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『東京2020マスコットデビューイベント』開催!

2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会のマスコットを選出する為、2017年12月~2018年2月、全国の小学校、特別支援学校、海外の日本人学校等で小学生による投票総数205,755票に上る投票の結果、2月28日(水)の結果発表にて3つの候補案の中から決定した、109,041票を獲得した候補「ア」案。

 

福岡県出身のフリー・イラストレーター、谷口亮さん作の市松模様をモチーフとし、近未来的な世界観、また、桜の花をイメージした、東京2020オリンピックマスコット、東京2020パラリンピックマスコットが東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式マスコットキャラクターに選ばれました。

その結果発表から約5ヶ月、2018年7月22日(日)、東京都千代田区の東京ミッドタウン日比谷にて、東京2020 組織委員会は、東京都と共催で、東京2020 マスコットデビューイベントを開催しました。その模様をお伝えします。

東京2020マスコットデビューイベントの模様

最高気温が35度を優に超える、猛烈な好天に恵まれた日比谷の空。
会場となった東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場には、特設ステージが設けられ、会場後方及びサイドに設置されたプレスエリアに詰め掛けたメディアの数は、70社以上150名を超えるという大規模ぶり。その中の実に20社約30人が海外からの取材メディアという数字が世界からの関心度の高さを伺わせます。

そして会場内座席の前方列には、千代田区立千代田小学校の児童を始めとする子供達約100名が招待され、マスコットの登場を待ちわびています。

定刻になると、MCの開会の挨拶に続いて、オリンピアンとして、リオデジャネイロ2016大会で男子400m個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸大也さん、パラリンピアンとして、同じくリオデジャネイロ2016大会でパラカヌーにて8位入賞を果たした、瀬立モニカさんが登壇。MCからの質問とトークセッションを行います。

Q:オリンピック・パラリンピックというのは、やはり普段の国際試合と違うか?

瀬戸さん「4年に一度だけあって、世界選手権よりも盛り上がりますし、会場もお客さんでいっぱいで、大会自体も人がわんさか居るような試合で滅茶苦茶特別な大会です。」

瀬立さん「他の色んな競技の選手達が一同に集まって、規模もさることながら、観客の皆さんも凄く沢山居て、日本からパラカヌーは一人しか出場しなかったんですが、本当に沢山の応援があって凄く気持ちが強くなりました。」

Q:期間中にマスコットと触れ合ったり、特別な思い出は?

瀬戸さん「リオデジャネイロオリンピックの表彰式の時、マスコットの縫いぐるみを貰えるのかなと思ったんですけど、リオの時は貰えなくて。なので今回の東京2020では、表彰式でマスコットの縫いぐるみを貰いたいなって思っています。」

瀬立さん「私は選手村の食堂で食事を取りに行こうとしたら、マスコットの「トム」君がいて、“一緒に写真を撮れよ撮れよ!”みたいな感じで、一緒に写真を撮ってもらった思い出があります。大会期間中はそんなレアなものだと思っていなかったんですけど、後から写真を見返すと、あっ、ラッキーだったなと思います。」

お二人からのエピソードが語り終えられると、会場上手のモニターに約180秒間の東京2020マスコットの誕生アニメーションが映し出されます。

そして映像が終了すると、音楽と共にステージのバックパネルが左右に開き、盛大に噴射されたジェットスモークの中から遂に東京2020オリンピック・パラリンピックマスコットが千代田区立千代田小学校4年生の児童6名と共に登場。ライブマスコットとしては、本邦初公開となる2人にカメラエリアから万雷のようなシャッター音が浴びせられます。

ライブマスコットを初めて観た瀬戸さんは、「今まではデジタルの世界でしか見れなかったので、今回初めて生で見れてこれからこのマスコット達が競技会場や色んな所に現れてくれると思うと、ドキドキしますね。やっと現実世界に出てくれました。」

瀬立さんは、東京2020パラリンピックマスコットの顔を指して、「顔の部分(デザイン)がどういう風に成っているのか凄く気になっていたんですけど、凄い立体感が溢れていて、いよいよこの現実の世界に飛び出して来てくれたんだという凄く嬉しい気持ちです。」と、対面を喜んでいました。

続いて、いよいよマスコット二人のネーミング発表へ。

森喜朗東京2020組織委員会会長と小池百合子東京都知事が児童やマスコットと握手を交わしながらステージに登壇。

そして、舞台袖から渡されたパネルを森会長と小池知事がひっくり返すと、そこにはオリンピックマスコットは「ミライト(MIRAITOWA)」、パラリンピックマスコットは「ソメイティ(SOMEITY)」の名前が。

