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ANA、オール2階建ての大型旅客機A380「FLYING HONU」機内内覧会開催!

ANAはオール二階建て、世界最大の旅客機エアバスA380型を日本の航空会社として初めて受領し、5月24日(金)より成田=ホノルル線に投入します。

ANAはエアバスA380型を3機発注し、全機成田=ホノルル線に就航。
3機ともハワイで神聖な生き物として愛されるウミガメをモチーフとした特別塗装機「FLYING HONU(フライング ホヌ)」とし、
3機それぞれに異なるカラーと表情のデザインを施します。

1号機(JA381A)はハワイの「そら」をイメージし、ANAのコーポレートカラーでもある「ANAブルー」を再送した爽やかな塗装に。
2号機(JA382A)はハワイの「海」をイメージした「エメラルドグリーン」塗装に、3号機(JA383A)はハワイの「夕陽」をイメージした「サンセットオレンジ」塗装になる予定です。

そして2019年3月21日(木・祝)の到着セレモニーに続き、2019年4月23日(火)、成田空港(新東京国際空港)807番スポットにて、機内が初めて公開されました。

約1ヶ月前と同じく、807番スポットにドンッと鎮座するのは勿論、本日の主役である「FLYING HONU」初号機。

タラップを上がり、いよいよ機内へ潜入します。

229cmの最大通路高を誇る機内からANAのロゴパネルとCAさんが笑顔でお出迎え。
まずは1階エリアから機内の模様をご紹介します。

エコノミークラス

1階コックピットの後方に広がっているのは、2種類の新しいファブリック(生地)を採用し、明るい雰囲気を演出する新シート。
ZIM-flugsitz社製の最新薄型軽量シートは323席装備。

シートピッチは34インチあり、クラス世界最大となる13.3インチのタッチパネル式のパーソナルモニターを備え(最前列は10.1インチ)、
ヘッドレストは6方向に調整可能とエコノミークラスも快適装備。PC電源、USBポートも備えモバイル機器への対応も完璧。

約8時間の成田~ホノルル間のフライトはあっという間に感じられそうです。

安全のしおりも、勿論「FLYING HONU」仕様に。

フルフラットエコノミークラス、ANA COUCHii

日本の航空会社ではANAが初の導入となるのが黄緑色のヘッドレストが目立つカウチシート「ANA COUCHii」。
レッグレスト部分を上げてベッドの様に利用することができ、家族連れやカップルに人気が出そうな新シートです。

エコノミークラスの後方、32インチのシートピッチを持つ60席のカウチシートの内、3席または4席を1組として、エコノミークラス運賃への追加料金で利用可能。

カウチシート専用の寝具・シートベルトが用意され、ファーストクラスと同様のシーツマットとビジネスクラスの枕2つ、エコノミークラスのブランケットが提供されます。

ここで足元の救命胴衣は?と思った方はご安心を。
赤いベルクロテープを剥がすと救命胴衣が出てくるとの事です。

その他、1階やや前方、そして後方にはバーカウンターが設置され、搭乗者が自由に飲み物やスナックを取り、席で楽しめるサービスも。

そして1階後部には着替え、パウダールーム、授乳等、様々な用途で利用できる多目的ルームを設置。
ベンチシートに着替え台、オムツの交換台が用意され、様々な要望にも万全の体制が敷かれています。
なお、この多目的ルームの入り口に貼られている注意書きは是非とも一度見る事をオススメします。

勿論、トイレも十分な広さ。

1階後方に装飾されている壁紙は、海や大きな青空等、大地をイメージさせるモノが使われ、ハワイへの旅の高揚感を引き立てます。

そして機体最後部の階段を上り、2階へと進みます。

プレミアムエコノミークラス

階段の先、2階後方には38インチという余裕のシートピットを誇るZIM-flugsitz社のプレミアムエコノミーシートが73席並びます。

こちらもクラス世界最大サイズとなる、15.6インチのタッチパネル式パーソナルモニターを完備。(最前列は10.1インチ)

レッグレスト・フットレストが完備され、就寝時の快適性は大幅に向上。勿論、ヘッドレストは6方向調整可。
そして携帯電話等、小物類の収納スペースが充実しており、モバイル機器を多数扱う現代人にも心憎い配慮が。
また、通路へのアクセス性を高める為、90度回転収納式の大型テーブルを採用するという試みも。

このクラスではデュポン™タイベック®という生活防水素材を使用したANAオリジナルデザインの「FLYING HONU」エコバックがアメニティとして提供されます。

ビジネスクラス

トイレを挟んだ先、2階中央部に56席が設置されるビジネスクラス。
safranseats社製造の全席通路へのダイレクトアクセスを可能としたフルフラットシート備え付けられ、中央席の奇数列席はペアシートを設置。ソロシートのみというビジネスユース色が強かったANAのフルフラットビジネスクラスもペアシートというホノルル線らしい装備に。

様々なエンターテイメントプログラムを楽しめるモニターは18インチの大型タッチパネルワイド液晶スクリーンを完備。
PC用電源と2個のUSBポートに加え大型テーブルも装備し、ハワイ線ながらパソコンを広げて仕事をすることも可能。

中央列のペアシートの仕切りパネルは最大で全収納時より60cm以上上昇するという抜群のプライバシーを確保。勿論、仲間同士なら仕切りを下げて機内を楽しめます。

お客さんからの要望に応え、ホノルル線にも寝具を装備。
新たに東京西川のベッドパットを導入し、丸八プロダクトの羽毛を使用した掛け布団や、両面で硬さが違う二層構造の枕も導入され、睡眠を協力にサポート。

