世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

News

「池袋ウエストゲートパークSONG&DANCE」開幕!

1998年9月、文藝春秋より発売され、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー作にして一躍その名を世間に広めた、石田衣良作の「池袋ウエストゲートパーク」、通称「I.W.G.P.」。

2000年4月からTBS系で放送された脚本・宮藤官九郎、TOKIOの長瀬智也主演のテレビドラマは社会現象までになり、ONAIR終了から17年経った今なお絶大な人気を博しています。

東京芸術劇場では、「池袋ウエストゲートパーク」を舞台化すべく、2013年度、2015年度の2回にわたり、ワークショップを行ってきました。そして今年、2年の時を経ていよいよ上演。

脚本・作詞に柴幸男(ままごと)、演出に杉原邦生(KUNIO)、振付に北尾亘(Baobab)と、次代のシアターエンターテインメントを担う若手クリエイターが結集。今回の公演では池袋のストリートギャングの闘いを描いた「サンシャイン通り内線(シヴィルウォー)」を題材にしました。主人公のマコト役は朝ドラ「わろてんか」のキース役等で人気急上昇の若手俳優、大野拓朗が務めます。

マコト以外の出演者は過去のワークショップ参加者及び昨年末のオーディションから選ばれました。
G-Boysのキングことタカシ役には、若手舞台俳優人気No1と言っても過言ではなく、最近ではドラマ・映画など精力的に仕事の幅を増やし続けている染谷俊之。レッドエンジェルスのリーダー京一役には、10代・20代の女性たちに支持の高いダンスロックバンド・DISH//の矢部昌暉が務めます。

さらに作品のテーマ曲はあのRADIO FISH「PERFECT HUMAN」の作編曲を手掛けたJUVENILEが作曲を担当する他、日替りダンサーによる迫力のダンスバトル、臨場感満載の対面式のステージ形式等、見所満載の作品となっております。

「池袋ウエストゲートパーク」のおなじみのキャラクターたちの繰り広げるドラマをオリジナル楽曲と群舞に乗せて描きます。
初日の公演に先立ち行われた囲み会見と公開ゲネプロの模様をお届けします。

囲み会見の模様

会見に登壇されたのは、真島マコト役の大野拓朗さん、京一役の矢部昌暉さん(DISH//)、タカシ役の染谷俊之さんの3名。

原作が有名で、ドラマも大ヒットしているが、プレッシャーは?との質問に大野さんは「プレッシャーは無いです。ドラマのイメージが大きいとは思いますが、このミュージカルは別物。ダンスがとにかくかっこいいです。」と答え、染谷さんは「僕はこのあたりで高校生時代遊んでいたので、プレッシャーというよりは楽しみです。」と続き、矢部さんは「ドラマはリアルタイムで観てはいないのですが、もちろん知っていましたし、伝説の物語に出演するのかとプレッシャーを感じています。」と答えました。

お稽古はいかがですか?との質問に染谷さんは「男ばかりで逆に楽しいですよ。」と答え、大野さんは「対面式の劇場なので、迫力があります。」と続きました。

大野さんは朝ドラ「わろてんか」に出演してますが、大阪と東京の行ったり来たりですが、いかがですか?との質問には、大野さん「大変ですが、楽しいです。自分への挑戦でもあるし、いまは成長の時期なのかなって感じています。」と答えました。

今回の魅せ場について問われると大野さんは「僕はとにかく歌が多い。ほかの2人はかっこいいキャラですが僕の役はその中で熱い心だけは負けないと思っています。」と答え、染谷さんは「普段は氷のように冷たい役なのですが、実は優しいシーンがあり、そこが見所です。」、矢部さん「ダンスですかね」と答えました。

大野さんは「ほかの2人はテーマ曲があるのに、僕にはない!」と笑いをさそっていました。

ゲネプロの模様

会場となる東京芸術劇場 シアターウエストの劇場内は通常の客席の正面、ステージ上の後方にも座席を設ける対面型を実施。
今回、報道陣のプレスエリアとして用意されたのがこのステージ上の席で、四方八方から聞こえる台詞、通路を多用する演出。文字通り正面が存在しない舞台です。

また、本編開始15分前より、公募によるストリートダンサー達による、ダンスバトルを開催。キャストからの精鋭陣とのバトルも見逃せません。

うだつの上がらない生活を送りつつも、池袋一のトラブルシューターとして周囲から一目置かれる存在の真島マコト(大野拓朗)。
池袋ウエストゲートパークを牛耳るのは、マコトの親友でありキングとして君臨するタカシ(染谷俊之)率いるG-Boys。

