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『プルートゥPLUTO』いよいよ開演!

2003年から2009年まで、小学館のビッグコミックオリジナルにて連載され、人気漫画家・浦沢直樹とストーリー共同制作者の長崎尚志の両氏が大ファンであった手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」をリメイクした漫画『PLUTO』(プルートゥ)。

その漫画を舞台化したものが『プルートゥPLUTO』演出・振付は、ローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞、2014年には母国ベルギーでその活動が高い評価を得て国王から爵位の名誉称号を授与されるなど現代舞台芸術を牽引する世界的天才振付家、シディ・ラルビ・シェルカウイ。

幼少期より手塚作品に多大なる影響を受けており、2011年に手塚の思想・生涯を描いた『テヅカTeZukA』を創作。更に2015年に、浦沢、長崎作品のファンでもあったシェルカウイの長年の夢が叶い、本作の上演が実現。

同じく手塚ファンで、『TeZukA』に続くシェルカウイ作品への出演となった俳優・ダンサーの森山未來をはじめとする豪華俳優陣で2015年1月に上演された。

原作のビジュアルを多用した映像や、全長約4メートルにおよぶ「プルートゥ」など、精巧に造られたロボットのパペットも多数登場。
それを操作するダンサー陣の大活躍もあって、原作漫画のイメージが見事に立体化され大反響を呼んだ。「普段はひとりで読む漫画をシアターコクーン全員約700人で一緒に読む感覚」を目指したというシェルカウイの演出は、舞台芸術の世界に一石を投じた新感覚の演劇作品と話題になりました。

そして、2018年1月、待望の再演が東京都渋谷区のBunkamuraシアターコクーンにて開幕します。
初日の公演に先駆け、プレスコールと質疑応答取材会が行われました。

プレスコールの模様

人間とロボットが共存する時代。世界最強といわれるロボットが次々と破壊される事件が起こる。
高性能刑事ロボット、ゲジヒトは犯人の標的が、自身を含めた7体の大量破壊兵器となり得るロボット達だと確信。

日本に渡り、限りなく人間に近い存在であるロボット、アトムと共に謎を追うことに。
内戦で家族を失った世界最高峰の頭脳を持つ科学者アブラー、人間を殺害した唯一のロボット、ブラウ1589との接触により核心に迫っていく。

ゲジヒトは日々、忌まわしい悪夢に苛まれ、妻ヘレナも彼の不調を感じ不安を隠せない。
アトムもまた、お茶の水博士に愛情豊かに育てられながらも、自身の生みの親である天馬博士との複雑な関係がその心に影を落としている。
葛藤を抱えながらも事件の解決に向けて尽力するアトムとゲジヒトであった。

時を同じくして、アトムの妹で悲しみを察知する能力を持つウランが廃墟の壁に花畑の絵を描く不思議な男と出会う。そこにアトムが駆け付けると、男に異変が起こり…

質疑応答取材会の模様

プレスコール終了後、質疑応答取材会に登壇されたのは、演出・振付を担当されたシディ・ラルビ・シェルカウイさん、森山未來さん、土屋太鳳さん、大東駿介さん、吉見一豊さん、吹越満さん、柄本明さんの7名。

2015年に引き続き今作に挑むが、キャストも変わり、構成演出も一新するとの事で、現時点での手応えは?という質問にラルビさんは「とても興奮しています。再演できる事に大きな喜びを感じています。3年間の間に我々は大きく成長したと思います。作品も大きく育ちました。また、世界の方が大きく変わってきました。世の中が変わった事で響く物がまた更に変わりました。毎日どの時間も我々はそれを感じながら、今、作品作りをしております。また原作の漫画をとても大事にさせて頂いている事もとても嬉しい事です。この素晴らしいキャストとご一緒させて頂いている事、“ニューフェイス”も増えました。そして“オールドフェイス”もまたご一緒出来ている事も幸せに感じています。この旅路を一緒に経て来た仲間、そして今回飛び込んでくれる仲間と一緒に魔法のような時間を過しています。とても名誉に感じ、喜びを感じております。」と話されました。

