「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE―」#1、開幕。
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE―」#1 が9月22日(金)〜24日(日)、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて公演されました。
公演の開幕前に2018年1月の再演も決定するなど、今後も様々な展開が期待され、注目が集まっている同作をご紹介。
始まりは少女たちの憧れの舞台、「スタァライト」の物語。
その幻想的な劇中劇から一気に学園生活へとシーンが切り替われば……“舞台少女”たちの、夢への挑戦の日々。
小山百代さん演じる主人公の愛城華恋は、天真爛漫だが誰よりも強い輝きを秘めた舞台少女。
小山さんの真っすぐな演技とキレのあるパフォーマンスは自然と観客の目を引きつける魅力にあふれ、華恋として舞台全体を引っ張るパワーに満ちたものに。
ハーモニーも心地よく、このふたりのコントラストは印象的なものに
もう一人の主人公、ミステリアスなクールビューティー、華恋の親友・神楽ひかりを演じるのは三森すずこさん。
流麗な身のこなしで“表面上はクールで陰があるが、内には熱い熱い情熱をたぎらせる”複雑なキャラクターを好演、物語に余韻と厚みを添えました。
“舞台少女”はみんなで9人。
観客にとっては「初めまして」だが、序盤に用意された自己紹介ソングでそれぞれの個性を知ることができるのが嬉しい。
スタァを目指すという志は一緒でもその動機やモチベーション、悩みや苦しみはさ まざま。物語が進み彼女たちの魅力や本当の思いが見えて来るに連れ、ひとりひとりの歌声、ひとりひとりの姿がより 愛しくなる。感情にあふれ、常にパワー全開の歌とダンスも見応え充分。
今回のハイライトはなんといっても“レヴューバトル”。
9人の中で誰が一番輝き、トップスタァにふさわしいかを見極める学園内で突如開催されたオーディションであり、与えられたタイトルに沿った演技=アクションで互いの“キラめき”を奪い合う戦い。
剣、弓、杖などの武器も、それぞれの想いや情熱がカタチになったもの。共に共通の敵に立ち向かっていくのではなく、目の前にいる仲間でありライバルである存在に勝つためには、勝って一歩トップスタァへと近づくためには、自身の内にある弱さと向き合いながら強さを放出していかなければなりません。
そんな、非常にシビアな戦いをときに優雅に、ときに激しく、ときに可憐に魅せる殺陣で乗り切っていく舞台少女たち。
キュートな衣裳に身を包んだ女の子ならではの勇ましいアクションも必見。
本気のぶつかり合いを経て華恋がもたらしてくれる戦いの先の「こたえ」も、なんとも清々しい舞台となりました。
1部のミュージカルに続き、2部は舞台少女たちによるライブショー!劇中でも披露された 「Star Divine」を中心に全6曲を約30分公演。
芝居の中でのフォーメーションとはまた別のショーアップされた演出でたっぷりと楽しませてくれました。2部はサイリウムなどの応援グッズや歓声もOKなので、盛り上がりましょう!
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