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ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」ゲネプロAチームの模様をお届け!

劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」をベースにした、ロック・ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」がフランスはパリのパレ・デ・コングレで初演されたのが2001年1月。日本では2010年に宝塚歌劇団星組により初演が行われ、2011年秋には宝塚版を成功に導いた鬼才、小池修一郎を演出に向かえた日本オリジナルバージョンを上演。以降、今日まで3度に渡る再演が行われるメガヒットミュージカルとなりました。そして、2019年2月23日(土)より、4度目の再演となるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が開幕します。

昨年10月に行われた制作発表から約5ヶ月、2月23日(土)からの初日公演に先駆け、2019年2月22日(金)、東京都千代田区の東京国際フォーラムホールCにて、Aチームの公開ゲネプロが行われました。

 

【公開ゲネプロの様子】

キュピレット家とモンタギュー家が代々憎しみ遭い、争いを続けていた街・ヴェローナ。治まらない両家の争いに苦悩した大公は「今後、争いごとを起こした者を処する」と言い渡す。大人たちの確執とは無縁の両家の子供達、ロミオとジュリエット。
ふたりはそれぞれ未来の大恋愛を夢見ている。

ある日、キャピレット家ではひとり娘のジュリエットに、大富豪パリス伯爵を求婚者として紹介しようと舞踏会を開催。そこへ、モンタギュ―家のひとり息子ロミオが友人のベンヴォーリオ、マーキューシオと共に忍び込む。その舞踏会で、ロミオ&ジュリエットは運命的な出会いをはたし、一目惚れの恋に落ちた。舞踏会にモンタギュー家の侵入者がいることに気付いたティボルト(ジュリエットの従兄弟)。
ティボルトの介入で、お互いが敵対する家の者だと知り、ショックを受ける。しかし気持ちをおされきれないふたりは、密かにジュリエットの部屋のバルコニーで永遠の愛を誓い合う。ふたりの強い気持ちに心打たれたロレンス神父は、この結婚が憎みあう両家の和解に繋がるかもしれないと考え、密かにふたりの結婚式を執り行う。

しかし、そんな矢先、両家の間でいさかいが勃発。
ロミオは仲裁に入るが、親友のマーキューシオがティボルトに刺され、親友の死を目の当たりにしたロミオは逆上し、ティボルトを殺してしまう。真昼の街中で起きた惨劇は、瞬く間に人々に知れ渡り、ロミオはヴェローナから永久追放されるがジュリエットの乳母の計らいで、夜が明けるまでのつかの間の時間、結婚初夜を過ごすことができる。

ひばりが鳴くころジュリエットに別れを告げ、ロミオはヴェローナを後にマントヴァへ向かう。ふたりの結婚の事実を知ったキャピュレット卿は、ジュリエットとパリス伯爵をすぐに結婚させてしまおうと企てる。その事を知ったジュリエットは、ロレンス神父に救いを求めに行く。
打ちひしがれるジュリエットを見かねたロレンス神父は、仮死状態になる薬をジュリエットに渡し、眠りから覚める前にロミオを霊廊に向かわせるという策略を企てる。
しかし、神父からの計画の知らせはロミオの元には届かなかった…。

親友のベンヴォーリオから、ジュリエットの死を聞かされたロミオは、ジュリエットの居るヴェローナへと急ぐ。愛する人の横たわる姿を目の前に苦悩するロミオ。
ロミオはジュリエットに最後の愛を告げ、死の世界での再会を約束し、毒薬を飲んで自ら命を絶つ。仮死状態から目覚めたジュリエット。隣には、冷たくなったロミオが横たわる。
息絶えた呂身を目撃したジュリエットもまた、彼なしでは生きていけないと自らの命を絶つ。冷たくなったふたりを前に事の結末を信じられない、ロレンス神父。

両家の対立が招いた悲劇。罪びととなってしまった両家の人々。死の世界で結ばれたふたりを前に、争いの「醜さ・むなしさ」を知る。両家の人々は永い争いに終止符を打ち、手と手を取り合う。

2人の真実の愛は、固く閉ざされていた両家の人々の心を動かしたのだ……。

2月22日(金)の公開ゲネプロに出演されたのは、ロミオ役が古川雄大さん、ジュリエット役が葵わかなさん、ベンヴォーリオ役が三浦涼介さん、マーキューシオ役が平間壮一さん、ティボルト役が渡辺大輔さん、そして死のダンサー役が大貫勇輔さんのラインナップ。

