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舞台『文豪ストレイドッグス』、横浜の地でいよいよ開演!

原作・朝霧カフカ、作画・春河35により、2013年1月からヤングエースにて連載中の「文豪ストレイドッグス」、略称「文スト」。
現代風にキャラクター化した古今東西の文豪達が架空の都市「ヨコハマ」を舞台に異能力アクションバトルを繰り広げる本作は、シリーズのコミックス累計部数が500万部を突破。2014年1月より小説版が、2015年12月からはスピンオフ漫画が連載。

2016年4月~6月、10月~12月にTOKYOMX他にてテレビアニメ全24話が放送され、2017年12月には爽快異能スリングパズルアプリ、「文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬怪奇譚」が配信開始。

更に2018年3月3日から、劇場版アニメ「『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』が上演予定。そして話題に溢れる本作が満を持して2017年12月22日、舞台の地、神奈川県横浜市中区のKAAT神奈川芸術劇場(ホール)にて幕を開けました。

初回の公演に先立ち行われた公開ゲネプロと囲み会見の模様をお伝えします。

公開ゲネプロの模様

孤児院を追い出され、ヨコハマを放浪する少年·中島敦は、鶴見川で入水していた太宰治を助ける。
それをきっかけに、敦は太宰が所属する探偵集団·武装探偵社が追う「人食い虎」の捜索を手伝うことになる。

太宰と共に虎の出現を倉庫で待つ敦に対して、太宰は敦こそが虎の正体だと告げる。
実は敦は無意識のうちに異能「月下獣」で虎に変身して徘徊しており、それゆえに孤児院を追い出されていた。
敦は自分の能力を制御出来ず、太宰に襲いかかるが、太宰は相手の能力を無効化する異能「人間失格」を発動して、敦を鎮静化させ、さらに敦が武装探偵社に入社出来るよう尽力する。

入社試験を経て武装探偵社に入社した敦だったが、ヨコハマの港を縄張りにする兇悪なマフィア·ポートマフィアの構成員·芥川龍之介が敦を狙っていたのだった。

 

ゲネプロ終了後の囲み会見に登壇されたのは、中島 敦役の鳥越裕貴さん、太宰 治役の多和田秀弥さん、国木田独歩役の輝馬さん、芥川龍之介役の橋本祥平さん、中原中也役の植田圭輔さんの五名。

囲み会見の模様

本作の見所は?と言う質問に、鳥越さんは「敦の成長、そこを是非見ていただけたらなと。そして能力だったり、武装探偵社とポートマフィアの関係性をだったり、色んな所に注目して頂けたらなと思っております。」と答え、多和田さんは「太宰治というキャラクターは、登場人物のそれぞれから、本当に色んな思いをぶつけられているキャラクターなので、そのモテモテ具合を是非、皆さんに感じて頂けたらと思いつつも、自殺愛好者という役柄があるので、どんな自殺方法をするのか楽しみに見て頂けたらと思います。」、輝馬さんは「作品は見所満載ですけども、僕が出ているシーンはもっと見所満載でございます。僕はツッコミ担当という訳ではないですが、一人一人との絡みを見て頂きたいと思います。」続いて、橋本さん「演劇という部分ではいろんな技術がある舞台の中で、その様な技術も取り入れつつ、中屋敷さんの作る演劇的な作品という所は凄く魅力的だなと思っています。個人的には一番、“技”を出しているので。小学生の時から本当に技を出したかったので、生き生きしている僕と、そして芥川としても叩きのめしにかかる技を見てください。」最後に、植田さんは「色んな所で言わせて貰ってるんですが“チビカッコイイ”というモノを世間に広めようかなと。中原中也は本当に格好良い男だというのを、自分の体を目いっぱい使って広めて、“ちびかっこいい”というジャンルを広めたいと思います。」と答えました。

自分が異能力を持てるとしたら?という質問に、鳥越さんは「僕は“スベリ知らず”という異能力が欲しいです。何をやってもウケる、こんなに気持ちいい事はないですね。是非、スベリ知らず欲しいですね。橋本さん「乗っかって良いですか?俺、百笑いの能力が欲しいです。言う発言全てがドカンッ!。」と答え、多和田さんは「私は、台本を1回見ただけで全部覚えられるのを。結構苦労する部分です。」と答え、輝馬さんは「僕は普段、結構眠くなり易いんですが、“眠り要らず”という技があったら欲しいなと思います。それを使ったら、一発で眠気が吹っ飛ぶ。寝なくても台本読んだりできる。みたいな。」と答え、植田さんは「僕は皆の事凄く大好きなので、“異能力:皆が幸せになれる”とか。(全員にツッこまれる)」と続きました。

座長として感じる雰囲気は?と鳥越さんへの質問に「“文豪”を知らなかった子もスタッフさんまで文豪の事を愛して下さって、文豪好きであって、役者としてもちゃんと“スイッチ”の切り替えが出来る人が多いので凄く良いカンパニーになったなと思っています。ボケが多いんですよ。ツッコミの人間としては、稽古中からどんどんツッこんで和やかにして、見たいな作業はずっとやっておりました。本当にボケばっかやねん(笑)天然ちゃんが多いんですよ。」と答えました。

