世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

News

舞台「『信長の野望・大志-冬の陣-』王道執行~騎虎の白塩編~」制作発表会開催!

2017年にコーエーテクモゲームスより発売された最新タイトル「信長の野望・大志」。
戦国を生き抜いた数多の群雄の生き様を、リアルに描き出す歴史シミュレーションゲームの元祖にして今なお伝説をつくり続ける『信長の野望』を原作とし、2018年5月、舞台「『信長の野望・大志-春の陣-』天下布武~金泥の首編~」として、ついに舞台化。

あれから約4ヶ月、待望の第二弾作品となる、舞台「『信長の野望・大志-冬の陣-』王道執行~騎虎の白塩編~」が2018年11月8日(木)より、東京都足立区のシアター1010にて公演されます。
それ先駆け、2018年9月19日(水)、東京都新宿区の日本シネアーツ社にて制作発表会が行われました。

制作発表会の様子

オープニングVTRが流れた後、MCを務めるお橋役の笹木香利さんの呼び込みで登壇したのは、織田信長役の鶏冠井孝介さん、お市役の田中れいなさん、そして今井宗久役の彦摩呂さんの3名。
先ずは、久し振りに衣裳に袖を通した感想をMCより聞かれると、

「御報告が有ります。痩せたんでちょっと衣裳が大きいです。でも、やっぱり気が引き締まります。初演の宗久が蘇りますね。」と彦摩呂さん。
更に衣裳が豪華になってないかと問われた鶏冠井さんは「前回よりグレードアップしまして、凄いお洒落な感じに。」とコメントし、お市の衣裳も金糸で縫ったり等凝っているとの事。
ただ、田中さん曰く「裾の部分が長いから前作をやっている時に裾を踏んだり、捌きが大変だったんです。人にも迷惑を掛けちゃうから裾を持って歩くんですが、前作から間が空いたので忘れちゃったのでちゃんと持って歩こうと思います。」と前作の苦労を話されました。

5月に行われた初演の舞台について演じてみた率直な感想をお願いします

鶏冠井さん「「信長の野望」というシミュレーションゲームを舞台化するというのが、台本を読ませて貰うまで全然全く想像出来なくて。でも、いざ見させてもらったら、“平成の記憶”を持っている織田信長が主人公で、先の世を知っているからこそ、出来る「もしも」を体現するようなシミュレーションを、そのまま信長が史実に基づいた時代の中で進んでいくという話だったので、正にゲームそのままにシミュレーションが行われていく感じでした。」

彦摩呂さん「私はありがたい事に「信長の野望」というゲームを存じ上げておりまして、キャスティングが決まってからゲームの方にも今井宗久が登場して、まんま僕の顔なんですよ。だから本当にスムーズな役作りで。そして今井宗久というのは、何処の大名にも武将にも取り入る事無く、商いの商人として、武器を武将達にという所の目線においても、凄く重要な脇役でございまして、後、ストーリーテラーという大任を授かったんですけども、普段、食レポをやっていますから、よく台詞を“噛む”んでございます。噛みながらもなんとかのりきったあの思い出を、また再演で味わえるという事で、また気が引き締まる思いでございます。」

田中さん「私は、台詞の量が凄くあったという訳では無かったんですけど、それなのに覚えが悪くて、「あれっ?老化かな?」みたいな。私はけっこう覚えるの早い方なんですけど、今回の「信長の野望」に関しては、普段使わない様な言葉が多かったので、中々沁み込むのが早くなくてけっこうギリギリまで苦戦したんですけど、ステージに立ってみたら、“私はお市!私はお市!”と、唱えてやっていたんですが、普段と声のトーンも違ったりとか、自分は此処までこんな風に落ち着いた台詞を喋れるのかという、新たな発見も有りましたので、11月の舞台も違ったお市を見せられたらなと思いました。」

『春の陣』で印象的な場面はありますか

田中さん「殺陣のシーンが凄まじくて。殺陣の上手な方が勢揃いだったので。」

彦摩呂さん「見所はやっぱり、れいなちゃんの歌じゃないですか。物語に出てくるんですが、母の様に、また妻の様に平和を願う思いみたいなのが、時にはそよ風のように、時には情熱的にという、同じテーマ曲を全部違う歌い方で歌い分けて。」

