『くまのプーさん展 WINNIE THE POOH EXHIBITION』を観る~第1章 クマのプーさん原作の世界~
8月6日(水)~25日(月)、東京・銀座松屋で開催されている『くまのプーさん展 WINNIE THE POOH EXHIBITION』(主催:NHKサービスセンター 協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン他)の貴重な展示を徹底紹介するシリーズ。
まずは企画展の冒頭、クマのプーさん原作の世界をご紹介します。
ようこそ、プーさん誕生の森へ
最初の部屋はアッシュダウン・フォレスト。
イギリスのハートフィールド村に広がるこの森こそ、100エーカーの森そのものです。
くまのプーさんの物語が生まれた豊かな森が広がります。
大きな橋はプー棒投げ橋(Pooh Bridge)。
プー棒投げ(Pooh Sticks)が行われた橋です。
ディズニーでは『プーさんとイーヨーのいちにち』に登場するプー棒投げは、プーが考えたゲーム。
橋の上流側で一斉に木の棒を投げ、橋の下流側で最初に出てきた棒が勝ちというゲームです。
アッシュダウン・フォレストで一番の観光地として親しまれています。
左上2枚はミルン親子が住んでいたコッチフォード・ファーム。
ミルン離れた後はローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズが住み、この家のプールで彼の溺死体が発見された場所でもあります。
その下はギルズ・ラップ。
「最終章」に登場する魔法の場所(Enchanted Place)の舞台。
挿絵に登場するそのままの魔法のかかった世界です。
中央はハニシリエダの花。
『プーさんとはちみつ』で木から落ちたプーが先にあったのがこのハニシリエダ。
春になるとハニシリエダの黄色い花が咲きます。
その右がミルンとシェパードの記念プレート。
ギルズ・ラップから少し歩いたところにあるこのプレートからは森全体を見渡すことができます。
一番右は先ほどのプー棒投げ橋。
アッシュダウン・フォレスト一番の観光地であるプー棒投げ橋へは道しるべもついています。
くまのプーさん誕生の歴史
クリストファー・ロビンの子供部屋をイメージした展示室では、プー原作の世界が紹介されています。
プーの作者A.A.ミルンと挿絵画家E.H.シェパード
それぞれのプーにまつわる人生が紹介されています。
A.A.ミルンとE.H.シェパード両者のサインが入った貴重なプー初版本
プーと同時期に作られたファーネル社製テディベア
1921年8月21日、クリストファー・ミルン1歳の誕生日プレゼントとして贈られたのが後にウィニー・ザ・プーと呼ばれるファーネル社製のテディベアでした。
プーの挿絵のモデルとなったのはこのぬいぐるみではなく、シェパードの息子が所持していたものでした。
クリストファー・ミルンが所持していたぬいぐるみたち
彼らは現在ニューヨーク市立図書館に展示されています。
ルーはアッシュダウン・フォレストで遊んでいる際になくしてしまったため現存していません。
石井桃子 -プーを日本に伝えた伝説の訳者-
日本でプー原作の世界を語る上で欠かせない人物、石井桃子。
プーの邦訳者として100エーカーの森を日本に伝えました。彼女が訳した「プー語」はディズニープーでも生きています。
『クマのプーさん』100エーカーの森の地図を訳す際の資料。
石井桃子は『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』だけでなく、クリストファー・ミルンの自伝など様々なプーに関する資料を邦訳しました。
中でもA.A.ミルンの自伝『今からでは遅すぎる』は日本翻訳出版文化賞 翻訳特別賞を受賞しました。
イギリスの豊かな自然、A.A.ミルンの文章とE.H.シェパードの挿絵、そして石井桃子の訳によって生まれたプーの世界。
その魅力はウォルトにも伝わりました。
次の部屋はいよいよディズニープーの世界が広がります。
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【くまのプーさん展 WINNIE THE POOH EXHIBITION 概要】
東京展[松屋銀座]
<会期>
2014年8月6日(水)~8月25日(月) 10時~20時(最終日17時迄,入場は閉場の30分前迄)
<会場>
松屋銀座8階 イベントスクエア
<主催>
NHKサービスセンター
<協力>
ウォルト・ディズニー・ジャパン、日本航空
<企画協力>
エイチ・ツー・オー カンパニー
<入場料>
一般1,000円
高大生700円
中学生500円
小学生以下無料
<問い合わせ>
松屋銀座 03-3567-1211(大代表)
【投稿者】
プーや
Blog:舞浜横丁
ウォルト・ディズニー・アーカイブス所蔵
(c)Disney Based on the“Winnie the Pooh” works,by A.A.Milne and E.H.Shepard
(c)Disney