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「ニコニコ踊ってみたフェス Powered by Japan Airlines」開催!

株式会社ドワンゴ(以下ドワンゴ)が提供する動画共有サービス「ニコニコ動画」の踊る人達の動画カテゴリ、「踊ってみた」。
踊ってみたとは、踊り手(=踊る人達)が様々な曲を自由に踊り、動画投稿して楽しむ文化です。動画投稿の際に「踊ってみた」タグをつけて投稿し、初心者からプロのダンサーまで様々な踊り手が踊る動画が親しまれています。

1人から数十人、数百人まで、自由に踊る動画が存在し、一般投稿者でも動画が数十万回(中には数百万回の動画も)以上の再生数を記録して一躍人気スターになることも。niconicoでは、そんな「踊ってみた」ファンのユーザーを募集し、人気踊り手などと一緒にみんなで盛り上がる踊ってみたの公式イベントを以前より開催。

前身となる、「ニコニコダンスマスター」は、2010年にラフォーレ原宿、2011~2013年にディファ有明にて開催され、大きな話題と反響を呼び、過去には一般のイベント会場などのほかにも、旧学校の校舎の体育館などでも実施したほか、2015年には「踊ってみたオフ」を豊洲PITにて、2016年にはディファ有明にて「踊ってみたオフ」と「ボカニコ」「ダンスマスター」の要素を取り入れた「踊ってみたフェス」を開催。

さらに2017年4月、幕張メッセににて行われた「ニコニコ超会議2017」の「超踊ってみたブース」にて、「踊ってみたオフ」と、ショータイムの「LivePart」を組み合わせた「踊ってみたフェスinニコニコ超会議2017」が開催。

その中で、日本航空株式会社(以下JAL)と、楽曲プロデューサーの八王子P、そして「踊ってみたフェス」がコラボレーションし、このイベントの為に制作された楽曲「バタフライ・グラフィティ」にのせて、「1000人でバタフライ・グラフィティ踊ってみた」等が堂々開催。

2015年に開催された「ニコニコ超会議2015」より、共に企画をお届けしているniconicoとJAL。
日本初のジェット旅客機「FUJI(富士)号」の機首展示やビジネスクラスの体験企画、フライトシミュレーターデモなど、企画を通して様々な体験をユーザーに提供し中でも、「踊ってみた」とコラボレーションし、JALの現役社員が踊った動画は、社員のダンスのクオリティ・完成度の高さから、ユーザーを楽しませてくれるその“本気度”が支持され、多くの踊ってみたファンや新規視聴者を魅了しました。動画は非常に大きく拡散され、今日までに合計約100万回以上の再生がされています。

そして、2017年12月28日、東京都大田区のJAL羽田格納庫(メインメンテナンスセンター2)にて、史上初の羽田格納庫内での「踊ってみたフェス」、「ニコニコ踊ってみたフェス Powered by Japan Airlines」が行われました。

この類稀なイベントに集まったのは、「踊ってみた」カテゴリで活躍する踊り手達と、事前公募で集まったニコニコユーザー、総勢約300名以上。

会場となる、JALメインテナンスセンター2は、幅195m・奥行105m・天井高41m、サッカーコート2面分の堂々たる広さ。
JALが現在保有機種の中で最大サイズのボーイングB777-300ERが2機、余裕で納まる広さです。

格納庫の隅には、ニコニコ超会議2017踊ってみたブースに展示されていた「FUJI号」が。
格納庫に整備に訪れる後輩機達を見守っています。

格納庫扉側の足元には、各機種毎の前輪停止位置のマーキングも。

そして今回、幸運にも格納庫内に駐機していたのが、ボーイング767-300ER国内線仕様(JA655J)、ボーイング777-300ER国際線仕様(JA732J)、の2機。JA732JはJALが加盟する航空連合、ワンワールド(oneworld)の特別塗装が施されています。

イベントの模様

その格納庫の一角に特設の踊ってみたフェスが出現。
尋常では無い程、広大な踊ってみたの会場ではありますが、巨大過ぎて音の残響時間が相当に長くある様で、エコーが凄いと踊り手の皆さんも四苦八苦の様子。

