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マッスルミュージカル2018 ~milacle comic!~ いよいよ開催!

2001年にその産声を上げ、2004年には横浜に専用劇場を開設、2006年にはラスベガスへ進出し、日本のオリジナルミュージカルとしては史上初、『リビエラ・ホテル&カジノ』で59公演を開催し、2011年惜しまれつつも終演を向かえたマッスルミュージカルが7年ぶりに復活。

日本が世界に誇る“漫画”と“マッスルミュージカル”が融合した老若男女問わず、誰もが楽しめる新しいエンターテインメント、「マッスルミュージカル2018」として、東京都中野区の、なかのZERO大ホールにて1日限りの公演が行わました。

初回公演に先駆けたゲネプロを取材する事が出来ましたので、お伝えします。

オープニングは倒立する木々が生い茂る中、悪党と戦う男性の姿が。
主人公は漫画家志望の女の子、いちか。
小さい頃から友達が少なく、漫画を描くことだけが心の支えだった彼女。

「いつか漫画家として成功したい」と出版社に長年、漫画を持ち込み続けるが、編集者からダメ出しされる日々。

自分の才能に限界を感じ、諦めかけていた…。
意気消沈した彼女が自宅に戻ると、「お久し振りです。お待ちしておりました」と、そこには「勇者」と名乗る冒頭で戦っていた男性の姿が。
突然の事に驚いたいちかに、勇者はいちかが持っていた漫画の原稿を見て、「よかった、ちゃんと漫画家に成れたんですね」と言葉をかけます。しかし、いちかは「在り来たりの内容で漫画家になれる訳ないじゃないですか。これが私の限界なんです。」とばっさり。

すると勇者は、「限界を決めるな」と一言、言葉を放つと、いちかに魔法のようなものをかけます。すると……。
思うがまま書いてみなさいという勇者に背中を押され、いちかが最初に書いたのは、「忍者ムラサメくん」

新体操、アクロバットが織り成すに悪の手から国を守る忍者達の活躍は必見。
気づけば、凄い忍者漫画を書き上げたいちか。忍者からも凄いと太鼓判を押され、あなたはもっと“描ける”筈とさらに背中を押されます。

でも、ときめくような凄い漫画は私には…と尻込みするいちかに、またも“魔法”をかける勇者。
次の漫画は「究極のグルメを求めて」。

現在9連覇中、“後一つ勝てば10連勝で殿堂入りする洋の鉄人に一度も勝てていない和の鉄人が殿堂入りを食い止める為、最後の挑戦をする。
バトントワリングやアクロバットで魅せる両者。その結果は……。

3つ目の漫画は「友のチカラ」

トミタユウキとタジマチカラの空手選手権の1.2位を争った仲が、挫折を乗り越える様を、ボディバランスで表現。
シンプルながらもコレ以上無い程、ダイレクトに人間の身体能力が垣間見えます。

その直後に現れる4つ目の漫画は、「相撲道」。

筋肉大学相撲部にも負けられない男達の戦いが…と思っていると、舞台上手からまわしを付けた安藤なつさんが。
あの有名曲が流れる中、横綱力士も真っ青のド迫力演技に大ホールは縦揺れしそうです。

そして、いちかが一番自信がないと語る「ミラクルガール・デビュー」。
夢を叶える女性のお話、正にいちかさん自身の事じゃないですか。と話す勇者。

「私の夢は人前に出て輝く事」そう書かれた漫画冒頭を表現するように、ロックダンス、そして一輪車による見惚れる程のハイパフォーマンスが目の前で繰り広げられます。

そしていつしか自信を取り戻したいちか。ミラクルガールとは、正にいちか自身の事だと彼女は気づいたのでした。

15分間の休憩の後、再び幕が上がると、大人数による迫力のボディスラップが。
肌を打つ強さ、足踏みの強さで、楽器と化した男達のサウンドは必聴です。

もうすっかり元気を取り戻したいちか。出版社の編集者にも「凄いじゃん!もっと原稿持ってきて!」と先日の冷たさは何処へやらの好待遇。いちかは「限界を決めるな」といってくれた勇者の御蔭と嬉しさを隠しきれません。そして次の演目は「君と壁ドン」。

実に8つのパターンの壁ドンが次々と披露され、“学園一の美少女まどか”をめぐって熱い壁ドンが繰り広げられます。

思わずいちかも「恋の急降下ドン」を体験して大満足そう。

そして、「接待」、「サラリーマン開放宣言」、ロープアクションと立てづづけに注目の演目が行われます。
気がつくと勇者はどこかに行ってしまった様子。いちかは部屋に届いていたダンボール箱を開封すると、中にはいちかの母からの手紙と荷物が。

その中に、いちかが“宝物”としていたある一冊の書物が。
あの勇者と名乗る人物は何物なのか、「限界を決めるな」という言葉の真意は?

ココから先は劇場で直に、このmiracle comicの結末を確かめて下さい。

【公演概要】

公式ページはこちら

<公演日時>
2018年2月18日(日)昼公演12:30開場/13:00開演 夜公演16:30開場/17:00開演

<会場>
なかのZERO 大ホール

<公演時間>
約2時間(15分間の途中休憩を含む)

<料金>
全席指定・税込
SS席:¥8,000
S席:¥6,500
A席:¥5,500

※未就学児童(小学生未満)に限り保護者の膝の上1名まで無料。

<出演者>
『スペシャルパフォーマー』
いちか:梅田彩佳
勇者:中村誠治郎(Ash)

『ゲストパフォーマー』
安藤なつ(メイプル超合金)

粕谷聡子

GUU

国士舘大学男子新体操部

後藤楓

高田紋吉

竹内大気

田畑潤弥

出来田和哉

重住綾

慈五郎

須郷真弥

相撲ダンサーズ:田口巧輝、仙代一貴、小玉雄大、道仙拓真

THOR

原謙司

藤巻立樹

野呂昂大

弓田速未

<STAFF>
演出:白坂英晃(はらぺこペンギン)
構成:落合悠貴(Ring)/玉造紫乃(Ring)
照明:橋本剛(colore)
音響:井川佳代
音楽:タカタタイスケ(PLECTRUM)
美術プロデュース:小美野淳一(アックス)
美術デザイン:水野谷重謙(アックス)
演出助手:関智憲
舞台監督:大地洋一
スチール:小長井ゆう子/杉山大士
ヘアメイク:樋沼やよい
スタイリスト:豊田有希、櫛田絵美
衣裳提供:八重樫伸登
パフォーマンス指導:三井太一
パンフレット制作:原口貴史(礼泉堂)
Special Thanks:国士舘大学新体操部監督・山田小太郎、宇和川隆、戸田佳世子
プロデュース補佐:中村仁美(Ring)/依田龍介(Ring)
プロデュース:川野考弘(Ring)
企画制作:Ring
主催:マッスルミュージカル2018製作委員会

© 2017 Ring.inc

 

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