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『戦国・ザ・リアルat大坂城』から魅るUSJの戦略

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは大阪城西の丸庭園で2016年12月16日(金)~2017年3月12日(日)の期間限定で『戦国・ザ・リアルat大坂城』を開催中。

『戦国・ザ・リアルat大坂城』は特別史跡”大阪城”にて期間限定で開催する世界初のスペクタクル・ライブショー。
“大阪城”に映し出される大迫力のプロジェクション・マッピング、 幅36mにも及ぶ壮大なステージの上で繰り広げられる戦国武者たちの壮絶な合戦、 数百発の豪華絢爛なパイロ(演出用花火)などにより、 真田幸村の気概や勇敢さと想像を遥かに超える華やかで壮麗な演出と大迫力の特殊効果により、込み上げるほどの感動と興奮を体験できます。

西の丸庭園では壮大な”大阪城”を背景に戦国時代の楽市・楽座の装いのリアルな夜店が軒を連ねたエリアも登場。
まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような、これまでにないスケールとクオリティの戦国エンターテイメント体験ができる “エンターテイメント特区”として、 この冬”大阪城”を盛り上げます。

今回は『戦国・ザ・リアルat大坂城』を担当されたユニバーサル・スタジオ・ジャパン エンターテイメント部 エグゼクティブ・プロデューサーの土居聡さん、イベントを協賛する株式会社JTB西日本 代表取締役社長の光山清秀さん、大阪府知事 松井 一郎さんへのインタビューやコメントを交えながら、イベントの狙いや見所をご紹介します。

このイベントの狙い

株式会社JTB西日本
代表取締役社長 光山清秀さん(以下:JTB光山さん)

「大阪には、というより、日本にはしっかりとしたクオリティの夜のエンターテイメントがあまりなかったと思っています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんとはパートナーシップを結んでおり、これまでにパーク内でもイベントを一緒に行っていますが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんとは”大阪の夜のエンターテイメントを充実させたい”といった協議を兼ねてから行っておりました。こういった協議の中で、今回の企画を頂きました。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんのゲストを楽しませる力、そしてエンターテイメントの力は高く評価していますので、集客含め期待しております。」

株式会社JTB西日本 代表取締役社長 光山清秀さん

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンエンターテイメント部
エグゼクティブ・プロデューサー 土居聡さん(以下:USJ土居さん)
「『戦国・ザ・リアルat大坂城』はこれまで、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにお越しいただいてるゲストとは違う層のファン獲得を目指しています。大阪城を舞台とした大坂の陣をライブ・エンターテイメントとしてお見せすることで、テーマパークエンターテイメントの魅力を伝え、歴史が好きな方や、普段はミュージカルや観劇をよくされる方が新しい層のパークファンになっていただければ、と思います。」

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンエンターテイメント部
エグゼクティブ・プロデューサー 土居聡さん

『戦国・ザ・リアルat大坂城』は他の劇団で言う、和物ミュージカル。
特殊効果に目が行きがちですが、語り手となるストーリーテラーによるトークのみならず、出演者が生で歌い踊る展開は高級な作品と言えるでしょう。

なぜ、大阪城で行うのか?

USJ土居さん
「『戦国・ザ・リアルat大坂城』は2017年1月13日(金)から開催するイベント「ユニバーサル・クール・ジャパン2017」の一環として行なっています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとして、日本のクールを国内のみならず海外にも発信したいという気持ちが強くあります。そのようなコンセプトの中で大阪城であったり戦国というのは、大阪、そして日本のクールの象徴だと認識しています。大阪城を取り込み、新しいエンターテイメントを作り上げ、これを新しい日本のクールとして発信するために、大阪城で行ないます。」

国内における販売戦略について

JTB光山さん
「今回のイベントは、非常に大きなスケールとなっており、大いに期待できるものクオリティですのでJTBとして全国的に販売を行っています。大阪に在住のお客様のみならず、日本国内各地から大阪にいらっしゃった皆さまに販売させて頂いています。JTBでもチケットのみを販売しており、オプショナルツアーとして(ツアー参加者以外も購入可能)、としてセンターブロックの花道に近い良席を準備しました。」

反響はいかがですか?

