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舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★東京公演スタート!

1978年より、白泉社発刊の「花とゆめ」に連載されている漫画家、魔夜峰夫によるギャグ漫画、「パタリロ!」。

1982年4月からはフジテレビ系列にてテレビアニメが放送され、翌1983年7月には東映配給による劇場版アニメ、「パタリロ!スターダスト計画」が公開されました。

2016年12月には、満を持しての舞台化が発表され、主演のパタリロ役を俳優の加藤諒が演じると話題になり、その余りにも高いビジュアル再現度と加藤諒を始めとする、カンパニーの怪演とも言えるすさまじい演技で話題沸騰したのも記憶に新しい所です。

あれから一年数ヶ月、東京都品川区の天王洲 銀河劇場から、待望の第二作、『舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★』が開幕します。

初回公演に先駆け行われた、初日会見と公開ゲネプロの模様をお伝えします。

初日会見の模様

初日会見に登壇されたのは、パタリロ役の加藤諒さん、マライヒ役の佐奈宏紀さん、バンコラン役の青木玄徳さん、演出家の小林顕作さん、脚本家の池田テツヒロさん、そして、「パタリロ!」の原作者、漫画家の魔夜峰央先生の6名。

出演者挨拶として、加藤さんは「遂に公演初日が来まして、本当にドキドキしています。今回は、前作よりもストーリーが動いていて、原作のパタリロの中でも凄く人気のあるエピソードが入っているので、そういう所を大事に演じられる様に頑張りたいと思います。」と話し、青木さんは「二作目という事で、すこしのプレッシャーは有ったのですが、稽古場で何時もの面子と、さらに増えたスタッフさんや、キャストの皆さんと力を合わせ一丸となって、今日まで頑張って面白い物を作ったと僕は思っているので、後はお客さんにどう受け入れて貰えるかな、という思いで一杯です。本番頑張りますので是非よろしくお願いします。」とのお答え。

佐奈さんは「前回の舞台が終わってから、今日まで約一年位だったんですけど、この舞台の為に美を磨き続けて来ましたので、その“美”を皆様に御披露できるように、そして今回、色々ストーリーが大きく動くんですけど、そんなの関係ないという感じで、ただただ僕はバンコランの為だけに生きようと思って今回は臨みます。よろしくお願い致します。」との事。

池田さんからは「前回今回含めまして、魔夜先生の原作そのままでございます。原作をそのままやれば、確実に面白くなる作品でございました。しかも、今回は泣けるお話となっております。原作を知らない方でも楽しめる内容となっていますので、是非足を運んでください。お待ち申し上げます。」と挨拶され、小林さん「僕は脚本のままに演出をつけて、前回とほぼ同じ座組なので、仲間も増えてパワーアップして、より楽しい物を作りました。とてもお面白いモノになっているので、ご期待下さい。」と話されました。

そして魔夜先生からは「前回の舞台は兎に角、滅茶苦茶面白かったですから、今回はそれを上回る事とは間違いないと思っています。これだけの役者とこれだけの監督が居て、劇場も良いし、これで面白くならない訳が無い。原作はそこそこですけども、皆、頑張ってやってくれると思うのでよろしくお願いします。」との御言葉を頂きました。

質疑応答にて魔夜先生に、自身の代表作である、「パタリロ!」のパタリロ・バンコラン・マライヒの大事な3役を三人の芝居を見てどんな感想があるか?という問いに「舞台にしろ、映画にしろ、他のあらゆる表現方法の中で、パタリロが実写化と言いますか、生きている人間が出来るとそもそも、思ってませんでしたから、お話を聞いた時にビックリしましたよ。バンコランとマライヒは綺麗でかっこよくて愛がいっぱいだったら出来るのかなと思ったんですけども、パタリロは無理だろうと。でも、加藤諒君を見て、“あっ、居た”と思いました。生きている人間でこれが出来るのは諒君位だろうなと。あとバンコランのかっこいい所ね。男の私でもちょっと“フラッと”行きそうな感じです。マライヒは綺麗だしね~~。その内、何かしようね♪この3人は本当にはまり役です。諒君に関して言えば、大袈裟かどうか分かりませんが、“フーテンの寅さん”は、渥美清さん以外に出来なかった様に、パタリロは諒君にしか出来ないと思ってます。この三人が居れば、何でも出来るでしょう。今回物凄くストーリーが広がって、一瞬、纏まるのかなと思ったんですけども、そこは流石に小林監督、上手く纏めてくれました。勿論、池田さんの脚本も良かったし、兎に角私自身、一人の観客として大変楽しみにしております。」と回答。