中屋敷法二さんの演出を受けてみた感想は?、という質問に、鳥越さんは「一番稽古中から楽しんでました。自分らがシーンを演じる度に、バインダーを頭にバンバンやりながら。一番この作品を楽しんでいるかもしれない。今日もゲネプロをやりながら、“あ~っ中屋敷さんの声だな”と思いながら。凄くこの文豪ストレイドッグスの演劇を楽しんでる方だなと思いました。」と答え、多和田さんは「僕は中屋敷さんと今回で二回目なんですが、以前、中屋敷の演劇的な“変人”という部分は体感済みなので、分かった上でやってたんですけど、この作品にメチャメチャ合っている演出家だなと。ゲネプロやっていて、こんなに笑う演出家いる?と思いながら。その位、本当に愉快な方なのでやってて僕らは楽しいです。」と答え、輝馬さんは「稽古中から一番のお客さんでした。遠慮なく笑ってくださいますし、遠慮なく手をたたいて下さいますし。」と答え、橋本さんは「僕は中屋敷さんとは初めてだったんですけど、皆さんが言うように本当に素敵な演出家さんで、役者が第一に好きだ、と中屋敷さんが言っていまして。本当に愛されているなと思いますし、大好き過ぎて稽古中に“植ちゃん植ちゃん”と叫びすぎて喉を枯らしちゃうそんな中屋敷さんが大好きです。」と答え、最後に植田さんは「僕、自分の名前を呼ばれて声を枯らされた事が初めて、増してや我等が演出家という事で、変わってらっしゃるな、と思うんですけども、凄く演劇を愛してらっしゃる方だなと思いますし、珠に急にスイッチを入れる瞬間が有るので、ちょっとシビれますよね。」と続きました。

最後に観に来られる方へのメッセージとして、鳥越さんは「スタッフさん、キャスト、原作のチームの皆さん、本当にこの舞台に対して凄く愛を下さっているので、お客様の愛を僕らの愛で増し増しで返せるように、舞台「文豪ストレイドッグス」を楽しんで頂けたらなという風に思っております。是非、演劇を劇場で体感していただきたいです。」と締めくくられました。

 

【公演概要】

公式ページはこちら

 

<公演期間>
横浜公演:2017年12月22日(金)~12月24日(日)
大阪公演:2018年1月12日(土)~1月13日(日)
東京公演:2018年1月31日(水)~2月4日(日)

<会場>
横浜:KAAT神奈川芸術劇場
大阪:森之宮ピロティホール
東京:AiiA 2.5 Theater Tokyo

<公演時間>
約2時間20分(20分間の途中休憩含む)

<チケット料金>
横浜公演:S席8,300円(税込)・A席7,300円(税込)・注釈付S席6,800円(税込)
大阪公演:指定席8,300円(税込)・立見6,800円(税込・立ち位置指定)
東京公演:指定席8,300円(税込)

<出演者>

武装探偵社
中島 敦:鳥越裕貴【能力名:月下獣(げっかじゅう)】
太宰 治:多和田秀弥【能力名:人間失格(にんげんしっかく)】
国木田独歩:輝馬【能力名:独歩吟客(どっぽぎんかく)】
江戸川乱歩:長江崚行【能力名:超推理(ちょうすいり)】
谷崎潤一郎:桑野晃輔【能力名:細雪(ささめゆき)】
宮沢賢治:堀之内 仁【能力名:雨ニモマケズ(あめにもまけず)】
与謝野晶子:今村美歩【能力名:君死給勿(きみしにたもうことなかれ)】
谷崎ナオミ:齋藤明里

ポートマフィア
芥川龍之介:橋本祥平【能力名:羅生門(らしょうもん)】
梶井基次郎:正木航平【能力名:檸檬爆弾(れもねーど)】
泉 鏡花:桑江咲菜【能力名:夜叉白雪(やしゃしらゆき)】
樋口一葉:平田裕香
中原中也:植田圭輔【異能力名:汚れちまつた悲しみに(よごれちまつたかなしみに)】

アンサンブル
岡村 樹
帯金遼太
ジントク
鈴木凌平
田中博士
エリザベス・マリー
栗原沙也加
竹井未来望

<STAFF>
原作:テレビアニメ「文豪ストレイドッグス」
演出:中屋敷法仁
作:御笠ノ忠次
協力:朝霧カフカ・春河35
美術:中西紀恵
音楽:岩崎 琢
音楽制作:ランティス
照明:吉枝康幸
音響:山本能久
映像:荒川ヒロキ
衣裳:前岡直子
ヘアメイク:古橋香奈子・野澤文愛
振付:スズキ拓朗
殺陣:六本木康弘
演出助手:きまたまき
舞台監督:田中直明
宣伝美術:岡垣吏紗(Gene & Fred)
宣伝写真:上村可織(Un.inc)
WEB制作:Gene & Fred
宣伝:ディップス・プラネット
制作:バンダイナムコライブクリエイティブ/ゴーチ・ブラザーズ
横浜公演提携:KAAT神奈川芸術劇場
主催:横浜・東京公演/舞台「文豪ストレイドッグス」製作委員会
大阪公演/サンライズプロモーション大阪

©舞台「文豪ストレイドッグス」製作委員会

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