ネームパネルがミライトワとソメイティに渡されると、森会長と小池知事から挨拶。

森会長は「暑い中集まって頂き、皆さんありがとうございます。暑いから短くします(笑)。オリンピックは何が行われるか、皆さん知っていますよね?オリンピックで大事な事は、世界が平和でなければいけないんです。世界の平和を皆で大事にしようという事。もう一つは、アスリートだけのオリンピックじゃないんです。瀬戸くんや瀬立さんだけじゃなく、皆が選手なんです。特にマスコットは皆さんのお友達であり、全国の500万人の子供達が選んでくれた御蔭です。そしてこの名前も、皆で付けて皆で選び決定したんです。だからオリンピックは皆の物。いよいよあと2年となりました。成功させようと僕らも頑張りますので、皆さんの御協力を宜しくお願いします。」とコメント。

小池知事は「皆さんおはようございます。さあ、後733日となりました。東京2020オリンピックまでのカウントダウンはドンドンどんどん進んでいく事になります。今日のこのマスコットデビューで、ミライトワ、そしてソメイティの二人の名前が決まりましたね。これから増々皆さんのお友達として、仲間として、リンピック・パラリンピックを盛り上げてくれる、そんな役目を担ってもらいます。でも、その盛り上げるのは皆さんの力ですよ。どうぞ宜しくお願いを申し上げます。ミライトワの名前は、ずっと続く「永遠(とわ)」の意味がかかっていると聞いています。審査員の皆さん凄いですね。そしてソメイティは、桜の品種「ソメイヨシノ」の名前、日本に群生する桜の約8割がソメイヨシノなんですね。そして東京に染井という地名がありますが、そこがかけ合わせの元々の由来になった所とうことで、オリンピック・パラリンピックそれぞれ、日本に、そしてまた東京に相応しい名前が付いてくれたと思っております。これから皆さんと共に盛り上げてまいりましょう。オールジャパンで進めてまいりましょう。どうぞこれからも宜しくお願いを申し上げます。」と述べました。

終わりにアスリート2人から東京2020での目標として瀬戸さんは「リオ・オリンピックでは銅メダルで悔しい思いをしたので、東京オリンピックでは、しっかりと金メダルを目指して頑張りたいなと思います。表彰式ではミライトワのマスコットが欲しいです(笑)」とコメント。

瀬立さんは「今日、マスコットが来て本当に私も凄く力を貰ったので、私も東京2020のパラリンピックのカヌー競技でマスコットを貰える様に、メダル獲得を出来る様にしっかり頑張っていきたいと思います。」とコメントされ、最後にフォトセッションにてイベントは終了しました。

東京2020マスコットハウスオープニングセレモニー

2018年7月22日(日)~9月6日(木)の期間限定で東京ミッドタウン日比谷の1階アトリウムにオープンする、東京2020マスコットハウスのオープニングセレモニーが開催されました。

東京2020マスコットハウスについて

東京2020マスコット公式ライセンス商品の販売

東京2020マスコットのデビューにあわせ、「公式ライセンス商品」第1弾を販売。

ぬいぐるみ各サイズ、ノート、シール等のステーショナリー、キーホルダー、ピンバッジなどの雑貨、キッズTシャツ、キッズキャップといったお子様向けのアイテムを中心としたラインナップを展開します。

東京2020マスコットと記念撮影

会期中の金・土・日の12・14・16・18時(予定)に各回25組限定で東京2020マスコットと記念撮影が出来ます。撮影した写真は特別デザインされたカードにプリントされ持ち帰ることが出来ます。(初日のみ15・17・19時に実施)

また、マスコット不在時もマスコットがデザインされたオリジナルフレームで写真を撮影する事が出来、写真をプリントして提供。
撮影した写真はQRコードで表示され、簡単にお客様の携帯端末に保存する事も出来ます。

東京2020大会、オリンピック追加競技、パラリンピック新競技を写真で体験

東京2020オリンピックの追加競技、東京パラリンピックの新競技、あわせて8種の競技を体験しているかのような写真が撮影できます。

ここからはマスコットハウスオープニングセレモニーの模様をお届けします。

登壇されたのは、デビューイベントに続いて、瀬戸大也さんと瀬立モニカさん、東京2020オリンピックマスコットのミライトワ、東京2020パラリンピックマスコットのソメイティ、そして千代田区立千代田小学校の4年生児童2名。

マスコットハウスの看板の除幕式が登壇者によって行われ、アスリート2人には公式ライセンス商品の縫いぐるみがプレゼントされ、瀬戸さんは「今日こうやってミライトワとソメイティに直に会えて凄くかわいかったですし、プレゼントも頂けたので、僕、子供が生まれたのでベビーベッドの所に飾っておきたいなと思います。」とコメント。