今回のスケジュールは大きく3つの時間に別れ、会場時刻の12時から14時30分まで練習や撮影、連続で踊ってみた等が行われる「踊ってみたオフパート」、14時30分から16時までが踊り手の出演者によるミニLIVEパートとなり、16時から18時まではJAL工場見学~SKY MUSEUM~のフリーパートの3つの時間に区切られています。

12時30分、先ずは今回の表題曲、「バタフライ・グラフィティ」の練習。

“踊り手”の各人の動きを参考に応募ユーザーの皆さんは超が付く程の真剣な練習が行われます。

所によっては檄が飛び、ダンスをよりよい物にしようとの気迫が伝わります。

振付の一部に急遽、JALのトレードマークである、「鶴丸」のポーズを入れるサプライズも。

 

約1時間の練習を経て、14時10分より、いよいよ本番の撮影。
B767-300、B777-300ERを背景に、普通なら絶対に観られないであろう貴重な踊ってみた動画の撮影が行われました。

めでたく本番撮影が終了した後は、「連続で踊ってみた」がスタート。
JAL客室乗務員とのコラボで話題になった初音ミクオリジナル曲、「Calc.」「39」を筆頭に全8曲を連続で踊りまくります。

応募ユーザーの一同は長時間の練習と本番撮影で疲れているかと思いきや、余裕綽々でバリバリと踊っていました。
中には、人気の踊り手達も飛び込みで混ざって盛り上げてくれます。

激しいダンスで喉が渇いたら会場後方の給水ポイントへ、CAさんが営業路線で実際に提供されている、SKYTIMEジュースのキウイ味をご提供。夕方にはホットのコンソメスープも追加され、踊ってみたフェスを万全バックアップ。

そして15時10分より、人気“踊り手”達によるミニライブパートがスタート。
これだけの数の踊り手が一同に介すのも踊ってみたフェスの特徴の一つ。

JAL岡本さんとスペシャルゲストの浅香さんによる“本家本元”の痺れる程の切れ味溢れるハイスピードダンス、かつJALの“お膝元”でのパフォーマンスに会場は大いに沸き立ちました。

ライブが終わると更にサプライズで格納庫の巨大扉がオープン、マジックアワーに暮れる羽田の空に出演者とユーザーは暫し見照れていました。

踊り手達のパフォーマンスに酔い痴れた後は、16時30分より、応募ユーザーの中から抽選で選ばれた50名がメインメンテナンスセンター1内にあるSKYMUSEUMでJALの工場見学を行いました。

館内には歴代のCAの制服、一部客席の展示、時代を飾った様々な表紙の時刻表等、沢山の展示があります。

 

踊り手のてぃ☆イン!のお二人と足太ぺんたさん、そしてJAL岡本さんこと、日本航空Web販売部Web・コールセンター企画グループ主任、岡本昴之さんへのインタビューを行いました。

 

てぃ☆イン!へのインタビュー

てぃ☆イン!(ファインさん以下ファ、つるてぃーさん以下つる)のお二人へのインタビュー模様をお届けします。

Q1:史上初の飛行機の格納庫での”踊ってみた”でしたが、いかがですか?

ファ:まさか、JALの格納庫で踊れると思っていなかったので、凄い事をniconicoが企画したなという事、そしてそれを経験できたという思いです。

つる:僕はこの格納庫にやってきた時に、格納庫の大きな扉が開いたんですよ。そこから見える、普段見る事の出来ない景色を見れたり出来てとても良かったです。

Q2:ニコニコ超パーティー2017での踊ってみたコラボの308名によるSSA(さいたまスーパーアリーナ)でのダンスと、このJALの格納庫での踊ってみたとの体感的な違いはありますか?

つる:SSAは、ステージで皆で踊るという感じだったんですが、ここは皆と混ざって一緒に踊る、みたいな違いはあったなと思います。

ファ:より、皆と一緒に踊っている一体感というのが、SSAよりも更に強いという感覚はしました。

Q3:JAL岡本さんの印象orダンスの印象は?

ファ:とにかくキレが凄い!

つる:キレキレですね。イケメンでカッコイイなと思います。

Q4:自分自身の飛行機に関する、印象的な思い出は?

