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「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 」公演スタート!

人々の精神が数値化される近未来で、正義を問われる刑事のドラマを描くアニメーション作品「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ。
フジテレビ“ノイタミナ”にて2012年にTVシリーズ第一期が、2014年に第二期が放送され、2019年10月にTVシリーズ第3期が放送予定。2015年に劇場版の公開がなされ、2019年には新たに「PSYCHO-PASS サイコパス」Next Projectが始動。2019年1月2から3ヶ月連続で劇場版アニメ三部作が公開されるという怒涛の展開を見せるメディアミックス作品がいよいよ舞台化されます。

アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの脚本家・深見真が舞台用に書き下ろした完全オリジナルストーリーのスピンオフ作品となる「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 」。公安局刑事課三係を舞台に、オリジナルキャラクターたちによるストレートプレイ作品を上演します。
TV1期、劇場版では総監督を務めた本広克行氏を演出に迎え、主演の九泉晴人役を鈴木拡樹が務めます。監視官の嘉納火炉(かのうひろ)役を和田琢磨、監視官と共に事件に立ち向かう執行官、井口匡一郎(いぐちきょういちろう)役を中村靖日、蘭具雪也(らんぐゆきや)役を多和田任益、相田康生(あいだこうせい)役を小澤雄太が、大城奏人(おおしろかなと)役を、池田純矢が演じます。また、三係をサポートする分析官・目白一歩(めじろはじめ)役を山崎銀之丞、物語の鍵を握り、公安局刑事課と対立するテロ組織「ヒューマニスト」のリーダー・三島慎吾(みしましんご)役を高橋光臣、同じくヒューマニストの後藤田希世(ごどうだきよ)役を町井祥真が演じます。

初日の公演に先立ち、2019年4月17日(水)、東京都新宿区の日本青年館ホールにて、囲み取材と公開ゲネプロが行われました。

【囲み取材の様子】

登壇したのは、九泉晴人役の鈴木拡樹さん、嘉納火炉役の和田琢磨さん、
演出を務める本広克行さんの3名。

見所をお願いします

鈴木さん「稽古場でも早く舞台上に上がりたいなという気持ちが凄く強かったんですけど、本作はとても沢山の照明と映像を駆使しています。なので稽古中は想像するしかなかった部分がこの劇場に来て本当に沢山ありました。さっきも場当たりをしていたんですけども、その中でも発見が沢山ありましたし、一つ見所になったと思えるのが、劇場に来て頂いたらテーマパークの中に居るような感覚に近い、サイコパスの世界観が広がっていると思います。なので、皆様にはサイコパスの世界観を360°体験して頂くだけじゃなくて、本当に2時間かけてテーマパークの1つのアトラクションで一緒に体験してもらっているような形に仕上がっているんじゃないかと思いますね。」

和田さん「サイコパスという本当にエネルギーを持った作品に一人一人の俳優の方々が、魂を吹き込んでサイコパスの世界観の中にいるキャラクターを作り上げていってます。沢山の2.5次元と言われる作品がある中で、それとは別物といいますか、原作の力を借りながらも本来、役者さんが持っている力を加えて本当に新しい作品の誕生が「舞台サイコパス」なんじゃないかなという位、僕らも早く本番にならないかなという気持ちでいっぱいです。」

本広さん「演劇なんですけど、映画を見ているような感じとか、映画と思って見ていると飛び出てくるような感じであったりとか、今まで培って来た演出の全てをこの作品で応用が出来ているかなと思っています。だから最初、「2.5の御芝居」って言われたんですけども、全く新しい物を作ろうと思いまして、(ここに居る)お二人の力をお借りして無理難題を言わしていただいて
アクションも尋常じゃない位、大変な事をやってますが、お客さんが如何判断してくれるか僕は楽しみです。是非見て貰いたいです。」

舞台オリジナルキャラクターを演じるにあたり苦労した点は?

鈴木さん「苦労の点というか、キービジュアルを撮っていた頃に受けていた雑誌の取材のインタビューを読んだ方には謝りたいんですけど、性格が180°反転しまして、とても爽やかと言えるような感じではないですし、新人の監視官という感覚も多分無い状態で仕上がったかなと思います。でもそれが楽しくてですね、本当にこの九泉晴人を演じていて笑った事はキービジュアルだけですね(笑)キービジュアルの撮影以来、今日初めて再び笑っております。一つ変わっていない所が「シビュラを信じて止まない」というか、凄い信仰心なのでそういう力は元々、描こうとしていたものよりも強くなっているんじゃないかなという印象を感じています。」

和田さん「今回、オリジナルキャラクターという事で脚本の深見さん、そして演出の本広さんのお力の下、キャラクターを作ったというよりかは、共存している周りの公安局の三係の皆に嘉納火炉という役を作ってもらったような、一人一人のキャラクターが如何というよりも、三係のメンバーで一つのチームを作り上げたという感覚が凄く強くて、何かアニメでは見た事が無いけども、こういう三係がサイコパスの中にいたら良いな、なんかこういうチーム有りそう…って、お客さんに期待して頂けるような公安局になっていますので、そういう意味では全体でサイコパスという作品を作ったという気持ちが凄く強いです。」

三係の物語をアニメではなく、あえて舞台でしようと思った理由は?

本広さん「元々サイコパスってアニメだけではなく、「サイコプロジェクト」と当時呼んでいたんですけども、小説も漫画もラジオドラマもと、広がりを作るようにメディアミックスをして、実写にもなりたいし、舞台版にもなりたいというのがあって、その中の一環ですね。なので、元々こういう事をやりたいなというので三係にしてやったんだと思います。ただ、ここで失敗するとサイコパスプロジェクトは途絶えてしまうので、絶対に面白い物にしようと思って、僕の思いの丈を全部やって貰いました。」

コイツは色相が濁っている、またはクリアだなと感じた事は?

