凄く嬉しいんですよ。イイですね日比谷。最高!」とテンションの高い赤澤さん。

稽古にあたり、ここが苦労した、ここに取組んでいる等、あるかとの質問には、
久保田さん「僕でいうと、モリアーティ三兄弟は実は血が繋がっておらず、兄弟じゃないんです。
僕のアルバートが養子で、ウィリアムとルイスの二人を迎え入れた。この絆の作り方、実の兄弟ではないけれど、その中での絆の作り方というのが結構、苦労した点ではあります。」

片や、ホームズ側の方々はどんな稽古をしているのか?との問いに
平野さん「僕はケンケンさん(鎌苅)さんと、ちゃんと絡むのが初で非常に楽しいですね。常に誰も居ない所で二人でふざけてますね。だから”ウィリアムチーム”が結構凄くストイックというか、ずっと歌の練習をしていたりとか、台詞合わせの練習をしている時に、ずっとゲームをしていますね。」

鎌苅さん「僕は平野さんとの初共演を楽しみにしていたのもありますし、それにワトソンがやっぱりホームズに惹かれて行くとか振り回されていくのと、僕が、良が楽しかったりというのがとてもリンクするので、役造りはとてもそこは楽でした。とても核になる部分なので。」

稽古場でも堂々としているという山本さんは
「僕はちょっと遅く稽古場に入って後合流だったので、何かちょっと恥かしいんですよ。皆さんと共演や面識は沢山有るんですけど、こうやって物語の中で皆さんが真面目に取組んでいて、その中で僕が後から入って行った時に、「あっ、ちょっと俺もスイッチ切り替えないとな」と。」

そしてコミック内ではイジられ役なモラン役の井澤さんは「現場でもイジられてますよ。大概、鈴木勝吾が居る現場はイジられるんですね。で、それに輪をかけた様にこのホームズとワトソンがイジってくれて、(物凄い表情で井澤さんを見つめる平野さんと鎌苅さんを前に)
楽しくやらせて貰っていますよ。遼太郎は一番年下なんですけど、彼を抜くと僕が一番年下なので、皆、お兄ちゃんみたいな感覚で頼る所は頼ってやらせて貰っています。」

続いては歌唱披露へ。本公演では多数の楽曲が披露されるとの事ですが、今回はその中から3曲を披露。

そして、本作の音楽を担当するただすけさんが登壇し、自らピアノの生演奏を担当。キャストによる生歌唱が行われます。

1曲目は本作のオープニング曲であり、タイトルナンバーの『憂国のモリアーティ』。作品の世界観や登場人物の思いを込めた曲との事。
出演者一同、大変難易度の高い曲と口にする本楽曲。ただすけさんも、今まで造った曲の中で一番難しいとの太鼓判を押します。

2曲はホームズとワトソンが歌う『名推理』。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』に出てくる、ワトソンがホームズの住んでいるアパート『221B』にやって来た時に一目見てワトソンを陸軍の軍医と推理する有名なシーン。それをナンバーにした一曲。

3曲目はモリアーティ3兄弟が義兄弟の契りを結び、国を憂う思いの元に集ったモランとポーロックを合わせた5人がどういう志でその先を進んで行くのかという「誓いの歌」。

3曲を歌い終え、本番はこの何倍も楽曲が詰まったミュージカルなんだぞと更に意気込む登壇者一同。
そして最後に登壇者からのメッセージ。

鎌苅さん「素晴らしいウィリアムとホームズを真ん中に、凄く原作がとても素敵な物語なので、色濃く僕等はまた更に謎や新しいページを作って行きたいと思いますので、是非、劇場まで足をお運び下さい。」

赤澤さん「残りの稽古も少ない日数になって来たんですけども、もっと詰める所は詰めて皆様が観に来た時に『憂国のモリアーティ』の世界観をボンッ!とお届け出来る様、頑張って行きたいと思います。」

井澤さん「皆様の心に残るような作品に我々キャスト、スタッフ一同作り上げますので、是非とも
5月10日の初日を楽しみにしていて下さい。よろしくお願いします。」

山本さん「本当に凄く世界観を大事に皆で今作っている所なんですけども、本当に今の段階でも僕はこの作品が凄い物になるんじゃないかなと思っていますので、是非とも劇場に観に来て頂けたらと思います。」

