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劇団四季 ミュージカル『アラジン』作曲家アラン・メンケン氏へ合同インタビューを実施

劇団四季ミュージカル『アラジン』の作曲者アラン・メンケン氏が初めて、『アラジン』日本版の通し稽古を観劇されました。

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観劇後、ご感想や作品への想いなどをと合同インタビューとして実施。
アラン・メンケン氏、とてもフランクに舞台の感想や魅力をお話ししてくださいました!

コンフェティではこの模様を詳細にお届けします。

『アラジン』を観劇された感想

今、見させていただいたところですが、見た目も美しく、本当に素晴らしいです。
今までも自分の関わった作品をたくさん見ていますが、その中でも、日本にぴったりな作品だと思いました。とってもハッピーで、とっても興奮しています。

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日本にぴったりとおっしゃられましたが、どの辺りをそう感じましたか?

自分の直感レベルですが、とても自然にキラキラ輝いて存在していると思いました。
日本のみなさんに見ていただいた方が、どういったところがぴったりかは感じていただけると思いますが、この作品を自然に受け入れてくださって、作品として存在することができたと思います。

劇団四季の出演者、いかがでしたか?

全員、素晴らしかったです。
舞台はまず、建造物(建物など)を作ります。その舞台に出演者が入るわけですが、自分たちがイメージした理想どうりの世界が今回の舞台では作られていました。我々がブロードウェイの作品を作った時に込めた想いをしっかりと捉えて、表現されていてみなさん賢い方だな、と思いました。みなさん、本当に素晴らしかったです。

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演出家のケーシー・ニコロウ氏について

『アラジン』のプロダクションがなぜ、ここまで素晴らしいものかというと、ディズニーと演出家のケーシー・ニコロウが組んだ、というところにあると思います。
彼は、ノリに乗ったブロードウェイの演出家で、現在もヒット作品が3本が上演されています。彼のコメディの感覚は素晴らしいですし、身体を使ってそれを再現するというところに長けています。生き生きと舞台上で生きることであったり、作品の構造を舞台でうまく表現していく、という素晴らしい才能を持った方です。彼がこの作品に関わってくれたことは本当に本当に幸運だと思ってます。

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面白い話ですが、『ブック・オブ・モルモン』や『ドロウジー・シャペロン』、『モンティ・パイソンのスパマロット』、最近の作品では『サムシング・ロッテン!』などたくさんの作品の演出をしているケーシーですが、自分の作品を英語以外の言語で見るのは今日が初めてだった、とのことです。そういう意味でも、今日のゲネプロを観れたことは素晴らしい体験だったな、と思います。

四季が日本向けにアレンジした部分があるようですが、そこはどう捉えられましたか?

この作品は笑い(ユーモア)という部分が大きな役割を占めています。笑いは文化特有のものがあるので、例えば元の英語版であれば、アメリカの文化にかけて笑いを取っています。日本版では日本の文化にかけて、私にはわかりませんが、笑いをかけているようです。自分が英語版を見て笑いが聞こえる部分で、今日のゲネプロでもお客様が笑っていたので、英語版と同じ部分で笑いを取っているのかな、と思いました。文化によって笑いの内容を変える、これは素晴らしいアレンジだと思います。

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舞台化するにあたって追加された曲の効果はどのように感じられましたか?

映画のために書いた曲を舞台で使うにあたって、ある程度編集し、手直しをしました。映画オリジナルの曲は5曲、舞台でも使います。「アラビアン・ナイト(Arabian Nights)」は少し長くなり、ぞれぞれのキャラクターを長く紹介しています。

もともと、ハワード・アッシュマンとともに作った曲「自慢の息子(Proud Of Your Boy)」であったり、「バブカック、オマール、アラジン、カシーム(Babkak,Omar,Aladdin,Kassim)」、「危険な冒険(High Adventure)」などです。脚本家のチャド・ベクリンとともに作った曲もありまして、プリンセスのジャスミンが一幕で歌う曲「壁の向こうへ(These Palace Walls)」やアラジンとジャスミンのデュエットナンバーの「行こうよ どこまでも(A Million Miles Away)」、ジャファーとイアーゴの新曲や二幕で歌われる「一人じゃないさ(Somebody’s Got Your Back)」もあります。