田中さん「最初は全部同じ曲って、どうしようと思って。お客さんに“また出てきたよ…”と思われちゃ駄目だと思って、それぞれ歌に対して歌われる側の人が変わってきてたので、同じ歌でも、最初はオープニングだから盛大に始まるぞ!という気持ちで歌う、次は殿に向けて歌うシーンなら、心から送るつもりで歌ったりとか。エンディングでは、お客さんへの気持ちを込めて歌う等、ちょっと気持ちを変えるだけでも、言葉の発し方が変わってくるんだなというのも、自分でも発見できた瞬間でした。」

鶏冠井さん「登場人物の華やかさ。織田信長は勿論、徳川家康、豊臣秀吉、浅井長政と前回は凄かったので、次回はどうなるのか、凄い楽しみですね。」

田中さんは今回の『冬の陣』では歌唱はあるのでしょうか

田中さん「まだ何も聞いていないんですが、言った者勝ちなので言わせて頂きます。今回は多分、織田家にお市が戻るから、兄上を応援する歌を私は絶対に歌いたいと思います!毎公演生歌です!口パクじゃないです!」

鶏冠井さん「れいなちゃんの歌をバックに僕等が戦うシーンが在ったじゃないですか。あれなんか、こみ上げてくる物がありましたね。」

本作の脚本・演出を務める久保田唱さんも登壇されました。

滅多に人前に立たないという事で緊張されている久保田さんですが、本作の見所を解説してもらいます。
まず、本作最大の特徴であるWサイドストーリーについて。

久保田さん「よく、マルチエンディング制を取っている舞台とか時々あるんですが、普通は最初から最後まで一本の筋で、物語の始まりは同じで最後の結末がちょっと違う、みたいな。Wサイドというのは、始まりと終わりの部分は同じで途中が分岐して、例えば、SIDE織田だったら織田側の視点で見ているその裏側では実は、浅井側ではこんな事が起こっていた…みたいな事が描かれるので、同じシーンが描かれている時に、裏側で起きている事を知る事によってWサイドで2つのサイドに別れているんですけども、2つ目を見た時に“3つ目”を知ったかの様な気持ちになるという。台本も2冊ありまして、皆さん最初に台本を受けとられた時に“どういう事だ?”という顔をされたと思うんですけど、全員が2冊台本を持っていて、此処は緑色の台本が無いと出来ない…というシーンがあったりしましたので、、。」

演者の皆さんは台本2冊を同時に稽古するという事はこれまで経験ありますか

彦摩呂さん「いや~グルメ界では、ダブルバーガーとかパティが2枚入ってるとか、単純に物量を2倍にするとか、ご飯一盛りにハッシュ・ド・ビーフとカレーがかかっている合い盛とかありますけども、舞台の世界のWサイドストーリーは、180ページにも渡る台本が2冊なんですが、久保田さんが言った様に、全然違うストーリーになっているので、二つの目線というよりも、もっと立体的になっているんですよ。ま~~役者は大変でございますがね。」でも凄い醍醐味だよね。未だかつて無い事を前回やって、また今回もという事で、気合入れて係らんとのまれますね。」

鶏冠井さん「単純に2冊有るという事は稽古も倍あって、内容も倍あって、やる事も倍あるんですけど、結果も倍、あるという事で、やりがいは凄く有りましたね。」

そして、本作で新たに登場する出演者も登壇。

上杉謙信役の根本正勝さん、武田勝頼役の友常勇気さん、そして前作より引き続き徳川家康を演じる竹石悟朗さんの3名が登壇。

初めてこの役をオファーされた時はどんな気持ちでしたか

友常さん「凄く歴史ある作品の舞台化で、それに出演出来るという事はとっても光栄だと思います。それと歴史モノという事で漢字とか難しいと思うので、漢字の勉強にもなるなと思いながら…漢字が苦手なもので…がんばっていきます。」

根本さん「実はお芝居を続けさせて頂く中で、上杉謙信という人物を一度は演じてみたいなと本当に思っていまして、そのタイミングが此処で来たという事で、この作品と上杉謙信という人物像に縁を感じていますし、折角、呼んで頂いたからには、自分なりの上杉謙信像を造り出して、お客様に良い物を届けられる様に、精一杯やっていきたいなと思っております。」

竹石さん「徳川家康と言えば、本当に名優といわれる方が演じられたり、僕よりも年上の大先輩や、恰幅が良いようなイメージあるので、僕が家康をやるというのは凄いプレッシャーや不安があったんですけど、多分、ただただ精一杯、戦国時代を生きた結果が徳川家康になれば良いなと思って僕なりの徳川家康を演じられたら良いなと思いました。」