カーテンコールでは、葵さんが場内からの惜しみない拍手に感極まり、涙ぐむ場面も。そして古川さんより、「明日の初日、良い初日になる様にキャスト・スタッフ一同、頑張って行きたいと思います。何卒、宜しくお願い致します。」と初日に向けての意気込みが話されました。

愛か死か、究極のラブストーリーが4度目のカムバックを果たします。

尚、開幕にあたり、主要キャスト、及び演出家からのコメントが出ています。

ロミオ:古川雄大(Wキャスト)
「前回、新演出になった『ロミオ&ジュリエット』は大変好評を頂いたので、皆様の期待値はとても高まっていると思います。その期待に応えるべく、小池先生御指導の下、稽古を重ね、より壮大で、よりリアリティがあるものが出来上がったのではないかと思っています。今までのポップさを良い意味で排除し、よりシリアスさを強くしてその中でロミオとジュリエットが足掻いて行く様子がしっかり描かれていると思いますし、この作品はロミオとジュリエット二人の愛が希望を残すという話ですが、ベンヴォーリオ、ティボルト、マーキューシオ、乳母、神父…全員のキャストがそれぞれ愛を抱えていて、その愛がきっかけとなって二人の愛が希望を残すという、より深い部分を先生が演出して下さったと思います。是非、御期待下さい。」

ロミオ:大野拓朗(Wキャスト)
「2017年から続投で演じさせて頂くのですが、やはり演出が変わらないと言っても、一人一人が抱えている、心の中がさらに成長した所で今回のお話が進みます。より悲劇性が高くなりましたし、ロミオとジュリエットの愛情もとても大きくなっていると思います。また、新キャストの皆さんが新しい風を入れて下さっていて、雰囲気の違う、新しい『ロミオ&ジュリエット』に生まれ変わるのかなと思っています。また、やはりベテラン勢の大人チームの皆さんが作って下さった土台の上を、皆で必死に駆けずり回って、日々成長していける舞台にしたいと思います。」

ジュリエット:葵わかな(トリプルキャスト)
「初舞台、初ミュージカルなので、今とても緊張しています。稽古場では同じジュリエット役の2人は特に御世話になりましたし、出演者の皆さんの歌、御芝居、ダンス等を沢山見て、日々の新しい発見ばかりのとても刺激的な毎日でした。それを舞台に還元してお客様に届けられる様に、これからの公演期間、精一杯頑張りたいと思います。」

ジュリエット:木下晴香(トリプルキャスト)
「ジュリエット役に挑戦させて頂くのは二度目で、再演の難しさに直面しています。二度目だからこそ出来る事を探しながら、新しいキャストの皆さんから新しい刺激を頂き、沢山の事を感じながら過ごした稽古期間でした。最後までより素晴らしい舞台をお客様に届けられるように、日々進歩していける様、精一杯頑張りたいと思います。」

ジュリエット:生田絵梨花(トリプルキャスト)
「今回は2017年度版の再演という事で、稽古場の段階から、新しく作品を捉えよう、深めようという雰囲気が大きかったように思います。前回の公演にお越し下さったお客様にも、どこか違う様に感じて頂けるのではないかと感じています。私が参加できるのは、少しの間なのですけれども、悔いなくジュリエットを生きたいと思います。」

ベンヴォーリオ:三浦涼介(Wキャスト)
「約1ヶ月のお稽古期間は、毎日お稽古場に行くのが楽しみで、キャストの皆さんとスタッフの皆さんと過ごす日々をとても大切にして生活してきました。本番が始まってもさらにさらに上を目指して、小池先生の笑顔が少しでも多く見られるよう、日々精進して行きたいと思っています。」

ベンヴォーリオ:木村達成(Wキャスト)
「ロミオ&ジュリエットの音楽が本当に格好良く素敵で、夜な夜な頭の中で音楽が流れてくる位にのめり込み、この作品が好きになりました。今回、ベンヴォーリオとして舞台に立てる事を本当に嬉しく思いますし、この座組で頑張っていく『ロミオ&ジュリエット』を宜しくお願い致します。」

マーキューシオ:平間壮一(Wキャスト)
「大変激しい舞台なので、千秋楽までカンパニーが誰一人、欠ける事無く、怪我無く、一丸となって頑張って行きたいと思います。『ロミオ&ジュリエット』を宜しくお願い致します。」

マーキューシオ:黒羽麻璃央(Wキャスト)
「今回初参加なのですが、学ぶ事の多い稽古期間でした。特に、ダブルキャストで同じ役の方の芝居やダンスが見られるのが初めてだったので、とても勉強になりました。若い力を舞台上で存分に発揮出来ればと思います。」

