「マグマ・サンクタムツアー」を楽しむ
東京ディズニーシーの人気アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」が定期点検を行っている期間中、アトラクションのキャストさん「ネモクルー」による、アトラクション待ち列のガイドツアーが行われています。
その名も「マグマ・サンクタムツアー」。
「センター・オブ・ジ・アース」の地上階部分、地底に向かうエレベーター「テラベーター」に乗る前までの区域が「マグマ・サンクタム」と呼ばれており、地底にまつわる様々な研究資料が展示されています。
今回は、「マグマ・サンクタム」めぐる期間限定の「マグマ・サンクタムツアー」をご紹介します。
ツアーはアトラクションの入口からスタート。
ネモ船長の紹介や、ミステリアス・アイランドでの挨拶「モビリス」「モビリ」などを習うと、いよいよアトラクション待ち列に突入です。
ネモ船長は「ドリリングマシーン」を使って火山を掘っていきました。するとこの洞窟にぶつかりました。
火山から飛び出す「ドリリングマシーン」
洞窟内はダクトパイプが張り巡らされており、洞窟の奥でも新鮮な空気を吸うことが出来ます。
進んでいくと最初に見えるのが「溶岩の洞窟」。
プロメテウス火山が活火山であることを示しています。
この様子はショーなどでプロメテウス火山が噴火していることからも分かりますね。
続いて見えてくるのが「生物研究室」。
アトラクションに登場するものがここには全て研究資料として保管されています。
地底走行車に乗って最初に見えてくる「水晶の洞窟」。
水晶の大きさや形によって奏でる音色が異なることに気付いたネモ船長は、水晶を使ったオーケストラを作りたいと考えているそうです。
続いて地底世界に広がるのは「発光虫の洞窟」。
そして「巨大キノコの森」。
人間の大きさより遥かに大きいキノコは、湖の成分に何らかの原因があると考えられています。
生物がいたことを示す資料も。淡水湖付近でネモ船長が発見した卵の欠片が保管されています。
地底走行車に乗って探検を続ければ、地底生物に遭遇できるかもしれませんね。
アトラクション待ち列には細かな仕掛けも。
水飲み場の半分は溶岩で潰されてしまっています。しかし、右側からはしっかり”プロメテウス火山の綺麗なお水”が出てきます。長い待ち時間の休息にはもってこいですね。
こちらの「ガラスケース」は地底から持ち帰った虫が地上の気圧の影響を受けないように管理されています。
手袋を利用することでガラスケース内の作業をすることが出来ます。
いよいよ「ネモ船長の作業場」にやって来ました。
ミステリアス・アイランドで葉巻を吸う人はただ一人、ネモ船長。
つい先程までネモ船長がここで一服していたようです。
「センター・オブ・ジ・アース」で地底の世界、「海底2万マイル」で海の世界を冒険したネモ船長は、空の世界への冒険を計画中。
この飛行船はまだ模型の段階ですが、気が早いネモ船長は既に発着場を準備しています。
ミステリアス・アイランドにある大きなNのマーク、これは鳥の飛行船のために作られたものです。
そして「テラベーター」へと到着。
「テラベーター」とは「テラ」(ラテン語で「地面」)と「エレベーター」を合わせた造語。
「マグマサンクタム」から440ファゾム(約880m)地底にある「ベースステーション」までを結ぶエレベーターとなっています。
最後に、普段は入ることの出来ない「ネモ船長の書斎」へ。
ネモ船長はここで地底の正確な地図を作成しています。
実はネモ船長はもう一つ書斎を持っており、それは潜水艦ノーチラス号からカルデラ湖へと進む道にあるとの噂が。
30分弱のツアーでしたが、ネモ船長の研究の一端を知ることで、これからアトラクションに乗る際の楽しみが倍増するツアーとなっており、パークに隠された秘密を学ぶ事が出来ます。
【マグマ・サンクタムツアー概要】
「センター・オブ・ジ・アース」定期点検中に準備が出来た場合のみ開催。
12時~18時に開催される場合が多い。