JTB光山さん
「10月より、全国のJTBの店舗で販売しております。11月より、テレビを通し宣伝を強化したこともあり、11月以降、急激に受注が強くなってまいりました。今後、一度見られた方の口コミが広がることで、さらに売り上げに繋がるのではないかと思っています。座席数はたくさんありますが、毎日満席にできるように、グループをあげて頑張って行きたいと思っています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんもテーマパークから外に出るのは初の試みと聞いています。私共も初の試みですが、必ずこれを一緒に成功させたいと思っています。」

訪日外国人へ向けた施策

JTB光山さん
「訪日外国人へ向けた戦略というのも行っております。心斎橋や京都タワーの他に関西国際空港に訪日外国人向けのツーリストインフォメーションセンターというデスクを設けており、関西国際空港のデスクにおいては年間70万人もの訪日外国人にお越しいただいております。そこで、3ヶ国語に対応した『戦国・ザ・リアルat大坂城』のパンフレットを配布し、積極的にご案内しています。イベント開催期間中には春節など、中国のお客様がたくさん訪日するタイミングもありますので、中国の現地JTBデスクでも積極的に案内し、宣伝に力を入れています。」

「訪日外国人は日本に到着されてからスケジュールを決める方が多いため、直前になって手配をする傾向が強くあります。このことから、『戦国・ザ・リアルat大坂城』のチケットにおいても、当日購入のお客様が多いのではないのか、と思っています。このようなこともあり、ツーリストインフォメーションセンターを始め、入国後の訪日外国人への宣伝に力を入れています。」

官民共同のイベントへ

松井一郎大阪府知事
「『戦国・ザ・リアル at 大坂城』は、 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン全面協力のもと、 見て、 感じて、 圧倒的なエンターテイメントに仕上がっている。 大阪府における訪日外国人は、 府知事就任当時と比べると6~7倍、 12月末には1000万人近くへと増加している。 今後も大阪府と大阪市で一緒になって試行錯誤しアイデアを尽くしながら、 訪日外国人の方々にリピーターになっていただきたい。」

「戦国ザ・リアル at 大坂城」は、 大阪市が推進している大阪城PMO事業の一環となっており、官民共同の大型イベントとなっています。2016年12月20日(火)には松井一郎大阪府知事、 吉村洋文大阪市長ならびに溝畑宏大阪観光局理事長が12ヶ国の総領事を招待し、イベントを視察するなど、大阪府・大阪市として訪日外国人誘致を今まで以上に強化する意味合いを強く持った官民共同の施策と言えるでしょう。

JTB光山さん
「訪日外国人は大阪城に非常に強い興味を持っており、連日、多くの観光バスが訪れています。これはユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんにも言えることで、こちらも訪日外国人を乗せた多くの観光バスが訪れています。そんなユニバーサル・スタジオ・ジャパンと大阪城、大阪が誇る2つのコンテンツの組み合わせで、大きな集客に繋がると思っています。」

ショー制作時のキーポイント

USJ土居さん
「ショーの部分は、”大阪城”という歴史的な構造物を背景にセットとして取り入れ、エンターテイメント性を溢れる作品にすることで、歴史が好きなゲストでも、歴史はそれほど得意ではないというゲストでも楽しんでいただけるものとしました。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが得意としているライブショーにプロジェクション・マッピングと花火(パイロ)といったエンターテイメントの華やかな要素を沢山取り入れ、歴史と融合したエンターテイメントになるよう、こだわりました。」

これまでのショー制作と異なる点

USJ土居さん
「50名の出演者が乗るステージでも真田丸のムードを再現したく、すり鉢状という特殊な形状にしました。すり鉢状にしたことで、客席のどこから見ても演技が見えやすく、多くのゲストに楽しんでいただけるようになったと思っています。」

USJ土居さん
「今回のショーはコンセプトとして、史実である”大阪の陣”というしっかりした設定があります。ここを曲げると歴史が好きな方にどうしたんだ、とお叱りを受けますので、史実を忠実に再現しながら、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが得意なエンターテイメントの演出を融合させました。融合させる過程がとても難しかったですね。普段はパークの中でショーを作ってますが、今回、初めてパーク外でイベント、そしてショーを作りました。パークの中ですと、ステージであったり、インフラなど様々なものが揃った環境で作れますが、パークの外では全て一から作らなければならず、関係する様々な業者さんと調整をしなければいけないなど、普段我々があまり体験しない調整が必要でした。」

こだわりを持って演出する

USJ土居さん
「今回、甲冑などのデザインもオリジナルで作っています。本物の甲冑を身につけますと、とても重いのでショーの様な激しい動きはできないので、軽い素材を使いました。少しでも動くと甲冑がヒラッとなる様な作りにしましたので、華やかに見えると思います。楽市楽座は当時を彷彿される、それも美味しい食べ物を用意し、楽しんでいただけるように、雰囲気を大切にしました。30分のショーは決して長くはないショーですので、エンディングに向かって、ビルドアップするような作りにしました。半分を過ぎたあたりから、フィナーレに向かって盛り上がっていく変化を楽しんでいただきたいですね。」

