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日本文化が作った『スター・ウォーズ』と『スター・ウォーズ』が作った日本文化を魅る

映画を超えた空前絶後のエンターテイメントとも言える『スター・ウォーズ』。
全境が待ち望む新たな3部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開まで残り2週間・・・。

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今回は、日本文化が作った『スター・ウォーズ』、『スター・ウォーズ』が作った日本文化という視点から、『スター・ウォーズ』の魅力をご紹介します。

日本文化が作った『スター・ウォーズ』

『スター・ウォーズ』の想像主、ジョージ・ルーカスは映画を学んでいたUSC(南カルフォルニア大学)在学時代、日本映画の中でも、とりわけ、黒澤明監督の作品に触れ、多大な影響を受けました。

数ある黒澤作品の中でも、最もルーカスに影響を与えたのは『隠し砦の三悪人』と言われています。
物語の緊張を和らげる役、コメディリリーフである凸凹コンビ、『隠し砦の三悪人』の太平と又七はシリーズの『スター・ウォーズ』道先案内人的存在であるドロイドコンビ、C3-POとR2-D2の誕生に大きな影響を影響を与えました。

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日本のサムライを意識したオビ=ワン・ケノービ役を黒澤作品の常連であり、『隠し砦の三悪人』の主人公でもあった三船敏郎さんにオファー。ルーカスは断られても諦めきれなかったようで、ダース=ベイダー役にもオファーを出した、と言われています。三船さんが 出演した場合には、素顔で演じてもらう予定だったとか。

Star Wars: The Force AwakensPh: Film Frame©Lucasfilm 2015

結果的に、黒いマスクを被ることになったダース=ベイダー、そのマスクデザインはどう見ても日本の武装、兜に見えてしまいます。ジェダイの衣装は柔道着に似ており、彼らのクラシカルなライトセーバーは「刀」を連想してしまいます。ジェダイの思想には東洋思想がにじんでおり、ジェダイの語源も時代劇の響きから来たとか・・・?

『スター・ウォーズ』が作った日本文化

では、逆に『スター・ウォーズ』が日本のサブカルチャーに与えて影響はどのようなものがあるでしょうか?

アニメにもなった大人気コミック「コブラ」はタフでクールな一匹王神の海賊コブラが大宇宙を駆け巡るスペースオペラ。
『スター・ウォーズ』を彷彿させる要素やシーンが多数あり、エイリアンが集う宇宙酒場の登場やコブラの愛機タートル号のデザインや内装など、『スター・ウォーズ』要素を見ることができました。

Star Wars: The Force AwakensPh: Film Frame©Lucasfilm 2015

不滅の人気を誇る巨大ロボットアニメ『機動戦士ガンダム』も影響を受けていると言われています。
ガンダムの世界での武器、ビームサーベルはライトセーバー度が極めて高く、人気キャラクター、シャア・アズナブルのヘルメットは色を黒に変えれば・・・とも。

Star Wars: The Force Awakens Ph: Film Frame ©Lucasfilm 2015

子どもたちに大人気の『妖怪ウォッチ』においては、神秘のエネルギー「ホース」を操る「マスターニャーダ」が登場。杖を持ち、マントを羽織ったそのルックスは名前の通り、ヨーダそっくり。人気の妖怪「USAピョン」はきれると「ベイダーモード」になり、赤く輝くライトセーバー上のエネルギーを発します。ゲーム版に登場するクエスト、「ニャーダの試練」においては、1作目ではなく、エピソード4から物語がスタートするなど、『スター・ウォーズ』のエピソード制作年度に沿っており、意識していると言えるでしょう。

Star Wars: The Force AwakensPh: Film Frame©Lucasfilm 2015

このように、近年の作品にも影響は多く現れています。

そして、社会現象へ。

映画公開前でありながら、『スター・ウォーズ』は既に国内において社会現象的に盛り上がっています。

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札幌雪まつりにおける『スター・ウォーズ』大雪像や『スター・ウォーズ』ねぶたといった日本ならではなお祭りに『スター・ウォーズ』が登場。巨大な田んぼアート、鳥取砂丘における砂の『スター・ウォーズ』など、迫力満点な大規模な施策が繰り広げられています。

ここからは、社会現象的に広まった国内における『スター・ウォーズ』関連の施策を見てみましょう。

展示会が全国巡回

『スター・ウォーズ』の更なる魅力に迫る展示会が大規模全国巡回。

DSC_0075_01東京展のエントランス

『スター・ウォーズ』ファン納得の展示と解説はもちろんのこと、これから『スター・ウォーズ』の世界に入りたい!という人にもお勧めできる魅力あふれる展示の数々を繰り広げれれています。

『スター・ウォーズ展』公式ページはこちら
2015年春に開催された東京展の模様はこちら

空の旅にも『スター・ウォーズ』

日本を代表する航空会社、全日空(ANA)では『ANA STAR WARSプロジェクト』と題して、特別塗装機を運行しています。

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特別塗装機の第1号機は『R2-D2 ANA JET』。
その名の通り、『スター・ウォーズ』の人気キャラクター『R2-D2』を大胆に描いたもの。

_DXG5667機体内部も『スター・ウォーズ』に。

STARWARS_ANA_JET1特別塗装機は全3機が登場予定。

『R2-D2 ANA JET』詳細はこちら

「スターフィールド」で覆われた未来型特急

南海電鉄ではとタイアップした特別仕様の特急ラピート期間限定で運行中。

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関西国際空港を通じて世界へとつながるラピートのイメージと、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の世界観に共通する「旅立ち」「冒険」をコンセプトにして誕生した特別デザインを車体全体に施しました。

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「レトロフューチャー」をデザインコンセプトとした南海空港特急ラピートだからこそ可能な、唯一無二の存在として、人気を博しています。

特別仕様の特急ラピート詳細はこちら

今年最大の話題作、いよいよ公開

展示会やお祭りへの登場にとどまらず、公共交通機関にも大々的に現れた『スター・ウォーズ』。
過去最高に日本を大きく巻き込んだコンテンツ、とも言えるでしょう。

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互いの親和性がなければなりえないコラボレーションの数々。
これらは日本と世界が互いに作りあった『スター・ウォーズ』の文化ならではのもの、と言えるのではないでしょうか?

フォースを巡る全く新しい「家族の愛と喪失の物語」は12月18日(金)18:30 、全国一斉公開!
どうぞお見逃しなく!

公式ページはこちら

参考資料:『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』プレスキット

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