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どんな作品であれ、アニメを舞台化する場合、拡張・膨らます作業があり、映画に入れられなかった部分を舞台で表現します。そういった部分が今回の作品では多くあり、例えば、キャラクターでは、映画に入れられなかったキャラクターを舞台で出すということもあり、アラジンの友達や仲間も出ます。追加曲として、『アラジン』がお母さんを思って歌うバラード曲もあります。これは、映画のために書いたあった曲ですね。

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あとは、曲を足すにあたって、スタイルを新しくしたいとも思いました。ハリウッドの雰囲気があるような、例えば、ゲーンクロスビーのロードムービーのような。そういった楽しい雰囲気や要素を足していきました。

『アラジン』をブロードウェイでミュージカル化しようと思ったのはいつでしょうか?

私だけのアイディアでなくゆっくりと企画は展開していきました。とても時間がかかりましたね。まず最初に『アラジン・ジュニア』という学校の子供達向けのショーがありました。そこから、ブロードウェイ向けの作品にしよう、ということになりました。

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宝箱いっぱいに詰め込めるぐらい、ハワードと私が作ったアラジンの曲があります。舞台化にあたり、ハワードさんがもういらっしゃらないので、できるだけ、今までに彼と作った曲をたくさん使って舞台を作りたいなと思いました。これが今から6〜7年前、2008年ごろの事ですね。

メンケンさんは『アラジン』という作品のどのようなところに魅力を感じられていますか?

『アラジン』の物語の魅力ですが、とてもエキゾチックなストーリーの要素であったり、実物よりも大きく誇張されているミステリアスな部分、時間軸に関係ないところや、若く孤児である男性が大きな野望をもっているという点ですね。これらはミュージカル作品を考えるにあたって、大切なものだと思いますが、それらを持ち合わせた素晴らしい作品だと思います。

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アラジンは中東のお話ですが、西洋と中東はいろいろと対立関係などがありますが、
このような作品がヒットしているということにどうお考えですか?

ハワードと最初に作品を考えていた時に、ちょっと言葉や内容を変えてみたり、冗談めいたおもしろおかしく表現するということは最初から考えていました。ただ、その中で敏感で繊細な部分に関しては見失ってはならないと考えていました。中近東やアラビアという国の人たちに対して、文化的な部分をおもしろおかしく表現するということは考えましたが、その中で繊細にアプローチするということを忘れてはなりません。

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物語には普遍的な愛というものもあると思いますが、中近東で暮らしている方々でも、ディズニーに対する愛情や考え、人気はあると思いますので、作品そのものがもっている要素を気に入ってくださっているのではないかな、と思います。一ヶ月ほど前に、ブロードウェイの『アラジン』を覗きに行きましたが、多くの割合でアラブや中近東のお客様が観劇してくれていました。彼らもこの作品を愛してくれてるんだな、と思いました。

ある文化をおもしろおかしく表現するというのは『ヘラクレス』、『美女と野獣』、『リトルマーメイド』でもやっていますが、そういう表現の中でも必ず思いやり、敏感で繊細な部分に関しては見失わないような表現をしています。

いよいよ、開幕!

いよいよ今週末に開幕するディズニーと劇団四季の最新ミュージカル。
アラン・メンケン氏も来日され、いよいよ開幕へ向けてラストスパート、というムードになっててきました。開幕が楽しみですね!

コンフェティでは、今後も劇団四季最新ミュージカル『アラジン』の情報をおとどけしてまいります。

【ミュージカル『アラジン』東京公演 延長概要】

<期間>
2015年5月24日(日) ~ロングラン公演

2016531()公演分まで発売中

<会場>
大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海](東京都港区東新橋1-8-2)

<料金>
S席/11,000円 A席/8,000円 B席/6,000円 C席/3,000円

ファミリーゾーン
S席子ども/5,500円 A席子ども/4,000円
※3歳~小学校6年生

「四季の会」会員料金 
S席のみ10,000

<チケット購入方法>
ネット予約はこちら
電話予約:劇団四季予約センター 0120-489444(午前10時~午後6時) 他

<お問合せ>
劇団四季 東京オフィス 03-5776-6730

 

取材協力:劇団四季

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