楽市・楽座の装いのリアルな夜店では時代設定にぴったりなフードのみならず、ご当地大阪らしいたこ焼きや地酒なども楽しむことができます。

プロジェクション・マッピングの導入について

USJ土居さん
「パーク内のクリスマスのショーでプロジェクション・マッピングをいち早く導入していたことで、我々は多くのことを学ぶことができました。当然、クリスマスのショーと同じものではありませんし、全く別のショーとなっていますが、この技術の様々な手法を理解していますので、躊躇なく導入し、ここ”大阪城”でも展開できたと思っています。この経験は非常に有利だったのかな、とも思っています。」

大阪城でプロジェクションマッピングといえば・・・

USJ土居さん
「この場所ではハウステンボスさんが2回、プロジェクション・マッピングを行われてますが、私は見てません。我々は歴史を使ったライブ・エンターテイメントショーを作り上げる、ということに力を入れてますので、そう言った意味ではプロジェクション・マッピングのみのエンターテイメントは行なっていませんし、しっかりと差別化ができたと思っています。プロジェクション・マッピングだけではなく、ストーリーありきで、ライブショーや花火(パイロ)を組み合わせると、こういうエンターテイメントができるんだ、というのを見ていただきたいです。」

プロジェクション・マッピングをいち早く導入したユニバーサル・スタジオ・ジャパンはプロジェクション・マッピングのみでエンターテイメントを作り上げることはなく、様々な演出要素の一つとして、用いています。今作では大阪城に映像を投影するだけではなく、世界最高のクリスマスショー「天使のくれた奇跡」シリーズのように演者が使用するステージの背景にもプロジェクション・マッピングを行うなど、習得した技術を駆使し、ショーを作り上げています。

プロデューサーとして、どの席から見るとオススメでしょうか

USJ土居さん
「もちろん、どの席からでも見えやすいように作ってますが、場所によって様々な見え方がします。正面から見る大阪城の綺麗さ、斜めから見えるかっこよさ、いろいろ好みはあると思います。個人的なオススメとしては、花道の近くの席ですね。演者と近く、迫力もあって良いのではないか、と思っています。」

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「城×プロジェクション・マッピング×ライブ・ショー」
この3つの要素で構成されるスペクタクル・ショーとしては世界初ですね。

USJ土居さん
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが得意とするエンターテイメントの演出や技術を総合的に使い、日本のクールを伝える一大エンターテイメントを作り上げたということ、恵まれた環境のイベントを担当できたことが嬉しい限りです。できれば、多くのゲストに見ていただき、感想を聞きたいですね。来年やらないのか、という意見が出ると嬉しいですね。」

今後の展開、そして関西以外ではいかがでしょうか?

USJ土居さん
「大阪を中心に事業を展開していくという方針には変わりないので、大阪を中心に行います。今回、初めてパークの外でイベントを実施しました。色々なことも学べましたので、この学びを生かして、新しいことを何かしたいなと思っているのですが、具体的に何をするかは申し上げることができません。今回は大きなチャレンジだと思っています。これを足がかりに、今後色々と広げて行きたいという目標は持っています。」

JTB光山さん
「まずはこのライブショーを成功させてい行きたいと思いますが、業界としては成功させた上、来年も、再来年もこれを続け、冬の定番のイベントとしてやっていただければと思っています。これで大阪を今まで以上に元気にして行きたいと思っています。そのためにも、今回の第一回から成功という結果にしたいと思っています。」

USJ土居さん
「一人でも多くのゲストに見ていただきたいと思っています。満足できる作品になっていると思うので、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが作るエンターテイメントの魅力を多くのゲストに知ってもらえれば幸いです。」

訪日外国人の比率が極めて高い大阪という地特有のイベントを官民が連携して繰り広げる『戦国・ザ・リアルat大坂城』。
世界最高を届けるユニバーサル・スタジオ・ジャパンだからこそ可能なクオリティのエンターテイメントはこれまで、パークに訪れたことのない国内外の新たな層も魅了することでしょう。

パークを離れて展開すると起こるであろう、現場スタッフのクオリティ低下。
楽市楽座のフードやマーチャンダイズ(物販)クルーのクオリティはユニバーサル・スタジオ・ジャパンそのままのハイクオリティでした。

大河ドラマ「真田丸」が最終回を迎えたタイミングでのスタート。
このような対外的な大規模施策を最高のタイミングで展開できるというのは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが好調であるが故、行える技なのかもしれません。

『戦国・ザ・リアルat大坂城』の開催により、国内外の新たなゲスト層のみならず技術や運営力をも開拓することでしょう。
これらがパーク開発に繋がり、生かされたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの未来、とても楽しみですね。

『戦国・ザ・リアルat大坂城』公式ページはこちら

『戦国・ザ・リアルat大坂城』関連動画

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公演紹介動画

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンエンターテイメント部
エグゼクティブ・プロデューサー 土居聡さん

株式会社JTB西日本
代表取締役社長 光山清秀さん

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