ファ:個人的な感想ですが、中国等に行く時に日本の航空会社と、海外の航空会社、どっちも乗ったのですが、やっぱり日本の航空会社は安心するというか、凄く接客が丁寧という印象がやっぱりあって、何時も外国へ遠征に行く時は、日本の航空会社で行く様にしています。

つる:僕も、行きの便で機内上映映画を一本見て、帰りの便でもう一本はコレを見よう、という感じで決めて旅に行く、みたいな楽しみ方はしてるなと思います。

Q5:踊り終えて、あらためてあなたにとって踊ってみたとは?

ファ:元々、好きな趣味という感じで始めた事で、ここまで多くの人の前で踊れる様になったというのは、本当にニコニコ動画があったからだ、って思うので、踊る度に感謝の気持ちで一杯になります。これからもどんどん盛り上げて行きたいし、自分達からも発信をしていけたらなと思いました。

つる:僕も相方と近い意見なんですが、やっぱり皆で踊る楽しさだったりとかって、こういうイベントが無いと経験出来ないので、この踊ってみたを含め、踊るのをずっとやってゆきたいと思っております。

ファ:動画だけだと分からないですけど、皆と一緒に踊る、皆、顔を合わせて何かをするというのが思ってた以上に凄い楽しい事なので、これを続けて行きたいし、皆にもそれを分かって欲しいので、会場に来た事の無い人は是非、来て欲しいと思います。

足太ぺんたさんへのインタビュー

Q1:史上初の飛行機の格納庫での”踊ってみた”でしたが、いかがですか?

本当に人生で一度、あるかないかの貴重な経験をさせて頂いているなあっておもって、この格納庫に入った時にも思ったんですけど、お客さんが来て下さって音楽が流れて、そのお客さんの声援や音楽がこの格納庫内にブワッ!!って。ココでしか出ない音の反響があって、それを聞いた時に「あっ、凄い所で踊らせてもらっているな」というのが、正直な感想です。

Q2:ニコニコ超パーティー2017での踊ってみたコラボの308名によるSSA(さいたまスーパーアリーナ)でのダンスと、このJALの格納庫での踊ってみたとの体感的な違いはありますか?

二つあるのですが、一つはここまで、このバタフライ・グラフィティを「ニコニコ町会議」というイベントで色々な所で踊ってきて、その集大成みたいなモノが「ニコニコ超パーティー2017」みたいな位置付けだったのかなと思うんですけど、そこで完全に出来上がった絆が今日、更に此処で強まっているなというのを、超パーティーよりも更に沢山の人数の皆さんと踊っていて思うのと、もう一つは、超パーティーよりも皆さんとの距離が近くて、400名以上がギュッと距離的にも一つになっているなという印象は凄く感じます。

Q3:JAL岡本さんの印象orダンスの印象は?

もうっ、キレッキレで!一番最初のコラボ動画(JAL客室乗務員が「Calc.」を踊ってみた)に、チラッっと岡本さんが出演されててビックリしたんですね。このお方は誰なんだ?と。最初は本当にJALの社員さんだとは思わなくて、ダンスが本職の方だと思ったのでJALさんにそんなにダンスの上手な方が居るんだというのと、とにかくキレキレでこんな風に踊ってみたいなと凄い憧れました。

Q4:自分自身の飛行機に関する、印象的な思い出は?

私が凄い小さい頃なんですけれど、初めてか、2回目頃かな。
飛行機に乗った時に乗り物酔いというか、高い所が怖いなと思って気分を崩してしまった事があって、その時に客室乗務員のお姉さんが「大丈夫ですか?」と凄く心配して下さって、小さな人形を下さって、「頑張りましょうね。もう少しですからね。」と凄く励まして貰った事があって、そのお姉さんの御蔭でその時から本当に客室乗務員さんって素敵だな、飛行機って素敵だなという印象をずっと持っています。本当に素敵な思い出です。

Q5:踊り終えて、あらためてあなたにとって踊ってみたとは?

大袈裟ですけど、「踊ってみた」は自分と世界を繋げてくれるものかなって思っています。
本当に自分の小さな趣味が、インターネットを通して世界に広がるという意味と、今回のJALさんとのコラボによって、それまでインターネットとして、ボヤッとしていた、「本当に世界と繋がっているのかな?」という部分が、本当に海の向こうと繋がれているんだなという気持ちにさせてもらっています。

そして、今回ぺんたさんが着用しているJALの6代目と10代目のCA制服を合わせたようなコスチュームは何処の航空会社のモノでも無い、CAさん風の制服コスプレとの事。
前記のCAさんとの思い出の事もあり、ぺんたさんの憧れが詰まったモノだそうです。

日本航空Web販売部Web・コールセンター企画グループ主任
岡本昴之さん(JAL岡本さん)へのインタビュー

右:JAL岡本さん

Q1:史上初の飛行機の格納庫での”踊ってみた”でしたが、いかがですか?