そしてセレクトショップ、フレッドシーガルとコラボしたANAホノルルの限定のアメニティが付きます。

勿論、前方のギャレーを挟んだバーカウンターにはスナックとドリンクフリーザー、そして何やらワインホルダーが。
写真に映っているワインは機内提供予定品との事です。

ファーストクラス

2階前方に8席のみ用意されるのが、ANAのホノルル線では初の導入となるファーストクラスシート。


フルフラット時のベッド面積は200cm×90cmと相撲力士も余裕のワールドサイズ。
国内の航空会社としては初の導入となるドア付きの個室型シートは東京都立川市に本社を構えるJamcoが製造。

32インチ大型ワイド液晶スクリーン、大型テーブルの設置、左右の読書灯に加え、食事灯を装備し、ジャケットが収納可能なクローゼットや複数の小物入れがあり、驚く程の収納スペースがあります。勿論PC電源、USBポートを完備。

CAさんがドアを閉めると極めてパーソナルな空間が生まれ、機内である事を忘れてしまいそう。
寝具は東京西川独自の加工で施行前よりも保温力を2℃向上させた羽毛を使用した掛け布団と高い吸放湿性をもったシーツマット、高品質のハンガリー産ホワイトダックダウンを使用した枕、テネリータ製のブランケットやオーガニックコットン100%のリラックスウェアという最強の布陣が搭乗者を迎えます。

中央列は47cm上下動するパーテーションを下ろすと極上のペアシートの出来上がり。
さらに、個室センター部分にテーブルを取り付けると、テーブルを挟んで対面に2名座ることが可能となり、ファーストクラスに登場する友人との談笑の場としても活用できます。

ホテル顔負けの広さを誇るファーストクラス専用トイレは、車椅子の利用にも対応。

アメニティは英国グローブトロッターのアメニティポーチ。
提供色を一定期間で変えながら航空会社として世界で初めて提供します。

そして2階最前部にはファーストクラス専用のバーカウンターが。
明確に他のクラスと雰囲気が異なるラインナップの中、その青色で存在を主張するのが、日本発着のホノルル線限定で提供される
スペシャルドリンク「ブルーハワイカクテル」。

アルコール入りの為、20歳以上限定となりますが、全てのクラスの搭乗者に提供されるとの事です。

2階席の壁紙の装飾は1階席と異なり、プレミアムエコノミー側から順に「夕日」、「朝日」、「星空」となっており、1階の壁紙と対となる空をイメージした装飾となります。

機内食

各クラス別に提供される機内食をご紹介。
日本発ホノルル行きにて提供されるメニューとなります。

エコノミークラス、ANACOUCHiiで提供されるのはハワイでも人気のシドニー発のオールデイカジュアルダイニング「bills」とのコラボレーションメニューを2019年5月24日(金)~2020年5月31日(日)の期間(予定)に提供。

そしてこちらは、2歳~5歳のお子様に提供されるお子様メニュー。

続いてはANAでは初となるプレミアムエコノミー専用メニュー。
これまでよりワンランク上のメニューを楽しめます。

和食

洋食

続いて、ビジネスクラスにて5月提供の洋食と和食メニュー。

最後はファーストクラスのメニュー(内覧会ではメインディッシュのみ)。
こちらの和食は5月提供のメニュー。

洋食のみ、2019年5月24日(金)~8月31日(土)の期間、ホノルル発日本行での提供品で、オアフ島コオリナ地区にある5つ星リゾートホテルFour Seasons Resort内のイタリアンレストラン「Noe」とのコラボレーションメニューを提供。

日本人シェフである高塚良料理長が監修する、南イタリアとオアフの食文化を融合させたANAオリジナルメニューが日本行の便に華を添えます。

そしてその機内食を提供してくるCAさんのエプロンにご注目。
「FLYING HONU」の就航に合わせて特別にデザインしたエプロンは3色有る模様で、どのクラスに何の色というのは決まっていないとの事。是非楽しみにして搭乗の日を待ちましょう。

その他

幅の広い前方階段を降りると、コックピットが。
今回、特別にコックピット内の撮影が許されました。

整然と並ぶモニターの数字に興奮するコンフェティカメラマンでしたが、おやっ?副操縦席を良く見ると……

2019年5月24日(金)より「FLYING HONU」の機内限定で発売される「HONUぬいぐるみ ラニ(税込3,000円)」と、2019年5月1日(水)に国際線全路線で販売開始予定の「日焼けくま(税込3,500円)」が。

2019年5月1日(水)より国際線全路線で販売開始予定の1/500スケールイメージモデルの「FLYING HONU」(税込4,500円)もオススメ。

本番運行時は運行乗務員2名、客室乗務員20名の総勢22名がこの空飛ぶウミガメの約8時間のフライトをお供するとの事です。

先日、タイヤメーカーのミシュランより航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X®(ミシュラン エア エックス)」の本機への採用が発表され話題を呼びました。そのタイヤのサイドウォールに刻印されるミシュランマン(ビバンダム)もどこか嬉しそう。

後方のランディングギアはこの1ヶ月間で行われた習熟飛行でブレーキダストがホイールに付着し、本番投入に向けての余念の無さが伺えました。

大パワーが自慢のROLLSROICE Trent970エンジンも慣らし運転の真っ最中という感じでしょうか?

いよいよ初便就航日の2019年5月24日(金)まで一ヶ月となった「FLYING HONU」、待ちどおしいですね。

日本初上陸の模様はこちら

一部写真提供:ANA
© ANA

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