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『Disney ヴィランズ 魅惑の言葉』を読む

主婦の友社により発売された『Disney ヴィランズ 魅惑の言葉』をご紹介。

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「優れたドラマには必ず、拮抗する善と悪とが存在するのです」—ウォルト・ディズニー

普段、あまり日の当たらない“ヴィランズ”を取り上げた本書は、ウォルト・ディズニーのこの言葉で始まる。
ヴィランズ(villans)とはその名の通り「悪役たち」。よって、表立って取り上げられることが少ないのは当然のことだ。
しかしどんなキャラクターにもこだわり抜くディズニーアニメーションの中には、魅力的な“悪”が沢山登場する。
美を追求する者、栄誉を求める者…彼ら・彼女らの叫びは誰にでも心当たりがあり、一度は心の奥底に抱いたことのある思いなのではないだろうか。

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本書は丸々一冊“悪”を取り上げ、心に刺さるセリフを劇中のイラストと共に紹介している。
合間合間には簡単な作品解説もあるため、見たことある映画であればそのシーンを思い出しながら、未見の作品であっても状況を想像しやすく、どんな方でも楽しめる作りとなっている。

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取り上げられているヴィランズは幅広く、近年グッズも多い「眠れる森の美女」のマレフィセントや「リトルマーメイド」のアースラなどの人気のヴィランズから、普段はあまり取り上げられることのない「ピノキオ」のオネスト・ジョンや「美女と野獣」のガストンまで、様々なキャラクターの言葉に触れることができる。

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本文中にも度々シェイクスピアの言葉が挟まれているが、何百年も昔から人間にとって普遍的なテーマである「悪」。
本書に登場するキャラクターに限っても、1937年公開「白雪姫」の王妃/魔女から、2010年公開「塔の上のラプンツェル」のゴーテルまで、実に半世紀以上もの隔たりがある。

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「眠れる森の美女」のヴィランズであるマレフィセントを主人公とした映画「マレフィセント」の公開も夏に迫り、ヴィランズへの注目度がますます上がっている今、ヴィランズたちを対象に自分を振り返ってみてはいかがだろうか。
彼らのセリフを読み解くことで、困難への立ち向かい方、新たな道の切り開き方、敵を回避する方法が見え、人生の困難を乗り越えるヒントが見つかるかも?

これまでとはヴィランズの見方が変わってくるかもしれない、そんな一冊である。

<本書に登場するディズニーヴィランズ>

フック船長 『ピーターパン』
ハートの女王 『不思議の国のアリス』
スカー 『ライオン・キング』
ジャファー 『アラジン』
継母 『シンデレラ』
アースラ 『リトル・マーメイド』
女王/魔女 『白雪姫』
マレフィセント 『眠れる森の美女』
クルエラ・ド・ヴィル 『101匹ワンちゃん』
ガストン 『美女と野獣』
マザー・ゴーテル 『塔の上のラプンツェル』

【Disney ヴィランズ 魅惑の言葉】

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<書名>
Disney ヴィランズ 魅惑の言葉

<出版社>
主婦の友社編

<価格>
2500円(税別)

<発売>
2014/4/25

<ISBNコード>
ISBN-10: 4072957224
ISBN-13: 978-4072957226

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協力:主婦の友社

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