今作の見所と意気込みは?という質問に森山さんは「ラルビの意見と重複しますが、原作を大事にしつつ、再演というよりも“再構築”してより作品をブラッシュアップしていくというイメージで皆、動いてきたのですが、最初の台本読みの時、まだ変更されていない台本を読んだ時に3年前には感じなかったような事がドンドン個人的に刺さってくるというのが最初の印象で、それは正しくラルビが言ったように2015年からこの3年間の間に世界では色んな事が起こっている。少しづつ混沌はヒタヒタと近づいてきている世界の中でこの原作本を読むと更に突き刺さる物があったというか、その感覚をとても大事に僕は稽古をさせて頂きました。本当にストーリーが素晴らしく、素敵なキャスト、ダンサー、スタッフの皆が一丸となっています。お客様にはエンターテイメントを楽しんでいただければな、と思っておりますので、3年前の初演を見た方も、今回初めて見る方もまた違う衝撃が得られる舞台になってると思いますので是非、劇場に足を運んで頂ければなと思います。」と答えました。

続いて、初舞台の感想は?との質問に土屋さんは「舞台は凄いです。(私にとって)宇宙でした。この宇宙にこれから沢山のお客さんがいらっしゃって下さるのでその心を感じながらしっかりヘレナとウランを演じたいなと思います。また、このような開幕前日の取材会というのはずっとテレビで拝見していたので、凄く憧れだったんですけども、それと同時に凄く緊張で心と体が幽体離脱しそうです。凄く沢山のアドバイスを頂いて自分の人生でこれから大切な節目となるだろうなと感じていますので、その実感を噛み締めながら、これから公演を頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。」と答えました。

2015年の初演時から、海外での上演を視野に入れていたと聞いているが、今回ヨーロッパツアーを実施するにあたり意気込みは?との質問にラルビさんは「私は漫画という媒体は、もはや世界を征服してると思います。日本が発信地となる媒体です。そして、本公演がヨーロッパに行く事で漫画というモノへの扉を世界に開く事になれたら、という風に祈っております。もちろん根付いている国も有りますので、とても自信を持ってこの公演を引っさげて行ける様な状態になっており、ロンドン、ベルギー、オランダがとても楽しみです。物語そのものと繋がって頂けるのも、割と容易な事ではないかなと思っております。また、この普遍的な世界共有のテーマというものを楽しんでいただけると思っていて、オリジナルの漫画である浦沢直樹、手塚治虫、長崎尚志の原作への紹介という事となれば、さらに嬉しいと思っています。革新的な所でテーマの普遍性、人間であるとは何なのか。詰まる所、国が違えど皆人間です。言葉の垣根を越えてこの作品は人を動かす事のできる作品だと思っています。」と答えました。

森山さんは「漫画という日本からアプローチできる文化を下敷きにして、この舞台を海外でやるというのはとても興味深い事だとおもいますし、SF漫画として手塚治虫先生は鉄腕アトムを描いた60年前から何かしらを予見させるような本、漫画を沢山書かれていらっしゃいましたし、浦沢さんも、もはや『プルートゥ』も15年前の漫画だと思うんですけど、更に今を予見させるような漫画として進化させている。15年経って2018年の今、という時に世界の情勢だったりだとか、ロボット工学、テクノロジーの進化というモノを。ロボットを考えるという事は、それは人間を考えたいからロボット工学の人達は研究している訳であってそういう事を他者に対して何を思うか、という考え方というのがドンドンと強く偏りをもち始めている今、海外かどうかという事よりも、出来る限り多くの人に観てもらいたい作品だなと思うのでこのタイミングでヨーロッパ3カ国を周れるという事もとても嬉しい事だなと思っています。」と話されました。

 

ここで、会見の途中にラルビさんが「3年前に出演してもらったキャストのメンバーがもう一人います。そして今回もまた出演してくれます。良き友である彼です。」と呼び込むと、下手より日本公演特別出演のPepper(SoftBank Robotics)が登場。