本日登壇されていない3名の新キャストからはビデオメッセージが

武田信玄役の堀川りょうさん、浪役の仙石みなみさん、船役の根岸愛さんからのビデオコメントがスクリーンに流され、御三方はそれぞれ意気込みを述べられました。

浪とはどういった役なのでしょうか

久保田さん「上杉謙信の侍女で、彼の凄く近くで支え彼を愛したと言われている女性の一人で、お船の方と姉妹で姉にあたり、本名は分かっていないんですが、今回は“浪”という名前を付けさせて頂いて、仙石み “なみ” さんが演じるという事で運命を感じました。」

根本さんは今の話を聞いてどう思われましたか

根本さん「凄くタメになりました。仙石さんにはまだお会いした事がないんですけど、映像の最後の方で、上杉家を代表して謙信様を支えたい、という凄い嬉しいお言葉を頂いたんですけど、映像の冒頭で憧れの武将は伊達・織田と話をしていたので、“話が違うな…”ってちょっと思ったんですけど、そこは何とか上杉の魅力を知って貰えるように稽古場から頑張っていきたいなと思いました。」

竹石さんは今回は増えた新キャストと共に徳川軍団として引っ張っていく立場になりますね

竹石さん「前回は最高の相棒2人と3人組で何か漫才グループみたいになっていたんですけど、次は5人に増えるという事でどんな“コント集団”にしようかという使命感と責任感に凄い苛まれる日々なんですが、今回はSIDE織田・徳川という事で、きっと熱いドラマが有ると思うので、徳川家の皆さんもコント集団だけには成らない様、“こんな徳川家もあって良いじゃないか”と思って貰えるような、そんな徳川家に出来たらと思います。」

最後に本作にかける意気込みを出演者を代表し、鶏冠井さん、田中さん、彦摩呂さんにコメントを頂きました

鶏冠井さん「この舞台『信長の野望』というのは、シミュレーションゲームで、もしあの時、歴史がこうだったらという、“もし”を全部体現出来る舞台がこの『信長の野望』だと思っています。これから11月の本番に向けて、沢山のお客様に見て貰えます様に稽古をし、頑張りたいと思います。」

田中さん「私はまた、お市役として出演させて頂けるという事で、お市には殺陣のシーンは無いんですけど、ブロマイドで遊ぼうと思って、武器とか持ったので、ブロマイドを楽しみにして頂きたいんですけど、『信長の野望』の舞台って、楽しかった、ハッピーという気持ちだけでは終わらない内容になっているので、それぞれ受け取り方は違うと思いますが、皆さんに来て良かったと思って貰えるような、舞台にしたいと思っております。そして新曲も楽しみで私はやっぱり歌で気持ちを届けられたらなと思います。」

彦摩呂さん「この作品は演劇のファンの方、ゲームファンの方、そして2.5次元役者のファンの方、れいなちゃんのファンの方、色んな方が劇場に足を運んでくれると思います。そして色とりどりのキャスト、本当にキャストと役柄が“ぴったりピタゴラスや~~!”という位、皆が役にハマって輝いていけると思いますので、是非とも劇場に足を運んで頂きたいと思います。れいなちゃんのお市もそうですが、織田信長を演じる鶏冠井孝介が平成の記憶を持った信長の「えっ!?織田信長やろ!?」と思う瞬間と、「あっ、違う!現代の記憶を持っているんだ」とおもう瞬間を何とも匙加減一つで上手く演じておりますので、是非、役者・鶏冠井孝介も見て頂きたいなと思っております。是非とも楽しみにして頂きたいと思います。そしてセットに階段はあると思いますが、申し訳ございません、私階段を上るという事は一つのスポーツでございまして、準備運動が必要なものですから頑張りたいと思います。11月は更にパワーアップした第二弾、キャスト・スタッフ陣も力を入れて頑張っておりますので、是非見て下さい。」