瀬立さんは「実際に縫いぐるみに触ってみたんですけども、凄く触り心地も良くて、目もクリクリしていて凄く可愛くて私も遠征のバッグにつけようかなと思っています。」とコメントされました。

セレモニー終了後に行われた囲み取材では、東京2020オリンピック・パラリンピックまであと2年だが、長い短い、どの様にとらえているか、その2年間で自信がどう時間を使って行きたいか?との問いに、瀬戸さんは「今こうして、オリンピックの2年前に立ってロンドンからリオまでの4年間とリオから東京までの4年間は今の方が凄く早く感じているので、あっという間にオリンピックが来るなというのを感じていますし、自分の中での覚悟も出来ています。これからの2年間は自分の得意な所は延ばしつつ、やっぱり苦手だなという所は、積極的に塗り潰していって東京オリンピックの決勝の舞台に立った時に自信を持ってスタート台に上がれる様にしたいなと考えています。僕自身、ストイックな方ではないので、トレーニング自体を見直すではないですけど、トレーニングに向かう姿勢というのをもっと積極的にやれる事をしっかりと野っていきたいと思います。」とコメント。

瀬立さんは「もう残り2年という事で、リオに参加した時の2年前から今思い返してみると、本当にあっという間だったので、またカヌー競技は来年の世界選手権からもう、枠取りが始まってくるので、本当に2020東京大会まではあっという間になるなと思っています。2年間は本当にカヌーだけを考えてカヌー中心の生活ですべてをカヌーに下げるつもりでもちろんこれからの日々を過して行きたいと思っていますし、勿論苦手な部分だったりとか、得意な部分を延ばして自分の強みというのをドンドン前に出していけたらと思っています。」とお二方は話されました。

東京2020マスコット水上パレード

オープニングセレモニー終了後、ミライトワとソメイティの2人は特技で隅田川水上へ“瞬間移動”し、空手選手の清水希容さん、リオデジャネイロ2016 大会で男子4×100mリレー(T42-47))で銅メダル、男子走り幅跳び(T47)で12位になられたパラ陸上競技の芦田創さんと、東京2020マスコットが水上バスに乗船し隅田川をパレードする、東京2020マスコット水上パレードが行われました。

浅草二天門前発着場をスタートし、選出村予定地、レインボーブリッジ等を通り、ゴールはお台場海浜公園。

下船後に行われた囲み取材では、アスリートの二人も大変楽しまれたようでした。

ミライトワとソメイティのこれからの活躍に期待したいですね。

東京2020オリンピック・パラリンピックマスコットについて

大会史上初、小学生の投票によって生まれた東京2020マスコット。
子どもたちのワクワクをエネルギーにして誕生しました。デジタルの世界に住んでいて、インターネットを使って、デジタル世界と現実の世界を自由に行き来します。

東京2020オリンピックマスコット「ミライトワ」

東京2020オリンピックマスコット「ミライトワ」

大会エンブレムと同じ藍色の市松模様を頭部とボディにあしらっています。
コンセプトは温故知新。温故知新とは日本の伝統的なことわざで、昔のことをよく学び、そこから新しい知識や道理を得ることを言います。そのコンセプト通り、伝統を重んじる古風な面と最先端の情報に精通する鋭い面をあわせ持っています。正義感が強く、運動神経もバツグン。特技はどんな場所にも瞬間移動できることです。

名前の由来

ミライトワという名前は、「未来」と「永遠(とわ)」というふたつの言葉を結びつけて生まれました。名前に込められたのは、素晴らしい未来を永遠にという願い。東京2020大会を通じて、世界の人々の心に、希望に満ちた未来をいつまでも輝かせます。

東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」

東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」

桜の触角と超能力を持つクールなキャラクター。顔の両サイドにある桜の触角でテレパシーを送受信しています。また、市松模様のマントで空を飛ぶことができます。普段は物静かですが、いざとなると誰よりもパワフル。超人的パワーを発揮するパラリンピックアスリートを体現する存在です。凛とした内面の強さと自然を愛する優しさをあわせ持っています。超能力を使って石や風と話したり、見るだけで物を動かすこともできます。

名前の由来

ソメイティという名前は、桜を代表する「ソメイヨシノ」と非常に力強いという意味の「so mighty」から生まれました。桜の触角を持ち、驚きの強さを見せるソメイティ。東京2020大会を通じて、桜を愛でる日本の心とパラリンピックアスリートの素晴らしさを印象づけます。

東京2020公式ホームページはこちら

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