鈴木さん「それは誰か一人の名前を挙げないと自分の色相が濁る…コワい質問来ますね。」

和田さん「ワナですよこの質問。(笑)」

鈴木さん「スタッフさんを含め、キャストもそうなんですけど、小屋入りしてからここ連日みるみる色相悪化が激しいなと感じてます。逆に今、数値が100オーバーしていない人を探す方が難しいかもしれないですね。本編を見て貰うと分かると思うんですけど、かなり細かいんです。」

本広さん「演出していて色相が濁りそうな嫌なシーンが沢山ある。色相が濁らない様、スタッフ同士で励ましあって。」

鈴木さん「そうですね~お客様に舞台を見ていただく事で我々のメンタルケアになるというか、”治療の一環”としてご協力頂けるとありがたいですね。」

最後に来場者へのメッセージをお願いします

鈴木さん「とても原作ファンの多い作品で御座います。今丁度、再放送もやっておりますし、アニメ第3期も始まるという事で期待度もどんどん高まっている作品です。そんな中でこちらも新しい動きの展開として舞台化をさせて頂くという事で、改めてこのサイコパスの世界観の大きさというものを出演する僕達も感じております。この舞台版のサイコパスに登場してくるキャラクターはどの原作にも出ていませんので、そういう意味でまっさらな気持ちで見て頂けるサイコパスだと思います。2.5次元作品というと元々の原作があって、それを読んで来ていらっしゃるので、何となくストーリーを知っているという事も多いんですが、この作品に関しては全くまっさらな状態で見て頂けるというのが、一つの売りだと思います。沢山の方に”同じサイコパス”ではあるんですが、新たな可能性を秘めたサイコパスを楽しんで頂けたらなと思います。」

【公開ゲネプロの様子】

公安局刑事課三係に所属する監視官の九泉晴人(くせんはると)は、公安局局長・禾生(かせい)からの命で連続殺人事件を捜査することになる。

遺体は18ものパーツに細かく切断、その一つ一つにナンバリングがされていた。そして、繁華街の路地裏、四箇所に派手に飾り付けるという、いずれも同じ手口で犯行が繰り返されていた。「どうしてバラバラにしたのか、どうして四箇所に死体をばらまいたのか、ナンバーをつけた理由は何か。」

 

九泉は同じ三係に所属する監視官・嘉納火炉(かのうひろ)や執行官たちと、捜査を進める。
被害者の身元を調べていくうち、「中国語の部屋」と名付けられた、とある装置が事件に関わりがあることに辿り着く。

その矢先、街中にバラバラ死体がばら撒かれるという、市民の色相悪化を狙ったサイコハザードが発生。「ヒューマニスト」と名乗る武力闘争組織がテロの犯行声明を上げ、シビュラシステムには重大な欠陥があると批判、さらに大きな事件を予告する。そして、捜査を進める中、公安局内部に裏切り者の存在が浮かび上がる。

事件の鍵を握る「中国語の部屋」とは、ヒューマニストの狙いとは、そして、“裏切り者”は誰なのか―。

【大千秋楽ライブビューイング決定】

5月6日(月・祝)大阪・森ノ宮ピロティホール大千秋楽公演のライブビューイングが決定。
詳しくはこちら

【「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年4月18日(木)~4月30日(月・祝)
大阪公演:2019年5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝)

<会場>
東京:日本青年館ホール
大阪:森ノ宮ピロティホール

<公演時間>
約2時間(途中休憩無し)

<料金>
8,800円(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
九泉晴人:鈴木拡樹

嘉納火炉:和田琢磨
井口匡一郎:中村靖日
蘭具雪也:多和田任益
相田康生:小澤雄太
大城奏人:池田純矢

三島慎吾:高橋光臣
後藤田希世:町井祥真

目白一歩:山崎銀之丞

『ボイスキャスト』
常守朱(CV花澤香菜)
禾生壌宗(CV榊原良子)
ドミネーター(CV日高のり子)

『アンサンブル』
瀬尾タクヤ
藤代太一
大曽根敬大
松井友作
春山翔
岩崎真
田中慶
町田尚規
尾尻征大
田中亮
松岡拓弥
轟大輝

『主題歌』
凛として時雨「laser beamer」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

<STAFF>
原作:サイコパス製作委員会
演出:本広克行(映画「踊る大捜査線」シリーズ、「幕が上がる」他)
脚本:深見真(アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ、「バイオハザード:ヴェンデッタ」他)
音楽:菅野祐悟
ストーリー監修:Production I.G
演出補:松森望宏
殺陣・アクション監督:奥住英明(T.P.O.office)
美術:石原敬(BLANk R&D)
照明:吉川ひろ子(CAT)
音響:今村太志(サウンドクラフト ライブデザイン社)
ドミネーターSE:小山恭正
映像:横山翼(オーベロン)、大見康裕(オーベロン)
衣裳:及川千春(とわづくり)
ヘアメイク:河村陽子
ステージング:MAMORU
演出助手:大久保遼
舞台監督:幸光順平(Roots)
宣伝美術:石塚丈仁(Rotterdam‘s doing)
宣伝写真:本多大介(エーケーエー)
宣伝衣裳:JOE(JOE TOKYO)
宣伝ヘアメイク:西村裕司(earch)

©サイコパス製作委員会
©舞台「サイコパス」製作委員会

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