一方で海外帰りのニューギャング、京一(矢部昌暉)が築いたレッドエンジェルスも、その勢力を伸ばしていく。

対抗勢力として次第に抗争が激化するG-Boysとレッドエンジェルス。池袋の未来を危惧しつつも、そんな状況を見て見ぬ振りをしていたマコトだったが、彼の元に現れた「この抗争を終わらせる」と語るビデオジャーナリストに煽られ、抗争を止めるべく動き出した。
しかしその矢先に、とうとう犠牲者が出てしまう。ヤクザをも巻き込んだ抗争は両チームの全面戦争、ついにはタカシと京一の一騎打ちへと発展する。

最悪の事態に陥ったこの状況をマコトはいかにして乗り切るのか?そして抗争の果てに訪れる池袋ウエストゲートパークの未来とは?

【公演概要】

公式ページはこちら

<公演期間>
東京公演:2017年12月23日(土・祝)~2018年01月14日(日)
兵庫公演:2018年1月19日(金)~1月21日(日)

<会場>
東京:東京芸術劇場 シアターウエスト
兵庫:兵庫県立芸術文化センター 中ホール

<公演時間>
約2時間(途中休憩無し)開演15分前よりストリートダンスバトル有り。

<料金>
東京公演:(全席指定・税込)プレミアムシート8,500円(全席完売)/一般7,500円/25歳以下5,000円/高校生以下1,000円

※未就学児はご入場いただけません。
※プレミアムシートをご購入の方限定で、特製クリアファイルを差し上げます。
※25歳以下、高校生以下チケットは劇場ボックスオフィスにて前売のみ取扱い。(枚数限定、要証明書)
※障害をお持ちの方:割引料金にてご観劇いただけます。詳しくは、劇場ボックスオフィスまで。(要事前申込)
※客席は舞台を挟んだ対面式となります。座席は一部ステージ上に設置されます。

兵庫公演:(全席指定・税込)プレミアムステージシート8,500円/一般8,500円

※プレミアムステージシートはステージ上に設置される、より臨場感を味わえるお席です。
(お席の形状は背面の無いベンチシートです)

<出演者>
真島 誠:大野拓朗
尾崎京一:矢部昌暉(DISH//)
マサ:塩田康平
ヒロト/カニザワ:海老澤健次
磯貝/ヒロミ:大音智海
サル:尾関 陸
サトウ/マカオ:加藤真央
ノジマ/トリオ:小島ことり
マサオカ/セイヤ:笹岡征矢
タケハシ/ショウイチ:高橋駿一
峰岸 茂/ダイキチ:富田大樹
ホリカワ/ユウジ:細川 優
ミツヤ/リュウ:三井理陽
峰岸 薫:伊東佑華(Wキャスト)
峰岸 薫:徳永純子(Wキャスト)
横山礼一郎:田中佑弥
安藤 崇:染谷俊之

<DANCER>

東京公演ストリートダンサー
ATO
荒川太一
Angelo
柏崎隼風
加藤玲大
兼田誠人
黒川航哉
KOHEY
小山銀次郎
SHIMa
Shuntaro
JIN
鈴木美乃里
tomoya
服部佑介
樋口 凌
hiroki
古屋 空
Protecter
babe
Ryo-ma

兵庫公演ストリートダンサー
小山銀次郎
井口貴文(TAKA)
井上将太
上野卓哉(TAKUYA)
梅本隆生(Ryu-ki)
大田 英(Suguru)
岡 諒祐(Ryosk)
Kaito
Shino
小林 樹(Tatsuki)
戸嶋雄二(YUJI)
東川千翔也(Chikaya)
Ryo

<STAFF>
原作:石田衣良(「池袋ウエストゲートパーク」文集文庫刊)
脚本・作詞:柴 幸男
演出・美術:杉原邦生
振付:北尾 亘
テーマ曲作曲:JUVENILE
音楽:ホリプロ音楽制作部
照明:新島啓介
音響:末廣友紀
映像:神之門隆広
音楽監督補・歌唱指導:結城安浩
音楽監督補:斉藤優輝
衣裳:坂東智代
ヘアメイク:松田 凌
演出助手:矢本翼子
舞台監督:広瀬泰久
宣伝美術:成川 研
宣伝写真:撫井健一
宣伝衣裳:坂東智代
宣伝ヘアメイク:松田 凌
企画制作:東京芸術劇場・ホリプロ

*東京公演
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)ホリプロ

 - Stage ,