逆に演者3名への質問で、魔夜先生に貰ったアドバイス等は?との問いに加藤さんは「印象的だったのは、全力の内の6割でやって下さいというのが凄く印象に残っています。また、魔夜先生が初演の稽古場に来て下さった時に、パタリロというキャラクターを、自分に寄せてやっちゃえばいいという事を凄い言って下さって、それは自分の中でも覚えている言葉です。」と答え、青木さんは「僕も6割という数字を聞いた時に、一番、的確な数字なんじゃないかなと思ったので、そこを柱に。」と答え、佐奈さんは「初演の時、マライヒをやるってなった時に、完全にビジュアルは女性なんですけど、やっぱりどうしても“男の子”っていうのを悩んでいた時期がありまして、それを魔夜先生に相談したら、“完全に女のつもりでやっちゃいな”と言って頂いて、それは僕の中で一つ、肩の荷が下りたというか。複雑な事を考えず、ただ、僕が女の子になれば良いというのを頂いたので、すごい助かりました。」と先生からの助言を告白しました。

実写映画化の発表も

質疑応答終了後、舞台下手袖より、パタリロの部下達であるタマネギ部隊が登場し、舞台上方より薬玉が降りてくると、小林が重大発表があると話し、加藤さんへ薬玉を割れとのお達しが。

そして加藤さんが薬玉の紐を引っ張ると、中から出てきた垂れ幕には「祝「パタリロ!」映画化決定!」の文字が。

小林さんからの補足でこの映画「パタリロ!」は、2.5次元ミュージカル舞台の「パタリロ!」をそのまま実写映画にしたという企画で、パタリロ・バンコラン・マライヒの3名は勿論、タマネギ部隊や魔夜メンズ(映画では別称)たちキャストはほぼ一緒で、これに加え、豪華な出演者達で作った映画です。

2018年の秋に公開となる本作に加藤さんは「撮影自体はもう終わっていて、これからまだやる作業が残ってはいますが、舞台パタリロらしさが出て来ると思うので、皆さんお楽しみに待っていて下さい。」との事。

魔夜先生からは「監督からちょこちょこ話しは伺っているんですけど、内容については全く分かりませんし、どの様な映画になるのか見当もつきません。完成図は監督の頭の中にしかないモノだと思うので、仕上がりを私自身楽しみにしています。」と期待されていました。

ゲネプロの模様

前回より大幅にグレードアップした舞台セットで繰り広げられる約1時間45分の舞台はあっという間を通り越してもはや、“超音速”の領域。

主演の加藤諒が魅せる怪演奇演、洪水の如く押し寄せる数々の笑いのシーン、思わずニヤリとする楽曲達と演出、そして終盤に明かされる意外な真実。

見ようか見まいか僅かでも迷っているなら、是非劇場へ。

【公演概要】

公式ホームページはこちら

<公演期間>
東京公演:2018年3月15日(木)~3月25日(日)
大阪公演:2018年3月30日(金)~4月1日(日)

<会場>
東京:天王洲 銀河劇場
大阪:森之宮ピロティホール

<公演時間>
約1時間45分(途中休憩無し)

<料金>
指定席:7,800円(前売・当日共/全席指定/税込)
立見券:6,800円(前売・当日共/税込)

※指定された立見位置以外への移動不可・折りたたみ椅子の持ち込み不可

<出演者>
パタリロ・ド・マリネール8世:加藤諒
マライヒ:佐奈宏紀
ビョルン&アンドレセン:小林亮太

『タマネギ部隊』
細貝圭
金井成大
石田隼
吉本恒生
蒼木陣

『魔夜メンズ』
佐藤銀平
吉川純広
富岡晃一郎
三上陽永
柴一平
香取直登

※魔夜メンズとは?
魔夜峰央の世界観全てを表現することが出来るスペシャリストに与えられた称号。別名、スペシャルエキストラ。

掛川僚太
大澤信児
ロビー少尉:三津谷亮
ジャック・バルバロッサ・バンコラン:青木玄徳

『声の出演』
大塚明夫
三田村賢二
大堀こういち
池田鉄洋

<STAFF>
原作:「パタリロ!」魔夜峰央
脚本:池田テツヒロ
演出:小林顕作
作詞・作曲:小林顕作
作編曲:遠藤ナオキ、ha-j、和田俊輔
振付:平原慎太郎、足立夏海
美術:片平圭衣子
照明:坂本明浩
音響:原嶋紘平
衣裳:前岡直子
ヘアメイク:糸川智文
小道具:清水克晋
映像:ワタナベカズキ+CO2
機材協力:AVC株式会社映像センター
映像協力:大村清隆
電飾:小田桐秀一
稽古ピアノ:詩菜
殺陣指導:森貞文則
演出助手:友佳
舞台監督:筒井昭善
宣伝美術:岡垣吏紗
宣伝写真:中村理生
広報宣伝:前田裕子、米田律子
制作:牛山晃一、重田知子、島田琴未
プロダクションスタッフ:堀聖美、犬飼尚子、高橋由美、川上雄一郎
プロデューサー:松本美千穂、高橋典子
ゼネラルプロデューサー:松田誠、北牧裕幸
運営協力:サンライズプロモーション大阪(大阪公演)
協力:一般社団法人 2.5次元ミュージカル協会
企画・製作:ネルケプランニング
主催:ネルケプランニング/キューブ

©魔夜峰央/白泉社

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