「ペッパー君は3年前も一緒に舞台に立って頂いたのですが、3年ぶりに今日稽古をしたのですが、彼が凄く成長していたので僕は凄く興奮しています。彼の演技力アップたるや凄いです。稽古も凄くスムーズに進みましたし、彼の成長ぶりに期待し、初日もいっしょの舞台に立てる事を楽しみにしてます。彼は僕らと一緒にムーブメントの勉強をしててくれます。でも僕らの方も彼のムーブメントを凄く勉強しているんです。」とラルビさんは話されました。

森山さんも「3年前に比べて本当に体の動きだとか、ボキャブラリーが凄く増えていて今回『プルートゥ』に出る為に凄く稽古して来てくれたんだなという事に凄くうなずけましたね。ただ僕ら、結構高性能なロボットなのでそこはどっちが勝っているかというのはこれから競争していければなと思います」と答えられました。

最後にPepperから「またこの舞台に立てて光栄です。前回よりパワーアップした演技を皆さんにお届けしたいと思います。森山さん、森山さんとは一緒のシーンに出させて頂きますので、よろしくお願いします。」とポスターに描かれている森山さんのポーズをとり、答えました。

【公演概要】

公式ページはこちら

<公演期間>
東京公演:2018/1/6(土)~1/28(日)
大阪公演:2018/3/9(金)~3/14(水)

『欧州ツアー』
イギリス・ロンドン公演:2018/2/8(木)~2/11(日)
オランダ・レーデルワーゲン公演:2018/2/15(木)~2/17(土)
ベルギー・アントワープ公演:2018/2/22(木)~2/24(土)

<会場>
東京:Bunkamuraシアターコクーン
大阪:森ノ宮ピロティホール
ロンドン:Barbican Theatre
レーデルワーゲン:Stadsschouwburg De Harmonie
アントワープ:deSingel Red Hall

<料金>
S席¥11,000 A席¥8,500 コクーンシート¥6,000(税込・全席指定)
※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席となります。
※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
※車椅子スペースには限りがございます。車椅子でご観劇のお客様は座席指定券をご購入のうえ、お早目にBunkamuraへご連絡ください。また、お座席でご観劇の場合も当日スムーズにご案内をさせていただくため、公演日前日までにご購入席番をBunkamuraへご連絡下さい。
※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は固くお断りいたします。

<出演者>
アトム:森山未來
ウラン/ヘレナ:土屋太鳳
ゲジヒト:大東駿介
お茶の水博士:吉見一豊
アブラー:吹越 満
天馬博士:柄本 明

ダンサー
上月一臣
大植真太
池島優
大宮大奨
渋谷亘宏
AYUMI
湯浅永麻
森井 淳
笹本龍史

Pepper(SoftBank Robotics)
※1月6日(土)夜、17日(水)昼・夜の3回のみの出演

<STAFF>
原作:『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション)
演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ
上演台本:谷賢一
映像・装置:上田大樹
照明:ウィリー・セッサ
音楽:吉井盛悟、オルガ・ヴォイチェホヴスカ
音響:井上正弘
キャラクタービジュアル・コスチュームデザイン・ヘアメイクデザイン:柘植伊佐夫
振付助手:ジェイソン・キッテルバーガー
演出助手:長町多寿子
舞台監督:足立充章
欧州プロダクションマネージャー:川口眞人
アートディレクション:上田大樹
撮影:永石勝(OOO)
デザイン:タカハシヨシノリ(OOO)
宣伝衣裳:森保夫
宣伝ヘアメイク:西岡達也
宣伝広報:ディップス・プラネット
協力:小学館
企画協力:伊藤事務所
主催:Bunkamura/TBS
企画:Bunkamura
製作:Bunkamura/TBS
東京公演助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京

※本公演は東京文化プログラムの対象事業です。

海外公演助成:平成29年度文化庁国際芸術交流支援事業

©原作:「PLUTO」浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修・手塚眞 協力・手塚プロダクションpu/小学館

 

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