久保田さん「本番まで後、一週間足らずという事で残りの仕上げを僕らとスタッフ一同進めて行き、そしてお客様が劇場に来た時に最高の作品を御提示出来ればなと思っております。是非、劇場にてお待ちしております。」

平野さん「5月10日から銀河劇場にてミュージカル『憂国のモリアーティ』、上演させて頂きます。本番、我々は世界観を作り、ウイットに富んだというか胸に刺さる所も有りつつ、「名推理」胸がスカッとするような場面も沢山ございます。今日、足を止めて下さった皆様方も、普段、疲れちゃったなと思う事も沢山あると思います。ですが、劇場に足をお運び頂ければ、僕等が真心を持ってその御心を揉み解して差し上げたいと思いますので、是非とも足をお運び頂けたらと思っております。」

鎌苅さん「彼(平野さん)に清き一票を!」

鈴木さん「本番がもう近いんですけども、そのタイミングでこうやって皆さんにこの作品の一端をお見せする事が出来て非常に良かったなと思っております。東京は10日から、大阪もその後に行かせて頂きますので、今日集まって頂いて本番も来て頂いて、大阪の友達とかにも「良かったよ!観に行った方が良い!」と伝えて頂ければ幸いかなと思います。本番はピアノだけではなく、ヴァイオリンも入り、そして御芝居があって楽曲もより一層魅力的に皆さんに届けられるんじゃないかなと思っております。是非是非、お集まり下さい。」

と各登壇者が話し、スペシャルイベントは盛況の内に終了しました。

【ミュージカル『憂国のモリアーティ』公演直前スペシャルイベント開催概要】

<日時>
2019年5月2日13:30開始

<会場>
東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場

<出演者>
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:鈴木勝吾
シャーロック・ホームズ:平野良
アルバート・ジェームズ・モリアーティ:久保田秀敏
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:山本一慶
セバスチャン・モラン:井澤勇貴
フレッド・ポーロック:赤澤遼太郎
ジョン・H・ワトソン:鎌苅健太

ピアノ演奏:ただすけ

MC:レニー・ダブリン男爵:山岸拓生

【ミュージカル『憂国のモリアーティ』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年5月10日(金)~5月19日(日)
大阪公演:2019年5月25日(土)・26日(日)

<会場>
東京:天王洲 銀河劇場
大阪:柏原市民文化会館リビエールホール 大ホール

<公演時間>
未定

<料金>
一般席 ¥7,800(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:鈴木勝吾
シャーロック・ホームズ:平野良
アルバート・ジェームズ・モリアーティ:久保田秀敏
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:山本一慶
セバスチャン・モラン:井澤勇貴
フレッド・ポーロック:赤澤遼太郎
ジョン・H・ワトソン:鎌苅健太
ミス・ハドソン:七木奏音
ジョージ・レストレート:高木俊
レニー・ダブリン男爵:山岸拓生
ジェニファーソン・ホープ:山﨑雅志
ブリッツ・エンダース伯爵:小南光司

安島萌
荒木栄人
伊地華鈴
大澤信児
貴嶋美愛
今野晶乃
佐々木駿也
下道純一
白崎誠也
藤井竜也
堀部佑介
松谷嵐

『演奏』
ピアノ:境田桃子
ヴァイオリン:林周雅

<STAFF>
原作:構成/竹内良輔 漫画/三好輝『憂国のモリアーティ』(集英社「ジャンプSQ.」連載)
脚本・演出:西森英行
音楽:ただすけ
振付:MAMORU
殺陣:六本木康弘
舞台監督:野口岳大
美術:松本わかこ
照明:大波多秀起
音響:ヨシモトシンヤ
映像:ワタナベカズキ
衣装:三浦志穂
ヘアメイク:中原雅子
小道具:羽鳥健一
歌唱指導:水野里香
演出助手:國重直也
宣伝・グッズデザイン:尾花龍一
宣伝・グッズ撮影:遠山高広
宣伝・グッズディレクター:鈴木幸、中嶋竜
制作進行:麻田幹太
主催:マーベラス/TCエンタテインメント

©竹内良輔・三好 輝/集英社
©ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト

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