本当に此処まで来れたのも、3年前からの継続的な取り組みの一連の成果なのかなと思っておりまして、本日、お客様と一緒に盛り上がれて、凄くまた新しい“ステージ”に入ったなと感じております。

Q2:ニコニコ超パーティー2017での踊ってみたコラボの308名によるSSA(さいたまスーパーアリーナ)でのダンスと、このJALの格納庫での踊ってみたとの体感的な違いはありますか?

やはり体感的な違いはありました。超パーティーのSSAの時は凄く人数(約15,000人)も多かったので凄く熱気も感じたんですけども、やはり、お客様は少し距離的に遠く感じました。

ただ、今回格納庫で300名以上のお客様と凄い近い場で一緒に踊れて一緒に楽しむ事が出来たのはまた違う一体感という意味では、今回の「踊ってみたフェス」は超パーティーとは違った意味ですばらしい物だったというふうに思います。

Q4:自分自身の飛行機に関する、印象的な思い出は?

僕が小学生時代、父の転勤でアメリカに住んでいた時がありまして、その時最初に乗った飛行機が日本航空で乗った際、当時の「うどんですかい」をシートに零してしまって、その時に優しく客室乗務員の方がシートのカバーごと取り替えて下さったのが僕の最初の飛行機のある意味、良い思い出です。

Q5:踊り終えて、あらためてあなたにとって踊ってみたとは?

僕の経験も含めてなのですが、ずっと大学時代からダンスをやっていたんですけど、このような「踊ってみた」とは、やっぱり違う文化だなという風に感じておりまして、どちらかというと、これまで“見せる方”が多かったというふうに思っていますが、こちらの「踊ってみた」というのは、どちらかと言うと一般の方々も一緒に踊って楽しんでなにか、本能的に踊りが楽しいという、もしかしたらダンスの本来の姿なのかなと思っておりまして、ダンスをやっていた僕としても凄く刺激の有る尊敬すべき文化という風に感じています。

大成功で幕を閉じた今回の「JAL×踊ってみた」。今後の展開に目が離せませんね。

【開催概要】

公式ページはこちら

<開催日時>
12月28日(木)12:00 ~18:00

<会場>
JAL羽田格納庫(メインテナンスセンター2)

<参加者>
事前応募ニコニコユーザー約300名

<スケジュール>
踊オフPart:12:00~14:30
LIVE Part:14:30~16:00
FREE Part:16:00~18:00

<楽曲>
◆イベント表題曲
バタフライ・グラフィティ

◆連続で踊ってみた使用楽曲
M1:39
M2:チルノのパーフェクトさんすう教室
M3:スイートマジック
M4:ハッピーシンセサイザ
M5:やらないか
M6:Blessing
M7:おねがいダーリン
M8:Calc.

◆ミニLIVE公演楽曲
M1:バタフライ・グラフィティ:FantasticYouth
M2:ポジティブ☆ダンスタイム:しゃばだばSTEP
M3:虹の始まる場所:てぃ☆イン!×あすぱら
M4:トリコロール・エア・ライン(TropicalResortMix):足太ぺんた
M5:スイートマジック:JAL JETS
M6:スパークガールシンドローム:仮面ライアー217×夕香里& SHARE LOCK HOMES
M7:とても素敵な6月でした:佐藤家×FantasticYouth
M8:BURNING:JALの岡本さん&浅香さん
M9:月光潤色ガール:SHARE LOCK HOMES
M10:太陽系デスコ:やっこ×まなこ
M11:おこちゃま戦争:先生と僕
M12:バタフライ・グラフィティ:ALLCAST

<出演者>
足太ぺんた
あすぱら
仮面ライアー217
JAL JETS &JAL社員岡本さん
SHIRAHAN
先生と僕
てぃ☆イン!
まなこ
やっこ
夕香里
しゃばだばSTEP
SHARE LOCK HOMES
FantasticYouth
佐藤家

 

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