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『ウエスト・サイド・ストーリー』来日公演

1957年9月にニューヨーク・ブロードウェイで初演されて以来、世界中で愛され、再演が繰り返されているミュージカルの金字塔『ウエスト・サイド・ストーリー』のワールドツアーが、7月30日(日)まで東京・東急シアターオーブにて公演中。

同作はこの7月で開業5周年を迎えた、東急シアターオーブのこけら落とし公演として上演された演目。同公演は、「東急シアターオーブ5周年記念公演」と位置づけられており、来日しているキャストの多くは、ツアーにあたりブロードウェイで行われたオーディションで選出されており、彼らのハイレベルな歌唱とキレのあるダンスは、瞬く間に客席を魅了します。

『ウエスト・サイド・ストーリー』は、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を題材にした作品で、14世紀イタリア・ヴェローナの二つの家の対立を、50年代のアメリカ・ニューヨークの、東欧系白人とプエルトリコ系移民の人種間の対立に置き換えました。

人種問題、貧困など、当時のニューヨークの社会的背景を真正面から描ききった、コメディやレビューものなどが主体だった初演時、アメリカ演劇界に大きな衝撃を与え、1961年には映画版が公開され、同年のアカデミー賞で11部門中10部門を獲得しました。

楽曲を手がけたのは、来年2018年に生誕100年を迎える、アメリカが生んだ偉大な指揮者で作曲家、レナード・バーンスタイン。彼がつむいだ、美しく、そして雄弁な音楽は今もなお、色褪せません。また、今回のツアーは、「レナード・バーンスタイン生誕100年記念ワールドツアー」と銘打たれており、ロビーには、1985年の来日時のものを含め、バーンスタインの写真パネルが展示されてますので、こちらもお見逃しなく。

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