ザ・ローリング・ストーンズ、東京公演まもなく、フィナーレ!
結成50年を越え、メンバーの年齢も70歳を迎えたザ・ローリング・ストーンズ。今なお、現役を貫くバンドは6度目となる8年ぶりの来日を果たし、「14 オン・ファイアー ジャパン ・ツアー」を公演中。
中東、日本、オセアニアを回るツアーの一環として来日したザ・ローリング・ストーンズは東京ドームにて、2/28,3/4,6の3公演を実施。東京ドームでの同バンドの公演は3/6の公演をもって28回目を迎え、ドーム史上最多公演海外グループとして、記録されている。
今回のツアーは「Brown Sugar」,「Jumpin’ Jack Flash」,「Satisfaction」等のヒット曲を始め、ベスト盤のような構成だ。今回のツアーは元メンバーのミック・テイラーも参加。「Slipping Away」,「Midnight Rambler」などに参加する。
ここで、見所をいくつか紹介しよう。
「Miss You」
サックスソロをボビー・キーズが、特徴的なベースラインをダリル・ジョーンズが熱演。前回の来日ツアーでは、Bステージへの移動曲となっていたので、あっさり目な構成だったが、今回はソロパートを思う存分堪能できる。
「Gimme Shelter」
先日行われた第86回アカデミー賞にて、長編ドキュメンタリー賞を受賞した作品『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』。同作の主役であり、シンガーのリサ・フィッシャーは長く、ザ・ローリング・ストーンズのバックコーラスを務めている。そんなリサ・フィッシャーの一番の見せ所は「Gimme Shelter」。センターステージまでの花道をソロで歌い上げるその姿は圧巻だ。センターステージでのミック・ジャガーとの競演も見逃せない。
「Sympathy for the Devil」
特徴的なリズムとともに、ステージの様子が一変する。森林が燃える映像と共に照明やスモークの演出で世界観を作り出す。
「You Can’t Always Get What You Want」
アンコールの一曲目は「無情の世界」とも呼ばれるこの曲だ。洗足学園音楽大学の在学・卒業生が所属する合唱団、「洗足フレッシュマン・シンガーズ」による美しいコーラスによって始まる。コーラスと共にメンバーの演奏も佳境に入る。
2時間程のステージ、70歳を迎えたメンバーは年齢を感じさせず、最後まで全力で完走する。演奏、歌共に衰えていないスピード感あるバンドの姿、まさに「伝説」と言って良いだろう。
生きる伝説となったザ・ローリング・ストーンズ。
また、日本でお目にかかれる事を期待したい。
協力:キョードー東京