ティボルト:渡辺大輔(Wキャスト)
「皆さんが仰った事は勿論ですが、今、此処にいらっしゃらない大先輩方等、素晴らしいキャストが揃っています。ダンサーの皆さんもとても激しい中で頑張っています。自分達以外にも見所が沢山有りますので、ご注目頂けますと幸いです。」

ティボルト:廣瀬友祐(Wキャスト)
「改めてお稽古をしている間、人間の愚かさや罪深さを考える日々でしたエンターテイメントとしては勿論ですが、よりディープなメッセージを伝えられる様、挑みたいと思います。」

演出:小池修一郎
「再演の魅力として、前回出演した皆さんは、前回出来なかった事、あるいは無我夢中で分からなかった事に覚醒していく面白さが、今回の再演の舞台に溢れていると思います。新しいメンバーも、この作品に新たなエネルギーを注いでくれています。中でも葵わかなさんのジュリエットは、今までとはまた違う、演技のコアがしっかりとしたジュリエットで、とても初舞台とは思えぬ力を発揮して頂いていると思います。これまでにもジュリエットを演じて来た生田絵梨花さんや木下晴香さんは逆に刺激されて、元々持っていたミュージカル女優としての経験や素質に、良い意味で火が点いたなと感じました。ジュリエットの在り方が今までと比べると、一つ刷新された感じだと思いますので、ここが今回の公演で一番面白い所かもしれません。」

【DVD発売決定】

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のDVDが発売決定。

詳しくはこちら

 

【ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年2月23日(土)~3月10日(日)
愛知公演2019年3月22日(金)~3月24日(日)
大阪公演2019年3月30日(土)~4月14日(日)

<会場>
東京:東京国際フォーラムホールC
愛知:刈谷市総合文化センター
大阪:梅田芸術劇場メインホール

<公演時間>
東京・愛知公演:約3時間(20分間の途中休憩を含む)
大阪公演:約3時間5分(25分間の途中休憩を含む)

<料金>

東京:S席13,000円A席9,000円B席5,500円
愛知:S席13,000円A席9,000円
大阪:S席13,000円A席9,000円B席5,000円

<出演者>
ロミオ:古川雄大/大野拓朗(Wキャスト)
ジュリエット:葵わかな/木下晴香/生田絵梨花(トリプルキャスト)
ベンヴォーリオ:三浦涼介/木村達成(Wキャスト)
マーキューシオ:平間壮一/黒羽麻璃央(Wキャスト)
ティボルト:渡辺大輔/広瀬友祐(Wキャスト)

死:大貫勇輔/宮尾俊太郎(K-BALLET)(Wキャスト)

キャピュレット夫人:春野寿美礼
乳母:シルビア・グラブ
ロレンス神父:岸祐二
モンタギュー卿:宮川浩
モンタギュー夫人:秋園美緒
パリス:姜暢雄
ヴェローナ大公:石井一孝
キャピュレット卿:岡幸二郎

※生田絵梨花は愛知公演に出演いたしません。
※宮尾俊太郎は東京公演、愛知公演に出演いたしません。

『R&Jダンサーズ』
飯田一徳
祝陽平
大場陽介
岡田治己
小南竜平
小山銀次郎
酒井航
鮫島拓馬
鈴木凌平
高木勇次朗
仲田祥司
渡辺崇人
伊藤香音
おごせいくこ
織里織
小松芙美子
齊藤恕茉
Sarry
島田友愛
杉浦小百合
鈴木百花
平井琴望
深瀬友梨
松島蘭

<STAFF>
原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎
音楽監督:太田健
振付:KAORIalive 、AKIHITO (ENcounter ENgravers) /小㞍健太
美術:二村周作
照明:笠原俊幸
音響:大坪正仁
衣裳:生澤美子
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
映像:ソンスンギュ
歌唱指導:山口正義、堂ノ脇恭子
稽古ピアノ:中條純子、中野裕子
演出助手:坂本聖子、松森望宏
振付助手:小嶋亜衣、小野麻里子
舞台監督:小林清隆
東京公演主催:TBS/ホリプロ/東宝/梅田芸術劇場
大阪公演主催:TBS/ホリプロ/東宝/ABCテレビ/梅田芸術劇場
愛知公演主催:中京テレビ放送
企画制作:TBS/ホリプロ/梅田芸術劇場

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