最後は信長様の出陣じゃ!の号令と共に登壇者全員でおおっ!の掛け声で制作発表会は幕を閉じました。

その後、囲み取材が行われ、第一弾『春の陣』の手応えは?との問いに、

鶏冠井さん「元々の原作ゲームの人気も凄く高いもので、それを舞台化するという期待値は物凄く高かったと思うんですけど、素晴らしいメンバーと演出・脚本・セット、その全てが相まって皆さんに楽しんで頂けたと思います。」と話され、
田中さんは「ゲームが原作という事でゲームを好きな方も足を運んでくれたかなと思いますし、皆さん殺陣が凄いから、殺陣をまた見に行こうって思ってくれた方もいらっしゃるかもしれませんし、私の歌をもう一回聴きたいなと思った方もいらっしゃったかもしれませんし、どんどん口コミとかで広がっていって沢山の方に見て頂けてもしこの第二弾が決まったのなら、もっとより頑張らないとなと思いました。でも歌になると、いきなり緊張が解けるんですよ。台詞を言う時は凄く緊張していて、お市はずっと裾を持っていなければならないんですけど、気づいたらしわくちゃになる位、ギュゥウウッと持っていて、特に長台詞を言う時は痕が付く位。でも、歌になると“はいっ来ました”ってなれるので、歌が欲しいかなと思ってます。」とコメント。

彦摩呂さんは『春の陣』の際より、実に20kgの減量に成功したと話され、そして『彦摩呂の野望』は?と問われると、“彦摩呂の脂肪”に変えてください。と賑やかなコメントをされました。

総出演者数39名という大カンパニーが贈る『冬の陣』。
さあ皆さんも是非、劇場へ“出陣準備”を。

【舞台「『信長の野望・大志-冬の陣-』王道執行~騎虎の白塩編~」公演概要】

公式ホームページはこちら

<公演期間>
2018年11月8日(木)~11月12日(月)

<会場>
シアター1010

<公演時間>
未定

<料金>
◆プレミアム席:1階席1~9列(スペシャル・ヴィジュアルブック付き)
■パンフレット付きプレミアム席:12,800円
■プレミアム席:10,800円
■11月8日一日通し券(非売品ポストカードA付き):21,600円
■11月9日一日通し券(非売品ポストカードB付き):21,600円

◆S席:1階席10~20列・2階席1列
■パンフレット付きS席:9,800円
■S席:7,800円
■11月8日一日通し券(非売品ポストカードA付き:15,600円
■11月9日一日通し券(非売品ポストカードB付き:15,600円

◆A席:2階席2~4列
■A席:6,800円

※未就学児入場不可
※スペシャル・ヴィジュアルブックは<SIDE織田・徳川><SIDE武田・上杉>の2種類となります。それぞれご来場のSIDEのものをお渡しします。
※パンフレットはグッズコーナーで販売されるパンフレット(2500円)と同じものになります。
※一日通し券は、昼、夜共同じ席になります。(GAMECITY、キャスト、CN先行のみ販売)

<出演者>
『織田家』
織田信長:鶏冠井孝介
お市:田中れいな
羽柴秀吉:後藤健流
ねね:大鳥れい
前田利家:八巻貴紀
竹中半兵衛:黒貴
柴田勝家:鵜飼主水
佐久間信盛:岡田隆之介
丹羽長秀:中村ヒロユキ
森長可:竹内寿
前野長康:矢野たけし
茶々:橋本瑠果

『徳川家』
徳川家康:竹石悟朗
井伊直虎:緒月遠麻
酒井忠次:大海将一郎
石川数正:石渡真修
本多忠勝:川上将太
榊原康政:霜月紫
瞼(まぶた):香音有希

『武田家』
武田勝頼:友常勇気
おりゑの方:小嶋菜月
真田昌幸:菊田大輔
真田信綱:山本誠大
山県昌景:神坐慶
穴山信君:辻畑利紀
源兵衛:千葉瑞己
武田信玄:堀川りょう

『上杉家』
上杉謙信:根本正勝
浪(なみ):仙石みなみ
樋口(直江)兼続:宮澤佑
直江信綱:高崎俊吾
船(せん):根岸愛

『その他の勢力』
足利義昭:加藤凛太郎
本願寺顕如:吉田宗洋
今井宗久:彦摩呂
お橋:笹木香利
お焦:荒澤守

<STAFF>
原作:コーエーテクモゲームス
企画:SANETTY Produce
脚本・演出:久保田唱(企画演劇集団ボクラ団義)
プロデューサー:東川真之 (SANETTY Produce)、中野則俊、佐藤崇行、紀嘉久(日活)、竹澤寿之(キョードーファクトリー)
製作:舞台「信長の野望・大志」製作委員会(SANETTY Produce 日活 キョードーファクトリー)
主催:舞台「信長の野望・大志」製作委員会、足立区シアター1010指定管理者

©コーエーテクモゲームスAll rights reserved.

 - Stage ,